精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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盛岡ハートネット第18回例会「リカバリー」趣旨説明…④

盛岡ハートネット第18回例会「リカバリー」趣旨説明…④

3・11/4・21/リカバリー

※統合失調症の人もうつ病の人もPTSDの人もつながれる

 精神保健医療福祉と災害時心のケアの接点を当事者レベルで求めると、端的かつ具体的には、統合失調症の人と、うつ病の人と、PTSDの人とが、つながることができるか? という問いに行き着きます。その問いに対し、私は自信を持って「つながれます!」と答えます。なぜなら、そのことを「お茶っこの会」の積み重ねで実感しているからです。
 盛岡ハートネットは震災後、当事者を中心に安心しておしゃべりできる小さな集まり「お茶っこの会」を開いてきました。震災以前、ハートネットはいろんなテーマで例会を開き、さまざまな精神の病の方が参加していました。が、震災以降、私はどんなテーマで例会を設定したらいいのか分からなくなり、困ってしまったのでした。
 で、困ったときは、自分一人で考えないのが鉄則。そこで、例会によく来ていた当事者さんに声を掛け、これからどうしたらいいのか、相談に乗ってもらいました。そんな中で生まれてきたのが、「お茶っこの会」というアイデアでした。
 会を積み重ねるごとに、参加者一人一人の力を実感します。他者の気持ちに共感する力だったり、リラックス感で周囲を包む力だったり、自らの考えを言う力だったり、この場に足を運ぶ力だったり。イラストを描くなどの特技を発揮してくれる人も、テーブルのセッティングなどの役割を担ってくれる人も。そして、全体的に、いい感じになっていってます。だから、自信を持って「当事者はつながれる」。かく言う私は、片隅でリンゴ剥いてるだけですが…。ともあれ、その「つながり」の先に、みんなで「リカバリー」という目標を共有したくて、今回の例会となりました。
 むろん、お茶っこの会にまだ来れなかったり、来なくなった人もいます。でも、いつか、お会いできることを信じています。
(⑤に続く)
by open-to-love | 2012-04-20 00:16 | 第18回例会:リカバリー | Trackback | Comments(0)