精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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第15回例会:佐々木宣好さん資料

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盛岡ハートネット第15回例会「薬と認知行動療法を学ぼう」(2010年9月1日、盛岡市立病院2階会議室)の講師の佐々木宣好さん(盛岡市立病院薬剤部 薬剤師)の資料は、なんと、この本。新版おくすりミニ百科「くすりの正しい使い方」(社団法人岩手県薬剤師会、平成22年3月1日発行)です。40ページもあるこの冊子を、参加者にプレゼントしていただけるのだそうです。ありがとうございます。
 佐々木さんの演題は「精神科で処方されるお薬について」。楽しみですね。
 それではみなさん、あす、市立病院でお会いしましょう!(黒田)
by open-to-love | 2010-08-31 17:57 | 第15回例会:薬と行動認知療法 | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第15回例会「薬と認知行動療法を学ぼう」
(2010年9月1日・盛岡市立病院2階会議室)

熊谷律子さん(もりおか心のクリニック 臨床心理士)資料…㊦

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※詳しくは、当日のお楽しみ!
by open-to-love | 2010-08-29 12:00 | 第15回例会:薬と行動認知療法 | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第15回例会「薬と認知行動療法を学ぼう」
(2010年9月1日・盛岡市立病院2階会議室)

熊谷律子さん(もりおか心のクリニック 臨床心理士)資料…㊤

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㊦に続く…
by open-to-love | 2010-08-29 11:54 | 第15回例会:薬と行動認知療法 | Trackback | Comments(0)
いわて生協・第16回 福祉まつり
 8月29日(日)11:30~16:00
盛岡大通商店街歩行者天国(大通り1-2丁目)
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イベントプログラム(予定)
11:30 開会式 みたけの園踊り
11:45 JA紫波もちつき隊餅つき
12:15 滝沢さんさ保存会さんさ踊り
12:45 JA紫波もちつき隊餅つき
13:15 アノ音楽工房エレキトーン演奏と歌
13:45 べビ-サイン
14:30 盛岡合唱団
15:00 フラメンコ
15:40 閉会式

主催/いわて生協福祉まつり実行委員会
電話/019ー603-8299

※お久しぶりです(^^ゞ山口です
 このたび2回目となります大通りは、通称ホコ天で
 『生協福祉まつり』が開催されます。
 お楽しみの福引きも景品わんさか\(^o^)/
 今回は12福祉作業所が自慢の品々を販売。
 もちろん、喫茶ひだまりも参加します。
 雨天決行!たくさんの方々のご来場をお待ちしています。
 なお、今回初「フリマ&リリオ・ギャラリーでの作品展示」もぜひ!
 よろしくお願いします。
 
残暑厳しく、元気印の私もさすがに参った状態・・・
皆様も、お体いたわりつつ
また、いつかお会いしましょう(^_^)/~

喫茶ひだまり 指導員 山口みどり
by open-to-love | 2010-08-25 23:25 | 喫茶ひだまり | Trackback | Comments(0)
コンボお知らせメール便 内野俊郎著「理解がススム! 書き込み式 統合失調症対処講座」

盛岡ハートネットのみなさま

 コンボでは、「理解がススム! 書き込み式 統合失調症対処講座」を発行しておりますので、ご案内いたします。

「理解がススム! 書き込み式 統合失調症対処講座」
●四六判151頁
●内野俊郎・著(久留米大学医学部 神経精神医学講座)
●価格 1170円(税込み・送料別)
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 本文の(     )の空欄に書き込むことで、自分で完成させる、統合失調症を理解するための教科書です。
 答えがすぐ下に書いてあるので、むずかしく考える必要はありません。
 「読む」だけよりも「書く」という行為でかなり積極的な気持ちに切り替わりやすいので、必要なことが頭の中にすっきりと入り、理解が深まります。
 1講座がちょうどよい長さなので、家族会、患者会、デイケアなど、グループでも使いやすく、「読む」教科書ではなく、「使う」教科書です。もちろん1人で使ってもOKです。
 最後まで使い終わったときには、統合失調症の正しい知識が頭の中にしっくり根付くようになっています。
 ここまでわかりやすい統合失調症の教科書は他にはありません。また、心因反応、非定型精神病、失調感情障害と呼ばれる病気に関係する話題も取り上げています。
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【ご注文方法】
(1)コンボのウェブサイトからご注文いただけます→http://www.comhbo.net/
(2)お電話かファックスでご連絡ください。ファックスの場合は、1、本の題名 2、ご注文冊数 3、送り先ご住所 4、お名前 5、電話番号をお書き下さい。
TEL 047-320-3870 / FAX 047-320-3871  担当:田口、黒澤
(3)メールでご注文いただけます → book@comhbo.net
ファックス同様メールの本文に1、本の題名 2、ご注文冊数 3、送り先ご住所 4、お名前 5、電話番号をお書き下さい。
【お支払い方法】
(1)ウェブサイトからのご注文の場合、クレジットカード決済、代金引換、郵便振替の3つからお選びいただけます。
(2)お電話・ファックス・メールでのご注文の場合は、書籍と一緒に郵便振替用紙を同封してお送りしますので、書籍が届いた後で郵便局でお支払いください。
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【この本を通して実現できるとよいなと思っていること】
(本文4~5ページ「みなさんこんにちは」より)
 この本では、おもに統合失調症という病気について学んでいきます。
 なかには心因反応と呼ばれる病気や、非定型精神病、あるいは失調感情障害と呼ばれる病気と共通するような話題も出てきます。
 統合失調症をはじめとした精神科の病気の多くは慢性の病気を考えられていますので、ある程度の期間を病気を付き合っていかなければなりません。とはいえ、一口で「つきあう」といっても実行するのは大変なことです。
 たとえばお医者さんが「のんでください」とすすめるお薬一つとっても「なぜ薬が効くのだろうか?」とか「副作用は?」といったさまざまな疑問があるでしょう。
 それに薬を毎日飲むのは大変なことです。「朝の薬を飲み忘れて夕方気づいたら?」、「内科でもらった風邪薬と一緒にのんでいいの?」など、困る場面は少なくないと思います。
 そういった場面で役に立つ工夫を皆さんが身につけていかれるお手伝いができ、さらにはそういう工夫が、皆さんのこれからの生活をおくるうえでの自信につながっていけばと願っています。(著者より)

【この本を読んでほしい方】
統合失調症という病気の特徴や経過を知りたい方やそのご家族
統合失調症という病気との向き合い方に疑問を持っている方やその後家族
主治医とのかかわり方について考えたい方やそのご家族
利用できる制度、サービスについて知りたい方やそのご家族
統合失調症をわずらっている方が職場や教室、親類などなど、周りにいるがどのように接していけばいいのかわからない方
家族会、患者会のわかりやすいテキストを探している方
統合失調症について知りたいが、どんな本を読めば一番わかりやすいか選べない方

【この本を書いた内野先生はこんな方です】
内野俊郎:久留米大学医学部神経精神医学講座
鹿児島県出身。佐賀医科大学(現・佐賀大学医学部)卒。久留米大学精神神経科で研修後、筑水会病院、公立八女総合病院精神科勤務。平成10年から久留米大学精神神経科に戻り、5年間デイケアセンターで精神科リハビリテーションに専従した後、外来医長、医局長を経て平成21年4月より病棟医長。

自己紹介
 一番の趣味は読書。電車や飛行機の移動中と寝る前には本が欠かせず、古本や文庫本を少なくとも週に2~3冊買い込みます。
 苦手なものは、数字。たくさん並んでいるだけでめまいがしますし、Xとか数学記号が混じっていると、気を失いそうになります。
 血液型:B(あまり本当の姿を知らない人からはA型、よく知る人からはO型と言われますが・・・)

【本書の内容】
みなさんこんにちは~はじめまして~この本を通して実現できるとよいなと思っていること
この本の使い方~書き込みながらこの本を完成させてください~読む前に目標を持ってください

講義内容
第1講 精神科の病気には誤解が多い
第2講 統合失調症は珍しい病気ではない
第3講 統合失調症の起こっているしくみ
第4講 統合失調症は不治の病いとはいえません
第5講 統合失調症のそれぞれの時期と症状
第6講 お薬はどのように役立つのか
第7講 統合失調症の薬の副作用 その1~薬の副作用を理解することは大切
第8講 統合失調症の薬の副作用 その2~薬の副作用が起きたときの対処方法
第9講 お医者さんの質問には理由があります
第10講 心理社会的治療法と呼ばれる治療
第11講 統合失調症の回復に役立つ社会資源
第12講 仲間がいることの大切さ
第13講 統合失調症についての疑問~皆さんのご質問から
あとがき
***********************************************************
特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)
http://comhbo.net
〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1 トノックスビル2F
TEL 047-320-3870 FAX 047-320-3871
info@comhbo.net
コンボお知らせメール便 担当:宇田川健
by open-to-love | 2010-08-25 19:11 | コンボ(地域精神保健福祉機構) | Trackback | Comments(0)
こころといのち支える地域の力

自殺予防2010 ボランティア・民間団体等活動交流会

◆日時:平成22年9月24日(金)10:30〜16:30
◆会場:プラザおでって(交流会:おでってホール 展示発表:大会議室)

〜プログラム(予定) 受付10:00〜

活動や取り組みの展示及び発表会
10:30〜16:30 大会議室
パネル・ポスターなどによるボランティア団体等の展示及び発表会
コーディネーター:ボランティアルーム サロン「たぐきり」代表 関合征子
助言者:岩手医大医学部神経精神科学講座 講師 大塚耕太郎氏

特別講演 13:40〜14:50 おでってホール
「こころと命を支える地域づくり」
 講師:関西国際大学人間科学部人間心理学科 教授 渡辺直樹氏

情報交換会 15:00〜16:30 おでってホール
取り組みの工夫や悩みを聞き、語り合い、これからの活動の力にしましょう!
○取り組みの工夫と悩み、これからの活動展望
 傾聴ボランティア「やまびこ会」(雫石)
 人形劇団どっこいしょK(釜石)
 気仙地域傾聴ボランティア「こもれびの会」(大船渡)
 精神保健ボランティア「あおぞら会」(一関)
○活動を支えるための“ネットワーク”
 久慈地域メンタルヘルスセンター(久慈)
 ボランティア団体活動ネットワーク「さん・Sun ねっと」
コーディネーター:県精神保健福祉センター 主任保健師 北川明子
         「さん・Sun ねっと」副代表 三浦章

 ボランティア・民間団体から活動紹介及び話題提供をいただき、取り組みや悩みを聞き、語り合い、これからの活動の力にします!

〈参加対象〉
(1)自殺対策、心の健康づくりに関わるボランティア・民間団体等
(2)ボランティア団体の支援に当たる関係機関及び行政機関の職員
(3)ボランティア活動に関心のある者

〈問い合わせ先〉
岩手県精神保健福祉センター
電話:019−629ー9618

岩手県自殺防止月間事業
平成22年度自殺防止月間事業ボランティア・民間団体等活動交流会
「輝くボランティア〜人と人との支え合い、あたたかなつながりを目指して〜」

主催:岩手県精神保健福祉センター
共催:ボランティア団体活動ネットワーク「さん・Sun ねっと」

※盛岡ハートネットのみなさんで、参加を希望される方は事務局(黒田)まで連絡ください。連絡先はブログの右側に載ってます。
by open-to-love | 2010-08-25 12:20 | さん・Sunねっと | Trackback | Comments(0)
自殺防止セミナー-生きる-

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併 平成22年度第1回岩手県自殺対策推進協議会
  第2回岩手県精神保健ボランティア講座

開催日:2010(平成22)年9月16日(木)
    13:00〜15:30
会場:プラザおでって おでってホール
(盛岡市中ノ橋通1−1−10、019−604−3300)

プログラム
13:00〜13:15
開会あいさつ
岩手県自殺対策推進協議会副会長 酒井明夫
岩手県精神保健ボランティア連絡会代表 長葭千恵子

13:15〜13:45
対談 〜生きる〜障がい当事者の絵画活動について
国立精神・神経センター精神保健研究所 自殺予防総合対策センター長 竹島正氏
岩手県精神保健福祉協会長 酒井明夫氏

13:55〜14:15
〜生きる〜芸術活動をとおしてー障がい当事者から
心の病と共に生きる仲間達連合会キララ
絵画を通じて心の健康を考える仲間の会「風の会」

14:25〜15:25
講演 地域づくりと自殺予防
竹島正氏

15:30 閉会

参加費 無料
問い合わせ:自殺防止セミナー事務局 090−8786−7465

主催:岩手県・岩手県自殺対策推進協議会・岩手県精神保健ボランティア連絡会
共催:岩手県精神保健福祉協会
後援:こころに平和を実行委員会・岩手県社会福祉協議会・岩手県障がい者社会参加推進センター・岩手県難病疾病団体連絡協議会・風の会…
by open-to-love | 2010-08-21 18:18 | キララ | Trackback | Comments(0)
精神障害者ケアガイドライン(第2版)…その6

■6■おわりに…その6

 精神障害者に対しては、第一に、未だ社会的偏見、差別も強く、(また、長らく収容医療を中心とした施策が行われてきたため)、その社会復帰・福祉施策については、身体障害者や知的障害者のそれと比べて、著しい遅れがあります。このため、各種の施策を有効に組み合わせて活用を図るというケアマネジメントの理念に対しては、マネジメントすべき施策が整っていない、という基本的背景・状況を重視しなければなりません。
 また、第二に、精神障害者の社会復帰施策は、措置ではなく、施設長と利用者の利用契約の形式をとっています。また身体障害者や知的障害者の福祉施策の実施主体が市町村に一元化されているのと異なり、精神障害者福祉施策の実施主体は、多元的です。このため、ケアマネジメントの実施にあたっては、実施機関の問題が大きな論点となります。
 さらに、ケアガイドラインは、施設サービスの質の向上を目的とした使い方もできます。アセスメントを通して、利用者の抱える問題点が各スタッフに対して明らかとなり、チームアプローチもより的確になるメリットがあります。今後、ケアアセスメントの活用方法と、個別の施設におけるケアの内容についてのガイドラインを検討することも必要と思われます。

大島巌著『ACT ケアマネジメント ホームヘルプサービス 精神障害者地域生活支援の新デザイン』(2004年、精神看護出版)
by open-to-love | 2010-08-19 20:04 | ケアマネジメント | Trackback | Comments(0)
精神障害者ケアガイドライン(第2版)…その5

■5■ケアマネジメントと医療

(1)ケアマネジメントにおける医療の位置づけ

 本ガイドラインは必要な医療が維持されることを前提としています。精神障害の特徴は障害が固定していないことです。医療の必要性が高まる時期が繰り返されることが少なくありません。それゆえ程度の差があれ、医療サービスが継続して提供されることが重要です。少なくとも長期にわたる服薬が必要であり、症状が軽減した状態で安定していても、再び医療を必要とする状態になる可能性があります。
 すなわち、必要なサービスを医療と福祉に大別すれば、その比率は様々であっても、常に両者が併せて提供される必要があるのです。したがって、ケアマネジメントにおいても必要な医療が確保されていることが重要です。

(2)主治医の位置づけ

 主治医が利用者に医療を提供していますので、多くの場合、ケアマネジメント中でも継続的に必要な医療が提供されます。原則として、医療を受けていない者は、ケアマネジメントの対象となりません。もし、医療を受けていない者、あるいは医療との関係でなんらかの支障がある者がケアマネジメントを希望した場合には、利用者の同意を得て、保健所への紹介等、できるだけ早期に適切な医療に結びつけることが必要です。また、医療については、主治医の方針に従うものとします。

①申請時

 ケアマネジメント従事者は、利用者の同意を得て主治医の意見書を求めなければいけません。主治医は、ケアマネジメント従事者からの求めに応じて意見書を提出します。もし、ケアマネジメントの適応に関して問題があれば、主治医はその旨を意見書に記載し、利用者を交えケアマネジメント従事者と話し合います。

②ケア計画作成時

 ケア計画の作成は、ケアマネジメント従事者が利用者と話し合いながら進めますが、主治医の医学的観点からの留意事項が示されているときは、これを尊重してケア計画を作成します。その過程で必要に応じて、主治医や家族等身近な援助者は、ケアマネジメント従事者から報告を受けます。この間、仮計画書を活用します。最終的にはケア会議を開催し、ケア提供に関わる専門職と利用者の話し合いの結果ケア計画が作成されます。ケア計画が出来上がった時に、主治医や家族等身近な援助者は、ケアマネジメント従事者から報告を受け、了承するかを判断します。その時点で変更がある場合には、利用者を含めた関係者が十分に話し合って、最終的には利用者の意向に沿ってケア計画を決定します。

③ケア会議

 主治医と利用者は、ケア会議への参加が望まれます。また主治医が参加できない場合は、主治医の治療方針を理解する専門職(同じ施設の精神保健福祉士、看護師など)が代わって参加することも可能です。ケア会議の責任者はケアマネジメント従事者です。

④定期報告

 医療との良好な連携を図るため、ケアマネジメントに基づくサービス提供の開始後、一定期間を経て、ケアマネジメント従事者は、利用者と話し合い、その結果を主治医に報告します。

大島巌著『ACT ケアマネジメント ホームヘルプサービス 精神障害者地域生活支援の新デザイン』(2004年、精神看護出版)
by open-to-love | 2010-08-19 20:01 | ケアマネジメント | Trackback | Comments(0)
精神障害者ケアガイドライン(第2版)…その4

■4■ケアサービスの提供方法

 以下に、ケアマネジメントにもとづくケアサービスの具体的な提供方法を記します。

(1)実施体制について

①ケアマネジメントの実施主体等

 ケアサービスの斡旋、調整に関しては、市町村が第一義的に責任を負うことになりますから、市町村は自ら障害者担当窓口・福祉事務所・保健センター等においてケアマネジメントを実施するか、あるいは、精神障害者地域生活支援センターにおける相談支援においても実施します。また、一定の基準を満たす精神障害者社会復帰施設、精神科医療機関等でも実施できます。保健所や精神保健福祉センターにおける社会復帰に関する相談においてもケアマネジメントを活用すべきです。
 利用者はケアマネジメント実施機関を選択できます。実施期間中でも本人の申し出によって変更することができます。

②関係機関・団体との連携

 ケアマネジメントを実施するには、担当窓口と関係諸機関・団体との連携が不可欠です。医療機関や社会復帰施設などの民間機関が実施機関となる場合でも、可能な限り市町村(保健センターや市福祉事務所など)や、保健所などの行政機関と連携しながら進めます。
 ケアアセスメントやケア計画作成時に、あるいはケア計画の実施後にも、随時ケア会議を開催して、地域の多様なサービス提供者が参加できるよう配慮します。
 連携すべき関係機関・団体は以下のとおりです。

【関係機関・団体】市町村(保健センター、市福祉事務所など)、保健所、精神保健福祉センター、医療機関、地域医師会、訪問看護ステーション、精神障害者社会復帰施設、地域生活支援センター、グループホーム、小規模作業所、社会福祉協議会、児童相談所、公共職業安定所、障害者職業センター、ボランティア団体、障害者団体など

 ケアマネジメント従事者には専門職としての高い資質が求められます。精神障害に関する医学的知識、障害者の心理、保健・医療・福祉の制度等に関する一定水準以上の知識を持っていなければなりません。さらに障害者に対する人権の尊重といった倫理面からも資質が問われます。そのために研修会などを通じて、知識と技術を高めると同時に、ケース検討会などを通じて自己研鑽の機会を得ることが推奨されます。

③ケアマネジメント従事者とチームアプローチ

 ケアマネジメントの過程を通じて・利用者に対する援助を進める上で中心的な役割を担うケアマネジメント従事者を決めます。
 ケアマネジメント従事者は、ケアアセスメントの実施やケア計画立案のほか、計画されたサービスを依頼して利用につなげること(リンケージ)、サービス利用の調整をすること(ケアコーディネーション)、利用者の権利が守られるように社会資源を開発・改善すること(アドボカシー)、サービスが適切に実施されているか確認し調整すること(モニタリング)などの役割が期待されています。
 ケアマネジメント従事者は、利用者に対して自分が以上のような役割を持つ担当者であることを明らかにし、いつでも利用者の相談に乗ることができることを伝える必要があります。
 ケアマネジメントを進めるに当たり、必要に応じて多職種の援助者からなる援助チームを作り、ケアマネジメント全過程の責任者となります。
 ケアマネジメント従事者およびケアマネジメントチームは、必要に応じて利用者と直接的に関わり、具体的な援助を提供します。

 ケアマネジメント従事者には以下のような職種が考慮されます。
 精神保健福祉士、精神科ソーシャルワーカー、精神保健福祉相談員、保健師、看護師、准看護師、臨床心理技術者、作業療法士、公的扶助ワーカー、社会福祉士、介護福祉士、職業相談員など

(2)ケアサービスの内容

①既存の精神保健福祉サービスの利用

 精神障害者のために用意された既存の保健福祉サービス(精神障害者社会復帰施設や保健所の報恩、社会適応訓練事業など)を積極的に活用します。

②新規社会資源の開発

 新規に利用可能な社会資源を積極的に開発します。
 市町村等が行う一般的な保健福祉サービスを活用します。たとえば、ホームヘルプサービスや通所サービス、訪問看護(ステーション)、福祉のボランティア組織、公営住宅、福祉型公共借上住宅などです。
 特にホームヘルプサービス(公的サービスおよび民間非営利団体、営利企業の実施するサービスを含む)は積極的な利用を考慮します。

③インフォーマルケアの活用

 新規社会資源の開発を含めて、地域関係者の援助や当事者・家族の相互支援などのインフォーマルな援助資源をできる限り活用します。

④セルフケアの尊重

 利用者が自立的な生活を営むことができるよう、利用者の意志を尊重しながら、セルフケアの能力を高めるよう援助します。

(3)利用者

①ケアマネジメントが必要な利用者

 複数のサービスを総合的かつ継続的に利用する必要がある精神障害者が対象となります。
 障害者手帳や手当などの申請、他機関の紹介、1回だけの相談などで相談窓口を訪れる人は対象となりませんが、ケアサービスのニーズの有無には常に注意して対応します。

②明確な意思表示

 利用者のニーズに基づいてサービスを提供します。ケアマネジメントの各過程では、サービス利用に関する明確な意思表示がされ、それを確認することが必要です。

(4)ケアマネジメントの過程と使用用具

 ①ケアマネジメントの導入(主治医への報告)
 ↓
 ②ケアアセスメント
 ↓
 ③ケア計画の作成(主治医への報告)
 ↓
 ④ケア計画の実施(主治医への報告)
 ↓
 ⑤実施効果の評価
 ↓(ここで、再アセスメントが必要な場合は②へ戻る)
 ⑥終了と事後評価

 ケアマネジメントはいくつかの過程を経て行われます。
 まず、①利用者の確認が行われ、次に②利用者に必要なニーズのアセスメントが行われます。この過程で、利用者の生活全般にわたる情報が把握されます。
 集められた情報をもとに、③利用者の意向を踏まえてケア計画が作成されます。
 次いで、④ケア計画の実施とモニタリング、⑤実施効果の評価が行われ、ニーズの変化に伴って再アセスメントが必要な場合には②に戻ります。これらの過程を経てケア計画の目的が達せられたとき、ケアマネジメントは⑥終了します。
 このようなケアマネジメントの過程を図示すると上の通りです。
 以下に、各過程ごとの内容を説明します。

①ケアマネジメントの導入

a)ケアマネジメントの実施を確認

 対象となるケアサービスの利用者を最初に確認し、ケアマネジメントに導入します。
 通常、障害者本人やその家族から相談を受けますが、紹介される場合やケアマネジメント従事者自ら利用者を把握する場合もあります。
 ケアマネジメントを実施するのは、複数のサービスを総合的かつ継続的に提供する必要がある精神障害者です。アセスメントを行う前に、利用者の状況を良く把握するとともに、提供できるサービスを例示して本人に選択権があることを丁寧に説明します。
 以上の確認は、「相談票」を用いて行います。

b)主治医への報告

 ケアマネジメント従事者は利用者了解の上で、申請があったことを主治医に報告します。もし、利用申請者が医療を受けていない場合には、利用者と話し合い、その了解のもとで、できるだけ早期に適切な医療に結びつけるよう努力します。

c)ケアマネジメント実施の同意

 ケアマネジメントが必要と判断されると、利用者にはケアマネジメント(アセスメント、ケア計画、ケア計画の実施など)の内容と趣旨を、利用者本人が理解できるように丁寧に伝え、実施の同意を得ます。
 この手順には、「説明書」と「ケアサービスに関する申込書」を用います。

②ケアアセスメント

 ケアマネジメントの利用者が確認され、ケアアセスメントの同意が取れた後に、ニーズのアセスメントを行います。ここでは、本人(および家族)の具体的なニーズ、真のニーズを明らかにするために、利用者本人の希望と、現在利用している社会資源、ケアの必要度に関する専門職の評価、社会的不利に関する専門職評価、本人を取り巻く環境要因などを多角的な視点からアセスメントします。
 アセスメントに用いる用具は「ケアアセスメント票」です。

a)利用者側の参加について

 アセスメントには利用者本人が参加するとともに、必要に応じて本人の状況を良く知る家族や地域関係者、専門職が同席します。
 家族や地域関係者、専門職が同席する場合には、利用者本人の了解を得る必要があります。

b)アセスメント実施時の留意点

 アセスメントを行うためには、日常生活面の詳細について聞くことができる良好な関係を形成することが不可欠です。
 アセスメント面接は、一度にすべてを行う必要はありません。本人の状態に合わせて話を聞いたり、周囲からの必要な情報も得ながら無理のない範囲で進めます。

c)ケアアセスメントのまとめとケア目標の明確化

 アセスメントの結果を包括的に判断して「ニーズのまとめ」を作成します。また、ニーズに応じたケアの目標を明らかにします。

③ケア計画の作成

 アセスメントによって明らかにされたニーズを解決するために、公的サービス、民間サービス等の社会資源を活用し、また利用者(および家族)ができることを明確にして、仮のケア計画書(ケアマネジメント従事者素案)を作成します。仮のケア計画に基づいて、利用者と相談しながらケア計画書(ケア会議提出用)を作成します。

a)利用者の参加と同意

 ケア計画策定に当たって、利用者本人および可能な限り家族等身近な援助者の参加を得ます。
 ケア計画を作成する際には、利用者との同意により、ケアの内容や実施方法、期間などを設定します。
 ケア計画書が作成できたら、ケア計画書に基づいて提供されるケアサービスを利用者に改めて具体的に説明します。
 ケア計画の内容に、利用者本人の納得が得られれば、「ケアサービスに関する申込書」の記入を求め、利用者とケア計画の契約を結びます。その際、ケア計画の内容を途中で変更したり中断したりできることなどを説明書を用いて説明します。
 ケアマネジメント従事者は作成されたケア計画を、主治医や家族など身近な援助者に報告します。その時点で変更がある場合には、利用者を含めた関係者が十分に話し合って、最終的には、利用者の意向にそってケア計画を決定します。

b)ケア会議の実施

 ケア計画の作成に当たって、仮のケア計画書に記載されたサービス提供が想定される関係者に呼びかけて、ケア会議を開催します。
 ケア会議は、地域のさまざまな関係機関に働きかけて実施します。できるだけ1機関の中で完結することのないよう配慮します。また、利用者およびその家族も可能な限り参加して開催するようにします。
 ケア会議は、チームアプローチの現実的な一形態です。ケア会議は、ケア計画作成時のみならず、ケア会議が実施された後も、援助チームの調整が必要になれば随時開催します。

c)活用するサービス

 ケア計画を作成する際には、利用者本人の能力を最大限活かすよう配慮します。何ができるかによって必要な援助が決まってくるからです。
 利用するサービスには、公的サービスのほかに、民間のサービス、ボランティア、親類、近隣の人々等によるインフォーマルなサービスも検討します。
 可能な限り、市町村を中心とした一般の保健福祉サービスの活用を図ります。具体的には、主に高齢者や他の障害者を対象にしたホームヘルプサービス、他障害の通所施設、訪問看護(ステーション)、老人憩いの家、ボランティア組織、公営住宅、福祉型公共借上住宅などです。特に、市町村および住民参加型団体等のホームヘルプサービスは、利用を積極的に考慮します。
 それとともに、地域関係者の援助や当事者・家族の相互支援などのインフォーマルな援助資源を開発し、活用します。インフォーマルな援助資源の開発については、市町村や保健所などが利用可能な援助資源の情報を持っていることが多いため、連携しながら進めます。また別途、新規利用可能社会資源の開発を目指します。

d)満たされないニーズおよびその解決方法

 アセスメントによって明らかにされたニーズのうち、現在の社会資源では満たされないニーズ領域を明らかにし、その問題に対して、どのようなサービスが存在すれば良いのか明確にしておきます。
 日頃から、満たされないニーズに対応する社会資源の開発を行うよう心掛けるようにします。

④ケア計画の実施

a)サービスの依頼(リンケージ)

 同意の得られたケア計画を実施するために、ケア提供者にケアの実施を依頼します。
 サービスの依頼は、ケアマネジメント従事者が支援して利用者が行う方法、ケアマネジメント従事者が利用者と同行して行う方法、ケアマネジメント従事者が利用者に代わって行う方法等があります。

b)ケア計画実施過程における調整(モニタリング)

 ケアマネジメント従事者は、実際にサービスが実施されてからこれらのサービスが支障なく提供されているかどうか確認をする必要があります。
 その結果、サービスが計画通りに実施されていない場合には、ケア会議を開催するなどして、調整をする必要があります。
 ケアマネジメント従事者は、利用者とケア提供者の間に調整すべき問題が発生したら、速やかに対応します。

c)チームアプローチ

 ケア計画の実施は、関係諸機関・団体と連携して進めることが重要であり、必要に応じて随時ケア会議を開催します。

⑤実施効果の評価

 契約したケアマネジメントの実施期間が経過した場合、あるいはケア計画実施後のニーズの変化や新たにニーズが発生した場合、適宜フォローアップを行い、ケアマネジメントの実施の効果や解決されていない問題やニーズを評価し、実施したケア計画を見直します。
 評価においては、ニーズが適切に満たされているか、利用者がサービスに満足しているかなどを把握することが必要です。

⑥ケアマネジメントの終了と事後評価

 フォローアップと評価の結果、利用者のニーズが解消し、サービスの必要性がなくなったと判断される場合には、ケアマネジメントは終了します。
 ケアマネジメント実施期間中に、利用者が他地区に転出した場合にケアマネジメントは終了しますが、利用者の希望があれば転出先の機関に連絡を取り、必要に応じて利用者本人の同意の上関係書類を送付します。
 ケアマネジメントが終了した後には、サービス提供の過程を振り返り、ケアマネジメントの全過程において改善すべきことがあったかどうかを検討することが、今後のケアマネジメントの技術を向上させるために必要とされます。

(5)個人情報について

 ケアマネジメントの全過程を通じて、利用者の個人情報保護には特別な配慮を要します。
 ケアアセスメント票やケア計画書は、重要な個人情報が記載されていますので、保管方法に十分に注意します。
 得られた個人情報は、ケアマネジメントの目的以外に使用することはできません。
 利用者の個人情報をケアマネジメントチームで共有する場合は、必ず利用者本人の同意を必要とします。
 しかし、利用者の個人情報を提示できるのは、ケアサービスの提供を業務としている公的あるいは民間のサービス提供者です。インフォーマルな援助者は原則として個人情報の提示はしません。
 利用者の個人情報は、利用者に求められれば開示しなければなりません。

大島巌著『ACT ケアマネジメント ホームヘルプサービス 精神障害者地域生活支援の新デザイン』(2004年、精神看護出版)
by open-to-love | 2010-08-19 20:00 | ケアマネジメント | Trackback(1) | Comments(0)