精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:後藤雅博先生講演会( 14 )

「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会」報告…下


◎「後藤雅博先生講演会&家族交流会」の成果

 本企画のプログラムは、3本立てで構成しました。第1部は家族の体験談に始まり、宮古レインボーネットの高屋敷大助さんによる「レインボーネットの家族懇談会について」、県精神保健福祉センターの吉田敦さんによる「県精神保健福祉センターにおけるうつ病家族教室について」の事例報告。第2部が後藤雅博先生の講演「家族も地域も元気に」。休憩を挟み、第3部を家族交流会としました。
 第1部冒頭の家族の体験発表は、素晴らしかったです。参加者にとって、家族の率直な心情に触れ、家族同士のつながりがいかに大切かを実感する機会になったのではないでしょうか。本企画全体の基調をなしたともいえる、心に響く体験談でした。
 宮古レインボーネットの家族懇談会、県精神保健福祉センターのうつ病家族教室の事例報告は、関係機関が具体的な家族支援活動に取り組む上で、支援者としての真摯な姿勢も含め、大いに参考になったと思います。
 第2部の後藤雅博先生の講演も、実に示唆に富む内容でした。特にも、中越地震における被災者の心のケアの経験や、ポーリン・ボス博士の「あいまいな喪失」の概念を踏まえた遺族支援と家族心理教育の関連性についての考察は、東日本大震災被災地における既存の精神保健のスキルを生かした心のケア活動や、被災地ならではの家族のつながりづくりを進める上で、新たな展望をもたらしてくれたように思います。
 第3部の家族交流会は、「困難」「課題」といったマイナス面ではなく「希望」に焦点を当てて進行。学び合い、語り合い、気持ちを分かち合い、第1~2部の内容を参加者個々が自らに引きつけて理解を深める上でも有意義だったと思います。アンケート回答からも、参加者にとって充実したひとときだったことがうかがえます。
 本企画に際しては、盛岡圏域を越えて全県的に家族、関係機関を中心に参加を呼び掛けたわけですが、その結果、盛岡市内を中心に、県内各地の家族や支援者計約100人に参加いただきました。関係機関のみなさんには、PRやおいしいお菓子の準備など、さまざまご協力いただきました。どうもありがとうございました。
 なお、盛岡ハートネットが何かを企画する際は、やりっ放しではなく、次につなげることを心掛けています。当日のアンケートにご自身の連絡先を書いていただいた家族や当事者には、ハートネット事務局から、月1回ペースで盛岡市内で定期開催している「お茶っこの会」のご案内などをさせていただき、継続的なつながりに結びつくよう取り組んでいます。
 事例発表や後藤先生の講演について、詳しくは「後藤雅博先生講演会&家族交流会」配布資料をご覧ください。当日参加されなかった関係機関は、委員会事務局から配布資料をもらって読んでいただければと思います。なお、アンケート回答集計は、ブログ「Open, to Love」に収録しています。


◎今後の展望

 精神障害者地域移行支援盛岡地域委員会としての展望と、盛岡ハートネットとしての展望を、それぞれ記します。
 まずは、委員会として。今回の企画の中で、特に、宮古レインボーネットと県精神保健福祉センターには、家族懇談会や家族教室の進め方などについて非常に丁寧かつ具体的なお話をいただいたので、委員会を構成する各関係機関がそれぞれの地域で家族支援を展開する上で、大いに参考にしていただければと思います。
 県精神保健福祉センターの家族教室は、後藤雅博先生や、伊藤順一郎先生(国立精神・神経医療研究センター)らが開発に携わった各種家族心理教育プログラムをベースにしています。
 また、昨年度の盛岡圏域家族交流会で、埼玉県立大の横山恵子教授に紹介していただいた「家族のための家族学習会」プログラムも、特に既存の家族会の活性化に有効と思われます。このプログラムは、NAMI(米国精神障害者家族会連合会)の家族心理教育プログラムを伊藤先生らが日本に合うよう改良したもので、「統合失調症を知る心理教育テキスト家族版 じょうずな対処・今日から明日へ」を活用した、主に統合失調症家族を対象としたクローズのプログラムとして、NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボが全国的な普及を目指しています。
 それから、宮古レインボーネットの家族懇談会は、レインボーネットと盛岡ハートネットのコラボ(試行錯誤)から生まれたプログラムで、語り合いと分かち合いに力点を置き、柔軟性が高いというメリットがあります。
 関係機関は、短期的には、昨年度と本年度の企画で示されたさまざまな家族支援のモデルをヒントにしていただく。中長期的には、家族支援についての地域間格差が生まれないように、関係機関が連携し、それぞれの地域&圏域全体で家族支援プログラムが継続され、家族の新たなつながりづくりを進めると共に、継続性を担保する枠組みづくりも考え、取り組んでほしいと思います。

 続いて、盛岡ハートネットとして。ハートネットは「お茶っこの会」を継続開催しつつ、各地で家族会活動などのサポートをしています。その経験からして、そして、既存の家族会活動の全県的、全国的な衰退傾向などを踏まえると、おそらくは、あらゆる地域で、家族支援は必要とされていることでしょう。といっても、あらゆる地域で家族支援が成立するわけではありません。成立の条件は、小文「被災地における精神障害者家族支援について」にも記していますが、地域保健活動・地域精神補活動の土台にあると思います。保健師や相談支援専門員らの日ごろの取り組みとネットワークの下支えがあればこそ、家族支援に対する問題意識も明確になる、ということなんだと思います。
 例えば、葛巻町、宮古圏域(山田町)、気仙圏域は、家族支援に対する意識が高いですが、それは、地域保健・精神保健活動がしっかりとした土台を形づくっている地域だからではないでしょうか。
 盛岡ハートネットは今後も、地域保健・精神保健活動と連携しながら、震災による地域コミュニティーの崩壊・変容が家族会活動の停滞に拍車を掛けているとみられる沿岸部を中心に、関係機関のオーダーに基づき、地域の実情に合った家族支援活動に取り組んでいきたいと思います。
 また、今年10月30日~11月1日の3日間、盛岡市で日本精神障害者リハビリテーション学会第22回いわて大会が開かれます。盛岡ハートネットも実行委員を委嘱されていることから、後藤先生の講演や国立精研プロジェクトの展望を踏まえつつ、本大会が被災地の精神障害者リハビリテーションの推進につながるよう、一定の役割を果たせたらいいなと思っています。
 盛岡ハートネットは、こうしたさまざまな取り組みによって、家族支援が地域精神保健医療福祉システムの一環として位置づけられ、より一層充実することにより、家族が「支援者に支えられる存在」から「共に支え合う存在(ピアサポート)」となることを、関係機関の専門的知識と家族の体験的知識の交感が深まることを、それらの結果、システム自体が豊かになることを目指していきます。


◎付記…県精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会の在り方について(割愛)


※本報告について不明な点等ありましたら、下記まで気軽にご連絡下さい。

盛岡ハートネット事務局 黒田大介
携帯:090-2883-9043
パソコンメール:yukapyon@estate.ocn.ne.jp
携帯メール:opentolove@ezweb.ne.jp


※添付資料=第22回お茶っこの会「増野肇先生と〝草むら〟を考える」チラシ
(みなさま、よろしかったらご参加ください!)
by open-to-love | 2014-03-22 21:34 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会」報告…上

※盛岡ハートネットは、2013(平成25)年度県精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会の委員として、昨年、「後藤雅博先生講演会&家族交流会」を開催しました。ハートネットのみなさんには、企画に際してのアンケート調査や、当日の手伝いをしてもらったりと、あらためて、どうもありがとうございました。で、今年14日、本年度第2回の委員会が開かれたので、そこで、「講演会&交流会」の報告をしました(ただし、私は当日仕事の関係で欠席し、報告書のみ提出でした)。
 報告書は、5章構成です。長いので、上下に分けて紹介しますね。

◎盛岡ハートネットにおける家族支援の位置づけ
◎「後藤雅博先生講演会&家族交流会」企画に際しての現状と課題
(ここまでが「上」です)

◎「後藤雅博先生講演会&家族交流会」の成果
◎今後の展望
◎付記…県精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会の在り方について(割愛)
(ここまでが「下」です)



「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会」報告

盛岡ハートネット事務局 黒田大介


 日本における家族心理教育の第一人者・後藤雅博先生(新潟県・恵生会南浜病院長、精神科医)をお招きした「家族も地域も元気に 後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」(盛岡ハートネット主催、県精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会共催、国立精神・神経医療研究センター、岩福連後援)は2013年9月27日、盛岡市三本柳のふれあいランド岩手で、約100人の参加で開かれました。下記、盛岡ハートネットにおける家族支援の位置づけ、本企画に際しての現状と課題、本企画の成果、今後の展望などを報告させていただきます。


◎盛岡ハートネットにおける家族支援の位置づけ


 盛岡ハートネットは、2007年に発足した精神障害当事者・家族・関係機関・市民のネットワークであり、家族に特化した集まりではありませんが、精神障害者家族関連事業の講師などの依頼が多いことから、参加家族有志で、家族支援活動に取り組んでいます。
 2013年度の主な家族支援関連活動は下記の通りです。

2013年
  6月 「山田町家族懇談会」ゲスト
  7月 「県立大社会福祉学部精神保健福祉援助実習」講師
     「葛巻町家族懇談会」ゲスト
  9月 「後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」主催
 11月 「気仙圏域家族懇談会」サポート

 盛岡ハートネットの家族支援の基本的なスタンスについては、チラシ「家族が元気になるためのお手伝いをしてます!」と、小文「被災地における精神障害者家族支援について」をご覧ください。いずれも、盛岡ハートネットのブログ「Open, to Love」(http://opentolove.exblog.jp/)に収録しています。「後藤雅博先生講演会&家族交流会」は、盛岡ハートネットの家族支援活動の一環であり、精神障害者地域移行支援特別対策事業の一環でもあります。


◎「後藤雅博先生講演会&家族交流会」企画に際しての現状と課題

 盛岡ハートネットは2012年度から県精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会の委員を依頼され、13年度は2年目となります。
 12年度の家族交流会の企画に際して、盛岡ハートネットは、盛岡圏域の家族支援の現状や、精神障害者地域移行支援特別対策事業としてどのような交流会の企画が求められているのかを見定めるため、委員会を構成する関係機関を対象にアンケート調査を行い、その上で、埼玉県立大の横山恵子教授を講師に盛岡圏域家族交流会を企画しました。交流会参加家族にもアンケート調査をお願いしました。こうして、関係機関アンケート調査結果、交流会参加家族アンケート調査に、これまでのハートネットの家族支援活動の経験も加味すると、家族支援の現状と課題は、下記の4点に集約されると思います。

1. 関係機関の多くは家族支援の必要性を感じています。もとより、長期入院患者の退院支援において、家族支援の必要性はガイドラインでもうたわれていますが、具体的な取り組みについては模索が続いている現状にあります。

 2. 家族会の高齢化が進み、活動が停滞し、解散が相次いでいます。精神疾患の発症年齢の統計から類推すれば若い家族も一定数いるとみられ、つながりを求めつつ孤立している家族は多いことでしょう。でも、孤立しているであろう家族が、既存の家族会にはなかなかつながれていない現状にあります。

3.既存の家族会は統合失調症を中心に組織化されています。一方、自殺の社会問題化を背景に、うつ病患者の支援は全県的に取り組まれています。被災地のメンタルヘルス対策においてもうつ・自殺対策は喫緊の課題となっています。しかしながら、うつ病の領域において、家族心理教育や家族のピアサポートグループ育成など、家族支援のスキルが幅広く共有されているとは言い難く、統合失調症やうつ病以外の家族支援は、さらに乏しいのが現状です。

 4.県精神障害者地域移行支援特別対策事業における家族交流会は12年度から始まりましたが、それぞれの圏域で実施されている家族交流会や家族支援の取り組みは、圏域相互で必ずしも共有されていないようです。

(詳しくは、12年度県精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会に提出した「アンケート集計と考察」、「盛岡圏域家族交流会実施報告書」参照)

 これらの諸課題に対応するため、13年度の企画は、12年度と同様、いわゆる家族交流会だけではなく、家族支援の意義を専門的見地から裏付け、関係機関にとっても具体的なヒントが得られる研修会的な要素も交えることとしました。他の圏域へも参加を呼び掛けました。
 なお、本企画の特徴として、国立精神・神経医療研究センターの「東日本大震災の被災地における地域精神保健医療福祉システムの再構築に資する中長期的支援に関する研究」と接続している点が挙げられます。
 この研究は「当事者や家族、地域の一般市民が、『支援を受ける人』という立場から『支援を相互に行う関係性を持つ人』への転換」によるシステムの再構築を目指しています。盛岡ハートネットも、さまざまな家族支援活動に、家族が主体的にかかわることによる家族自身のエンパワメントを期しています。本企画でも、多くの家族に体験発表や家族交流会(グループワーク)の司会など、さまざまな役割を担っていただきました。
(…下に続く)
by open-to-love | 2014-03-22 21:30 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」事例発表…宮古レインボーネットの家族懇談会について

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by open-to-love | 2013-11-03 23:53 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」趣旨説明…関連資料(盛岡ハートネットチラシ)

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by open-to-love | 2013-11-03 23:23 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」趣旨説明…下

日時:2013(平成25)年9月27日(金曜日)
場所:盛岡市・ふれあいランド岩手
主催:精神障害当事者・家族・関係機関・市民のネットワーク「盛岡ハートネット」
共催:精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会
後援:国立精神・神経医療研究センター、岩手県精神保健福祉連合会
参加者数:100人
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by open-to-love | 2013-11-03 22:24 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」趣旨説明…中

日時:2013(平成25)年9月27日(金曜日)
場所:盛岡市・ふれあいランド岩手
主催:精神障害当事者・家族・関係機関・市民のネットワーク「盛岡ハートネット」
共催:精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会
後援:国立精神・神経医療研究センター、岩手県精神保健福祉連合会
参加者数:100人

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(下に続く)
by open-to-love | 2013-11-03 22:19 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」趣旨説明…上

日時:2013(平成25)年9月27日(金曜日)
場所:盛岡市・ふれあいランド岩手
主催:精神障害当事者・家族・関係機関・市民のネットワーク「盛岡ハートネット」
共催:精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会
後援:国立精神・神経医療研究センター、岩手県精神保健福祉連合会
参加者数:100人
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(中に続く)
by open-to-love | 2013-11-03 22:14 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
コンボの家族支援関係書籍を販売してます

 盛岡ハートネットは、いつもお世話になっている千葉県市川市のNPO法人地域精神保健福祉機構・コンボの書籍を販売しています。後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡(2013年9月27日)に関連して、家族支援関係の書籍を中心に、コンボに送ってもらいました。
 取り扱い書籍は、下記の通りです。

◎土屋徹・坂本明子・内野俊郎著『統合失調症を知る心理教育テキスト当事者版 あせらず・のんびり・ゆっくりと』(500円)
◎国立精神・神経センター国府台病院精神科家族心理教育グループ著『じょうずな対処・今日から明日へ』(800円)
◎高森信子著『あなたの力が家族を変える』(1400円)
◎コンボ編『統合失調症の人が知っておくべきこと 突然死から自分を守る』(1260円)
◎日本精神保健福祉士協会監修『メンタルヘルス12の福祉サービス』(120円)
◎長嶺敬彦・伊藤順一郎監修『メンタルヘルスユーザーのための健康ガイドブック からだも元気+』(120円)
◎伊藤順一郎監修『摂食障害からの回復をささえる家族のちから 摂食障害を知る心理教育テキスト家族版』(1050円)
◎メンタルヘルスマガジン『こころの元気+』9月号 特集「家族も元気!」(400円)

 今後、盛岡ハートネットお茶っこの会、11月に宮古地区と気仙地区で予定している家族懇談会などの機会に、販売したいと思っています。関心ある方は、ぜひお買い求め下さいね。(盛岡ハートネット事務局)
by open-to-love | 2013-10-01 06:21 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
「後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」アンケート集計
(2013年9月27日 盛岡市・ふれあいランド岩手)

参加者:約100人 回答者:25人


Q1.
 あなたのお住まい
 盛岡市8人 矢巾町2人 紫波町2人 滝沢村2人 花巻市1人 北上市1人 西和賀町2人 大槌町1人 宮古市3人 葛巻町1人 仙台市1人
 
 性別 男9人 女16人

 年齢 20歳代4人 30歳代4人 40歳代5人 50歳代5人 60歳代6人 70歳代1人


Q2. あなたの立場(近いのに丸を付けて下さいね)
 当事者 8人
 家族 10人
 関係機関の方 4人
 市民 2人


Q3.家族の体験発表と、宮古レインボーネット&県精神保健福祉センターの事例発表はいかがでしたか? 発表者へのメッセージもお願いします。

◎家族の体験発表は、苦しみを乗り越えられ、サポートも行って、大変たのもしい方だなと思いました。お体を大事になさって、又、元気なお話を聞かせて下さい。私もできるところで頑張りたいと思います。
◎体験からくる言葉は心に響きます。心からのお話、すてきでした。
◎家族の体験発表は、病気になった子どもをかかえた当時のとまどいを思い出し涙が出てしまいました。長らく共に暮らしているのですが、病院以外はほとんど家での生活です。最初はなんとか治してやらねばとつらかったけど、今は、子どもが家での生活が一番幸せだというので…。私は今の状況の中で楽しいことを見つけるようにしています。
◎障害者手帳の写真添付は差別されているようで気になります。
◎レインボーネットの懇談会に参加しています。何度か話し合いに参加して、言いたいことをはきだし元気になりました。ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
◎偏見を打ち破る活動に心より感謝です。
◎体験発表は、まだ現在進行形ですが、こういった方々が元気にすごせるための家族支援(応援)が必要だと思いました。
◎色々な取り組みは参考になりました。
◎体験談、わかるわーです。
◎勉強になりました。
◎大変為になった。
◎家族の発表がよかった。
◎同じ病気の方のお話を聞けていろいろな体験があるんだなあと思いました。とても、すばらしかった。
◎家族の体験が、ずっしりと心に染みました。
◎やはり「身近な体験」ということが、リアルで参考になりました。発症した方を「差別していた」というのは、発言することに勇気のいる言葉と思いますが、聞く側にとって大事な言葉と思います。
◎家族の体験談は、心にすっと入ってきて、心があったかくなりました。血のつながりのない家族ってあるよね、ステキだなと思いました。
◎宮古レインボーネットの高屋敷さんの発表は、支援者としての在り方ってこうあるものなのかな、と思うきっかけになりました。今、PSWを目指して実習中ですが、一つの答えなのかなと思いました。
◎精神保健福祉センターのうつ病家族教室の取り組みが広がれば、苦しんで悩んでいる家族、当事者の方が少しでも楽になれる!と思いました。
◎家族の体験発表は、リアルな日常が見え、それでも生きていく人生を選び、輝かせようとしているのは素敵だと思った。
◎体験発表は泣けてきました。
◎体験発表は聞きながら涙も出ました。苦しかったことを思い出します。知識の無さから来る大きな不安、これからも病気を発症する家族が同様の苦しさを経験しないような発信がしていければいいなあと思いました。
◎当事者、家族の声を聞いて、どんどん調整していかれるセンターの在り方に感謝します。これからも耳をダンボにして下さることを期待しています。
◎家族の体験発表は伝わりました。私は今、当事者がどういう状態なのか分からない。
◎それぞれの症状によって違うので、話を聞くのがいいかも。
◎家族の体験発表は分かりやすく、家族の苦労、苦しみ、悲しみが自分のことのように伝わって共有できた。
◎家族の体験発表は、私以上の課題をこなしてきた話を聞いて元気づけられた。
◎レインボーネットの発表は、家族懇談会の取り組みの流れ、意気込み、考える視点を示していただき、感謝しています。
◎精神保健福祉センターの発表は、うつ対策の一環を教えていただき、大変参考になりました。
◎家族が発表できるまでは、長い時間がかかると思う。色々な思いがこみ上げてくると思うので。支援をしていると、自分は何ができるのだろうと思うことが多い。ささやかでもいいんだなと感じることができた。
◎家族の体験発表は心に響いた。
◎家族の体験発表は泣けてきました。修羅場を潜り抜けた者にしか共有できない実感が、田中投手の直球さながらに、私の心の奥底に届いたからに他なりません。そして、敬服すべきは、発表者御自身が快復の歩みを着実に一歩ずつ前へと進められつつあることです。(「回復」ではなく「快復」と記した理由については、浅野弘毅著『統合失調症の快復ー「癒しの場」からー』批評社、2005年、「あとがき」191頁、参照)。多くの聴衆を前に立派な発表をなさったことに、その勇気に対し、賛辞を惜しむ者は誰もいないことでしょう。このような同士の存在は、あらためて私を勇気づけてくれました。
◎自分自身の偏見と格闘している当事者。自力で偏見を克服できるか、家族は見守りに徹することになりそうですが、今回の体験談は、その意味でも非常に参考になりました。『易経』に、「窮すれば変ず、変ずれば通ず、通ずれば久し」という言葉があります。あきらめずに生き続けることの大切さ、主体性を持ち続ければ、自ずと道は開けて来る。


Q4.後藤先生の講演はいかがでしたか? 先生へのメッセージもお願いします。

◎参考になった。
◎とても意識を高めるのに気付かされました。娘の支援者としてレベルを上げなくてはいけないですね!
◎もう一度資料を見て学ばせてもらいます。
◎リカバリーということを勉強したら力がわいてきました。ありがとうございました。
◎ご自身の中越地震での被災体験も交えてお話下さり、とてもわかりやすかったです。
◎大変、勉強になりました。
◎「問題や障害の部分/健全・健康に働いている部分」の図と、「健康な部分に知識・情報を伝え、対処能力の向上を図り、健康な部分(生活者としての家族など)と協働作業をする」という解説が、良く分かった。どうしても「問題や障害の部分」に目を向けてしまうので。
◎今一番知りたい情報を知ることができました。今後にぜひ生かしたいと思います。ありがとうございます。
◎薬を飲むことが健康であることに感銘を受けた。
◎専門的な内容であったが非常に分かりやすかった。
◎わかりやすく、見えない部分をゆったりとお話されてて良かったです。
◎おもしろく、聞かせていただきました。
◎お守りの話、感動しました。
◎知人が精神疾患です。家族の方の協力が必要なのではと、素人ながら思っていましたが、今日のお話を聞いて、やはりそうだろうと判断するきっかけになりました。家族にどうアプローチするかが課題です。
◎「見方を変える」話が参考になりました。当事者の方に「一生(この病気と)つきあって行かなければならない(治らない)と言われて絶望的な気分になった」と聞いたことがあります。「問題や障害の部分/健全・健康に働いている部分」の図の話を伝えたいと思います。カゲの部分(問題や障害の部分)をどうにかしようというのではなく、白い部分(健全・健康に働いている部分)を大きくする、充実させることに集中することを勧めてみようと思います。ありがとうございました。
◎家族心理教育は非常に興味深かったです。また、(後藤先生が院長の南浜病院の)病院らしからぬ病院も刺激的で楽しかったです。
◎まんじゅう理論の、「皮(対処)をささえ、たたえ、励ますことを通じて、あんこ(困難に伴う気持ち)をいやし、生きる力を増す」という話が良かったです。
◎ゆっくりわかりやすい話をありがとうございました。病院の中と、その取り組み方に、本当に嬉しく思いました。米英のサポート、日本のサポート、それぞれの個性があってよかったな。家族も外向きであることによって、社会と共有できていくのだと思いました。
◎分かりにくかったが、あいまいな喪失…今、自分たちが置かれているのは、こういうことなのか。先生の話を聞いて、自分の気持ちが楽になってきた。何でもいい、自分がよかったことを話すと、気が楽になる。
◎大変分かりやすく、精神科医らしく、やさしさを感じました。
◎資料がもっと具体的だと良かった。
◎家族心理教育の丁寧な話は参考になり、今後役立たせたいと思います。
◎あいまいな喪失の体験。人それぞれが抱える苦しみは、違うと思った。すべてをわかるというのは難しいのかもしれないが、思いをきくことができる。また、その人がどう困難を乗り越えてきたのか、一緒に考えることはできると思った。支援していくことを続けていきたいと思った。
◎腑に落ちる点が多かった。
◎先生の話は心に染みました。参加できて本当に良かったです。
◎納屋の鎖にお守りを付けた家族の話が圧巻でした。死命を制する局面は体感したことがありますので、自己の全身全霊を傾けた家族の真剣さは、以心伝心するものなのだなあ、という道理を、あらためて再確認しました。
◎「問題や障害の部分/健全・健康に働いている部分」の概念図は、直感的によくわかる、非常に有用なツールだと思い、とても参考になりました。月は満ち欠けするからこそ風情があるものです。人にも若干の影があった方が、深みが出てくるものではないでしょうか。概念図を拝見しながら、そのようなことを考えておりました。


Q5.家族交流会はいかがでしたか? お菓子の感想もお願いします。

◎時間が少なかったけど皆さまのお話を聞くことができてよかった。
◎色々一気にお味見をしました。大変おいしかったです。おいしいお菓子やケーキでみなさまを幸福にできるんですネ。
◎都合により退出しました。
◎勉強になりました。また同じお菓子食べたいです。
◎お菓子おいしかった。チーズケーキ最高。
◎手作りでおいしかったです。とてもパワーを頂きました。来て良かった。
◎色々な話が聞けてよかったです。
◎お菓子を全種類食べることはできなかったけれど、とってもおいしくいただきました。どれもおいしそうで、選ぶのに困ってしまうくらいでした。
◎お菓子、おいしかったです。ごちそうさまでした。思いがけないところに化学反応があった。
◎B型事業所の方とお話もできて良かったです。
◎りんりん舎のお菓子がうれしかったです。おいしいお菓子とみんなの笑顔で帰れるのでよい交流会となりました。
◎甘い物が多すぎだったけど、いろんな話が聞けてよかった。家族は明るい。
◎お菓子おいしく食べました。もうちょっと時間があると立ち話もできたんですが~。
◎課題が自分の求めるものと違っていたので次回に期待します。
◎気づかなかったことが気づくことができたといった話や、自分が楽しくできることが必要とわかり合うことができてよかった。
◎自分は当事者だが、家族は本当に一生懸命だなあと思いました。
◎残念ながら、出席できませんでした。オシャレなお菓子、おいしく頂きました。


Q6.困った時、誰に相談していますか? 該当するすべてに丸をつけて下さい。

・主治医 10人
・看護師 2人
・保健師 3人
・病院のソーシャルワーカー 5人
・作業所や地域生活(活動)支援センターの職員 2人
・行政の職員(障がい担当者など) 1人
・その他 10人
・信頼できる専門家がいない 2人
・家族 7人
・当事者 4人

 その他:いとこ
     ハートネット黒田さん
     同じ障がいを抱えている家族(自分の家族ではなく)
     支援団体以外のセラピスト
     ハートネット
     友人2

Q7.自分が元気になるまで、どんなことをしてきましたか? 該当するすべてに丸をつけて下さい。

 ・病気のことを勉強した 9人
 ・家族会に入った 5人
 ・自分一人で問題を抱えず、相談相手を見つけた 11人
 ・本人との適切な距離を保つ工夫をした 5人
 ・日々の生活上の対処の工夫を見つけるようにした 11人
 ・自分の楽しみや、友人との交流等の時間をつくるようにした 13人
 ・話し方や接し方を変えた 6人
 ・過干渉・過保護になってしまいがちなのを改めた 5人
 ・本人のいいところを少しでも見つけて意識するようにした 6人
 ・本人の病気の部分やできない部分を気にしないようにした 5人
 ・どのようにお互いに接したらよいのか話し合った 4人
 ・将来のことについて、お互いに話し合った 4人

 その他:「できること」「できないこと」を、行動の指針にする。
     相談相手を見つけることは大事だが、相談相手が全て解答を出してくれると期待するのは間違い。結局、最終的には、自分が主体的に決断しなければならない。この道理が分かるまで、ずいぶんと五里霧中の中を悪戦苦闘してきましたが、最近ようやく、患者も、家族も、主体的な決断を求められるという点では、同列だということを実感しました。

Q8.自分が精神的に元気になったと実感するのはどんなときですか?

 ・本人の病気や障害を自分の中で受け入れられるようになった 9人
 ・「くよくよしていても問題は解決しない」と気持ちが切り替わった 7人
 ・本人が家にいても、外出をすることができるようになってきた 4人
 ・友人や知人に、家族の話ができるようになった 4人
 ・本人のいいところに気がつくようになってきた 5人
 ・自分の趣味や楽しみを持つことが必要だと思えるようになった 10人
 ・本人の気持ちがわかるようになってきた 4人
 ・家族の雰囲気が明るくなった 2人
 ・イライラすることが少なくなった 5人
 ・自分の笑顔が増えてきた 8人
 ・本人と一緒にいても、うまく関係がとれるようになってきた 5人
 ・本人とケンカしても、仲直りできるようになった 3人
 ・あまり泣かなくなった 3人
 ・友人や知人を自宅に招くことができるようになった 1人
 ・「私の気持ちを分かってくれない」とあまり言われなくなった 1人

 その他:今日、少し元気になった。

Q9.家族も地域も元気になるため、どんな取り組みがあったらいいと思いますか? あなたは何ができると思いますか? アイデアを聞かせてください!

◎家族の抱えていることを話せる場があったらいいのでは。
◎SST、当事者+家族研究、WRAP。
◎当事者じゃないので、一番欲しい情報は「誰に相談したらよいか」です。地域の保健師さんというのが一番身近でしょうか。
◎家族会に来れている方々は、困っていたり悩んでいたりして、来ることで勇気を出せた人が多いと思います。知らないご家族とつながるこわさ、不安をもつご家族はたくさんいるんだと思います。自分から声を出せない人、勇気を出して参加するひとふんばりがきかない人が参加できるようになるためには、何度か支援者が関わりをもつことなんじゃないかなと思います。だから、もっといろんなところでこのようなお話が聞ける機会があるといいかもなあと思ったりしました。一般市民も、ちょっとの勇気を出せないで、興味はあるけど、まごついている人がいっぱいいます。いろんなところで出会う機会が増えれば、いつか一歩踏み出せるときが来るかもしれないです。引っ込み思案な人にやさしい会づくりをしていただけるとありがたいです。
◎当事者からの目線のアプローチ。
◎岩手日報に、統合失調症のことが載っていました。とても嬉しく思います。精神面でのそのような記事は、多くの人に知識を与えると思います。家族もそれを読んで前向きになれるかなと思います。
◎茶話会を開きたい。家族会は役員会のみになった。高齢化のため、元気の元にはなっていない。
◎病院と行政の接点がスムーズになっていただけるようお願いしたい。
◎家族の思いが話せる場。家族は親の立場が多いが、兄弟姉妹etcと交流ができるといいと思う。
◎地域の病気に対する偏見をなくすこと。
◎家族がどんなに一生懸命になっても、当事者の人生は当事者自身でしか歩めない。家族一人一人の人生も同じこと。当事者も家族も、血肉を分け合った別々の人格であることを理解し合えれば、感情的にならなくて済むのかもしれない。
◎参加して良かった。ありがとうございました。今度は家族も連れてきたい。
◎ハートネットの頑張りに救われている人が本当にたくさんいることを知りました。
◎このような講演会を各地の人にも開放すべく、サテライト方式で、生活圏内で参加できるような取り組み。
by open-to-love | 2013-09-29 17:18 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)
「家族も地域も元気に! 後藤雅博先生講演会&家族交流会in盛岡」収支報告

日時:2013(平成25)年9月27日(金曜日)
場所:盛岡市・ふれあいランド岩手
主催:精神障害当事者・家族・関係機関・市民のネットワーク「盛岡ハートネット」
共催:精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会
後援:国立精神・神経医療研究センター、岩手県精神保健福祉連合会

参加者数:約100人

収入:2万7500円

支出:2万1537円
 内訳:封筒代:1092円
    「さん・Sunねっと」会費:2000円
    「さん・Sunねっと」会費振り込み代:105円
    コピー代:1460円
    郵送代:1万6880円

【差し引き】4163円

【第19回例会からの持ち越し】マイナス6万4929円

【さらに合計…ハートネットのトータル収支】マイナス6万766円

※たくさんご参加いただき、ありがとうございました。これは、暫定の収支報告です。共催の精神障害者地域移行支援特別対策事業盛岡地域委員会の支出分との調整を経て、ハートネットの支出が少し増えるかも、です。
by open-to-love | 2013-09-27 22:26 | 後藤雅博先生講演会 | Trackback | Comments(0)