精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:家族のスキルアップ( 9 )

全国精神保健福祉会連合会『家族相談ハンドブック』
(2012年、A4判、74ページ)
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家族会の相談研修や支援機関でテキストとして活用できます
家族相談のためのテキストができました!
家族会で相談研修のテキストとして活用できるよう、わかりやすくまとめています。
また、家族相談をおこなう支援機関でもぜひ、ご活用ください。

家族会員の方 一部 ¥500円
一般・賛助会員の方 一部 ¥700円

目次
1.家族による家族支援(家族相談の必要性)
2.精神障がい者の状況(全体像)
3.精神障がい者家族の状況
4.家族相談の意義と特徴
5.家族相談の目標
6.家族相談の留意点
7.相談実習の進め方
8.家族相談の方法~その特徴と留意点~
9.新しく家族相談事業を立ち上げたいときは~その進め方と展開のあり方~
10.家族相談員の養成
11.家族相談の事例
by open-to-love | 2013-04-12 21:10 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)
コンボお知らせメール便:「つっちー」こと土屋徹さんの研修会があります

盛岡ハートネットのみなさま

 こんにちは。コンボ広報チームです。本日は、コンボの会報『こころの元気+』の連載、「つっちーのショーガイ学習」でもおなじみの土屋徹さんの研修会のお知らせです。コンボも後援しています。申込受付中とのことです。

●~●~●~●~●~●~●~●~●~●
つっちーの家族教室・心理教育
(案内より抜粋)
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 今回の研修では、心理教育を紹介するとともに、問題解決志向型のグループや個別のやり取りを紹介するだけでなく、実際に参加者同士で体験することを目的としています。
この研修会に参加して:
○心理教育とはなにかを知りましょう
○心理教育をする視点を作りましょう
○心理教育のやり方を体験しましょう
情報提供のやり方とグループワーク(本人・家族)
○いろいろな場や対象者の心理教育を知りましょう
●~●~●~●~●~●~●~●~●~●
【日時】2012年4月17日(火) 10時~17時
【場所】流山生涯学習センター・多目的ホール(〒270-0153千葉県流山市中110番地) 【参加費】5000円

お問い合わせ・研修の詳細・申込用紙のダウンロードはこちらから
→ http://www.hida-c.com/ivent.html

《主催》株式会社MARS
《後援》NPO法人地域精神保健福祉機構コンボ・
NPO法人こころの健康を創造する会 creationHIT事務局
●~●~●~●~●~●~●~●~●~●
以下のリンクから「こころの元気+」創刊号が無料でダウンロードできます。
http://comhbo.net/mental_energy/pdf_data/genkiplusno1_2.pdf

特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)
http://comhbo.net
http://twitter.com/#!/comhbo/
〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1 トノックスビル2F
TEL 047-320-3870 FAX 047-320-3871
info@comhbo.net (コンボ広報チーム)

http://comhbo-mail.blogspot.com/
こちらで過去のお知らせメール便がご覧になれます。
by open-to-love | 2012-04-13 22:44 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)
統合失調症ABC 回復を促す〝家族の接し方〟

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by open-to-love | 2010-07-31 18:14 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)
※近年、精神業界で注目されている「リカバリー」という考え方。これは、当事者だけのものではありません。家族にとっても、大切な考え方です。コンボ「こころの元気+」通巻19号(2008年9月号)特集「リカバリーってなんですか?」から、紹介します。

家族である私にとってのリカバリーとは
(もくせい家族会 女性)

 ○私が一生面倒をみよう

 私が、長女の病気と出会ってからの数年間は、予備知識も診断名も不明確なまま、ただただ症状の激しさ、困難さに、右往左往した日々でした。
 とんでもない病気にかかってしまった…こんなふうに娘を育ててしまったのは私の責任…初発の時に感じた自己否定感が、さらに輪をかけて襲ってきました。
 3年前、2度目の再発のときには、私が産んだ可愛い娘なのだから、私が一生面倒をみよう…この娘より1日後に死ねばいい…そんな心境でした。
 親がそんな思いでいるからか、娘もすっかり私を頼りにして、留守番もできなくなりました。近所へ買い物に出た私に、「なぜ一人にするの、私の気持ちを何もわかっていない」そう言って怒りました。そのときに私は、「もううんざり」と思いました。思わず「お母さんがこんなにあなたのことを考えているのに、あなたこそ何もわかっていない」そう言うと、長女の前で声を上げて泣いてしまいました。泣きながら、このままでは娘も私もだめになると思いました。

 ○「うんざり」の正体

 そこで「一人でいられない」ことを、どうしたら乗り越えられるか話し合いました。しばらく考えてから「自分の部屋のベッドの中にいれば大丈夫だと思う」と自分で答えを見つけた長女を、すごい!と思いました。
 統合失調症の症状を体験したことで、私は長女を信じられなくなっていたのだと思います。信じられないから、長女の言動に敏感になり、生活を制限したり管理したりしてきました。
 お互いに、そんな鎖でつながり合っていたのです。それが「うんざり」の正体でした。「大丈夫」という長女の言葉を信じて、だんだんに自分のペースで生活ができるようになり、充実した気持ちを味わえるようになりました。そしていつのまにか、「うんざり」はウソのようになくなり、家にいて長女と話をする時間が、とても楽しいものになりました。
 それまでは長女が「○○をしたい」と言っても、ダメとは言えず生返事をしていましたが、「できるようになるといいね〜どうしたらできるようになると思う?」と、本人の気持ちになって考えるようになりました。統合失調症でもよいのです。たとえ生活がしづらくても、一人の人間として幸せな悔いのない人生を過ごしてほしい、心からそう思うようになりました。「あなたがそうしたいのなら、やってみるといい。あなたのことを、私は信じている。失敗したら、また考えてやり直せばいいじゃない」そう思うのです。娘とのほどよい距離を保ちながら、私自身の世界を大切にすることで、娘のことも一人の人間として「本当に大切に」できるようになったのだと思います。

 ○家族にとってのリカバリー

 私にとってのリカバリーとは、精神の病気体験のために失われた「娘と自分自身への信頼の回復」であると感じています。
 「統合失調症などの重い精神の病(の家族)を持っていても、人は立ち直ることができるのです。人として尊重され、希望を取り戻し、社会に生活し、自分の目標に向かって挑戦しながら、かけがえのない人生を歩むこと、それがリカバリーです」(「リカバリーへの道」マーク・レーガン著・金剛出版・カッコ内著者加筆)
 これらの文字を追いながら、誰にでもこのような力があるのだと、大いに励まされました。
 家族が自己犠牲的な献身をやめて、自分を受け入れてくれる人と出会うことや、自分にもできていることがある(無力ではなく、力がある)と感じられることは、とても大切なことだと思います。ご夫婦の時間を持ったり、大切な友人と語り合ったり、得意なことに取り組んだり、責任ある役割を果たしたり、家族会という場で同胞を得ることなどは、とても役に立つのではないかと思います。
 精神の病気と出会ってしまったことは不運だったけど、不幸なのではなく、希望を持って生きてよいのです。

□私のリカバリーのプロセス(感情と行動の変化)
驚愕・混乱=本人を受診・治療させる
 ↓
不安・絶望=本人の病気に関する情報を集める
 ↓
さらなる不安と絶望=本人の居場所を求める
 ↓
絶望と安堵=家族会につながる
      病気のことを人に話せるようになる
 ↓
思考の転換=本人の心配から自分自身の心配へ
 ↓
希望とやる気=自分がやりたいことをみつける
       そのことに向けて行動する
       本人への見守りと支援
by open-to-love | 2008-10-01 11:13 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)
勇気を出して相談してみましょう

(埼玉県/幸手保健所 保健師 吉澤久美子)

 家族のだれかが心の病にかかり、精神疾患であると診断されたとき、それは患者さん一人の問題にとどまらず、家族全体の問題となることがあります。

病気を受け入れられない
 突然、ふりかかってきた病気(前触れがあったかもしれませんが)に、本人はもとより家族も「まさか…」と病気そのものの存在を否定してしまいます。しかし、そんな葛藤を続けているうちに、患者さんの症状は悪化し、ようやく精神科へたどり着き、そこではじめて病気と直面し、やっとの思いで病気を受け止めようっとします。しかし、家族は病気についての正しい知識がないために、困惑している患者さんに対して、「どう接しても心を癒してあげることができない」と自分を責めてしまったり、家族のなかで責任の押しつけあいをしがちです。家族は病気を受け入れることに混乱し、まわりを見る余裕がなくなってしまうのです。

世間体が気になる
 家族自身が病気を受け入れることに時間がかかるなか、「家族にもわからないものが他人にわかるわけがない」と心にふたをしたり、だれかに相談すると本人に傷がつくとか、他の家族(きょうだいなど)に不利益が生じると考えてしまいます。また、患者さんの最も重い症状(ときどき対処に困惑する興奮や言動など)を見ている家族だけに、他人以上にこの病気に対する強い不安感を抱いてしまいます。慢性で長い経過をたどるこの病気は、患者さんにも家族にも、心の負担は大きく、世間との間に特別な壁ができてしまうような錯覚におちいってしまうのです。

どこに相談したらよいかわからない
 精神科や保健所などの相談機関の敷居は、以前に比べてずいぶん低くなっています。しかし、どの機関でどのような相談が受けられるという情報まではあまり知られていません。私が経験したなかには、息子の異変に気づき精神科への受診を考えましたが、どの病院に受診させたらよいか分からず、たまたまテレビで見た精神科医のところまで、遠い道のりを相談に行ったという事例や、長い療養生活で社会との交流がとだえて、本人と家族だけの狭い世界に入り込んでしまい、疲れ果てた末に、援助を受けることをあきらめてしまった事例もあります。そのときどきに、必要な相談窓口があることや、まわりに支援する人がいることがわからずにいることで、家族は問題を抱え込んでしまうのです。

心のコップをあふれさせないで
 このように、問題を家族内でなんとかしようという気持ちは、ごく自然におこります。特に、子を思う親にとっては当然のことなのです。しかし、家族でなんとかしようという気持ちには限界があります。家族の不安でいっぱいな気持ちは、患者さんに敏感に察知され、患者さんの不安をも強くし、症状を悪化させるといった悪循環になりかねません。まずは家族の心の負担を軽くすることが大切です。
 家族の心の負担をコップに注がれた水にたとえてみましょう。多くの不安を抱えている家族の心のコップは、ストレスの水でいっぱいです。これ以上不安が増えれば、コップの水はあふれてしまうことでしょう。大切なことは、たまった不安やストレスをはきだして、心のコップに常に水をそそげる状態にしておくことです。人は、限界を超えると正しい判断ができなくなってしまうものなのです。ある家族がこんなことを話していました。「今後、我が家に何か問題が起ったとしても、家族会の仲間や保健所の人がいると思うと、『一人で抱え込まなくてもいいんだ』とそれだけで安心できるんです」と。今こそ勇気をだして家族会や保健所などの相談機関へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(「ぜんかれん」2000年8月号「問題を家族で抱えない」より)
(ぜんかれん家族講座8「家族にできることできないこと」)
by open-to-love | 2007-09-28 22:42 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)
家族会の集まり(定例会)を楽しくするにはどうすればいいでしょう。
(今月の回答者 西巴 章 京都府南丹保健所)

問:私は地域の家族会で、他に引き受け手がないまま、数年にわたり会長を務め定例会などを主催しています。先ごろ、次のような、会員の陰の「声」に接し、たいへん落ち込んでいます。その「声」の要旨は、「地域家族会に何度か参加してみて、お互いにいろいろな話をしたり聞いたりできるのかなと思ったのですが、やや期待外れでした。それはなぜかというと、ある時は、リーダーと思われる人がほぼ一方的にしゃべり、お知らせや検討を進めるという形で、無味乾燥でしたし、またある時は、『皆さん、ご自由にお話し合いを』といわれましたが、なかなか自由に話せるような雰囲気ではなく、不満感が残ったからです」というものでした。会長として精一杯やっているつもりなのですが、「声」は率直な感想として真剣に受け止めなければと思っています。会長(リーダー)として、参加者が「参加してよかった」と思える、会(集まり)を少しでも楽しくするための工夫はないでしょうか。

答:会長さんの「何とか良い家族会を!」という一生懸命さが伝わってきます。しかし、一方で、一生懸命になるあまりに、会長さんの思いを伝える事に熱心になりすぎたり、また逆に事務局からの連絡事項で終ってしまっている現状もよく伝わってきます。
 そこで家族が交流でき「元気になるコツ」について今回は一緒に考えてみたいと思いますので、参考にしてみてください。
 誰もができる、簡単な方法です。お試しあれ。

家族会運営の一工夫
 まず家族会を運営するうえで次のことに気をつけることが大切です。
①安心でき、リラックスできる場の工夫
 お茶を準備したり、花を飾ったり、グループの前後にお互いに話しやすくするための小道具を用意することも大切です。なるべく快適な状態にしておきましょう。
②家族会の初めに「ウオーミングアップ」の時間を設ける
 家族会をはじめる前にウオーミングアップの時間を設けましょう。
 例えば、初めに「先月一カ月でご自身が楽しく感じた事は?」「最近気に入っているドラマは?」など、自己紹介だけではなく、家族が日常生活で「生き生きした場面」を思い起こさせるような工夫をしてみましょう。参加された家族の違った一面を発見できるでしょう。
 また、家族会に初参加の人がいる場合は、ていねいに自己紹介をし、無理なく参加してもらうことに心がけましょう。
③グループのルールを伝える
 ここで話されたことは、ここだけの秘密にすることを伝えます。そうすることで、「安心できる」場になります。また、初めて家族会に参加した家族は座ってるだけで、精一杯の事もあります。話すことに抵抗がある場合は「パス」してもいいことを伝えましょう。
④「分かち合い」の時間を設ける
 家族会の最後には「今日の感想」を一言ずつ家族に話をしてもらいましょう。これは大切な作業です。シェアリングといって今日の家族会を参加者で「分かち合う」のです。このことで、今日の家族会の内容がメンバーに適していたのかどうかチェックできます。こうして出てきた意見を次の家族会に生かすことができるのです。

司会を行う人のコツ
 どうしても家族同士交流ができない原因として、司会の方が参加者の言葉に全部応えないといけないと思い過ぎていませんか?
 こうしたやり方では、それぞれの質問に答えていると「一対一」のコミュニケーションになってしまい、参加者の交流が進みません。これでは、グループの形は取っていますが、「集団個別相談会」になってしまっており、せっかくのグループが活かされず、相互交流は生まれません。自分たちの家族会が「ありがちなパターン」になっていないかチェックしてみてください。
 もし、ご自身の家族会が「ありがちなパターン」とすれば、「めざせ三角形!」を参考にやってみてください。必ず家族同士の交流が進みます。
 進行のやり方のコツは、メンバーからの質問に司会者が答えるのではなく、他のスタッフやメンバーに答えてもらうことに徹することです。各家族の個性をよく知っている司会者ならば、どの家族同士が相性が合うか、住んでいる地域が一緒か、同じような生活上の悩みを持っている等よく知っていると思います。このように、さまざまな家族同士の共通点を見つけ、「つなぎ合わせる」ことが大切なのです。家族同士の交流の中で、家族が家族をサポートし、促すだけでいいのです。
 また、参加メンバー全員に平等であることも司会の人には求められます。視線は常に参加者全員に平等に配る。そのことだけでも「自分のことを気にしていてくれている」「次は私の話を聞いてくれる」と参加家族は安心して、他の家族の話を聞くことができるのです。
 このように交流を促すコツは「会話の三角形」を作ることを心掛けることで、そうすれば、うまくいきます。自信を持ってやってみてください。

※ありがちなパターン※
司会者:何か本人さんへの対応のことで困っていることはありませんか?
Aさん:なかなか朝、起きて来てくれないんですが…。
司会者:作業所等に通所してみてはどうでしょうか。リズムが整ってくると思いますよ。他に困っていることはありませんか?
Bさん:夜がなかなか眠れないようなのですが…。
司会者:主治医の先生とよく相談して下さいね。その他に困っていることは…。

※目指せ三角交流※
司会者:何か本人さんへの対応のことで困っていることはありませんか?
Aさん:なかなか朝、起きて来てくれないんですが…。
司会者:Bさんの息子さんも昔は同じでしたね。どのようにしてリズムを整えたのですか。
Bさん:私のところは昼間に作業所に行くようになってリズムができました。一度作業所などに見学に行ってみてはどうですか?
Aさん:作業所はどこにあるのですか?
司会者:Dさんの息子さんも作業所に行かれてましたね。
Dさん:作業所は○○にあって、送迎もしてくれますよ。私のところも初めは朝起きれませんでしたが、今では元気に。

交流がうむ効果
 ①自分の問題が自分一人ではなく、分かち合えることに気付き、安堵感を経験することができます。
 初めて家族会に参加した時、あなたが感じた気持ちの変化です。このことが家族会の原点ではないでしょうか。
 ②同じ悩みの人達の中で、安心して自分の思っている事を吐き出せ、カタルシス(心の浄化・癒し)を得られます
 ③既に経験している家族と出会えることで、希望が出てきます。
 このままどうなるのか分らず不安という気持ちが、先輩家族の意見を聞く中で光が見えてくるのです。
 ④支えられる側であった人が、同じ悩みを持つ人を「支える」という経験をし、自尊心が回復してきます。
 何回か家族会に参加し、家族自身が元気になってくると、今度は初めて参加する家族を「支える」立場になることができ、「自分にも何かできる」という新たな元気が生まれます。
 ⑤他の人を見習ってみようという動きが出てきます。
 ⑥「支え」「支えられ」のネットワークが発展し、おしゃべり友達、茶飲み友達へと地域の中でのネットワークが広がります
 何よりも、家族会で知り合ったメンバー同士で、地域の中で「おしゃべり友達」「茶飲み友達」へと生活の場でのネットワークの広がりがでてきて、地域の中での孤立感が無くなってきます。
 家族会は「家族が元気になれる場」。この合い言葉を大切にして、実践してみてください。必ず家族会が充実した会になっていくと思います。
(月刊「ぜんかれん」2006年6月号 「ハイ!相談室です」)

みのもんた的司会はダメということです。(黒)
by open-to-love | 2007-07-07 23:21 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)

暴力はふれあい

暴力はふれあい(「養生のコツ」語り 第8回 神田橋條治)

家族の質問(神奈川県 61歳)
 32歳の息子です。2年前に暴力をふるい、警察に連絡し措置入院させました。警察に連絡したことが本人に大きなトラウマになり、交番の前を通ったり、巡査を見るたびに当時を思い出し、私たちに再々暴力を振るってきます。度重なる暴力に危険を感じ、私共(息子の父母)は夫の実家に避難しています。息子の食事を主人が一日一回届けてくれます。時間があれば夫と二人でテニスもするようですが、私は7月23日早朝に暴力を振るわれて以来、息子にあっていません。これからどうやって息子と向き合えばいいのでしょうか。一人暮らしもさせたい。もう一緒に住むのは危険だと思っています。私共も年々高齢になります。

 警察に連絡したことが本人に大きなトラウマになって、ということはね、警察が来たときにお父さんお母さんがどうしたかということなんです。警察に丸投げしちゃいかんですよ。緊急事態ですから、警察の手を借りなきゃいけないから、手を借りているんだということがないといけないんです。必要最低限度、警察の手を借りているんだ、自分たちではできないんだから、だからやっぱり入院するのに連れて行くのは親が連れて行っているんだ、警察は手助けなんだという雰囲気にならないと、一番つらいときに親子の関係が切れちゃう。丸投げみたいのはいけない。
 けど、もう済んでしまったことだから、今さらどうしようもないけれど、本人に、警察に連絡していたことがトラウマになっているんじゃなくて、「我々がちゃんとついていかなかったことがトラウマなんじゃないの」と聞いてみると、ひょっとしたらいいかもしれないです。

暴力は症状ではない
 どうしてかというと、この人は、この暴力を振るう人はあっちゃこっち行って暴力をふるっているようではないんですよね。親御さんだけに暴力を振るっているから、これは、僕は、何か言うにいわれぬ気持ちが親に対して向かっているんではないかと思うんです。それで、間に誰か入ってくれる人がいないでしょうかねえ…。ご主人は一日一回食事を…、じゃあ、このお父さんがそのことを話題にしてみるといいのかもしれないねえ。暴力の意味はこういうことなんではないかと問いかけてみる。
 暴力は体が触れるでしょう。だからふれあいですから、本質としての統合失調症の病状ではないと僕は思うんです。対処行動だと思うんです。「せつなさ」とか、「通じなさ」とか、「わかってよ」とか、「もうどうでもなれ」とかいうような気分だと思うんです。どうにでもなれということであると、近所の人なんかにも石投げたりするようなことになると思うんです。自己破壊に。だから、この人は、親にだけ何か通じてほしいという気持ちではないかなと思います。警察を見ると暴力になるというのは、せつない気持ちのフラッシュバックでしょうね。そう聞いてみることを主治医に依頼してごらん。

会場からの意見
 僕は32歳で両親と一緒に暮らしているんですけど、この人は少し親に甘えている分があると思います。精神的に少し子どものところがあると思うので、大人になるためにも一人暮らしを経験したほうがよくなると思います。

 今のあなたの意見はその通りだと思います。
 それからもう一つ。暴力ふるっているなかにね、甘えている部分と、一人暮らしをした方がいいと既に本人が感じている部分があると思うんです。だけど、統合失調症は、複雑な思いが脳のなかでまとまらないので、お父さんが面と向かって話しますとお父さんの表情、口調、それにしゃべりながらの自分自身の心のゆらぎもあり、それらが複雑な刺激として本人の脳が統合しにくい刺激になるのでしょうね。

考えをまとめやすい方法
 最初は、手紙がいいと思います。手紙は言葉と違って、本人が自分の好きなスピードで情報をとることができますし、繰り返し確認することもできますから。お母さんが手紙を書かれて、そしてお父さんが「お母さんがこれ、お前に会うのは怖いらしいけど、まあ、気が向いたとき読めや」とか言って渡すと、入ってくる情報が単一チャンネルで入ってきますので。表情を見て音を聞いて、意味を考えてということにならずに、安全でしょう。
 その一つの証拠は、統合失調症の人たちはメールとかチャットとかいうのはとても好まれるんですね。それはやっぱり、人間は皆、群れ動物ですから、人間関係きらいっていう人はあんまりいないですね。苦手っていう人はいる。苦手とする人が、ああいう機械を使ってのやりとりだと、しやすいのね。表情とか、「あんなん言ってたけど、表情は別の顔つきしてた」とか、レスポンス(反応)をせかされるということがないものですから、自分のペースでやっていけばいいので、ああいうものも一つの方法ですね。
 僕が知っている家族で、統合失調症じゃありませんけど、娘さんとお父さんが二階と一階でパソコン通信で対話をされている。「今日の食事はどうだったかね」とか、会話ができている。そうすると、今まで部屋の入り口のところに食事を置いて、空になっていたら下げるというだけだったのが、パソコンだけでもコミュニケーションになるのね。現代の機器はそういう風に使えます。
 今、息子さんの食事をご主人が一日一回届けてというのをやっているので、ここからさっき言った、一人暮らしの道につながったらいいのではと思います。
(月刊「ぜんかれん」2005年7月)

 ☆この引用が、暴力にどう向き合うかの答えとなるでしょうか。私には、分らない。だが、問いと答え双方の沈鬱な切実さという意味において、このやりとりは、このケースにおいて優れた回答であるし、かつ、それゆえに、一般論は通用しないということを如実に物語っているともいえます。
 その時、その場、その人、その暴力に対してどう向き合うかについての「正しい対処法」は、なければならない。少なくとも、その「正しい対処法」に至るまでの、いくつもの「正しくない対処法」を可能な限り排除することはできると思う。そのために、そして、その限りにおいて、であっても構わない。その時、その場、その人、その暴力に対して「誰か間に入ってくれる人」でありたい。(黒)
by open-to-love | 2007-06-27 00:33 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)
ハイ!相談室です
「借金を繰り返す息子にどう対処したらいいのでしょうか」
今月の回答者:池原毅和弁護士

問:統合失調症の息子は現在39歳、半年前まで一人暮らしをしており、障害年金二級を受給しています。浪費癖がありこれまで年金を担保にあちこちで借金をしまくり、放ってもおけないと家族が泣く泣く百万円単位の返済をしてきました。家族としては経済的にも精神的にも限界です。現在は浪費がらみで病状も悪化、入院中ですが、未返済の借金がまだあるようで借用書も散逸しており、今後を考えると眠れない日が続いています。ぜひ次の点につき教えて下さい。
 このような場合、親の責任はどこまでなのか。「自己破産」とよく聞くが、具体的手続きはどうすればよいのか。自己破産となった場合、借金の責任はどうなるのか。本人が入院中でも手続きが可能なのか。退院後、サラ金等から借金できないようにすることはできるのか。よろしくお願いします。

答:まず、親の責任ですが、親にもきょうだいにも、本人がした借金を返済する責任はありません。

家族が返済を求められた場合
 確かに、お金を貸している(債権者)側は、「家族なんだから何とか払うように」と催促してくることはあり得ると思いますが、本人の連帯保証人として自分自身も契約書にサインして押印しているような場合は別として、法律上、家族であるからというだけで支払い義務を負わされるようなことはありません。
 ご質問のご家族はすでに100万円もの返済を肩代わりされているようですが、こうしたことは本人のためにもならないのではないかと思います。家族が肩代わりすることで、本人は現実の厳しさを知ることがなくなりますし、結局、浪費をしても誰かが助けてくれるといった依存した気持ちを強めることにもなってしまいます。また、肩代わりした家族の側は、こんなに家族が協力しているのに本人は何の感謝の気持ちもないというような気持ちも強まってしまい、かえって本人と家族の関係が悪くなってしまうこともあります。
 ですから、債権者に対しては「法律上責任はないので催促には応じられない」ということを明確に伝えてください。

取り立てが厳しい場合は債務整理を委任する
 しかし、債権者からの厳しい取り立てが家族や本人の生活の平穏を脅かすような場合には、弁護士に債務整理を委任するのがいいでしょう。
 弁護士が債務整理を受任して問題の解決に介入する旨の通知を債権者に出すと、債権者は直接に本人や家族に取り立てをしてはいけないことになっています。そのため、生活の平穏を脅かされることもなくなります。その委任は家族が自分たちを守るためだけにしてもいいですし、本人と一緒に家族も含めて委任をしてもいいですが、最近では、本人が委任をすればだいたいの場合は十分な効果が得られると思います。
 弁護士に債務整理を委任する際に払う費用は、「任意整理」といって、長期分割返済や一部免除を求めてお金を返す方法の場合、標準的には一債権者あたり、着手金が二万円報酬です。さらに、分割条件などが折り合っていわば示談が出来た場合が二万円です。最初から破産が予想される場合は、着手金が二十万円くらいが相場でしょう。この場合、免責を受けられた段階で、着手金と同額程度の報酬が求められる場合もあります。

自己破産の手続き
 自己破産というのは、借金がふくれあがってすべての資産や収入を返済に充てても借金の返済が不可能だと認められるような場合に行うことができます。
 質問者の方の場合、障害年金だけでほかに収入はないようですから、100万円を超えるような借金がたまっていれば自己破産の申し立てはできると思います。ただ、自己破産は、文字通り自分から破産を申立てる手続きですから、本人がその手続きをする意思がなければなりません。最近では裁判所の破産係に自己破産申し立ての用紙なども置いてある所が多いので、自分で裁判所の破産係に行って手続きすることも可能ですが、債権者からの取り立てを受けながら破産の手続きを進めることを考えると、弁護士に任せてしまった方が楽に手続きを進めることができると思います。

地域での相談と費用
 地域によっても違いはあると思いますが、だいたいの弁護士会では「クレジット・サラ金相談」というコーナーがあり、そこで債務整理の相談や破産の相談を受け付けて、必要である場合は担当の弁護士を紹介してくれます。
 自己破産をするために弁護士に払う費用は二十万円程度を目安に考えておけばいいと思います。法律扶助協会に弁護士費用を立て替えてもらったり、肩代わりしてもらえたりする制度もあるので、都道府県の弁護士会に法律扶助協会を利用する方法も問い合わせるとよいでしょう。

借金から逃れられるか?
 破産手続きは破産状態にあるかどうかを決定する段階と、破産であるとして残りの借金を返す責任を免除するかどうか(免責)という段階の二段階からできています。ですから、破産と決定されても自動的に免責になるわけではありません。
 特に、詐欺的に人からお金を借りたとか、破産の手続きのなかで裁判所にうそをついたというような免責不許可事由があると、免責は受けられません。その場合は、借金を返す責任は破産をしても残ることになります。しかし、免責不許可事由の判断は比較的寛大なので、多くの場合は免責になると考えてよいでしょう。質問者の方の場合も、免責になる可能性は十分にあるといえるでしょう。免責されれば、借金を返さなくてよくなることはもちろんです。

入院中の手続き
 本人が入院中の場合、破産の手続で破産状態の判断のための裁判官との面接や免責決定の判断の場合の期日に出席できない場合があり、困ることがあります。しかし、そのような場合も、診断書を提出して弁護士が代理人として出席することや、場合によれば外出や退院が可能になるまで、手続きを事実上遅らせることも不可能ではありません。

借金を防げるか
 退院後に借金をさせない方法は、サラ金業者が加入している信用情報機関に、近親者として事情を告げて借り入れを許可させないように登録してもらう方法や、成年後見制度を使って、借金については成年後見人の同意がなければできないようにする方法が考えられます。
 けれども、破産になっていればそのことで信用情報機関に信用情報が登録されている場合が多いので、通常のサラ金業者は融資をしなくなります。
 また、本人のことが心配な気持ちも分りますが、借金をしても本人に資産がなければ、差し押さえなどを受ける心配はありませんし、最初に申し上げたように家族の財産が差し押さえられたり、家族が本人に代わって返済しなければならなくなったということもありません。
 そうすると、こうした問題は基本的には本人の自覚と責任に任せるべき問題だと割り切った方がよいのではないかとも思います。
 重要なことは法律で縛り付けるよりも、本人が地域生活をこなせる社会的生活技能をどう育ててゆくかということで、それを諦めて、法制度で押さえ込もうとすると、結果として本人の能力は育たないままになり、同時に、家族の干渉に対する本人の反発も深まるかもしれません。心を通じさせるコミュニケーションをいかにとっていけるかが、遠回りのようで一番大切な手法ということになるのではないかと思います。
(月刊「ぜんかれん」2005年5月号)

おいおい、その全家連が破産しちゃったじゃないか!
親子にとどまらず、あらゆる組織において「心を通じさせるコミュニケーションが一番大切」。それがなくちゃ、全家連の二の舞です。みなさん、頑張りましょう。
by open-to-love | 2007-06-25 23:59 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)
上森得男さん講演「回復を目指してわが子と歩む〜アドヒアランスについて」講演資料

 上森得尾男さんプロフィール:ご兄弟やご子息が統合失調症を発症、御自身もかつてうつ病で苦悩された経験をお持ちです。これまでぜんかれん編集委員、精神障害者の地域支援のあり方についての検討会委員等を歴任、ロサンゼルス自助組織「プロジェクトリターン」との交流を各地で実施されています。家族として、服薬する当人として、また教師としてのさまざまな立場から、服薬の必要性と可能性、近年の薬剤の進歩、海外事情と日本の課題などについて幅広く見識をお持ちです。

私の長男は統合失調症から回復
○名前は一郎、40歳
○発病は高校生のとき
○長い道のりでしたが…
○今は就労しています
○以前とは大きく変わりました

プラス思考で薬は自分で選ぶべきだ
○よい薬(単剤低用量)を飲み、就労に挑戦することで回復する
○前向きになり、あなたもよくなってください

息子の話の前に
○私の実家であったことを特急で話します
○私の兄弟2人が統合失調症
○当時は、今のように進歩した薬はなかった
○治療も不十分だった
○信じられないほどの偏見があった

一郎の場合
○いろいろありました
○やさしすぎるくらいやさしい子ども
○まじめすぎ、気を遣い過ぎる
○積極的ではない

高校生のとき、いじめに会う
○友達から「自殺しろ!」
○以後様子がおかしくなる
○何をやっても続かず
○幻聴(雨の日)
○高校教員だった私

専門医に連れて行くのが遅れた
○なかなか診断が下りなかった
○とうとう「精神分裂病(統合失調症)です」
○24歳、入院1年間

私自身もうつ病に
○実家、自分の家庭、学校関係の悩み
○不眠、味覚障害、脱力感、食欲喪失、頭痛、クリニックで薬を出してもらう。転勤、「がんばらなくては」、ついに倒れる。息子を入院させた後、自分も入院
○将来への不安、妻はもっと不安だったろう

私の抗うつ薬体験
○5カ月入院、不眠と頭痛
○ある日、薬が変わった
○めきめきよくなり退院
○副作用で排尿障害(授業中に困った)
○新薬に変わる
○薬の力は大きいな、という感想

それからの私たち
○一郎は作業所へ、8年間通う
○私は家族会活動へ
○自分の無知を自覚して、勉強を開始。作業所の手伝いに

家族として私が気付いたこと
○長い間、多種類の薬を大量に飲んでいた。これでよいのか? 副作用がありすぎる。だから元気が出ない
○ローレンス・H・スノウ(米国の精神科医)の処方箋「優しい看護婦さんの頬笑み、1日1回」これだ!

息子が就労を目指す
○ハローワークに通うが仕事はなかった
○「自分のほしいものを買いたいな」
○妻「体格ではパスよ」
○私「病気を分ってくれて雇ってくれるところ」
○一郎「挑戦するよ」
○精神保健福祉センターの紹介でスーパーマーケットへ2年間(無欠勤)
○でも、期限があった

いろいろやってみた
○職親制度を利用して農家へ
○期限がある
○個人大工に弟子入り
○長時間労働
○「親が甘いから、こういう病気になるんだ」
○社会福祉法人の世話でリサイクルの仕事
○今は4年目、特例子会社の正社員

妻はこの世を去る
○私は定年後また5年間働く
○妻がすい炎をわずらっていた
○死線をさまよう
○一郎は必死に看病、母への感謝、回復
○これが彼を成長させた
○65歳で教員生活を終えた私
○「長い間、お疲れさま」
○私が退職して7日目に死亡

一郎を変えたものは何か
○自分の病気を理解し、自分に合った薬を求めたこと
○母の死、叔母(がん)、祖母(認知症)を看病
○2人とも一郎に感謝しながら死亡
○一郎「末期がんの辛さに比べれば、統合失調症の症状は我慢できるよね」
○働くことを考えたこと

アドヒアランス(adherence)とは
1、患者が服薬の意義を理解し
2、主体的に治療方針を選択し
3、積極的に行う治療のもとで
4、薬を納得してきちんと飲む−実に大事!
5、自ら積極的に病気と向かい合う
6、自分に合う薬を主治医と相談

私の薬の話(一郎)
○父「非定型の薬(新薬)に切り替えてもらおう」結論「リスパダールがよさそうだ」
○主治医に頼んだ「いいですよ」
○2年かけてリスパダール錠剤の分量を増やし、他のものを減らす
○2005年9月、リスパダール液剤発売
○「吸収がいいはずだ、先生にお願いしてみよう」「自分で頼んでみるよ」

その後私に起きた変化
○初めて飲んだとき(05年9月)「目の前がパッと明るくなった、びっくりした」
○「思考力がついた、意欲がわいてきた」
○「働いても疲労感がなくなってきた」
○睡眠薬が不要になった
○他の薬が減った
○早寝早起きになった
○おしゃべりになった

液剤のよい点
○飲みやすさ。水なしで飲める
○1回分ずつ分かれている(0・5ミリ、1ミリ、2ミリリットル)携帯に便利=安心感
○効き目の速さ。血中濃度の上昇が速い、吸収と代謝がよい
○ある病院で24人の患者さんたちについて調べた→4週間後、19人が引き続き液剤服用を希望

社会を知る・自分の病気を知る
○もっと大変な病気があること
○もっと苦しい立場の人々がいる
○自分と同じ病気の人がたくさんいること
○病気を受け入れること
○治療には時間がかかるが、きっとよくなること
○液剤を6mgから4mgに減らしたら、以前よりよくなった!
○錠剤と液剤は違う薬ではないのか

積極的姿勢で明日に臨もう
○患者の権利を忘れるな!あなたが言わなければ何も変わらない!医者は治療に全力を尽くしてほしい
○横の連絡を取り合う。快復した人の体験から学ぶ→家族会など
○治療法や薬剤の進歩に期待を持つ

消極的姿勢では明日は訪れない
○「よくなりたい」と思い、願い続けよう!家族がその希望を共有しよう
実際には、回復は専門医との協働作業だ!(日本で協働体制作りが遅れている)
○よくなるために必要なことをやろう!

よい薬に出会って活用する!
○リスパダールの経験から、液剤に変えただけでも一郎にはこれだけの効果があった
○それによって他の副作用止めなどがぐっと減った
○睡眠なども改善された→生活の質の向上
○これがアドヒアランスの効果

カリフォルニア州の当事者たち
○「回復できる」と考える当事者→米国8割、日本2割というデータ
○元気いっぱい、明るい
○堂々としている
○意欲がある
○1人は薬をのまない(来日前にデポ剤を注射)

自分に必要な薬を必要なだけ服用
○統合失調症やうつ病などの治療には薬が欠かせない。食事と同じように重要だ
○食べ過ぎが体によくないように、薬の飲み過ぎもよくない
○自分に合った薬を正しい量だけ服用すれば、快復していく。調子もよくなっていく
○勝手に薬をやめたら、また悪くなる

日本ではまだ多剤大量処方が多いのではないか
○抗精神病薬の種類や量が多いと副作用も大きい
○副作用で参ってしまう人がたくさんいる
○副作用を抑えるための薬が追加される
○全国に約1万人いる精神科医にお願いしたいこと「患者と家族に希望を!」

結論
○進歩した薬を一定量きちんと服用する。
○昔と違って、よくなる病気になってきていることを忘れない
○人間らしい暮らしを目指し、やれることから手をつける
○自分が元気に明るく暮らすことが、自信を獲得し、社会の偏見をなくす最善の道

○服薬の目的は少しでもよくなり社会参加を目指すことです
○少しでも「効果があるよい薬」を使ってください。
○それ以外の薬は、患者にとって何のメリットもありません。
○ここまで回復できたので、今後の人生をもっと意義あるものにしたい=今までの苦労を無駄にしたくない
○仲間の支援、希望を分かち合いたい。税金を払えるようになりたい
○本日はお聞きいただきありがとうございました。

平成19年度岩家連春季研修会「家族の力と当事者力を知ろう」(2007年5月26日、ふれあいランド岩手 ふれあいホール)
by open-to-love | 2007-06-24 01:49 | 家族のスキルアップ | Trackback | Comments(0)