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牛島定信著『境界性パーソナリティ障害のことがよくわかる本』

牛島定信著『境界性パーソナリティ障害のことがよくわかる本』
(講談社 健康ライブラリー イラスト版、2008年)

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自ら対人関係を壊してしまう人たち…激しい怒りは「見捨てないで!」という叫び。未熟なパーソナリティが生む障害の実態とは?

【主なポイント】
●境界性パーソナリティ障害は、感情・行動・対人関係が不安定になる障害
●未熟なまま、成長しきれていないパーソナリティが、症状を生む
●周囲とのトラブルを起こしやすく、「困った人」と思われてしまう
●不安や怒り、孤独などの感情を同時に感じ、整理しきれない
●リストカットや過食など、自分を傷つけることで気持ちを落ち着かせる
●よい人、悪い人など両極端な考え方しかしない
●新しい治療ガイドにもとづく診断方法と正しい治療の進め方
●家庭や職場、医療現場でのトラブル回避のヒント集

目次
1「困った人間だ」と思われてしまう人たち
  Aさんの場合―昨日まで絶賛していた相手を、いきなり敵視して攻撃する
  Bさんの場合―家族や友人に「自殺する」とメールをだす
2 境界性パーソナリティ障害は不安定になる障害
  特徴―二つの心の病の境界線上にある症状
  特徴―ほかのパーソナリティ障害と区別しにくい
3 未熟なパーソナリティが症状を生む
  行動―自分を傷つけることで気持ちを落ち着かせる
  行動―衝動的な恋愛や自分をいじめる過食をくり返す
4 生活を立て直すための治療ガイド
  基本―個人精神療法だけに頼らないで治療する
  診断―病気の診断や告知は慎重におこなわれる
5 こんなときどうする?問題の対処法
  家庭での問題―問題を隠さず、おもてにだす
  家庭での問題―子どもから「親のせいだ」といわれたら

牛島定信:1939年生まれ。九州大学医学部卒業、医学博士。1973年、ロンドン大学精神医学研究所留学。国立肥前療養所医長、福岡大学医学部教授、東京慈恵会医科大学教授を経て、東京女子大学教授。
by open-to-love | 2010-01-13 20:15 | パーソナリティ障害 | Trackback | Comments(0)