精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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「ブラックジャックによろしく」精神科編

 マンガ「ブラックジャックによろしく」を紹介します。裏表紙の言葉を収録しました。中身は読んでみて下さい。分かりやすくリアルな、精神障害に対する社会の認識が描かれています。
 そして、考えてみて下さい。マンガそのものの内容について。それから、じゃあ今、わたしたちの住むこの岩手ではどうか? 例えば、先日、岩手日報に「自立支援の名の下に」という連載が掲載され、精神障害者やその家族、そして家族組織の苦境が報じられていました。もし、宅間守事件当時だったら、あるいは、岩手県で「精神障害」を装った男が児童をメッタ刺しして殺した事件が起きている渦中だったら、このような連載は新聞に掲載されていたでしょうか? 「精神障害者への理解」「地域との共生」「差別はいけない」…そうした言葉が、いかに脆くも崩れるものであるか? ならば、わたしたちは今、何をなすべきか?

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」9巻:精神科編①
「新聞が事実を伝えていると思いますか?」
「ああいう人を野放しにしておくから世の中物騒になるんです」
精神科…そこで何が行われているか、私たちは何も知らない。
「精神障害者」のイメージとは? 怖い、気味が悪い、何を考えてるか分らない、近寄ると危ない、野放しにしておくと犯罪を犯す…全部ウソです。永大精神科に研修をうつした斉藤は、入院患者・門脇の担当医となる。しかし門脇は患者ではなく、取材のために精神科に「体験入院」するベテラン新聞記者だった。門脇と彼の取材を許した、指導医・伊勢谷には一つの計画があった! 精神科編開幕! この国で初めて「統合失調症」のすべてが描かれる! 

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」10巻:精神科編②
「名前は伏せます。男は精神病だ」
「しかしこうして現実に事件が起きているでしょうが!」
 容疑者は都内の精神病院へ入退院を繰り返していました。
 斉藤のもとで順調に回復を続ける統合失調症患者・小沢は、院内で出会った女性患者に恋をした。その時、病院の外で凶行が起きてしまう。児童大量殺人…犯行は小学校の教室で行われた。小沢、伊勢谷、門脇、そして斉藤…彼らは一つの大きな濁流に巻き込まれていく。濁流の名は「精神病弾圧報道」。日本中をうならせ続けるリアル医療ドラマが渾身の力で描く、精神障害とマスコミ報道の真実! 「ニュース」は何のためにある?

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」11巻:精神科編③
「これは毒です…飲む飲まないはあなたにお任せします」
「一人にしないでって言ってるじゃない…」
 精神障害者を装えば無罪になると思ったんでしょうね…
 連日のマスコミ報道が、精神科の病棟に波紋を広げていく。伊勢谷は報道に含まれた嘘に気づき、ある推論を門脇に伝えた。「男が殺人を犯したのは病が原因ではない可能性があります…」詐病疑惑…。その可能性を追い、門脇は取材を開始する。しかし精神病弾圧の流れは、一人の記者に止められるものではなかった。そんな中、事件報道を見て混乱した小百合は、自責の念にかられてしまう。精神障害者に容赦のない冷徹な視線が浴びせられる!

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」12巻:精神科編④
「狂ってるのはお前だ!」
「僕には居場所がないみたいです…」
我々は世間に間違ったイメージを与えてしまったんだぞ…!
マスコミの過熱報道によって、精神障害者を危険視する流れは加速していた。その渦中に小沢は退院する日を迎える。無防備な心は傷つき、追い詰められ、そして…悲劇は起きた!「知りたい」「それに応えなければならない」。大衆とメディアの間で交された密約は、暴力となって精神障害者を陥れる。〝精神科編〟も佳境、精緻な描写をもってリアル医療ドラマが「報道被害」の実態を抉り出す!

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」13巻:精神科編⑤
「僕は伊勢谷先生のやり方には同意できません」
「だけど僕は伊勢谷先生のような医者になりたいです」
この先どこへ行っても自分が変わらなければそれでいい
組織の論理に手足をしばられた新聞記者。変わらないことに疲れた精神科医。偏見に屈し生きることに絶望した1組の恋人。それでも彼らは再び歩き出す。自分の信じるものを追って。人生が試す剛さと誰もが宿す弱さを渾身の力で描いた精神科編、堂々の完結!
(モーニングKC、講談社、2004年〜06年、週刊「モーニング」連載。編集:常磐陽、城戸雄介 取材協力:村上忠、西脇健三郎、原昌平、安東義隆、武田牧子、滝川一広、全家連ほかの方々)
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by open-to-love | 2007-05-26 23:22 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)