精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:DPI日本会議( 11 )

インクルーシブ教育への転換を…FAXのお願い(DPI日本会議&CILもりおか)

 こんにちは、
 以下、CILもりおかが、購読会員となっている『DPI日本会議』の尾上さんからのメールです。
 『DPI日本会議』は、あらゆる障害者の権利について運動している国際組織です。
 賛同くださる方は、fax送信のご協力をお願い致します。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 障害者権利条約の批准に向けた法改正の中で大きなポイントの一つが、これまでの原則分離教育から、原則インクルーシブ教育制度への転換です。
 先日の推進会議でも、大枠として、障害のある子とない子を分けないことを基本に、入り口を分けることなく、地域の学校を基本として、本人や保護者の希望がある場合は特別支援学校を選べるという方向での議論が進められました。
 だからこそ、文科省をはじめとするこれまでの原則分離教育を維持・推進しようとする人たちの巻き返しも激しくなっているようです。
 以下、DPI日本会議も関わっているインクルネットの事務局から、FAXでの意見提出行動の呼びかけがありましたので、転送させて頂きます。
 なお、文末にある四谷法律事務所というのは、インクルネットの事務局のあるところです。
 ぜひ、皆さんのご協力をお願いします。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
分離教育を求める声が多く推進会議担当室に届いているようです。
私たちのインクルーシブ教育を求める声が届いていません。
4月13日~20日の期間に集中してFAXを送ってください!

FAX送り先は以下です。(同じ文面でOK)
①障がい者制度改革推進会議担当室 東俊裕 室長 
FAX 03-3581-1074
②文部科学大臣 川端達夫
FAX 03-6734-3737
③文部科学大臣政務官 高井美穂 
FAX 03-3508-3234

 個人ならば名前、連絡先を、団体ならば団体名、名前、連絡先を書いてください。
 推進会議では論点の議論が終わり、次回4月19日から団体ヒアリング、26日から省庁ヒアリングに入ります。団体ヒアリングは、意見を聴いてほしいと声を推進会議担当室に届けた団体から選ばれています。
 インクルーシブ教育を求める団体や個人の声を聞いてほしい旨、伝える必要があります。
 「インクルーシブ教育を求める声がたくさん届いている」「こんな現状が訴えられている」という言葉を事務局・構成員から引き出すぐらいのFAXを送りましょう!
 もちろん、各構成員への働きかけもお願いします。とにかく、声を届けることが今の喫緊の課題です。

また、FAXを送られたら下にもFAXをしてください。
03-3353-7773(四谷共同法律事務所)事務局からも構成員に送ります。よろしくお願いします。

--------------------

推進会議の「意見募集」にもメールをしてください。
「インクルーシブ教育の実現を求めます」だけでも結構です。
送り先は以下です。
https://form.cao.go.jp/shougai/opinion-0002.html
(内閣府→共生社会→障害者施策→障がい者制度改革推進会議→右上の「推進会議へのご意見はこちら」→入力画面)
お願いばかりで恐縮ですが、本当に今が踏ん張りどころです。なにとぞ、行動をお願いします。

以下、FAX文例

文部科学大臣 川端達夫 様
文部科学大臣政務官 高井美穂 様 
障がい者制度改革推進会議担当室 東俊裕 様
 
①第5回障がい者制度改革推進会議の議論をインターネットで拝見しました。
学籍一元化と普通学級での合理的配慮について大多数の委員が賛成し、インクルーシブ教育の方向性が確認され非常にうれしく思います。

②しかし、今年の春も小学校入学の際に保護者の付き添いを当然として強制されている保護者が多くおり、それを理由に普通学級をあきらめざるをえない状況があります。子どもが障害の有無なくいっしょに育っている様子を見て、障害の有無で子どもを分けることは差別であると痛感しています。

③インクルーシブ教育の実現を求めます。第5回障がい者制度改革推進会議で出された方向性に沿って、障害者権利条約の理念に則って、学校教育に関する国内法を抜本的に改正することを望みます。

2010年4月14日
団体名(個人の場合は不要)
名前
連絡先(住所、電話番号等)

③だけでもOKです。「インクルーシブ教育の実現を求めます」だけでも結構です。どんどん出してください。
by open-to-love | 2010-04-14 21:36 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
「障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動実行委員会」

http://www.j-il.jp/jil.files/daikoudou/09syuinsen/09syuinsen.htm

全国のみなさまへ
ついに衆議院解散・総選挙!
障害者福祉施策の拡充・自立支援法抜本見直しのために全国でロビー活動を展開しよう!

 ついに衆議院が解散されました。昨年の10月に解散されると言われてから、待ちに待っておりました。いよいよ私たち当事者の出番です!
 先の国会には、自立支援法見直し法案が上程されておりました。一時期は、抜本的な見直しという声が与党からも出ていましたが、結局、附則や付帯事項で明記されていた障害の範囲を見送るなど、きわめて不十分なものでした。結果、見直し法案は審議されずに廃案となり、衆議院選挙を迎えました。一から仕切り直しです。
 今回の衆議院選挙は、私たち障害当事者にとってこれからの将来を大きく左右する大変重要な選挙です。先の見直し法案のように不十分な見直しで終わらせてしまうのか、抜本的な見直しにするのか、さらには、自立支援法に変わる新しい法律を一からつくるのか。
 そこで、全国大行動では全国のみなさんに、ロビー活動を呼びかけたいと思います。ぜひ、各地域で地元選挙区の衆議院議員・立候補予定者に会いに行き、障害者施策の拡充や、自立支援法の抜本見直しをお願いしてください。私たち当事者が直接候補者に会って、自分たちの想いを訴え、候補者の気持ちを動かしましょう。地道で、しんどい活動ですが、ぜひ、力を合わせ、大きなうねりを作り出していきましょう。
 ロビー活動の時は、候補者への要望書と説明資料を用意しましたのでこれを活用してください。
 また、全国大行動では各政党にアンケートを実施して、各政党の障害者施策に対する考えを問うていきます。同じように皆さんがご自分の選挙区の各候補者に対してアンケートを行えるよう候補者アンケートも用意しましたのでご活用ください。

<呼びかけ団体>
DPI日本会議・全国自立生活センター協議会
全国障害者介護保障協議会・全国公的介護保障要求者組合
ピープルファーストジャパン・全国ピアサポートネットワーク
「障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動」実行委員会
(全国自立生活センター協議会内)
〒192-0046 東京都八王子市明神町4-11-11-1F
TEL:0426-60-7747 FAX:0426-60-7746 E-mail:jil@d1.dion.ne.jp

障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動
http://www.j-il.jp/jil.files/daikoudou/daikoudou_top.htm

障害者福祉施策の拡充・自立支援法抜本見直しのために全国でロビー活動を展開しよう!
     
 今回の衆議院選挙は、私たち障害当事者にとってこれからの将来を大きく左右する大変重要な選挙です。先の見直し法案のように不十分な見直しで終わらせてしまうのか、抜本的な見直しにするのか、さらには、自立支援法に変わる新しい法律を一からつくるのか。
 そこで、全国大行動では全国のみなさんに、ロビー活動を呼びかけたいと思います。ぜひ、各地域で地元選挙区の衆議院議員・立候補予定者に会いに行き、障害者施策の拡充や、自立支援法の抜本見直しをお願いしてください。私たち当事者が直接候補者に会って、自分たちの想いを訴え、候補者の気持ちを動かしましょう。地道で、しんどい活動ですが、ぜひ、力を合わせ、大きなうねりを作り出していきましょう。
 ロビー活動の時は、候補者への要望書と説明資料を用意しましたのでこれを活用してください。
 また、全国大行動では各政党にアンケートを実施して、各政党の障害者施策に対する考えを問うていきます。同じように皆さんがご自分の選挙区の各候補者に対してアンケートを行えるよう候補者アンケートも用意しましたのでご活用ください。

※というわけで、CILもりおかも、DPI日本会議も、頑張っております。この姿勢、精神のみなさんも見習いましょう。なお、ハートネットは「一人一人が代表」のゆるやかなつながりですから、団体として特定の政党や候補を応援することはしませんが、少なくとも、今回の衆院選、政党や候補者をきちんと見極め、投票しましょう。(黒田)
by open-to-love | 2009-08-10 20:41 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
DPI女性障害者ネットワーク『活動報告&資料集2007』
2008年5月 編集発行 DPI女性障害者ネットワーク
頒価/1000円(送料込み。点字版、テキストデータ版も同じ頒価)
a0103650_12123636.jpg
 このパンフレットは、2007年度に取り組んだことを中心に、報告記事と各企画のために用意した資料を、一冊にまとめたものです。新たに、これまでの経過をまとめた記事、年表、本や映像資料のリストを編集しました。
ぜひご活用ください。

もくじより
・DPI女性障害者ネットワークとその周辺の活動のこれまで,年表
・2007年度の活動報告と資料
   韓国の障害女性たちとの交流、DPI世界会議韓国大会の女性分科会、
   韓国大会報告集会とワークショップ、障害女性地域会議at香港
・2008年現在おこなっていること
・付録
   権利条約、インタビュー記事、本や映像資料のリスト
・メッセージ

ご注文方法は、
メールの標題を「報告書2007注文」として、
下記のメールアドレスまで、
冊数とお名前とをお知らせください。

視覚障害があり活字印刷の形では利用できない方に、
点字版、テキストデータ版を「個人利用、複製不可」の条件で
提供しています。
点字版、テキストデータ版ご希望はその旨をお書きください。

ご注文メールを受けとりましたら、
確認を兼ねて、こちらからメールで連絡をさしあげます。


DPI女性障害者ネットワーク
dpiwomen_net@infoseek.jp

※いい本です。買って読もう!(黒)
by open-to-love | 2008-06-22 21:00 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
特別企画
DPI女性障害者ネットワークによる映画上映会&意見交換会
映画「忘れてほしゅうない-隠されてきた強制不妊手術-」
      
制作・著作:優生思想を問うネットワーク(2004年制作)/全編字幕付
 
● ゲスト 佐々木千津子さん
利光恵子さん   (元・優生思想を問うネットワーク会員。
現在、生殖と差別・紙芝居プロジェクト)
● コーディネーター:南雲君江 (DPI女性障害者ネットワーク代表)

忘れてほしゅうない― 隠されてきた強制不妊手術 ―(「忘れてほしゅうない」ビデオ解説書より)

 佐々木千津子さんはチャーミングで愉快な女性です。そんな彼女が卵巣にコバルト照射を受け、「なんでこうなるんだ」と訴えます。
 いったいどうしてこんなことが行われたのでしょうか?いっそうご理解いただくために、解説もぜひお読み下さい。

<佐々木千津子さんのこれまで>
 佐々木千津子さんは1948年広島県に生まれ、生後まもなく脳性マヒとなりました。周囲の障害への理解は乏しく、小児マヒではないか、遺伝ではないかと言われていました。脳性マヒと小児マヒは別の障害ですしどちらも遺伝しませんが、とにかく身内に障害者がいると家族も偏見にさらされ、支援の少なさから介護等も家族にかかります。
 そんな中でお姉さんの縁談が壊れたことは、学校にも行けずにいた佐々木さんにとって、家での立場をも奪われることでした。でも当時行くところは施設しかなく、それには生理を無くせといわれて、コバルト照射を受けてしまいました。
 施設での佐々木さんは訓練ばかりさせられていました。こうして多くの障害者は健全者並にできるように頑張れといわれ続け、できない自分はだめだと思わされてきたのです。でも、やがて佐々木さんは施設から出て地域で暮らすこと選び、長年かかって今の生活を築いてきました。障害があるままの自分を生きたいと思ったからです。けれど、若いときに受けたコバルト照射のことが心から離れません。後遺症が今もつらく、子どもも好きなのです。

<優生保護法がもたらしたもの>
 かつて、障害や遺伝病を持った子は生まれないほうがよいという考え(優生思想)のもとに制定された優生保護法は、障害や遺伝病を持つ人、ハンセン病の人への不妊手術を認めていました。強制的にも行われ、多くの人が被害を受けました。そればかりか、法の枠外にもかかわらず、女性障害者に対して子宮摘出や放射線照射が行われてきました。どうせ子どもは産まないのに生理は介護の負担になるだけという周囲の都合からで、今も行われているかもしれません。
 50年近くも続いた優生保護法は、1996年に障害者差別に関連する条文を削除して母体保護法に改訂されました。しかし強制不妊手術について国は、「優生保護法の下では、合法だった。したがって、調査は不要」「過去にさかのぼって補償することは考えていない」と言って、いまだに実態調査さえしようとしません。
 こうして、反省もされないままに、今も優生思想は根強く残り、出生前診断・障害胎児の中絶といったことに形を変えてつながっていると思えてなりません。私たち「優生思想を問うネットワーク」は、女性・障害者の立場から、生殖医療や遺伝の問題に取り組んできましたが、佐々木さんに出会い、彼女に不妊手術を強いた考え方や社会のあり方は連綿と続き、以前も今も女性や障害者を生きがたくしていることに気づきました。障害や遺伝病があることやそういう子を産むということは、どこにでもあるごく普通のことです。ことさら否定的にとらえて避けようとすることで、多くの人を傷つけ、互いの理解や支えあって暮らしていくことが妨げられてきたように思います。

<謝罪・補償を実現させたい!>
 佐々木さんは「謝ってほしい、忘れてほしゅうない」と訴えて様々なところで話をし、コバルト照射を受けた広島市民病院にも交渉に行きました。しかし、病院側は調査を約束したものの、「当時の医者はわかったが佐々木さんのことは覚えていないし、カルテも残されていない」という返事しか返ってきていません。
 粘り強く活動する佐々木さんは、ビデオにもご協力いただいた飯塚さん(仮名)やこの問題に取り組む人たちとともに、国会議員とも話をしに行きました。すると、その中のお一人だった福島瑞穂議員が、2004年3月、参議院厚生労働委員会で強制不妊手術の検証と対策について質問されました。それに答えて坂口厚生労働大臣は、「これではいけないというので廃止されたということを重く受け止める」「今後どうしていくかは考えていきたい」と述べています。
 私たちは、この大臣の答弁を具体的なものとさせていき、佐々木さんや飯塚さんをはじめ、多くの声を上げられない被害者の方々に対して、国からの謝罪と補償をぜひとも実現させていきたいと考えています。

2004年 制作・著作 優生思想を問うネットワーク
製作 ビデオ工房AKAME

佐々木千津子さんの生活史
1948年 広島県で生まれる。生後一週間で高熱を発し、仮死状態から息を吹き返して脳性マヒとなる。
53年(5才) 父親突然死。
54年(6才) 施設入所が決まるが、祖母の大反対で帳消しになる。
63年(15才) 初潮を迎える。
65~67年(17~19才) この頃、姉の見合い、縁談壊れる。このことで家を出ようと思う。
68年9月(20才) 児童施設に母子入園。ここでコバルト照射で生理を無くす方法があると知る。
68年10月14~20日(20才) 広島市民病院にて、毎日卵巣にコバルト照射を受ける。その後、現在まで後遺症が残る。
68年(21才) 更正指導施設入所。訓練をするが、2週間目から頭痛やだるさが始まり、起きられないときは食事を抜かされることもあった。
73年(25才) 療護施設に移る。
86年(38才) 施設を思いきって飛び出し、自立生活をしている先輩宅で居候を始める。
88年(40才) 本格的にアパートを借りて、自立生活を始める。現在に至る。

優生保護法関連の簡単な歴史
1940年国民優生法成立:遺伝性疾患を持つ人に対する不妊手術を認める。
1948年優生保護法成立:不良な子孫の出生防止と母性の生命健康の保護を目的とし、条件つきで中絶を合法化、遺伝性疾患・ハンセン病について中絶・不妊手術を許可、強制不妊手術を認めるなど。
1949年中絶許可条件に経済的理由を追加するなどの改訂。
1951年遺伝性以外の精神病・知的障害も不妊手術の対象とされ、中絶の審査制度を廃止。
1972~74年中絶許可条件の経済的理由の削除と胎児条項を追加する改定案が国会上程されるが、審議未了・廃案となる。
1982~83年経済的理由を削除する改定案が浮上するが国会提出見送られる。
1989年(女性障害者への子宮摘出が82年岡山障害者施設で行われていたと報道)
1996年優生保護法が母体保護法に改訂され、「不良な子孫の出生防止」に関わる条文は削除される。
by open-to-love | 2008-05-18 01:25 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
第7回DPI世界会議韓国大会報告
私たちの権利、私たちの条約、そしてすべての人のために-国際的な行動にむけての次のステップ

 2007年9月5日から8日までの4日間、韓国の京畿道高陽市(きょんぎどうこやんし)で、「第7回DPI世界会議韓国大会(以下、韓国大会)」が開催されました。この大会は、昨年12月13日第61回国連総会で「障害者の権利条約」(以下、権利条約)が採択されてから、最初の12月13日第61回国連総会で「障害者の権利条約」(以下、権利条約)が採択されてから、最初の世界規模の障害関係の会議で、大変大切な会議です。今回の特集はこのDPI世界大会の報告です。それでは、特集の内容を簡単にまとめてみます。

 今回の大会では、71の国と地域から約2700人(日本からは300人以上)が参加しました。
〈開会式では〉

〈全体会では〉

〈分科会では〉

〈特別な話し合いももたれました〉

〈総会の報告〉

〈韓国のバリアフリーとトライ〉

DPI(Disabled People's International)日本会議「われら自身の声」/vol.23(2007年10月28日発行)特集「DPI世界会議韓国大会報告 障害者の権利条約日本政府署名!」
by open-to-love | 2008-05-11 21:21 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
 盛岡ハートネットの皆さまへ

DPI日本会議総会in岩手 協力者募集! チケット・カンパ受け付け中!

 いつもお世話になっております。CILもりおかと申します。
 当団体は、平成15年2月から活動している障害当事者による任意の福祉団体です。どんなに重い障害を持っていても障害者自身が地域の中で生きていけるシステム作りに取り組んでいます。
 来る、平成20年6月14日(土)15日(日)に、CILと親交が深いDPI日本会議が、DPI日本会議総会を岩手で開催致します。現在、岩手実行委員会を立上げ、当団体事務局を中心に準備を行っている状況です。つきましては、当日の会場設営や会場案内等にご協力いただける方を、随時募集しております。また、この総会での各分科会、懇親会への参加者を募っております。平行して、総会実施に伴う資金カンパも随時受けつけております。興味を持って頂ける方やご質問がある方は、CILもりおかにご連絡をよろしくお願い致します。
 参加チケット 3000円。懇親会チケット 5000円となっております。
 事前にチケットをご購入いただける場合は、CILもりおか事務局にお立ち寄りいただくか、下記の口座への振込みをお願い致します。当日チケットを購入し分科会へ参加いただくことも大歓迎です。

口座名義名 :第24回DPI日本会議全国集会in岩手実行委員会事務局今川幸子
振 込 先 :岩手銀行南仙北支店
口座番号  :普通口座 2015910

 どうぞよろしくお願い致します。

 記
【日程】
6月14日(土) 午後  総会、懇親会

6月15日(日) 午前
特別報告  「障害者の権利条約と障害者基本法の見直しについて」  
        「障害者の権利条約と国内法整備の課題」
シンポジウム「障害者差別禁止法と自治体条例の制定に向けて」
          午後  分科会
○地域生活支援「どうなる?『障害者自立支援法』どう実現する!自立生活・地域社会へのインクルージョン」
○交通・まちづくり「地域の交通・まちづくりの課題とバリアフリー新法」
○権利擁護「障害者差別禁止法に望むこと」
○教育「権利条約批准に向けて、インクルーシブ教育へ転換しよう!」
○労働「障害者雇用の現状と課題から検証する」
○DPI女性障害者ネットワークによる映画上映&意見交換会 映画「忘れてほしゅうない-隠されてきた強制不妊手術-」

【DPI】(ホームページより抜粋)
Disabled Peoples' Internationalの略であり、日本語では「障害者インターナショナル」。1981年、国際障害者年を機に、身体、知的、精神など、障害の種別を超えて自らの声をもって活動する障害当事者団体として設立。DPIはシンガポールで誕生。日本からも多くの障害者がシンガポールに駆けつけ、1986年のDPI日本会議発足の原動力となる。世界本部はカナダのニューファンドランド。現在加盟団体は世界120カ国以上。DPIが誕生して25年。専門家、家族といった周囲の人々に守られるだけの存在ではなく、自分たち自身の意思・決定に基づいて生きていく、それがDPIの目指すもの。いまだに後を絶たない差別や隔離、そして本人を無視した一方的な保護……。そうした生き方のおかしさを指摘し、自らの声を発していくところからDPIはスタート。DPIの世界共通の合い言葉は、「われら自身の声」。特徴→障害者本人(当事者)の集まり。障害の種別(精神障害・知的障害・身体障害など)を越えた集まり。人権の問題として、社会の問題として障害者問題に取り組む。DPIは今、約120の国々で作られている。DPI日本会議もその一つ。
【通常総会】
基本的に、加盟団体もしくは加盟を検討されている団体と共催するDPI日本会議全国集会と併せて開催しています。この全国集会は、その時々の全国的な課題だけでなく、地方の団体育成および交流を目的としており、できるだけさまざまな地域で開催されるようにしています。

第24回DPI日本会議全国集会in岩手実行委員会
事務局:CILもりおか(担当:今川、川畑)
岩手県盛岡市南仙北二丁目37-1 鈴木ビル1階2号室
TEL&FAX 019-636-0134
e-mail cil_morioka@ybb.ne.jp
主催団体連絡先:NPO法人 DPI日本会議
東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階
TEL 03-5282-3730  FAX 03-5282-0017

ハートネットも後援しております。みなさま、よろしくお願いします。(黒)
by open-to-love | 2008-04-30 17:43 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
第24回DPI日本会議全国集会岩手大会開催趣意書
――  地域で学び、暮らし、働き、行動できる社会へ  ――

特定非営利活動法人DPI日本会議
議長 三澤 了

DPI(障害者インターナショナル)日本会議は、1986年の正式発足以降、すべての障害者の人権確立と、自立して生活していくことのできる生活条件の確立に向けて国の内外において活動を展開してきました。
『障害者権利条約』が2006年12月に国連総会において採択され、各国は批准に向けた作業に入りました。日本政府も昨年9月に署名の手続きを済ませております。DPI日本会議としては、この条約が国会において批准され、法的な拘束力を持つものとして機能することを望むものでありますが、その際には、権利条約の各条項に関係する国内法と関連施策の見直しを徹底して行い、各種法制度が条約の精神を生かすものとして、再生されなければならないと考えております。そのための関連省庁との協議も開始したところであります。
しかし、障害者権利条約が一人一人の障害者の生活に密接に関連するものであるという認識は、残念ながらまだまだ狭い範囲にとどまっております。DPI日本会議としては、多くの人々にこの権利条約の大切さを理解してもらうための学習や討論の機会を、積極的に設けていきたいと考えております。昨年、韓国で開催されたDPI世界会議には、日本から300人をこえる人々が参加し、条約の重要性を学びました。今回の岩手大会も、条約を自分のものとするための機会として有効に活用していきたいと考えるものであります。さらに2006年には千葉県において『障害のある人もない人も、ともに暮らしやすい県づくり条例』という名称の、障害者差別禁止条例が生み出されています。今回の岩手大会は、この条例づくりの動きを他の地域にも広げ、さらに国における「障害者差別禁止法」制定へ繋いでいく、重要な意味を持つ大会であると認識しております。
また、多くの障害者の生活にとって密接に関連する福祉サービスとしての『障害者自立支援法』は、多くの障害者の抗議の声に押されて、度重なる修正を行わなければならない状況にあります。DPI日本会議としては、福祉サービスの仕組みを真に障害者の地域生活を支え、利用者が主体となる支援の仕組みへと、根本的に作り直す必要があると考えます。岩手大会では、新たな福祉サービスに関するDPI日本会議の基本的な考え方を明らかにし、多くの方々と活発に意見を交わしていきたいと考えております。
障害者を取り巻く課題は、山積しています。今回の岩手大会において、それらの課題のあり方に関して、障害当事者の声を一つにまとめ、強化する論議を深めたいと考えます。さらに併せて、今回の大会が開催地である岩手の、そして東北地域の障害当事者運動の、より一層の活性化につながるものとなることを願うものです。活発な集会となることを期待します。
by open-to-love | 2008-04-20 00:18 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
第24回DPI日本会議全国集会in岩手
開催要綱(2008.4.14現在)

○名 称 第24回DPI日本会議全国集会in岩手
○日 時 2008年6月14日(土)午後1時30分より午後5時30分
          6月15日(日)午前10時より午後4時30分
○場 所 いわて県民情報交流センター・アイーナ(岩手県盛岡市)
○参加費 参加費 3,000円
     弁当代   800円(希望者のみ)
     懇親会 5,000円(希望者のみ)
○主 催 特定非営利活動法人DPI日本会議
     第24回DPI日本会議全国集会in岩手実行委員会(幹事団体:CILもりおか)
○後 援 (予定)
内閣府、外務省、厚生労働省、国土交通省、文部科学省、岩手県、盛岡市、日本労働組合総連合会、全日本自治団体労働組合、日本教職員組合、テレビ朝日福祉文化事業団、朝日新聞厚生文化事業団、在日本大韓民国民団、部落解放同盟、東京交通労働組合、(株)全国通販、(株)全通、障害者差別禁止法(JDA)を実現する全国ネットワーク、日本障害フォーラム(JDF)、連合岩手、自治労岩手県本部、岩手県高等学校教職員組合、岩手県身体障害者福祉協会、岩手県視覚障害者福祉協会、岩手県ろうあ協会、日本筋ジストロフィー協会岩手県支部、岩手県難病団体連絡協議会、日本ALS協会岩手県支部、岩手県盲ろう者友の会、岩手県社会福祉協議会、盛岡市社会福祉協議会 盛岡ハートネット

○プログラム
1日目:2008年6月14日(土)午後1時30分より5時30分まで
<特定非営利活動法人DPI日本会議2008年度総会>

◇ 18:00~    懇親会

2日目:2008年6月15日(日)午前10時より午後4時30分まで
<第24回DPI日本会議全国集会in岩手> 
テーマ  地域で共に学び、暮らせる社会へ ~ おでんせ!岩手 ~                          
◇ 9:00~    受付・開会式
◇全体会 
障害者権利条約が国連総会で採択(2006年12月)され、日本政府は署名(2007年9月)を行い、現在、条約を批准するために本格的な国内法整備の検討に入っている。条約の国内実施においては、条約第2条(定義)に明記されている言語やコミュニケーション、ユニバーサルデザインとともに、障害に基づく差別と合理的配慮を国内法の中で、どのように具体化するかということが極めて重要になっている。
「差別禁止」と「権利の保障」をキーワードに、障害者権利条約を地域の身近な課題と取り組みにつなげ、当事者が求める条約の国内実施を考えます。

○特別報告(午前10時より10時45分まで)
  テーマ「障害者の権利条約と障害者基本法の見直しについて」
  須田康幸さん(内閣府政策統括官付 障害者施策担当)
  テーマ「障害者の権利条約と国内法整備の課題」
  東 俊裕(DPI日本会議条約担当役員・弁護士)
    
○シンポジウム(午前10時50分より12時30分まで)
  テーマ「障害者差別禁止法と自治体条例の制定に向けて」
  シンポジスト:大信田康統さん(盛岡市身体障害者協議会副理事長・障がい者への差別をなくすための県条例の制定を進める会代表)
         野老(ところ)真理子さん(企業関係者・千葉県障害者差別をなくす研究会委員)
         金 政玉(DPI障害者権利擁護センター所長)
  コメンテーター:須田康幸さん、東 俊裕   
  コーディネーター:楠 敏雄(DPI日本会議副議長)

◇分科会(午後1時30分より4時30分まで)
○分科会1 地域生活支援
「どうなる?『障害者自立支援法』、どう実現する!自立生活・地域社会へのインクルージョン」
 「障害者自立支援法」の施行から2年、障害者の地域生活は深刻な影響をこうむった。当事者・関係者からの声、行動に突き動かされるように、「特別対策」「緊急措置」と毎年「対策」が講じられてきた。だが、重度長時間介護サービスや移動支援事業、グループホーム・ケアホーム等、障害者の地域生活に関した問題は依然として残されたままである。そうした中、2009年には「自立支援法の抜本見直し」を迎えることになる。
 一方、権利条約では、障害者が地域で暮らす権利を平等に認めており、「自立生活・地域社会へのインクルージョン」等が規定されている。条約の国内批准が課題となる中、「自立支援法」の手直しにとどまらず、どんなに重度の障害があっても地域で暮らせる法・制度の確立が求められる。
 この分科会では、再度、当事者・現場から「自立支援法」の課題を明らかにするとともに、後半では障害者の地域生活を実現する福祉サービス法について検討していく。
 ・情報提供 「自立支援法」をめぐる最新情報
 ・第1部  当事者・現場から見えてきた「自立支援法」の課題
       身体障害・知的障害・精神障害・難病、それぞれの立場から
         小田嶋義幸さん(自立生活支援センター北上)
         及川 敦さん(岩手青空の会)  
         駒場恒雄さん(日本筋ジストロフィー協会岩手県支部)
         大澤武仁さん(日本ALS協会岩手県支部)

 ・第2部  講演・討論「自立生活・地域社会へのインクルージョンに向けて」 
    発題「障害者の自立生活と福祉サービス法(仮)」北野誠一さん(東洋大学教授)
   コーディネーター:尾上浩二(DPI日本会議事務局長)

○分科会2 交通・まちづくり
  「地域の交通・まちづくりの課題とバリアフリー新法」
わたしたちがより一層社会生活をしやすくなるためには、欠かすことができない交通・街づくりについて、地域での具体的な問題点と2006年12月に施行されたバリアフリー新法(ハートビル法と交通バリアフリー法を一体化した「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」)とが、どれだけどんな風に関係が あるのか、無いのか、あるいは、どれだけ有効か、有効ではないかを話し合い、これからの地域の交通・街づくりの方策をみんなで考える。
 ・交通政策の現状報告 国土交通省より(予定)
 ・DPI日本会議で取り組んでいる交通・まちづくり課題
   今福義明(DPI日本会議交通問題担当常任委員)
   上薗和隆(DPI日本会議事務局)
 ・地域の様々な交通バリアフリーの現況と課題
   佐賀典子さん(盲導犬ユーザー・盛岡市)
 ・積雪寒冷地の交通・まちづくりの現況と課題  
   西谷嘉昭さん(自立生活センターPingあおもり事務局長・アクセス問題担当)
 コーディネーター:今福義明(DPI日本会議交通問題担当役員)
           三澤 了(DPI日本会議議長)

○分科会3 権利擁護
  「障害者差別禁止法に望むこと」
障害者権利条約では、「『障害に基づく差別』とは、障害に基づくあらゆる区別、排除又は制限」であるとされ、「合理的配慮を行わないことを含むあらゆる形態の差別を含む」ことが明記された。障害者差別をなくす条例が千葉県で制定(2006年10月)され、昨年7月から施行されている。現在、岩手県でも条例作りの取組みが進んでいる。
障害に基づく差別をなくすための自治体条例づくりの立場から、または当事者の側に立った権利擁護を目的とする具体的な相談支援活動の立場から、障害者差別禁止法に望むことは何かを提起し議論を深める。
 ・長葭千恵子さん(岩手県障害者110番相談員)
 ・高梨憲司さん(視覚障害者総合支援センターちば・千葉県障害者差別をなくすための研究会)
 ・西田えみ子(DPI障害者権利擁護センター相談員)
 コメンテーター:東 俊裕(DPI日本会議条約担当常任委員・弁護士)
 コーディネーター:金 政玉(DPI障害者権利擁護センター所長)

  ○分科会4 教育
     「権利条約批准に向けて、インクルーシブ教育へ転換しよう!」
2007年度から実施された特別支援教育は、これまでの特殊教育の枠組みを変えることなく対象を拡大し、その体制は延長されている。地域の通常学級にいた発達障害児は特別支援学級に囲い込まれ、どの都道府県でも特別支援学校の再編と新設、学級数の増加が進められている。このままでは障害者の権利条約で原則とされている地域の通常学校への統合へというインクルーシブ教育は果たされなくなってしまう。いま、障害児教育はどういう状況にあるのか。それに対してどのような実践や取り組みが必要なのか。地域の状況報告を受けながら、私たちの取り組みについて認識と課題を明確にしていきたい。
 1.学校現場・地域の取り組みからの現状報告:地元または近県から(予定)
   菊池千春さん(知的障害児童のご家族)
 2.インクルーシブ教育へ向けた取り組み報告:教育現場での実践報告(予定)
 3.権利条約の批准に向けた取り組みの組織化:インクルーシブ教育推進ネット
 4.現状の課題整理と今後の取り組みについて:DPI日本会議教育担当者
 コーディネーター 楠 敏雄(DPI日本会議副議長)
          姜 博久(DPI日本会議教育担当常任委員)
  
  ○特別分科会 労働
    「障害者雇用の現状と課題から検証する」
我が国の障害者の雇用・労働施策は、障害者雇用促進法及び障害者自立支援法に基づき進められてきている。しかし、現在の我が国の障害者雇用施策は、国際的な基準に到達していない違法状況として日本障害者協議会(JD)は、関係団体を通じて国際労働機関(ILO)に提訴している。
また、障害者の権利条約(総則及び第27条)の内容から検証すると公務部門における障害者採用試験の応募要項や実施状況及び最低賃金除外規定や重度障害者の障害者雇用率の算定におけるダブルカウント等の問題点も明らかとなる。
 本分科会では、こうした現状から以下の3点を議論の柱として、我が国の障害者雇用施策の現状と課題を検証し、障害者権利条約の批准とその理念を施策に反映させることを目的として開催する。
 1.障害者雇用促進法と一般就労の現場から
 2.障害者自立支援法と福祉的就労の現場から
 3.国際条約が障害者雇用に求めるもの
 ・我が国の障害者雇用施策とDPI日本会議の見解について 
   西村正樹(DPI日本会議副議長)
 ・私たちの職場の現状から(仮)
   竹高照美さん(夢現舎企業組合夢IT工房所長)
 ・公務部門における障害者雇用の現状と課題について
   奥山幸博さん(自治労障害労働者全国連絡会事務局長)
 ・障害者雇用促進法改正に関する視点と課題について(仮)
   コーディネーター:石橋宏昭(DPI日本会議常任委員)

○特別企画  DPI女性障害者ネットワークによる映画上映会&意見交換会
   映画「忘れてほしゅうない-隠されてきた強制不妊手術-」
   制作・著作:優生思想を問うネットワーク(2004年制作)/全編字幕付
 <内容>脳性マヒの障害をもつ佐々木千津子さんは、20才の時、強制的に不妊手術を受けさせられた。このビデオは彼女の日常と、この問題解明に向かって活動する姿を追う中で、日本における強制不妊手術の実態に迫る。また、イラストを用いてその歴史や社会的背景をわかりやすく描きながら、今もある優生思想の存在を私たちに問いかける。
 
 『DPI女性障害者ネットワーク』は1986年に発足し、1996年優生保護法が優生条項を削除し母体保護法となった後、活動が休止状態となっていました。しかし、DPI世界会議韓国大会で、障害女性がクローズアップされ、その連帯が求められるという世界的な後押しもあり、活動を再開させようと2007年6月から動き出しました。今回は、約30分の映画鑑賞の後、映画制作に携わった方々を交え、会場の皆さんと意見交換を行います。
 ・ゲスト 佐々木千津子さん
      利光恵子さん
 (元・優生思想を問うネットワーク会員。現在、生殖と差別・紙芝居プロジェクト)
 ・コーディネーター 南雲君江(DPI女性障害者ネットワーク代表)
by open-to-love | 2008-04-20 00:14 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
DPI世界会議韓国大会〈分科会報告〉

強制医療と施設収容分科会

全国「精神病」者集団 山本眞理

 強制医療と施設収容の分科会で私は日本の精神科病床数が世界一であることの実態暴露と、それに対して日本には国内人権機関もない、患者の権利法もないという人権後進国であることを告発した。基本的には日本の場合は一般的人権水準の達成、自由権規約の完全履行と死刑廃止とが即急に必要であることなどを話した。
 他の発表者は南アフリカの身体障害者から脱施設化の取り組みについて、韓国からは障害者ではないが福祉の専門職から、精神保健法施行後の1996年から2004年の7年間で精神科病院病床数が2倍となったこと、予算が精神科病院に流れ地域での支援へはほとんどないことが話された。南アフリカからの発表でも「施設もいいところがあるのではないか」という声との闘いが語られた。日本の60年代の精神科病院病床数増大の歴史が他の国で繰り返されようとしているのではないかという恐怖を改めて感じた。
 「自由か安全か」「放置か強制か」「施設収容か放置か」という脅迫に屈しない闘いが求められているといえよう。

DPI(Disabled People's International)日本会議「われら自身の声」/vol.23(2007年10月28日発行)特集「DPI世界会議韓国大会報告 障害者の権利条約日本政府署名!」
by open-to-love | 2008-03-16 08:12 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)
DPI世界会議韓国大会・「障害女性」分科会から

障害者欠格条項をなくす会・DPI女性障害者ネットワーク
臼井久実子、瀬山紀子

 2007年9月6〜7日、障害女性について、①性的虐待、②生殖の権利、③ディセントワーク(社会的保護のある労働)、④世界的なネットワークの、4つの分科会が開催された。その内容を、出席してとったメモをもとにお伝えしたい。スピーカーおよび参加者は、アジア・アフリカの人が多く、韓国、日本、モンゴル、マレーシア、カンボジア、バングラディシュ、パキスタン、ナイジュリア、マラウィなどから来ていた。オーストラリアやドイツからも参加していた。韓国語、英語、ベンガル語、日本語の相互通訳など、どの分科会でも言葉を伝えるのに時間を要していた。参加者の障害は多様で、5年前の札幌大会と比べても、世界規模で障害女性の情報と経験の共有が進んできている。

第1分科会
「性的虐待・搾取」・・
権利条約第16条「搾取・暴力及び虐待からの自由」
 スピーカーは、韓国のチャン・ミョンスクさん(精神障害)、パキスタンのサディア・ザナンさん(車いす使用)、ドイツのマルティナ・プシュケさん(義足使用)。司会は「あらゆる障害女性にかかわる問題。被害が起こる構造をよく考えよう。自分はどういう行動をとりたいか、今後どんな声をあげたいか、権利条約をどう使えるかを柱に、議論していこう」と提起した。
 チャンさん「韓国では障害をもつ女性は様々な差別を経験する。性的暴力はその1つで、当事者が国の支援で7つのホットラインをつくり、これまで隠されていたことが明かになってきた。ホットラインだけではだめで、障害女性へのサポート、エンパワメント、法的手続きが必要」
 サディアさん「あらゆる年代の女性の中に、障害女性がいて、セクシュアリティも様々だが、疎外を受けている。パキスタンでは障害女性は、よい母、よい妻になれない人とも言われる。コミュニティに障害女性が参画することが必要。教育やトレーニング、エンパワメントの機会が必要。セルフヘルプグループを育成しながら、政府、社会にこうした問題がとりあげられるよう働きかけている」
 マルティナさん「レズビアンとして障害女性の運動にかかわりCILで働いてきた。欧州規模の障害女性のネットワークができ、今は提言づくりの段階。障害女性の過半数が性的被害を受けており、シェルターやセラピストが必要。しかしアクセシブルなシェルターは全体の1割しかない。また、シェルターやホットラインセンターには、知的障害、学習障害、精神障害の人をサポートできる人がおらず、手話通訳者もいない。シェルターで障害女性が専門家として働く必要がある! 医療関係者や、警察や法曹、人権委員会などの専門職も、障害女性のニーズを反映してサポートできるようになるために、トレーニングをうける必要がある」

第2分科会
「生殖の権利と障害のある女性」・・
権利条約23条「家庭及び家族の尊重」・25条「健康」
 スピーカーはマラウィのレイチェル・カチャジェさん、日本の米津知子さん(ポリオ)、韓国のチョン・インオクさん(視覚障害)、ドイツのブリジッティ・フェバーさん。スピーカー、参加者をまじえて次のような議論がされた。「宗教的文化的な違いをこえて中絶を罰することに反対を。避妊するための条件や、人が人を選ばずに産み育てることができる条件を。基本的な問題は、社会の障害者に対するメガティブな態度。s町害がある子どもも生きる権利をもっている。権利条約批准の準備ができている国はまだ少なく、私たち自身、性と生殖と健康の権利から疎外されてきた。もっとこの問題をとりあげ政府が条約を批准するように働きかけよう」など。
 レイチェルさん「南アフリカ障害者連合で、初めての女性の議長。障害女性が、正確な情報を得て、HIVや感染症など病気の不安がない状態で、さまざまなサービスを受け手自己決定できることが、性と生殖の権利。現状は、存在を脅かされている。誤った情報のもとで性関係を強要され、病気に罹患することや、不法中絶を強制されることがある。HIVの障害女性への影響を調査中。アフリカ全土を調査してまとめるために、国際的な支援を必要としている。障害がある女性・少女は、社会に包含されていず、経済的なエンパワメントも必要だ」
 米津さん「女性の団体に所属して、リプロダクティブ・ライツを実現するために活動してきた。政府の人口政策によって、女性の性と生殖が左右されることが根本的な問題。それに対して女性の自己決定権が重要。子どもに障害があっても、障害がない子どもとおなじように祝福して育てることができるようにするというのが、権利のめざすところ。日本では中絶を禁止する法律と中絶を許可する法律が併存している。旧・優生保護法のもとで障害者に行われた強制不妊手術について、日本政府はいまだに謝罪していない。権利条約が言っていることを実現するためには、障害がある人と女性の相互理解と連携がさらに必要になっている」
 チョンさん「この分科会について、資料の点字が提供されていない。視覚障害者がまともに参加し発言できるためには、点字、朗読テープなどの情報提供が不可欠。障害女性も結婚して母親になる権利があるが、障害によっては遺伝の不安を本人ももっている。そうした面についても教育を充実させて、障害女性も、性と生殖の権利を享受できるようにする必要がある」
 ブリジッティさん「ドイツの女性委員。障害女性の団体で働き、レズビアンとしても活動。医師やヘルスワーカーは、障害者を規範外の人、治療の対象、劣った者とみなしがち。視聴覚などに障害がある人に情報が与えられていず、高い水準の医療があるのに、障害女性に対するノウハウがない。障害女性は、貧困のために治療代を払えないことや、通院の移動手段、たとえば自動車などを持っていないことも多い。障害者権利条約25条はとくに大切なツールで、女性団体や、医療機関にも伝えていかなければならない」

第3分科会
「障害女性とディセントワーク」・・
権利条約27条「労働及び雇用」
 スピーカーは、韓国のホ・ヘスクさん、マレーシアのシア・シュ・チェンさん。司会は「障害女性が、障害とジェンダーという二重の差別を受けないようにしていくことが課題。障害をもつ女性一人一人を個人として見ることがとても大切」と整理した。
 ホさん「ディセントワークと韓国の障害女性の現実とは隔たっているが、人間の尊厳を保障できる働きかた、労働をめざしたい。韓国の障害女性の就業率は1割程度で、指定賃金も支払われていない。障害があることと、できないことは、別のことだと、政府や人々に伝えている。個々人に対する教育などの支援と、政策全体のコーディネートが必要となっている」
 シアさん「民間でも公的セクターでも、雇用されている女性はきわめて少ない。男性上位の社会で、女性の教育の水準はもともと低く、単身や寡婦になったときに、仕事につけない。そうした人々が仕事につき生計をたてられるようトレーニングを提供し支援している。都市と農村の格差、交通アクセスなども障壁になっている。活動は教会などの支援を受けている。今後は、企業が障害者を雇用し支援するための政策も、更に必要と考えている」

第4分科会
「障害女性の世界的なネットワーク」
 スピーカーは、タイのサラワク・ソンカイさん(車いす使用)、韓国のカン・ミンフィさん、日本の堤愛子さん(脳性まひ、車いす使用)。司会は「地域的・全国的・国際的な障害女性のネットワークが必要で、それは始まっており、今後さらに大きな連携にできる」とまとめた。
 サワラクさん「タイでは障害女性は最も低い地位にいる。障害児を産んだ女性も価値を下げられる。障害男性は地元の作業所で働いたりしているが、障害女性は遠隔地の収容施設に送られたりしている。教育を受けられず、情報から隔てられ、貧困の中にいる。障害女性の雇用を進めるためには、女性運動のなかに障害女性問題をいれていく必要がある。障害者運動にも、障害女性は参加できてこなかった。今後、障害女性が国際的・地域的な活動をすることで、ネットワークができていくだろう」
 カンさん「韓国健康社会保障委員会で働いている。当事者の経験の交流とセルフヘルプ、セルフアドボカシーによって障害女性コミュニティができてきた。そして社会的な視点で障害を再定義してアイデンティティをもち、人権のために他の人々と共同するようになった。障害女性も、ジェンダーの問題やセクシュアリティを認識し、母親になることもできるという認識をもってきた」
 堤さん「日本では1979年ごろ女性障害者独自の活動が始まった。そこでは、恋愛、結婚や子育て、施設での異性介助などが話された。親や施設職員の勧めで子宮摘出手術を受けていた人たちが体験を話し始めた。1986年には女性障害者ネットワークができ、障害女性たちの運動と国際的な支援を背景に、1996年には、長年問題となっていた優生保護法の、遺伝的疾患をもつ人を強制不妊手術できるという優生条項が削除されて、母体保護法となった。この課題で、非障害女性との共同を進めることができた。ちょうど1986年には日本最初の自立生活センターもできた。ピアカウンセラーの多くは障害女性である。今、韓国、台湾、フィリピン、タイ、パキスタンなどの、自立生活運動と連携が進む中で、日本でも経験してきた障害女性への差別偏見を、改めて味わっている。さらにネットワークを広げていきたい」

 各分科会で「障害がある女性の視点から、女性、障害者、コミュニティ、社会の問題や課題をみていくことの重要性」が話された。障害がある女性の立場と経験は、歴史、文化、宗教、言葉、国や地域の違いをこえて、共通していた。世界のどこにいても、貧困、家の中だけで暮らしている人、家から出られない人が数多くいること、教育や就業からの排除、低い社会的地位は共通している。情報が本人に届いていず、コミュニケーションからの疎外がある。しかし、こうした障害女性の状況は、各国の統計や調査でもあまり把握されていない。

「DPI女性障害者ネットワーク」は1986年に発足し、優生保護法が優生条項を削除し母体保護法となった後、2000年頃からいったん活動が休止状態となっていましたが、DPI世界会議韓国大会で、障害女性がクローズアップされ、その連帯が求められるという世界的な後押しもあり、活動を再開させようと、今年6月から動き出しました。
 DPI世界会議韓国大会への参加や報告会の開催に加え、ネットワークの立ち上げと活動を持続・継続するために、日本カトリック司教協議会カリタスジャパン様より多大なご支援をいただきました。
 今後、皆様のご期待に沿えるよう、積極的に活動を展開していきたいと思います。
 ありがとうございました。

DPI(Disabled People's International)日本会議「われら自身の声」/vol.23(2007年10月28日発行)特集「DPI世界会議韓国大会報告 障害者の権利条約日本政府署名!」
by open-to-love | 2008-03-16 08:11 | DPI日本会議 | Trackback | Comments(0)