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2019年 07月 30日 ( 2 )

第4回「やまゆり園事件を考える集い」が開かれました

 知的障害者施設「津久井やまゆり園」の入所者殺傷事件から3年。2019年7月28日、盛岡市総合福祉センターで、第4回「やまゆり園事件を考える対話の集い」(同実行委主催)が開かれました。
 県内外から50人ちょいの参加でした。
 
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 今回も、事件の犠牲になった方々のご冥福をお祈りして、黙祷。そして、「コンドームの達人」として有名な医師で、東日本大震災以来、陸前高田市の支援に携わっている横浜市の岩室紳也先生をお招きし、「共に生きる社会のために」と題して講演していただきました。
 その後、みんなで小グループに分かれておしゃべりしました。
 これまで3回の集いで参加者に書いてもらったメッセージを壁に貼り、今回の集いの感想や、共に生きる社会のために必要だなあと思うことを、新たに書いてもらい、それを壁に貼りました。

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 第3回のゲストとしてお招きした一関市の千葉一歩さんたちがデザインしたコースターを、岩室先生に記念品としてプレゼントしました。
 なかなかいい感じのコースター。これはサンプル品で、近々、販売されるんだそうです。

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 今回、みなさんに書いていただいたメッセージの一部は、ブログにアップした通りです。ぜひ、お読みくださいね。
 年々、事件のことが風化していると言われます。この場に集まったみなさんの様子からは、末長く語り合う大切さを改めて感じました。
 







by open-to-love | 2019-07-30 23:33 | やまゆり園事件 | Trackback | Comments(0)
第4回「やまゆり園事件を考える対話の集い」メッセージカードに寄せられた思い

日時:2019年7月28日(日曜日)
場所:盛岡市総合福祉センター
参加:50人ちょい

今回は、36人の方がメッセージカードに、岩室先生の講演の感想や、「共生社会」への思いなどを記してくれました。そのエッセンスを紹介します。

◎人と人とのつながりがないことで、人を人でなくしてしまう状況が生じてしまうのだと痛感しました。人が人と対話を繰り返しながら、その人に興味を持って耳を傾けていくことが大切だと思います。でも今の社会はどうだろう?人が人のあたたかさに欠乏して病んでいく現状が強く現れているようです。まずは私自身が意識して人に興味を持っていきたいと思います。

◎共生社会は人の居場所づくり。人と人とが語り対話できること。初めてのところへ出るのも勇気。皆さんのように一歩踏み出したいと思いました。

◎改めて、居場所って深いなあと。

◎難しいテーマですが、すぐに「答え」を求めずに、常に考え続けながら人とつながっていく。こんなふうに生きて行けたらいいな。

◎知らないことは怖いことではありません。すぐに分けないでほしいです。教育という「しくみ」で知ってほしいです。

◎「どこかに(だれかに)自分を出せる(ことば、ことば以外でも)っていいな!」と思える地域づくりをしていきたいなと思います。

◎誰の心にも偏見はありますが、少しでも考え方を柔らかいものにしたいです。

◎「率直なの大事♡」って思ったのね。「バリアフリー」って言いつつ、遠慮してたら、互いにどこにバリアーがあるかわからないですもんね。

◎「まあよしっ!!」とちょっとずつ話し合ったり、ちょっとずとのおせっかいだったり、ちょっとずつのムードづくりというのは下地になっていくのかな

◎岩室先生が、植松側からの視点での考え方を示して、ひとりにさせないために、とか、居場所を作る、とか、犯人を作らないための方法を考えたために、事件をみんなが自分事と考えていました。他人事とは思えない事件にしたことがすごいと思いました。

◎岩室先生がおっしゃる通り、これから超高齢化社会を迎える私たちにとっても、「共生」「ネットワーク」「居場所づくり」が何より大切だと思います。障害の有無をあげつらっている場合ではない。皆が助け合って、より良い生をまっとうし、悔いのない最期を誰もが迎えるように。重度の障害を持ったお二人の国会議員さんの意見が、少しでも多く国会審議の場に反映されることを願っています。

◎願い星 叶え星。夜空に煌めくお星さま みんなの想いをのせて 夢が瞬きキラキラ光る。みんなの願いもどうか叶いますように…

◎人にとって大切なことは、「居場所」と「コミュニケーション」なのだと言うこと。「はまってけらいん かだってけらいん」=人と人とのつながりが、心を癒やす。

◎共感を持って、人と接していきたいと思います。難しいことが多い世間ですが、居場所があることは幸せだと思います。

◎人と人とのつながりを大切にしていきたいと思います。

◎生産性=効率性を最優先する社会を疑う→変える。経験(=知る)から偏見、差別を乗り越える。

◎ライブ感。五感を使って!!

◎居場所をいくつも持て、居心地の良いところも悪いところも、というお話が印象的でした。自分は居心地の良い場所はいくつもあるけど、居心地の悪い場所ということは考えてみたことがないので考えてみたいと思いました。そうした中に、繋がりが必要な人がいて、何か流れを変えることにもつながるのかもしれない。

◎いろんな話をざっくばらんに本音を楽しく聞かせていただきました。信頼と絆としばりを一緒に考えること。居場所の大切さを思いました。

◎居場所がある幸せを感じました。余裕のある仕事をしていきたいです(男は弱いですネ)。

◎共にあることを考える機会になりました。植松という人を追い込んだのは何だったか。これからも考えていこうと思いました。

◎これからできること、やっていきたいこと!! 大切にされている実感。つながりを感じる経験。このことを意識して私自身もつながりをつくっていきます。

◎やはり「マイノリティーな、ハンデのある人」を、多くの人たちに知ってもらうことが大切とあらためて感じました。私自身も多くの「排除」に直面してきましたが、多くの視点から、物事を広く捉えていき、これから目指す仕事に活かしていきたいと思います。

◎植松被告がなぜ生きたいと思うようになったのか…。多数の障害者を殺害しながら、腹が立つけど、勝手じゃないのと思うけど、接見とか、そういったコミュニケーションで、今までなかったような濃密な時間を持つことで、変化が生まれたのかと思った。とことん、話すことで、何かが生まれる。

◎隣の人のこと、知らない私。障害をもって暮らしている人のことを知らない私。少しでも知っていきたい。「自分事」として近づいていけたらと希っています。

◎命はつなぐもの。思いもつなぐもの。

◎複数の居場所でリスク分散! 対話と関係性が生きる力に。みんなの「生」を衛るためには、面倒でもお互い様と思えるような、つながりのある環境づくりを。

◎居場所を失った人に対して、「あなたは生きているだけでいい」と語りかけることの白々しさに、目を向けてもらいたい。障がい福祉がこれまで何を行ってきたか、反省が必要だと思う。

◎植松被告個人の問題とするのではなく、居場所、人との関わり、コミュニケーション(対話)について、この集いも含め、継続的に考え、取り組む必要性を再認識した。また、障がいを持った方々が地域での生活をしていけるよう取り組んでいきたい。

◎「立ち止まり」 人の回りには 人が いて 話しがしたくて 話を 聞いて 人に 生まれたことを 人として 生きてることを 人と 話して 今日、考えていきたい

◎加害者も被害者だとすれば、この被害者を作らないようにする世界が必要なんでしょうね。今の世の中、排除があたりまえのように行われている現実をあらためて確認できました。

◎社会の中では自分が他人からどう見られているか気にしてしまいますが…今日はこのグループで、ゼッタイにふだん話せないことを涙を流しながらお互いに話すことができました。安心してつながれる場、心地よい居場所が今日のこの場であることを実感できました!そんな場が世界に増えるように!!

◎同じじゃなくていい!と言ってくれる人がたくさんつながって、明日は心に虹がかかるかも

◎人は経験によって学び、経験してないことは他人ごと。つながり、多様性のある社会を。集いの活動、継続を望みます。

◎障がい者、健常者がおたがいに支えたり、理解し合える社会になっていければなあと思います。相手の立場を考えよう。

◎「いろんな人がいていいことを認められる社会」。誰もが自分の気持ちを大切に持って生きていける社会になるといいな。

by open-to-love | 2019-07-30 08:11 | やまゆり園事件 | Trackback | Comments(0)