精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:みんなねっと岩手大会( 14 )

特集 みんなねっと岩手大会

基調講演「これからの地域精神医療・福祉とACTの役割」

ACT−K(京都)・たかぎクリニック 高木俊介

◆障がい者を施設に閉じ込めた日本

 現在、日本では、精神障がいをもつ子どもの責任を、その親が負わされるという状態が続いていますが、どうしてそうなったのか、歴史を振り返って考えてみたいと思います。
 今、日本には、約1000カ所の精神病院があり、33万床のベッドがありますが、医療全体のベッド数は150万床ですから、精神科のベッドは、実にその5分の1を占めるほどたくさんあるのです。しかも、そのベッドの多くは、山の中にあります。
 これは、高度成長の時代に作られたもので、東京、大阪、名古屋など、大都市の工業地帯にたくさんの労働者を集めて働かせるという国の政策がおこなったものです。どういうことかと言いますと、家族が障がい者の世話をしていては働きに出られないということで、障がい者を親から引き離して閉じ込めるという方策がとられたのです。
 国は、知的障がい者や精神障がい者を、施設に収容するために、病院などに補助金を出して、病院建設を奨励したのです。当時、地域には障がいに対する偏見もあるので、土地代が安いところがいいということになり、街からはずれた山の中に、鉄格子のある精神病院がつくられていったのです。
 しかも、急いで病院をつくったため、医師や看護師が足りませんでした。しかし、精神病院の場合は、治療というより施設に収容するということなので人手はいらないとして、医師は、一般病院の3分の1でいい、看護師も半分でいいということになったのです。こうして、日本では、地域から障がい者がいなくなってしまったのです。

◆恐い印象を植えつけ病院大国に

 一方で、精神障がい者はコワイ人という偏見も助長しました。当時、子どもたちは、親から「悪いことしたら黄色い救急車が来て鉄格子のある精神病院に連れて行かれるよ」と言われて叱られるようになり、病気で困っているから精神病院に入るのではなく、悪いことをしたから病院に入れられるというイメージが拡がりました。
 身のまわりから精神障がい者がいなくなると、住民も、精神症状がどういうふうに起こるのか、理解できなくなります。
 今、日本で、自殺を防げなくなっているのは、精神症状がよくわからないからです。症状が出た本人も住民も、事前に自殺を察知できないため防げなくなっているのです。
 このようにして日本は、精神障がい者を隠すことで精神病院大国になってしまったのです。
 さて、高度成長による経済発展のメリットは、家族の暮らしが豊かになることです。家族のみなさんも生活が豊かになったら、入院している子どもも引き取ろうと思っていたでしょう。しかし、現実は違いました。高度成長が終わりデフレになると、みなさんの給料は上がらなくなり、病院も、高度成長とともに値上がりした土地代や人件費によって、経営が割りに合わなくなり、高くつくモノになってしまいました。

◆欧米では脱施設化が進んだが…

 一方、日本が病院をどんどんつくっている頃、欧米では脱施設化が進んでいました。1960年代の頃から、施設収容によって施設病がつくられることがわかり、大病院を廃止していくようになったのです。誰でも、施設に長くいると、意欲をなくし、心を閉ざして、人づきあいに不安をもつなどの施設病になります。ですから、欧米では、施設を出て「地域で生活をしながら、障がいを乗り越えていく方法を一緒に探す」という治療に切り替えていったのです。どう生活したらいいかわからず混乱している人に支援をして生活を整えることは「モデリング」という立派な治療ですが、こうした治療が地域で進んでいったのです。ヨーロッパが、いち早くこの施設病に気づいたのは、ナチス収容所での経験があったからです。
 こうなると、施設や大病院は、病院経営という点からも、施設病という点からも、もう必要なくなってきているということがはっきりしてきました。
 日本では、今でも、「病気が重いから、障がいが重いから退院できない」と、障がい者のせいにしていますが、実は、障がいが悪いのではなく、支援する体制が悪いのです。家族の場合も、「もう疲れてしまった。できれば、このまま病院で預かってほしい」と思わざるをえない状況にさせられてきたわけで、家族のみなさんのせいではありませんし、自分を責める必要もありません。
 高度成長が終わったことで、もう大病院は割が合わなくなり、これからは、脱施設化といわれるように、どんなに重い障がい者でも、人との絆がある身近な地域でケアすることが必要になってきたのです。
 しかし、病院から地域へといっても、今の日本の地域は十分に受け入れてくれる状態にはなっていませんので、中途半端な状態になっています。脱施設化しようとしても、大病院は、この流れに抵抗し、生き延びようと必死になりますから、簡単にはいきません。精神科医療は退院に結びつく地域医療に向かってませんし、今はまだ、医療だけ儲けて福祉にはお金がいかないという構造が続いているのです。

◆必要なのは安全と自由と絆

 このように、病院は、生き残ろうと現状を守ろうと必死になり、一方、地域には何もないという現状をどう乗り越えていくか、障がい者にとって本当に必要なものは何かということを考えてみたいと思います。
 そういった場合、たいていの人は「薬」といいますが、そうではありません。
 精神障がい者にとって本当に必要なものは、「自分が安全でいられる場所」なのです。精神障がい者は、常に不安にさいなまれています。差別という恐怖は、地域にだけでなく、家族や自分自身にもあります。いつも自分が世の中から追い出されるのではないか、強制入院させられるのではないかと思っています。また、精神障がい者は、人づきあいが下手なので、独りを好むと思われてきましたが、そうではありません。むしろ独りぼっちになることを恐れているのです。つまり、今、障がい者には心を休めることができる安全な場所がないのです。
 精神障がい者が自尊心を取り戻し、よくなっていくために必要なものは、「安全と自由と絆」です。しかし、今の日本は、中途半端な状態の中にあります。どうしたらいいのでしょうか。ここでACTが登場します。ACTがこの状況を切り開いてくれると確信しています。

◆生活の場で支援するACT

 ACTとは、日本語で「包括型地域生活支援プログラム」と訳されます。長期にわたる重い精神障がいをもつ人が、できるだけ質が高く、安定し、自立した地域生活を送り、回復できるように支援するモデルです。この支援には、家族が安心して質の高い生活が送れるようにすることも含んでいます。
 このACTの実践は、日本に2001年頃に紹介されましたが、その頃には、すでに世界中でおこなわれていました。知らないのは日本だけで、取り残されていたのです。

◆ニーズに応じた支援を24時間

 ACTは、医療と福祉の多職種の人たちがチームをつくって各家庭を訪問して支援します。医師、看護師、作業療法士、臨床心理士、精神保健福祉士などです。この人たちが、画一的な治療を行うのではなく、その人の個々のニーズと状況に応じたサービスを期限なしに提供します。しかも、生活の場で直接おこなうのです。そして、その人の人権とプライバシーを尊重しながら、積極的に関わっていきます。例えば、まったくモノを言わない人に対しても、その人のニーズは何か、本当は何を求めているのかを知ろうとします。支援は24時間、週7日間行っています。24時間と聞くと、本当にできるのだろうかと思われるでしょうが、昼間のケアをきちんと行えば、夜間や土日のケアは必要なくなります。
 ただし、1人のスタッフが10人以上は担当しないということにしています。そうしないと、ちゃんとしたケアができないからです。私が大学病院にいた頃は、1人の医師で100人の入院患者さんを診ていたことがありましたが、十分な治療はできていませんでした。

◆人間関係と信頼をつくる支援

 このACTが、どんなことをするかといいますと、どんなことでもします。買い物、電球の取り替え、庭の草刈り、掃除、掃除、カラオケなどというような日常生活支援です。なんでそんなことをするのかというと、重症の方は、そういうことがコミュニケーションのとっかかりになるからです。精神障がいをもつ人に必要なのは、人間関係をつくる支援だといってもいいでしょう。そして、「どうしたらいいかわからず混乱している人」の生活を整える支援です。生活を整えることであらたな人間関係ができていきます。
 この生活支援は、代わりにやってあげるということではなく、その人を補っているという関係にあります。薬についても「飲みなさい」といって管理するということではなくて、その人にとって、一番いい薬の飲み方をみつける支援です。

◆就労支援も独立のための支援も

 また、就労支援もおこなっています。重症の人に就労?と思われる方がいると思いますが、そういう人は、就労とは週5日、1日8時間という偏見があるからです。週1日1時間でも、その人にとって「自分が役に立った、賃金が発生した」という喜びはすごいものがあります。自分を認めてくれる人がいると、その人は生き生きしてきます。
 ある障がい者は、ポスティングの(ポストに入れる)仕事をACTのスタッフと一緒に週2回ぐらいやって、もらった賃金で初めてお母さんにプレゼントをしたという例もありましたが、まさに仕事がその人の自尊心を回復させるということです。どんなに障がいが重くても、社会がその人に仕事をつくってあげて、その仕事を認めてあげさえすれば、そうした回復は可能です。

◆親子関係や家族に対する支援も

 またACTは、障がい者の人を独立させるために住居探しも一緒にします。親元を離れて暮らすと良くなるケースがたくさんあるからです。ACTがあれば、どんなに重くても一人暮らしを支えていくことができます。これまで日本は、福祉を家族に任せてきました。そのため、家族が熱心なところでは共倒れになってしまうということが起きています。
 また、親子が別居してからも、私たちACTは、家族に対する支援を続けることがあります。親子げんかが絶えなかった家族の話ですが、私たちは本人を独立させて親子関係を落ち着かせたのですが、お母さんは心配で心配でたまらなかったのでしょう。息子さんのアパートに毎日ご飯を運んでいたのです。これでは独立した意味がないということで止めさせたのですが、すると、今度は、そのお母さんがうつになってしまったということがありました。私たちは、そういう場合なども含めて家族支援を行っています。
 ACT−K(京都)では、16人のスタッフが160人の障がい者を支援していますが、スタッフ全員が、160人のことを知っています。スタッフは3〜5人程度でチームを組んで支援を行いますが、基本的には、全体で支えるという体制をとっているからです。

◆いつも笑いを心がけるスタッフ

 ACT−Kのスタッフが利用者のお宅に訪問して、いつも心がけていることは、笑いをとることです。笑って心を開いてもらい信頼関係を築いていきます。また、その人が喜ぶようなものを差し入れたり、小間使いのようなこともします。これらは、その人のニーズは何かということを知ることや関係づくりのきっかけになるからです。
 このようにACTが活動すると、いろいろな効果が出てきます。入院期間が減る、入院回数が減る、地域生活が安定する、生活の質が向上する、就労効果も出てくる、本人・家族の満足度も向上するという効果です。
 しかし、現在の日本においては、まだまだ、混迷状態の重い障がいを持つ人がたくさんいます。これらの人たちの中には、重症というよりも、医療不信や人間不信によって医療中断を繰り返している人もたくさんいるのです。こういう人も医療と生活支援が入ることによって、生活の質・人生の質が確実に良くなっていくわけですから、ACTをもっともっと地域につくっていく必要があります。

◆入院よりもコストダウンのACT

 統計をとってみますと、ACT−Kでは、1か月で約1143回の訪問を行っています(2008年度)。しかし、そのうちの1割ぐらいがお金にならないものがあります。扉を開いて支援に入れるようになるまで1年かかることもありますが、その間の訪問は無報酬です。また、長期入院にならないように週に1回スタッフが病院に訪問したり、医療を拒否するために保険証を出してもらえない場合の訪問も報酬がありました。
 緊急電話も月200回ぐらいありますが、たいていは、電話の対応で落ち着きます。
 このようにお金にならなかったり、24時間対応だったりということをしていて、いったい経済的に成り立つのかといわれることがありますが、ACTのコストを入院費と比較してみました。人口40万人のA市を想定しますと、長期入院させているよりもACTのほうが、年間20億円もコストダウンができるという計算が成り立ちます。
 このように、地域でみていくほうがコストも安いし、障がい者の生活もよくなる。そして、地域に障がい者がいるほうが、地域が活性化し生き生きしてくるし、人間が優しくなっていくということです。
 家族のみなさん、障がいをもつ人たちが安心して暮らせる地域にするために、各地にACTをつくるよう、行政などに要求していっていただきたいと思います。

(全国精神保健福祉会連合会機関誌「みんなねっと」特集:みんなねっと岩手大会 2012年12月号、通巻44号)
by open-to-love | 2010-12-30 17:01 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
みんなネット岩手大会分科会:おしゃべり交流会「バス運賃割引について話そう!!」のご案内

みんなねっと大会によせて 岩手県精神障害者交通費割引の実情と呼びかけ

岩手県てんかん協会支部事務局長 中嶋 嘉子 

 「車社会」という言葉が言い古されている現代においても、私達てんかんを持っている者にとって、運転免許取得は遠い存在のような気がします。道路交通法の改正で免許は取れる事になりましたが、制限が加えられています。「ドクターの診断書」という高いハードルを越え、やっと免許を取得しても、保険適用にならず、何かあったら全額負担。免許取得者は多くはありません。そんな私達の足はバスや列車です。「仲間と話したい」「年に1回のキャンプに出たい。」「全国の仲間と話し合いたい。」そう願いを抱いても、立ち止まらせます。仲間たちは作業所で安い工賃に甘んじて黙々と働いています。その給料からは、とても足代の出る余裕などありません。多くの仲間と出会い、社会性を豊かにしたいと願ってもかなわぬ夢でしかないのです。あきらめてしまうのです、願わない方が良いと。「誰か一緒に行ってくれたら、発作のこと心配しないで出歩けるのに。」「集会に出たいよ。でも、参加費と交通費を考えると、ちょっと余裕なくて、ごめんね。」キャンプや、全国大会への参加を呼びかけた時、よく聞く仲間たちからの返事です。毎年11月に署名活動を行っておりますが、運賃割引実現への道のりは厳しいです。社会参加がうたわれている昨今、私たちに「足」をください。てんかんを含め、精神障害者手帳による運賃の割引は岩手県おいて未だ実現していません。運転免許に制限を加えるなら保障があるべきだと思います。
 当事者の仲間、家族、友人、応援する方、関心のある方、CILもりおか事務所、盛岡ハートネット、生の声の皆さんと共に集いませんか。

*おしゃべり交流会「バス運賃割引について話そう!!」のご案内*

 当事者、家族、関心ある方、どなたが参加しても構いません。多くの参加をお待ちしています。

日時:平成22年10月23日(土)午後6時から

場所:盛岡市・アイ―ナ6階 団体活動室2

参加費:無料

事前申し込み:不要

問い合わせ:盛岡ハートネット事務局 阿部稲子(080・3193・2019)

□バス運賃割引についてのこれまでの経緯

 CILもりおか事務所
 2009年6月11日「第3回バスはぼくらにとってもスニーカー」要望書提出と行政、バス会社との意見交換会を行いました(関係者のみ)。翌12日は講演会、パネルディスカッション。一般参加者とバリアフリーは大切な事だよ、みんなで推進していきましょう、と啓発目的で行っています。来年はまだ未定ですが、続けたいと考えております。

岩家連(現・岩福連)
 平成19年5月12日(土)付読売新聞岩手版に、「精神障害者もバス半額」県内初、大手3社、10月導入方針。県バス協会は「家族会連合会の要請も尊重し…」と報道されましたが、翌年になっても実施されず、平成20年5月の総会後、理事長と理事1名が県障害福祉課と県バス協会にお願いにあがりました。

□バス運賃に関する生の声

生の声①
 わたしは一人での外出が困難です。通院は勿論、近所のスーパーへも同行が必要です。
 母の付き添いで通院しています。それ程遠くはないクリニックですが、往復大人二人分のバス代がかかり、厳しい生活なのにいつも申し訳なく思います。
 今は精神1級には1万少しのタクシー券が市役所から交付され、バスに乗れない時はタクシーを利用します。5年程前は通院先が遠く、乗り次があると到着前に具合が悪くなり、タクシー通院を繰り返しました。母は「我家の必要経費だから心配しないで」と言ってくれましたが、ひと月に何万円もかかり、病気もですが、生活の心配もかけてばかりで、とても辛かったです。また、ここは地元でないので北海道や仙台、東京に住む兄弟と会いたくても2倍の交通費がかかります。相手の都合に合わせることが難しいわたしは、兄弟に来て欲しいと言うことも出来ず、会いたくても我慢するしかありません。(20代女性)

生の声②
 わたたしは精神障がい以外に、身体の障がい手帳を持っています。
 毎日のようにディケアに通っていました。続けられたのは、ディケアが保健の対象で1割の支払いであることと、身体の手帳でバス代が半額だったからです。収入が障害基礎年金しかないので本当に助かりました。(40代男性)

生の声③
 私は家族で、生活保護受給者です。通院費の申請をすると後で戻ってきますが、付き添いした分は対象となりません。手帳の提示で割引入館(例えば美術館で割引)となっても交通費は2倍かかります。本人の出かけられる場所は限られ、人の少ないプールに行こうとしても、バス代が往復二人で1回2千円以上かかります。時間のかかるのは仕方ないとしても、これはわがままではなく、病気の特性です。病気を克服しようと思っていても、お金の心配をすると本人の行動はどうしても狭くなります。精神疾患の持つ特性と理解を望みます。(家族・50代女性)

生の声④
 私は精神障がい者です。療育手帳も持っています。精神1級の障がい基礎年金を受給し、事業所に通いながら、グループホーム暮らしです。移動手段は主にバスです。知的障がいの療育手帳を提示すると半額になり、通院先が離れていても、少し安心です。
障がい基礎年金だけで暮らす私には、生きるために必要な割引です。(20代男性)

生の声⑤ 
 わたしは自宅から離れた作業所に、バイクで通っています。冬は親に送ってもらわないと通えません。わたしは恵まれています。親が元気でどうにか時間をやり繰りして送ってもらえるからです。作業所の仲間で賃金が一日600円。かかるバス代は一日2千円以上の人もいます。通う程、出費が増します。作業所に通えるだけ良い状態といっても厳しい現実です。せめて行動しやすい環境をと願います。(30代男性)
by open-to-love | 2010-10-11 21:18 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
第3 回全国精神保健福祉家族大会~ みんなねっと岩手大会 ~

テーマ:共生社会への新たな潮流を求めて~宮沢賢治のイーハトーヴの地から

主催:全国精神保健福祉会連合会・岩手県精神保健福祉連合会

開催日:2010 年10 月6 日(水)・7 日(木)

会場:
6日:全体会:マリオス(盛岡市民文化ホール)大ホール

7日:分科会:マリオス(盛岡市民文化ホール)小ホール・アイーナ・アイーナホール・803 会議室・501 号室、ホテルメトロポリタン盛岡本館会議室

10 月6 日:全体会:マリオス大ホール

10:00〜受付
12:00~開会式典

13:00~基調公演
演劇で広める精神障がいの理解「心、天気になあれ!」
出演:心の病と共に生きる仲間達連合会キララによる演劇集団「キラりん一座」

※ハートネット第8回例会「キラりん一座in盛岡」にも登場いただいたキララが出演!

14:50~基調講演
テーマ「これからの地域精神医療・福祉とACTの役割」
講師:高木俊介さん(京都・ACT-K)

10 月7 日:分科会

9:00 受付(各分科会会場。総合窓口はアイーナホール)

9:30~分科会

第1 分科会:つながりを求めて~家族会活動のこれから(盛岡市民文化ホール小ホール)

※山口みどりさんが「盛岡ハートネットの取り組み」を発表!

第2 分科会 :地域で生きる~キララ、ACT、退院促進(アイーナ803 会議室)

※ハートネットがいつもお世話になっている北川明子さん(保健師、キララ)が発表!

第3 分科会:障がい者総合福祉法への期待~交通運賃、所得保障、家族支援(アイーナホール)

※阿部稲子さんが裏方役!

第4 分科会:もっと働きやすい社会に~就労・復職支援の最前線(ホテルメトロポリタン盛岡会議室)

第5 分科会:アートを楽しむワークショップ(アイーナ501 号室)

 ※みんなねっと岩手大会は、精神障害者家族の全国大会で、岩手での開催は初です。なんと、コンセプトの策定、講師選定、大会準備に至るまで、ハートネット事務局が手伝ってます。黒田は2日間とも裏方役です。盛岡ハートネットがいつもお世話になっているキララが出演しますし、第1分科会で山口みどりさんが盛岡ハートネットの取り組みを発表します。閉会式では阿部さんが第3分科会の議論を報告し、山口さんが大会宣言を発表します。それではみなさん、6、7日、マリオスとアイーナあたりでお会いしましょう!(黒田)
by open-to-love | 2010-10-04 23:50 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
みんなねっと岩手大会第4分科会趣旨&講師一覧

第3 回全国精神保健福祉家族大会~ みんなねっと岩手大会 〜

(2010年10 月7 日9:30 ~ 11:20)

第4 分科会:就労・復職支援(ホテルメトロポリタン盛岡本館会議室・定員200 人)

「もっと働きやすい社会に~就労・復職支援の最前線」

 「本人に『働きたい』という希望があれば一般就労できる」という信念に基づいてサービスを提供するIPS(個別就労支援プログラム)が期待を集めています。また、うつ病の増加が社会問題となる中、発症に伴う休職後の復職支援プログラムの取り組みも始まりました。当事者の体験談や、最新の就労・復職支援についての専門家の解説を通じ、もっと働きやすい社会の実現に向けて語り合いましょう。

司会:高橋美香子さん(岩手・相談支援センターさくら相談支援専門員)

話題提供者:
当事者
当事者
香田真希子さん(千葉・コンボACT-IPS センター)
越川睦美さん(長野圏域障害者就業・生活支援センターウィズ)

第4分科会担当者:高橋美香子

※コンボについては「コンボ」、就労・復職については「就労・復職」のカテゴリーに収録してますよ!(黒田)
by open-to-love | 2010-08-17 20:51 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
みんなねっと岩手大会第5分科会趣旨&講師一覧

第3 回全国精神保健福祉家族大会~ みんなねっと岩手大会 ~

(2010年・10 月7 日9:30 ~ 11:20)

第5分科会:当事者活動(アイーナ501 号室)

「アートを楽しもう(ワークショップ)」

 岩手はボーダレスアートの先進県です。精神障害当事者による絵画サークル「風の会」メンバーとともに、当事者も家族も一緒になってアートを体験し、表現する喜びを共有しませんか!

協力:当事者による絵画サークル「風の会」(福田宏代表)
   岩手県精神保健ボランティア連絡会(長葭千恵子代表)

風の会について

 平成11年秋、岩手県、高知県、千葉県の3県から精神保健福祉の支援者が集まり、合同による「心に平和をカレンダー2000」が初めて制作されました。このカレンダーには、3県の精神障がいをもつ人の作品が使われました。この活動はさらに広がり、本年度も5府県が参加してカレンダー制作の準備が進んでいます。
 「心に平和をカレンダー」制作への参加は、絵画展、絵を描く交流会の開催など、心の健康や精神障がいについてみんなで考える機会づくりにもつながり、その中から「絵を描く人、絵が好きな人の集まりを作ろう!」という声が上がって、平成14年、絵を媒体とした当事者や関係者の初の集まり≪絵画を通じて心の健康を考える仲間の会≫を開催しました。
 年々活動は充実し、参加者も増え、自分たちの活動という機運が高まる中、平成18年度、≪絵画を通じて心の健康を考える仲間の会≫は会の名前を「風の会」と命名し、「この風の会から世の中に何か発言ができたら…」と現在絵を通じた当事者活動を展開しているところです。

風の会メンバーからのメッセージ

 福田宏:風の会は(精神障がいの)当事者による、当事者の為の絵画のグループです。絵画は私の全てです。
 桑児元:私は作家活動を行っていますが、私にとって風の会はその原点だと感じています。これからも風の会を大事にしていきたいと思っています。
 矢羽根影葉:絵を通して、『しあわせ』を感じ取ってくれたら、うれしいです。自分を表現できることは、とっても『しあわせ』。

※アートについてはブログの「心の病とアート」「アートギャラリー」で紹介してますよ!(黒田)
by open-to-love | 2010-08-17 20:51 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
みんなねっと岩手大会第3分科会趣旨&講師一覧

第3 回全国精神保健福祉家族大会~ みんなねっと岩手大会 ~

(2010年10 月7 日9:30 ~ 11:20)

第3 分科会:総合福祉法(アイーナホール・定員507 人)

「(仮)障がい者総合福祉法への期待~交通運賃、所得保障、家族支援」

 「3 障害サービス一元化」とは言うけれど、当事者が地域で生きるためにはまだまだ乏しい精神障がい福祉サービス。①バス・JR・私鉄運賃割引状況②障害年金など所得保障③家族の生活実態− という3 つの観点から、精神障がい分野固有の現状と課題を浮き彫りにし、よりよい(仮)障がい者総合福祉法策定に向け語り合いましょう。さらに、各都道府県の現状について情報交換し、今後の運動に役立てましょう。

司会:相澤與一さん(福島県連会長・高崎健康福祉大)

話題提供者:
奥田和男さん(奈良県連事務局長)
佐々木五郎さん(岩手・障害無年金訴訟原告)
永井亜紀さん(全福連事務局)

助言者:川﨑洋子さん(全福連理事長)

第3分科会担当者:阿部稲子(盛岡ハートネット事務局)

※無年金問題については「障害年金」、全福連の家族ニーズ調査については「全福連」のカテゴリーに載ってますよ!(黒田)
by open-to-love | 2010-08-17 20:49 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
みんなねっと岩手大会第1分科会趣旨&講師一覧

第3 回全国精神保健福祉家族大会~ みんなねっと岩手大会 ~

(2010年10月7日9:30〜11:20)

第1 分科会
家族会活動(盛岡市民文化ホール小ホール・定員350 人)
「つながりを求めて~家族会活動のこれから」

 心の病を抱える人は年々増加し、全国で約300 万人。当事者が増えているということは、当然、その家族も増えている…はずなのですが、家族会は高齢化と会員減という悩みを抱えています。当事者も家族も共に地域で生きる時代に向けて、家族(家族会)はこれからどんな活動をしていけばいいのでしょうか。各地の特色ある取り組みを参考に、みんなで語り合い、考えましょう。

司会:良田かおりさん(全福連)

話題提供者:
 東京兄弟姉妹の会
 埼玉・越谷市精神障害者を守る会やまびこ家族会
 山口みどりさん(岩手・たんぽぽの会会員・盛岡ハートネット事務局)

第1分科会担当者:山口みどり(盛岡ハートネット事務局)

※各分科会担当者といいますのは、司会・話題提供者・助言者の間の連絡調整など、さまざまな事務的なことを担う人です。なお、全福連については、ブログの「全福連」「みんなねっと」などのカテゴリーに、盛岡ハートネットについては、言うまでもなくあっちこっちに載ってますよ!(黒田)
by open-to-love | 2010-08-17 20:48 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
みんなねっと岩手大会第2分科会趣旨&講師一覧

第3 回全国精神保健福祉家族大会~ みんなねっと岩手大会 ~

(2010年10月7日9:30〜11:20)

第2 分科会:地域生活(アイーナ803 会議室・定員150 人)
「地域で共に生きる~キララ、ACT、退院促進」

 「病院から地域へ」という精神保健医療福祉の大きな流れの中で、地域に根ざし「当事者を主体とした仲間の輪」を広げるキララ。医師や看護師ら多職種が連携し、当事者の生活の場で精神医療福祉サービスを提供するACT。さらなる広がりが求められる社会的入院患者の退院促進。それぞれの担い手のお話には「共生社会」実現に向けたヒントがたくさんありますよ。

司会:久永文恵さん(千葉・コンボACTーIPSセンター・ACT 全国ネットワーク事務局)

話題提供者:
北川明子さん(岩手・保健師・心の病と共に生きる仲間達連合会キララ)
大迫晋さん(京都・看護師・訪問看護ステーションねこのて)
岩上洋一さん(埼玉・精神保健福祉士・埼葛北障がい者生活支援センターふれんだむ)

第2分科会担当:黒田大介(盛岡ハートネット事務局)

※コンボについては、ブログの「コンボ」「こころの元気+」など、ACTについては「ACT」、キララについては「キララ」「リリー賞」など、退院促進については「社会的入院」のカテゴリーに載ってます。それぞれの活動のベースになっている「ケアマネジメント」のカテゴリーもご覧くださいね!(黒田)
by open-to-love | 2010-08-17 20:48 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
みんなねっと岩手大会基調講演:高木俊介さん

第3 回全国精神保健福祉家族大会 ~ みんなねっと岩手大会 ~於マリオス

基調講演(2010年10 月6 日14:50 ~ 16:20)

講師:高木俊介さん(京都府:ACT-K)
テーマ「これからの地域精神医療・福祉とACTの役割」

高木先生からのメッセージ

 ACT(Assertive Community Treatment; 包括型地域生活支援プログラム)とは、「統合失調症を主とする重症精神障害者の地域生活を、医療と福祉の多職種からなるチームによる24 時間体制で、生活現場への訪問を中心として援助する組織・体制」です。様々な職種のスタッフが定期的に、あるいは必要に応じて、利用者の自宅や職場、入院先の病院に訪問して、病気の治療からリハビリテーション、生活上の支援から就労支援まで行います。
 一貫したスタッフのかかわりによって、必要とあればいつでも24 時間の支援が受けられるということは、「安全保障感」に乏しい統合失調症の人たちにとって心強い助けです。
 ご家族の方々にとっても、いざというときの安心があることで、ゆとりをもってご本人さんに接することができ、ご家族自身の生活を取り戻すことができます。
 このようなACT の具体的な姿をお伝えし、どのように日本のこれからの精神医療・福祉にとりいれていけばよいのかを、皆さんとともに考えたいと思います。

< プロフィール>
高木俊介氏:1957 年生まれ。京都大学医学部卒業。光愛病院(高槻市)、京都大病院精神科、ウエノ診療所を経て、現在、たかぎクリニック(京都市)を開設。ACT-K を主宰し、精神科在宅医療に取り組んでいる。著書に『ACT-K の挑戦ACT がひらく精神医療・福祉の未来』(批評社、2008 年)、『こころの医療宅配便精神科在宅ケア事始』(文藝春秋、2010 年)。

※高木先生&ACT−Kについては、「ACT」のカテゴリーにいっぱい載ってますよ!(黒田)
by open-to-love | 2010-08-17 20:46 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)
みんなねっと岩手大会基調公演:キララ

第3 回全国精神保健福祉家族大会~ みんなねっと岩手大会 ~於マリオス

基調公演(2010年10 月6 日13:00 ~ 13:45)

演劇で広める精神障がいの理解「心、天気になあれ!」

出演:心の病と共に生きる仲間達連合会キララ(岩手)による演劇集団「キラりん一座」

趣旨:当事者自らが演劇で心の病への理解を広げるなど、地域に根ざした独創的な取り組みで輝くキララ。当事者にとって「地域に生きる」とはどういうことなのでしょうか? 家族、支援者、地域の人たちとの「仲間の輪」をどのように広げてきたのでしょうか? 心の病があっても明るく生きる力はどうやって培われるのでしょうか?…当事者の本音のメッセージがたくさん盛り込まれた演劇を披露していただき、当事者が地域で輝く社会、共に生きる社会を実現するためのヒントを得ましょう。

キララについて

 心の病と共に生きる仲間達連合会キララ:2004 年設立。現在の活動拠点は岩手県一関市千厩の「酒のくら交流施設」。当事者が企画実施するシンポジウム「明るく生きる精神保健シンポジウム」を毎年実施するほか、心の病についての理解を深め、苦手なことに対応する力を身に付ける講座「キラりん講座」を主催するなど、精神障がいへの理解促進に向けた活動を展開。2006 年に当事者を中心メンバーとした「キラりん一座」を旗揚げ。脚本作り、キャスト、スタッフなどすべての活動を当事者とボランティアが行っている。2010 年2 月、第6 回精神障害者自立支援活動賞( リリー賞)を岩手県で初めて受賞。

キララからのメッセージ

  自分達は心の病と共に生きています。
  キュートな甘いお話ではありません
  心の中をみて
  叫びをきいて
  自分を信じる心、仲間を信じる心
  私たちの本音盛りだくさんの劇です

※キララについては、ブログの「キララ」「リリー賞」のカテゴリーを中心に、あちこちにいっぱい載ってますよ。(黒田)
by open-to-love | 2010-08-17 20:45 | みんなねっと岩手大会 | Trackback | Comments(0)