精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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べてる伊藤さん「行動援護従事者研修を受けてきました」

べてる伊藤さん「行動援護従事者研修を受けてきました」

盛岡ハートネットのみなさんへ

 こんにちは。べてるの伊藤知之です。先日、私とNPO法人セルフサポートセンター浦河(セルポ浦河)事務局長の本田幹夫さんは、札幌で行われた行動援護従事者研修を受講してきました。
 行動援護とは、外出や余暇活動に応援を必要とする利用者の方と外出をともにしたり、外出の準備を一緒にしたり、外出先で利用者がパニックに陥らないように行動する事業です。今回の研修を受講することで、行動援護のサービス提供責任者やヘルパーになる要件が緩和されます。
 今回の研修内容は、行動援護の制度的位置づけ・実演も交えた障がい特性の理解・アセスメント演習・実際の外出の計画を立てる演習・利用者のパニックを未然に防ぐ対応のロールプレイ演習といった内容でした。
 今回の研修では、次の行動をわかりやすくするために、カード・写真などを使い視覚情報などを使って行動予定を構造化することや、支援する側の体の動きなどについて学びました。本人の行動を制止する対応で、制止を曖昧な「ドアの対応」だと制止がうまく伝わらないとのことです。明確に制止を伝えるには体を使った「壁の対応」が大事だそうです。PST(専門職のためのSST)などで練習して、自分のものにしたいです。
 浦河でも、幻聴・マイナス思考などがあって外出に応援がいる仲間は多いです。先日行なわれた、浦河町の障がい福祉計画作成のためのアンケートでも、行動援護を利用したい仲間は沢山見受けられました。仲間も交えての応援になるか・専門職による応援になるかは今後打ち合わせていきますが、今回の研修の成果を近日中に仲間と支援スタッフで共有したいと思っています。
 なお、これから行動援護の事業所を立ち上げることを計画しているNPO法人セルフサポートセンター浦河は、今尚多くの人的・物的な支援を必要とします。
 自助の援助と当事者研究の普及を基礎理念とするNPO法人セルフサポートセンター浦河への応援を希望される方は

・口座番号 ゆうちょ銀行
郵便振替 02700-6-46225
・口座名 セルポ浦河

までお願いします。
※ご寄付か、応援会員(賛助会員 1口1,000円 何年度分かをご記入ください)かの種別を通信欄にお書きください。応援会員になられた方には年4回機関紙「てとて新聞」をお送りします。
それでは、この辺にて。

伊藤知之
hqhmr956@ybb.ne.jp
by open-to-love | 2012-02-19 20:22 | べてるの家 | Trackback | Comments(0)