精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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みんなねっとメールマガジン【2020.6.25 vol.95】

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みんなねっとメールマガジン【2020.6.25 vol.95】
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梅雨入り後、暑くなったり寒くなったり。体調不良と災害と、コロナに気をつけましょう。

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・差別や偏見に関する全国調査報告書(2019年度)を公開
・自由民主党ユニバーサル社会推進議員連盟宛に要望書を提出
・「NHK障害福祉賞」体験作文を募集

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差別や偏見に関する全国調査報告書(2019年度)を公開
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 「精神障害当事者の家族に対する差別や偏見に関する実態把握全国調査 報告書」を公開しています。今回の調査は約2,300 人が参加した大規模なもので、当事者の家族が経験するスティグマの現状を把握する重要で貴重な資料です。報告書は、みんなねっと公式サイトをご覧ください。
http://urx.blue/owTx

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自由民主党ユニバーサル社会推進議員連盟宛に要望書を提出
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 6月12日付けで、自由民主党ユニバーサル社会推進議員連盟(会長・石破茂衆議院議員)宛に、下記要望書を提出しました。
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要望書

 平素よりユニバーサル社会推進にご尽力いただきまして誠にありがとうございます。新型コロナウイルスの影響により、様々な変化が生じてきているなか、コロナ禍によるうつ状態なども含め、メンタルヘルスの対策も国民全体の大切な課題のひとつになってきています。当会として以下の要望をいたします。

1.本人中心の医療実現と本人・家族のもとに届けられる支援・治療サービスの実現
①全国の精神科病院について、虐待案件の実態調査を実施してください。そして、障害者虐待防止法の通報義務に病院を加えて下さい。
②精神医療審査会の人権擁護機能の充実(必要最小限の行動制限:身体拘束・隔離等)
③意思決定支援の充実、インフォームドコンセントの徹底、更には、SDM(共同意思決定)の実現
④本人・家族のもとに届けられる多職種チームによる訪問型支援・治療サービスの充実
⑤相談窓口の整備(早期相談支援体制の構築・24時間365日対応相談窓口の開設・精神保健福祉の専門相談員・訪問サービス実施)
⑥一定の地域(人口5万人目安)にメンタルヘルスの責任をもつセンターの設置(一般医療機関との連携・ネットワークの構築)
⑦家族や理解者が入院中の本人との面会を保障するよう徹底してください。コロナ禍による処遇制限の乱用をやめさせてください。
第37条第1項大臣基準の通信制限、面会制限、開放処遇制限、隔離、身体拘束等の処遇を規定して正当化しているがその乱用がみられる。防護服を着用するなどによる代替え手段も積極的に取り入れるべきです。
⑨虐待防止の通報義務を精神科病院(医療機関)・教育機関にも課してください。
⑩障害当事者・家族も参画のうえで、独立した第三者人権機関を設置してください。

2.市民のメンタルヘルスケアの充実、メンタルリテラシー教育の徹底。
①全国民に精神疾患に対する基礎知識や制度についての正しい正確な学習が促されるように啓発教育の推進(学校教育・一般市民・医療関係者への精神疾患・精神障害の教育)を推進してください。
②義務教育課程の学習指導要領においても精神疾患に関するカリキュラムを早期に確立してください。

3.障害者の法定雇用率引き上げの完全実施を
①2021年1月1日に法定雇用率の0.1%引き上げを予定通り実施してください。
②新型コロナ対策に伴なう対策を別途実施し、障害者の雇用が守られる雇用対策をしてください。

4.精神障害者も身体・知的障害者同等に交通運賃割引制度の適用実現を
①国土交通省(国土個通大臣)とも改めて、この課題について共有し、意見交換する場を設けて下さい。
②JR各社との折衝では、JR各社横並びでないと実施不可能との見解もあります。家族会・当事者団体が国交省と共にJR各社・民間鉄道協会加盟各社に一堂に要請を行なえるようにしてください。
③公共交通機関の種別や事業者によりバラバラで乗り合い路線がある場合にその煩雑さが割引制度の実現に支障となっている場合には、政府がその調整を行えるようにし、指針を示してください。

要望書のより詳細な内容は、みんなねっとの公式サイトをご覧ください。
http://urx.blue/9FW6

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「NHK障害福祉賞」体験作文を募集
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 「NHK障害福祉賞」は、障害のある方ご自身の体験や、その家族、学校・福祉施設の関係者、ボランティアの皆さんの実践をつづった作文を募集するものです。ハンディを抱えながら、あるいは障害のある人を支えながら、ひたむきに生きる方々の作文を広く社会に紹介することにより、障害福祉への関心や理解を一層広めることを目的としています。みんなねっとも後援しています。
【部門と内容】次の2部門で、文章による記録を募集します。
第1部門:障害のある本人の部門
第2部門:障害のある人とともに歩んでいる人の部門
【応募規定】8,000字以内の自作の未発表の作品(点字の場合は32マス×450行以内)
詳細は、募集要項・応募票(PDF)は下記からダウンロードできます。
https://prtimes.jp/a/?f=d51845-20200624-1477.pdf


by open-to-love | 2020-06-25 20:48 | 新型コロナウイルス関連 | Trackback | Comments(0)