中西 正司・上野 千鶴子著『当事者主権』
2008年 05月 03日
中西 正司・上野 千鶴子著『当事者主権』
(岩波新書、2003年10月)
障害者,女性,高齢者,子ども,不登校者,患者など社会的な弱者として「私のことは私が決める」という最も基本的なことを奪われてきた当事者たちが,近年,様々なところで発言し,社会を変革している.障害者自立生活運動を長年行ってきた中西氏と,高齢者・女性の新たなネットワークを提唱している上野氏が,当事者運動の実際,そして可能性を熱く語る。
目次
序章 当事者宣言
1 当事者主権とは何か
2 当事者であること
3 自立支援と自己決定
4 当事者になる、ということ
5 当事者運動の合流
6 専門家主義への対抗
7 当事者学の発信
8 「公共性」の組み替え
1章 当事者運動の達成してきたもの
1 当事者運動の誕生
2 自立生活運動の歴史
3 「自立」とは何か?
4 自立生活センターの成立
5 自立生活支援という事業
6 当事者の自己決定権とコミュニケーション能力
7 介助制度をどう変えてきたか
8 自立生活運動の達成してきたもの
9 新たな課題
2章 介護保険と支援費制度
1 介護保険が生まれてきた背景
2 介護保険の老障一元化をめぐって
3 支援費制度のスタート
4 介護保険と支援費制度の違い
5 育児の社会化をめぐって
3章 当事者ニーズ中心の社会サービス
1 属人から属性へ——自分はそのままで変わらないでよい
2 だれが利用量を決めるか?
3 だれがサービスを供給するか?
4 社会参加のための介助サービスをどう認めるか
5 家族ではなく当事者への支援を
4章 当事者たちがつながるとき
1 システムアドボカシー
2 縦割りから横断的な連携へ
3 ノウハウの伝達と運動体の統合
4 組織と連携
5 適正規模とネットワーク型連携
6 法人格の功罪
7 事業体と運動体は分離しない
8 採算部門は不採算部門に対して必ず優位に立つ
5章 当事者はだれに支援を求めるか
1 障害者起業支援
2 介護保険と市民事業体の創業期支援
3 政府・企業・NPOの役割分担と競合
4 規制緩和と品質管理
5 雇用関係
6 ダイレクト・ペイメント方式
7 ケアワーカーの労働条件
6章 当事者が地域を変える
1 福祉の客体から主体へ、さらに主権者へ
2 家族介護という「常識」?
3 施設主義からの解放
4 精神障害者の医療からの解放
5 脱医療と介助者の役割
6 医療領域の限定
7 サービス利用者とサービス供給者は循環する
7章 当事者の専門性と資格
1 ヘルパーに資格は必要か
2 ピアカウンセラーの専門性
3 資格認定と品質管理——フェミニストカウンセリングの場合
4 ケアマネジメントか、ケアコンサルタントか
5 ケアマネジャーの専門性と身分保障
6 成年後見制度と全人格的マネジメントの危険性
7 新しい専門性の定義に向けて
8章 当事者学のススメ
1 女性運動と女性学
2 性的マイノリティとレズビアン/ゲイ・スタディーズ
3 患者学の登場
4 自助グループの経験
5 精神障害者の当事者研究
6 不登校学のススメ
7 障害学の展開
おわりに 自己消滅系のシステム
あとがき 中西正司 上野千鶴子
当事者運動年表
(岩波新書、2003年10月)
障害者,女性,高齢者,子ども,不登校者,患者など社会的な弱者として「私のことは私が決める」という最も基本的なことを奪われてきた当事者たちが,近年,様々なところで発言し,社会を変革している.障害者自立生活運動を長年行ってきた中西氏と,高齢者・女性の新たなネットワークを提唱している上野氏が,当事者運動の実際,そして可能性を熱く語る。
目次
序章 当事者宣言
1 当事者主権とは何か
2 当事者であること
3 自立支援と自己決定
4 当事者になる、ということ
5 当事者運動の合流
6 専門家主義への対抗
7 当事者学の発信
8 「公共性」の組み替え
1章 当事者運動の達成してきたもの
1 当事者運動の誕生
2 自立生活運動の歴史
3 「自立」とは何か?
4 自立生活センターの成立
5 自立生活支援という事業
6 当事者の自己決定権とコミュニケーション能力
7 介助制度をどう変えてきたか
8 自立生活運動の達成してきたもの
9 新たな課題
2章 介護保険と支援費制度
1 介護保険が生まれてきた背景
2 介護保険の老障一元化をめぐって
3 支援費制度のスタート
4 介護保険と支援費制度の違い
5 育児の社会化をめぐって
3章 当事者ニーズ中心の社会サービス
1 属人から属性へ——自分はそのままで変わらないでよい
2 だれが利用量を決めるか?
3 だれがサービスを供給するか?
4 社会参加のための介助サービスをどう認めるか
5 家族ではなく当事者への支援を
4章 当事者たちがつながるとき
1 システムアドボカシー
2 縦割りから横断的な連携へ
3 ノウハウの伝達と運動体の統合
4 組織と連携
5 適正規模とネットワーク型連携
6 法人格の功罪
7 事業体と運動体は分離しない
8 採算部門は不採算部門に対して必ず優位に立つ
5章 当事者はだれに支援を求めるか
1 障害者起業支援
2 介護保険と市民事業体の創業期支援
3 政府・企業・NPOの役割分担と競合
4 規制緩和と品質管理
5 雇用関係
6 ダイレクト・ペイメント方式
7 ケアワーカーの労働条件
6章 当事者が地域を変える
1 福祉の客体から主体へ、さらに主権者へ
2 家族介護という「常識」?
3 施設主義からの解放
4 精神障害者の医療からの解放
5 脱医療と介助者の役割
6 医療領域の限定
7 サービス利用者とサービス供給者は循環する
7章 当事者の専門性と資格
1 ヘルパーに資格は必要か
2 ピアカウンセラーの専門性
3 資格認定と品質管理——フェミニストカウンセリングの場合
4 ケアマネジメントか、ケアコンサルタントか
5 ケアマネジャーの専門性と身分保障
6 成年後見制度と全人格的マネジメントの危険性
7 新しい専門性の定義に向けて
8章 当事者学のススメ
1 女性運動と女性学
2 性的マイノリティとレズビアン/ゲイ・スタディーズ
3 患者学の登場
4 自助グループの経験
5 精神障害者の当事者研究
6 不登校学のススメ
7 障害学の展開
おわりに 自己消滅系のシステム
あとがき 中西正司 上野千鶴子
当事者運動年表
by open-to-love
| 2008-05-03 10:58
| 『当事者主権』
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