精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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「全国精神障がい者家族大会」岡山大会にいってきましたぁ~その3

2007「全国精神障がい者家族会大会」岡山大会詳報その3

岡山けんかれん・ゆう(副理事センター施設長・松岡二三子さんとのお話を振り返って)

 いいもの発見しましたぁ~
 センターは“24時間の電話相談”もしてますが、でも、まだ“いいもの”ありでした。
 駆け込みホステル(短期宿泊施設)全国初!助かりますね!
 支援センターに、事前に登録しておいて困ったときの駆け込みホステル!12部屋(6畳ほど)利用ができるのです。家にいてもつらい!家族とうまくいかない!仕事で疲れたぁ~、体調がうまくな~い!不安や悩みでどうにもならなくなったょお~。食事の提供もあり、誰でも、いつでも駆け込み利用できる。
但し、短期であること、“事前に登録”というところが予め大切な部分といわれてました。これは、よくわかっていて、ちゃんと利用されていくために大切なんですね。
 一時避難(いろいろな状況から、自分の抑制がきく段階のうちに、自分や家族周囲を守るために利用)は案外少なく、それ以外は次の利用の仕方であり、ほぼ同じ比率(利用)のようです。一時休息・入院回避・生活安定・退院促進や地域移行をスムースにするため役立っているという。
 年間を通じ利用状況は変化している。6月が一番少なくて20人以下、1月の利用は多く正月ちょっと静に過ごしたいなぁ~・・・単身者は仲間と過ごしたいなぁ~・・・などいろいろなニーズがあるようです。
 ちなみに一泊1,000円、朝食150円、昼食360円、夕食300円・・・・・これで危機回避できたら、いや、できているのですが、再発を考えたら人生の損失も少なくてすむなぁ~と、思って聞きました。

 さて、電話相談ですが、夕方から深夜にかけての相談が多くあるといいます。
 この電話相談、重症・緊急性の対応ではなく、ちょっとした気持を聞いてあげること、ちょっぴり不安を受けとめることで悪くならずにすむといった電話対応が本人の気持を支えているという。
よっぽど悪ければ病院にということもあるでしょうが、その前の段階で「誰もおらんし眠れないんや」「やっぱりさみしいんや」「先々、いろいろ考えると不安(1人暮らしの方も多く半数に及ぶという)になってきて・・・」などよくあるそうです。
ふつうの、誰でもあったって不思議のない悩み事をそのまま聞いてあげる。日常生活のちょっとした不安や経済的な不安もある。悩み事で孤立すると症状悪化することがよくあるのです。不安を不安として聞いてくれる人、孤立していないということを自分で実感できたらどんなにかよいだろうと思った。
“症状悪化”その反面で『聞いてもらえた、そして、どうにかできたぁ~』この境目が実は大切なのかもしれない。これは、精神科救急の場面でも似た状況や様子があるらしい。
 再発を防いだり、症状を悪くさせないためには、本当は、ささいなことが大切にされるようになったらいいのかもしれない。そんな感想を持ちました。(岩家連・八重樫正美)

続く…
by open-to-love | 2008-02-07 16:47 | 全福連(みんなねっと) | Trackback | Comments(0)