精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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盛岡ハートネット第10回「お茶っこの会」アンケート集計

盛岡ハートネット第10回「お茶っこの会」アンケート集計

(2012年8月18日・盛岡市総合福祉センター)

参加者:30人
アンケート回答:18人

Q1.おしゃべりテーマその1:あなたは何て呼ばれたいですか?

★病気持ち、障害者…と云う前に、ひとりの人間だ。という気持ちがとってもあるので、やっぱり、名前で呼ばれたいです。余談ですが、こころの病気は、『個性』と思っています。すばらしいカラーだ、と。

★行政上のサービスを受ける上では今のままでもよいと思う。

★何と呼ばれたって構わない。正式名称を決めても必ずスラングが出てくる。いたちごっこだ。肝心なことは、どう言われようとどこ吹く風でいられること。呼び方の議論なんてどうでもいい。

★天才と呼ばれたい。

★名称にこだわるより、まず各個人を見て接してほしい。周囲の見方、考え方、接し方の問題の方が、より解決を要する問題であると思われる。

★名前+さん、くん。

★障者

★本人(患者)、私(父=患者家族)

★精神障害者、当事者、メンバーと、場面に応じて使い分けてほしい。

★漢字の「害」がない障がい者

★心の病を保った方

★「害」の字を取った障者

★何だろう? 障者、害者…。以前は、障害者ではなく「廃疾者」と呼ばれていた(昭和20、30年代)。廃疾とは、身体障害を伴う回復不能の病。昭和32年の厚生白書にのっていたが、昭和57年に差別的用語として廃止。年金関係法令でも「障害」という用語があるので、すぐに呼び方が変わるだろうか?

★FDM

★心の…開拓者

★障がい者、障害者、チャレンジド、ハンディキャップなど、いろいろな呼び方があるけど私は「別に呼び方なんて特に定めなくていーんじゃない?」と思うのが正直な所。

★もし相談場所をつくるとしたら、「障がい者」とひとくくりにするのではなく、病状別、悩み別に専門窓口をつくり、そこで悩みを相談するのがよいのではないか。

★人はこの世に生を持った以上、誰でも乗り越えなきゃいけないことはあるので、それこそ全員「障がい」を抱えて生きている。「障がい」という言葉はいやだけど、「健常者」という言葉はもっと違和感ある。何をもって「健康で正常な人」なのか分からない。立場で区別せず、誰でもどんな立場でも分け隔てなく暮らしやすくすることが本来の「福祉」だと思う。

★要支援orメンバー

★体のケガで〝○○障害〟という言い方があるくらい、身体であったり精神であったり、それが自分を苦しめている状態を〝障害〟と言うのは仕方ない面もある。ただ、それを抱えている人にとって、その人を〝障害者〟と言うのが苦しいのも事実としてある。〝障がい〟という言い方はどうしてもゴマカシのイメージがある。〝碍〟が当用漢字でないためでもあるが。
今日出てきた〝障者〟という言い方も悪くないと思った(あるいは〝有障者〟)。ただ〝健常者〟という言い方はそれ以上にいいイメージが湧かない。障害を抱えていなくても、時々カゼで調子が悪かったり、あるいは社会的に逆境にある人もいたり、そうなると逆に〝健常〟ってどういう意味なのか問い質したくなるのですが…人間誰しも病気、ケガ、心の苦しみのない時期はないことを思うと…。

★強いて言うならば「精神疾患の人」と呼んでほしいです。

★名前で呼ばれたい。

★「障害者」と呼ばれたくない。用語は変わったけど、イメージとしては変わらなかった。「健常者」の呼び方そのものが好ましくない。

★「障者」にこだわりたくない。名前を変えてごまかす可能性、理解されていない可能性を感じる。

★ケース・バイ・ケース。

★繊細な人。


Q2. テーマその2:家族にどんなことを期待しますか? 家族交流会のアイデアもお願いします!

★「理解」。病気のこと、自分のこと。どんなにがんばっても、「落とされる」。

★当事者を除いて、純粋に家族同士だけで集まる場が必要だと思う。

★積極的な介入をやめてほしい。

★フットサル、ボーリング、卓球。

★家族とどう距離を置き、自立するかが私自身が行わなければならない最大の課題です。障がいの諸課題で家族の関与をどう減らすかを第一に取り上げてもらいたいです。

★もっと勉強してほしい。特に父親に。

★情報交換を期待いたい。今、何の情報も入ってこない状況でもんもんとしている。

★病気の自分をもっと理解してほしい。

★年金を自己管理させて自立へ向けての取り組みをしてほしい。

★家族が自分が障がい者であることにまだ抵抗を持っているので、偏見を持たずに見守ってほしい。

★障がい者と名乗るわけでもないのに、家族は近所の目が、世間体が気になるらしい。

★気の持ちようだと言われる。そんなはずはないと思う。

★期待せず、ゆっくり見守ってほしい。

★理解しようとする、話しかける、寄り添い

★寸劇

★本人の意見を受け入れてほしい。

★専門職だけではなく一般の方も知識がある社会をつくってほしい。

★本人がいくら苦しい思いをしても、家族が分からなければ全て、ということが未だにある。それで家庭から浮き上がって孤立してしまうケースも未だにある。心の病で病院に通院しているのが定期的であっても、〝甘えるな〟とか〝気の持ちよう〟などと言われることもある。理解のある家族でゆったり過ごせるのが一番ベスト。ただ現代の重いテーマとして〝機能不全家族〟という問題があり、それが心の障害に大きい影響を与えていることをどれだけ認知されているのかが大切ではないだろうか。

★いかに病気を理解してもらえるか?

★ある程度距離を置いた関係が必要。自立して住めるアパートやグループホームは増やす必要がある。

★理解されたい。

★家族同士の仲もうまくいったりうまくいかなかったりする。距離によって、社会(時代)によって変化するので、合うことを期待する。

★一人にしないでほしい。もっと理解してほしい。差別をしないでほしい。


Q3.例会やお茶っこの会のテーマにどんなことを期待しますか? お茶っこの会がもっと和めて、安心しておしゃべりできる場になるために、あなたはどんなことができるかな~と思いますか?

★今回のようなテーマも良いですが、あんまり重くない、ゆる~い感じのテーマも良いなあ。

★自分の住んでいる地域にハートネットの支部がほしい。

★他の人は何を考え、どう行動しているかを知ることが自分の考え、心を安心させてくれる気がします。

★口が重い人も気楽に話せる場であってほしい。

★休憩室がほしい。

★介護。

★カラオケ大会、ボーリング大会、旅行…。

★人の尊重に関するテーマを一緒に考えてみたい。尊重の精神があって、会としてのよりよい発展につながると思う。

★今日は真面目で白熱した話になりましたが、そういうのもいいと思います。ゲーム的要素があったり、リラクゼーションの方法を学んだり、夜開催だったりなど工夫して変化を付けたり(試行錯誤かも?)、それがハートネット自体の成長になっている感じを受けています。

★男女の出会いの場としての会があってもいいと思います。

★今日はみなさんが本音で自身を語り、親との関係も話していたが、社会に対し、その声を届ける必要もあるのではと感じた。

★この場だけの話をしたい。

★「害」という文字について家族はどう思うか?

★互いに障害(一人の人間として)があることを認め合うことが大事だと思う。でも、それができないのが人間なのかなと思う。
by open-to-love | 2012-08-24 19:16 | お茶っこの会2012 | Trackback | Comments(0)