精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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精神障害者ケアガイドライン(第2版)…その1

精神障害者ケアガイドライン(第2版)…その1

■1■ケアガイドラインの趣旨

 このケアガイドラインは、市町村等が精神障害者への保健福祉等ケアサービスを実施していく上での理念、原則を明らかにするとともに、その実施方法を示すものです。これにより、現在分散されている精神障害者へのケアサービスが、障害者のニーズ中心に統合的に提供されるとともに、暮らしている地域に関わりなく一定水準以上のサービスが受けられることが期待できます。また、地域における社会的援助サービスが質的、量的にも著しく立ち後れている精神障害者が、他の障害者や高齢者と同等のサービスを享受できることを目指しています。
 このケアガイドラインは、ニーズ中心のケアサービス提供を目指すものです。ニーズに根ざしたケアサービスを受けることは障害者の権利であり、同時に、自らが抱えるニーズの所在を明らかにするため、ケアアセスメントを受ける権利を精神障害者は持っています。
 このような権利保障に関する法的な根拠は障害者基本法の第3条基本的理念及び精神保健福祉法の第4条にあります。
 なお、精神障害には、特有な問題として、ともすれば病状の変化をきたしやすいことがあるので、ケアサービスを進めるにあたっては必要な医療が維持されなければなりません。本ケアガイドラインはこれを前提として考えます。

※本ケアガイドラインは、1998(平成10)年3月に策定され、2001(平成13)年3月に改訂(第2版)されました。

以下…

■2■ケアの理念…その2

■3■ケアマネジメントの意義と原則…その3

■4■ケアサービスの提供方法…その4

■5■ケアマネジメントと医療…その5

■6■おわりに…その6

大島巌著『ACT ケアマネジメント ホームヘルプサービス 精神障害者地域生活支援の新デザイン』(2004年、精神看護出版)
by open-to-love | 2010-08-19 19:54 | ケアマネジメント | Trackback | Comments(0)