精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:第17回例会:働くために( 12 )

盛岡ハートネット第17回例会「働くために」…当事者の思い
(2011年3月5日、盛岡市プラザおでって)

※ハートネットの例会は最近、専門家の方のお話だけではなく、幾人かの当事者にもテーマに即した発表をしていただいてます。第17回例会では、第1部「当事者の声」として、3人の方に就労体験や「働く」「働き」についての思いを発表していただきました。とっても好評でした。
 そのうちのお一人から、発表文をブログに載っけてもいいよ!と了承いただきましたんで、載っけます。(これもまた、震災前に了承もらってたんですが、すっかり遅れてしまってすいません)

◆当事者の思い◆

 「働く」ということでお話をということですが、私にしかできない「働き」という言葉に置き換えて話を進めたいと思います。

 よく人は「人並みの人生」という言葉を使います。当事者の方も、ご家族の方も、そういう得体の知れない言葉に振り回されてはいなかったでしょうか?
 私は「人並みの人生」などどこにもなく、絵に描いた餅だと思っています。
 どんな人間にも生まれた以上、障害の有無にかかわらず、病気、老化、苦しみ、生死、そして、さまざまな困難はつきものです。
 当たり前な事なのに、忘れがちです。
 それらに対する受け止め方、その人なりの解決方法。それは、人生、生まれながらに持った使命、そして今回のテーマである「働き」に関わってくると思います。
 それらの問題を根本的なところから考え直すきっかけとして、私は「心の病」に恵まれたのだと、今になって、思います。

 高度成長期によく言われたことですが「高学歴」「高収入」…しかし、この先に、一体何があったのでしょうか。何を求めていたのでしょうか。
 私の話を「働き」に戻しますが…
 例えば、いつも同じ所で何をするわけでもなく座っているおばあちゃん、でも、危ないことをする子どもに対しては、大声で「やめろ、何するんだ、ケガするでねーか」と叫ぶ…。これって大きな「働き」じゃないでしょうか?その子どもの命を助けた。すごいことですよね。
 心の病を経験した者でなければ分からない苦しみがありますよね。
辛さに耐えているだけなのに周囲にはゴロゴロと寝てばかりいると言われたり、辛くて反論すらできない、そんな時もありますね。
 友人が同じような立場に立った時、話を聴き、心から受け止め、「オレも経験あるけど辛いよな」と、一言言葉をかけることが出来たらどうでしょう?
 今まで辛いとばかり思っていた病気が、人の役に立つことができたのです。これは経験者でなければ出来ない「働き」です。
 また、統合失調症で長い間苦しんでいた方が、大学に入り直して、今、作業所で所長さんをしているそうです。利用者さんの痛みの分かる、良い「働き」がきっとできるでしょう。

 友人で、何不自由なく生活している上に、毎月のこづかい50万円、湯水のように使っている人がいます。優秀な業績で、賞も取ったことのある腕利きです。
 なのに、「こんな仕事、飽き飽きだ」と吐き捨てるように言いました。
 ちっとも幸せそうではないのには、驚きました。

 満たされていないのです。かく言う私も、企業に勤めていた時、お金があるのに、虚しい思いをしていた時期がありました。一通り、仕事を終えて会社に戻る途中、車から夕日を見ていると、自然にじわっと涙が出てくるんですね。
 「私、何してるんだろう。私の人生何だろう」
 疲れ切って、土日は眠りっぱなしでしたから…。
 若いうちにお金=幸福ではないと、実体験を通して感じることが出来たことはラッキーでした。
 今は、お金はありませんが、幸せだと、はっきり言えます。

 諦めることなく、焦ることなく、自分以外の人間になろうとせず、「私」にしかできない「働き」を、大きな枠で捉えてはいかがでしょうか。
 一日、何か、今日は「○○が出来て良かったな」とか、「楽しかったな」と味わいながら生活できたらいいですね。せっかく生まれてきたんですから。
 心の病に対する理解は、なかなか得られるまでには時間がかかると思います。
 何を言われようが、気にせず右から左と流しましょう。
 私たちは何もないんじゃない。
 〝時間貴族〟ですよ。胸を張って生きて行きましょう!

※うーん、いいこと言いますね。ありがとうございました!(黒田)
by open-to-love | 2011-07-09 15:29 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第17回例会「働くために」アンケート集計…㊦

Q6.第2部:堀野修さん(岩手障害者職業センター)の講演の感想。

◎分かりやすくかみくだいて説明して下さったのでよかった。
◎大変勉強になりました。初めてお話聞きました。
◎障害者職業センターについてよくわかりました。障害のオープンとクローズについては、深く考えさせられる内容で、理解が広まってオープンでも安心してその人らしく働き、生活できればいいな~と思いました。できれば精神障害をもつ方は、どんな手順で支援が進み、就労に結び付いているか具体的に知れればもっとよかったです。
◎センターについての理解はとてもよく深まったが、例えばジョブコーチなりリワークなりの成功例、失敗例などをくわしく聞きたかったです。
◎岩手障害者職業センターについて詳しく知ることができてよかったです。
◎大変ためになりました。
◎オープン、クローズにした事例がもっと聞きたかった。クローズにした場合、負荷がかかり、ギリギリだと無理がくるという所に、なっとく。
◎職業センターはどういう所か分からなかったですが、組織だとか、どういった支援をするのか今回の講演で分かりましたので大変参考になりました。
◎初めて知りました。きめ細かなアフターフォロー等の説明が良かったです。親身になって下さっている事に感謝します。
◎「現実とやりたい事のすり合わせ」の大切さを感じました。
◎分かりやすかったです。
◎とても分かりやすかったです。
◎働くことの前提として、基本的に生活をきちんとすること。そのことが良く分かった。なかなか一歩を踏み出せず、そういうことに戸惑いを感じた部分もあった。
◎事務局は精神に集中したプログラムにすべきでは。精神についての専門的深さが必要です。本日は精神障がい者を対象にした学習会ではないですか。今後もこのようではハートネットの評価が下がりますよ。
◎読み上げるだけでなく実例を聞きたかった。
◎訳が分からなくて、実効性が感じられない。
◎もう少し詳しく聞きたかったです。
◎就労をすることが厳しい世の中ではあるが、そういった中でどのように自分は努力したらいいかということを再認識できた。〝自分のしたい事〟と〝自分のできる事〟を冷静に区別できるかということがポイントではないかと感じた。もっと〝できる事〟を増やすことを頑張れたらと思った。
後半をもっと聞きたいと思いました。沿革よりも実際の支援内容や、支援を受ける側の声も聞きたかった。
◎全員に分かりやすいような説明で理解しやすかったです。講演慣れしている先生なのか、パワーポイントに記載されている以外の話を交えて話していただいたので参考になりました。
◎詳しい説明でよく分かりました。
◎障害(病気)のオープンとクローズの部分は分かりやすかったです。「約束した日時にきちんと仕事に行く」「休む日はきちんと連絡する」が基本であるということを、堀野さんのお話で再確認できました。
◎現場=働くことの現実性の確認をできました。
◎自分も御世話になっているが、これを機に就職できたらいいと思っている。
◎講演を聞いて、堀野さんを頼って訪問する方が多くおられると思います。復職、就職を目指す方への、明るい道しるべを詳しく情報提供いただきありがとうございました。
◎息子の一助になればと参加しました。内容はよく分かりましたが、希望は湧いてきませんでした。職業センターについてわかったというところにとどまりました。
◎「決められた日に休まず出勤する」という言葉に共感できます。急に休んだり、急に早退してしまうので精神疾患の患者は雇用しづらいと思います。
◎職業機関の説明や歴史を語るだけで正直なんとも思わなかった。
◎知らなかった初めて聞くセンターの事を聞くことができてよかった。具体的な就労の事例をもう少しあればよかった。
◎障害者職業センターを〝卒業〟した後の、その後の事例などを知りたかったです。
◎こんなに時間をとらなくても良いテーマだったのでは。
◎自分は知的障がい者ですが堀野さんの話を聞いてためになりました。勇気がわいてきました。
◎私が仕事するにはむずかしいのではと感じた。
◎センターの予約の状況が分かるといいなと思いました。
◎これから就労する人のためにどのようなことに注意すればよいのかを気づくことができ、たいへん参考になりました。
◎現実を分かりやすく説明していただけたので大変参考になりました。すっごく盛岡時間だね!
◎詳しく、そしてとてもわかりやすくお話いただいて、すごく良かったです。
◎職業センターは通ったことがあるので知っていた、わりと当事者の方々が知らないということに驚いた。疾病障害の管理が最も難しい。どのような支援があれば仕事を続けられるのか。「約束した日に休まないで来る」ことは大切だ。それができないとき、気が落ちる。
◎自分の知らないことがたくさん聞けて大変勉強になりました。何よりも当事者の健康管理が土台となり、初めて「就職」ができるものだとあらためて学びました。
◎「適職」の正体は、したい仕事→職業・趣味、できる仕事→職業・適性、の2つにしぼられることがわかりました。よく「したい仕事」と「できる仕事」は違うと言われ迷っていたが、私は「したい仕事」をしていくために就職するための作戦を考え、材料集めをしていきたいと思いました。
◎当事者の置かれた状況と、社会との仕組みをどう整えていくのかが問題でもあり、課題であると思いました。時代の変化と共に、支援の在り方や価値観の変化もあると思いますので、やはり孤立しないように、社会全体の問題として考え、理解できることが大事と思いました。
◎「適職」の正体、できるかどうかの判断は周囲がする。その通りだと思った。オレが決めるわけじゃないと思った。だからといってやりたい仕事、あきらめる必要はないと思うけど…。オープン・クローズは障害持ってる人は絶対ぶつかる問題だと思う。基本オープンで行きたいけど賢くクローズのメリットも学び利用すべきかも。
◎厳しい状況にあると感じた次第です。
◎障害者の求職に取り組む時の問題やシステムを分かりやすく説明してくれた。

Q6.第1部&第2部を合わせた感想。

◎第一部では働くことと共に自分らしく生きようと思えましたが、逆に「自分らしく」の前に働くための試験、試験という言葉が頭に残りました。でも現実の話であることはどちらも一緒だなと感じました。
◎頑張って良いのか悩んでましたが、頑張っても良いことに(方向性の具体例もあり)、支えをもう少し探してみようと思いました。
◎分かりやすかった。
◎皆様方きょうは色々とためになるお話を聞かせていただきありがとうございました。


Q7.もっと働きやすい社会になるためのアイデア、こんな例会テーマはどうだろう? などなど、何でもお書き下さい。

◎地域を通しての職場、1次産業を見直して職場を提供できたら良いなと思います。
◎やはり企業主の理解から始まると思う。もしくは、非常にリスキーであるが、自分が企業主になろうかなとも思っていたりする。
◎最近、テレビで、この精神の病気について、取り上げる番組が増えていると感じていますが、良い例を並べたり、明るいイメージに作られたりの意図を感じ、あまり得るもののないことも多いのですが、そうは言っても、こんなに数多くの若者が発症している病気なのだから、高校などで正しい病気の知識の普及が授業の中でされることを望んでいます。
◎黒田さんの顔を覚えて帰ろうと思い来たのですが…どなたなのか??…わかりました。
◎働きやすい社会になるためには個人個人の価値観を尊重されないとなあ、と思います。
◎アイデアもなにも仕事が多くあればいい。
◎具体的なアイデアは今は思い浮かびませんが、ハートネットはじめ今日のような場が増え、集う人々が増え、人とつながる事がみんなに支援を実感し、当事者、家族が前に進む力になると思います。
◎相互理解(企業・健常者・障がい者)、人生の尊厳、ヒューマニズム
◎今は障害者をサポートする機関がたくさんあるように思いますが、そういった所を利用させていただく者としては、どういった時にどのような支援機関に相談したらいいのか迷ってしまいます。「働きたい」と思った時に、どこが最初の窓口になるのか、その人にあったサポート機関はどこかのか。一人の障害者をチームでサポートしてくれるアクトの仕組みが早く充実してくれればなあと思います。
◎1回1時間半が集中力の限度です。休憩時間も8分はキツイ!時間配分を考慮して下さい。
◎50歳過ぎでも働く場があれば仕事をしてみたい。
◎福祉施設(B型事業所)だと仕事内容に変化がなく、本人の希望する仕事に就けない状況にある。民間企業のように多種多様な職種があると良いと思うが…。
◎危険状態になった時の連絡先がもっとよくわかれば良いと思う。
◎障害者を採用する会社が多ければよい。
◎「障害者」として自分を認めるか認めないかでクローズ&オープンの道が分かれると思います。自分がどうしたいのかよく考えて、当事者自身の働きやすい社会を作れたらいいなと思います。
◎精神障害者の病気は特別に悪いものではないということを知ってほしい。精神障害者は犯罪をするという勘違い。普通の人よりも確率は低い。偏見を捨ててほしい。
◎例会テーマとして、「こうして私は働くことができました」ということで、さまざまな例を取り上げて、色々な成功例を出して、盛り上がるような会もあってはと思います。
◎無理をしないと楽をするは違うな…と。
◎等級に差はあると思うけど、同じような境遇で共有できる思いがあるのはそれだけで情報公開になると思うけど、依存ばかりは嫌だなと思った。
◎今日のテーマはすごく良かったと思います!日本全体が働きやすい国になると本当にいいなあと切に願います。
◎リカバリー活動の一環として、岩手にIPSを導入。その為の勉強会、研修。IPSは2010年にNHK教育で放送。面談回数を重ね、特性を見抜いた上で就職、その後もフォローを続ける。例えば、体がきつくなってきた、休憩時間を多くするように交渉してみよう、など。もちろんオープンで就労。他の従業員は黙っているが見守っている。
◎働きやすい社会にするためには、雇用側の理解が必要であると思った。そのために、雇用者側に啓発活動やサポート、支援態勢を充実させていくことは必要だと思います。
◎出来ること、出来ないことをしっかり理解し、出来ることやその人の強みを生かせる仕事につくことが大事だと思った。そのために、岩手障害者職業センターのように「職業評価」をする。そこに結び付けることも大事だと思った。
◎心の病だから、これはできない、という考え方でなく、当事者のお話にあったように「その人のひととなり」に目を向けて良いところ、できることを活かそうとする視点が当事者の雇用の幅が広がったり働きやすくなったりするのかな~と思いました。そのような理解を企業の側から得るのはまだまだ難しいかもしれないですが。
◎私の子どもは10代で精神科受診から入退院の繰り返しで、就労をあせったころはありましたが、交通機関も不便で仕事も限られますが、就労で得られる事が多数ありますので、何年かかっても、人のためになにかかかわるようになることが希望です。
◎岩手県は高齢者に適した仕事があまりないし、気候的にも問題があると思います。
◎病気をしてもしてなくても共有することが大事だと思います。働きやすい社会にするためには、一人一人に考え、社会に対して、病気のことを理解してもらえるように、市、県、国の行政を通じて、対処してもらえるように働きかける必要があると思います。現在もやってると思いますが。自分、相手、社会の仲間に出来るようになってほしいです。
◎岩手県にACTを作ってほしいですし、人を外見だけでなく内を見てくれる事。
◎働くことに向かう前の段階に、人についての一歩を踏み出すためのアドバイスが欲しいと思います。
◎退職者をジョブコーチにして、一人一人のスキルアップと定着をサポートしたらいかがでしょう。一人一人に寄り添う行動が大事だと思うし、就職を目指す人も安心だと思う。
◎バスの運賃よりも電車の運賃を考えてほしい。
◎トライアル雇用の形で間口を広げれば、出来る事、やりたい事がすりあわされるチャンスが増えると思う。
◎連携を深めてよりよい方向に進みましょう。
◎若者からお年寄りまで、障害者や健常者が一緒になって地元の料理店や特産品の店(道の駅)ほか、みんなで一家族のように楽しく働けるようになれればいいなと思いました。


Q7.こんな例会テーマをやってほしい!

◎医療機関、保健、福祉に求めること。こんなふうになってほしい。
◎今後の例会でも当事者の声がもっと自分の思いを発表する機会があればぜひ聞きたいです。
◎病院のケースワーカーさんと接点が持てないのが悩み。
◎大人の発達障害の集いも企画してもらいたいです。よろしくお願いします。
◎デイケアを受けられる病院がどこか知りたい。
◎家族の支援の在り方をテーマにしてください。
◎日中活動の場(遊べる場、楽しいメニューで)
◎当事者の交流の機会
◎岩手県(盛岡市)でピア・カウンセラー養成講座を開く。
◎当事者同士の結婚やお付き合いについて。悩みやサポート体制、上手くいく方法、出会いなどなど。
◎家で困った時(不安、調子を崩した時)の対処。どこか相談出来るところはどこか。当事者はそこに何を求めているか。施設としては困っていることはないか。すれ違いや誤解はないか。ゲストに医大救急、SSCM、地域生活支援センター滝沢、保健センター、精神科HP。
◎病気を再発しないために、又再発した時どうすればよいのか。
◎岩手の自殺者数、日本の自殺者数について。
◎これからの精神疾患の薬について。その副作用について。など…。
by open-to-love | 2011-07-09 15:19 | 第17回例会:働くために | Trackback(1) | Comments(0)
盛岡ハートネット第17回例会「働くために」アンケート集計…㊤

(2011年3月5日・プラザおでって 講師・岩手障害者職業センター堀野修さん)


※震災直前に開かれた、第17回例会。アンケート集計の収録がすっかり遅れてしまいました。集計自体は震災前にやってましたが…すいません。(黒田)

例会参加者:110人
アンケート回答:67人

Q1.年齢

10代 1人
20代 12人
30代 13人
40代 15人
50代 9人
60代 9人
70代 1人

Q2.性別
男 31人
女 36人

Q3.お住まい
盛岡市 40人
花巻市 2人
矢巾町 2人
紫波町 8人
滝沢村 4人
雫石町 1人
遠野市 1人
宮古市 1人
二戸市 1人

Q4.ご職業

無職14、教員1、主婦3、会社員3、就労移行2、就労継続支援事業所B型利用1、就労継続支援A型3、のびやか丸1、福祉施設職員1、求職中2、さくら製作所3、会社役員1、求職中1、アートクリエイター1、学生3、病院で働く保健師(訪問看護)1、レストラン勤務1、施設職員1、フリー1、社会福祉協議会職員1、多機能型事業所はあとすぽっと1、地方公務員3、非常勤職員1

Q5.あなたは①「当事者(心の病を抱える人)」②「家族(当事者の家族、きょうだい、伴侶、親戚)」③「関係機関の方(行政・支援機関職員、相談員、カウンセラー、作業所スタッフ…いわゆる専門家)④「市民」(精神保健・傾聴ボランティア、学生など)のうち、どこになるか、丸を付けてくださいね。

①当事者 37人
所属当事者会 智徳会、喫茶ひだまり・風の会、盛岡ハートネット
当事者会に入ってない 20人

②家族 10人
所属家族会 南光病院家族会、ひばりの会
家族会に入っていない 8人

③関係機関の方 7人
所属先 県立大助手 となんカナン2 就労継続支援事業所さくら製作所、岩手保養院、社会福祉協議会事務局、盛岡市役所2、岩手県宮古保健福祉環境センター福祉課

④市民 5
所属先 CILもりおか、社会福祉法人いきいき牧場、県立大社会福祉学部2、風の又三郎

Q6.第1部:当事者の声の感想。

◎三者三様のお話に感動しました。特に「障害のある私」じゃなく、「私」という人間を見てほしいという部分には、深くうなづいてしまいました。
◎寛解について知ることができた。心の病に恵まれたという考えもあるんだと思った。自分だけが働くことに悩んでいるんじゃないんだと思った。
◎当事者の方の話から、世間一般の考えや思いに当事者の方も圧力がかかったり、こうするべきだろう、負い目を感じていたという過去の声も聞かれ、周りの目に自分を変えなければと思ってしまうのだと感じました。しかし、今日話して下さった方は、自分の仕事を自分に合うものを自分で選び、自分の生きる道を決めていて、生き生きとしていました。自分らしい生き方をすることが自分にとってよいことであるというのを当事者の方から聞かれたことはすごく勉強になりました。
◎当事者の、本人しかしていない経験を本人の言葉で聞けたのがすごくよかったです。「私」というひととなりを見てほしい、話せる心をもつこと、自分らしく生きる、という言葉が印象的でした。当事者がもっと自分のことを話す場がいっぱいあればいいな~と思いました。
◎3人のお話が素晴らしかった。
◎当事者の声、メモしきれなくて…残念。すごく心にひびきました。仕事あるなし、でなく、自分らしい生き方をみつけることが大切。必ず仕事!ではない。私は今、「心の病に恵まれた」とつくづく思う。自分以外の人間になろうとせずに、私にしかできない〝はたらき〟に目を向けて!…すべて、文字にして、起こしたい気持ちでした。
◎貴重な体験の発表。1人目の方、障がいを乗り越え仕事をすることの意欲と病気後の仕事の価値が上がっていきいきしていました。2人目の方、生活は今は大変かもしれませんが、大切な仕事です。自分が出来る、好きなことを続けることがいいですね。きっとなにか見えてくると思います。3人目の方、私もそう思います。病気をして初めて見える、感じる事いっぱいありました。素直に感謝出来る心が持てて幸せです。
◎切実ですがうったえるものがありました。
◎さまざまな方のお話が聞けて良かったです。
◎自分の経験等に似ていることがありました。とても良かったです。一人一人違うんだなあとあらためて思いました。
◎働くことと共に自分らしく生きようと思いました。
◎「働く」と「はたらき」の違い。家族の役に立ってくれている事を大切にしたいと思いますし「感謝の言葉」「認めること」の大切さをあらためて思いました。
◎もっと当事者の声を聞きたかった。
◎人知れない苦労の経験の中で、プラス志向を、自分の夢、希望をハッキリ言えることはスバラシイ!
ためになる事があった。
◎当事者であるがゆえの理解の深さを感じました。皆さん共通するのは他者の存在に気づいて次のステップに進んでいることと思う。
◎「人並みに」「働くこと」に価値を求めすぎ、社会の硬直した価値観をあらためて気づきました。
◎事業所において「作業に追われる傾向」や「利用者と支援者」の意識のギャップをあらためて感じました。「世間一般の常識を教えてほしい「しかることも必要」「お客さまに喜んでもらえる仕事の喜び」という根源的な話でした。事業所において、利用者の個別支援計画を作成していますが、この観点、視点からの計画になっているのか、心配です。
◎事業所が、利用者にとって、安心できる場、信頼できる場であることが必要だと感じます。
◎三者三様でとても参考になりました。
◎当事者の方のがんばっている姿を見て励みになりました。
◎3人それぞれに良いお話でした。「はたらく」「はたらき」の考え方を聞いたのが勉強になりました。
三者三様の発表でしたが、とても分かりやすかったです。それぞれの生き方が伝わってきました。一般就労している私にとっても学ぶべき内容がありました。「人を許せると、自分も人から許されるようになる」という言葉は印象的でした。職場内を冷静に観察すると、このことをクリアーできていない人が沢山いるような気がします。
◎3人目の人の話が面白かった。
◎「働く」の発想を「はたらき」に変えて、という言葉が印象に残りました。人は、それぞれの役割として、なんらかの「はたらき」をおこなって、充実感を感じて、幸せと感じることができると確信しました。一般就労であったり、就労移行支援事業所であったり、作業所であったり、それぞれに働ける内容やかたちがあっていい。3人ぞれぞれの「はたらき」をお聞かせいただきました。詩であったり、カフェであったり、言葉であったり、キラキラしているみなさんのメッセージに触れて元気をいただきました。ありがとうございました。
◎頑張って下さって、有り難いと思いながら聞きました。息子が直接聞くことが必要だと思い、今日出て来れなかったことが少し残念でした。
◎人それぞれの幸福やつらい体験があるんだなあと思った。
◎三人ともそれぞれに自分らしいお話をありがとうございます。
◎自分も当事者とかなり似た経験をしてきたので、大いに気持ちが共感できた。また、現在の制度的な事が理解できた。
◎自立に向けて不安はあるけど、近いうちにアパートに入る予定なので来てよかったです。
◎自分らしく暮らしていければ、〝一般就労〟&〝納税〟だけが全てではないかも…?と、「自分を赦す」ことも大切だと感じました。
◎働く事へのさまざまな方向からの話が聞けました。バラエティーに富んだ人選、ありがとうございます。
◎三者三様の思いを聞けてよかった。最初の女性の言葉「人を許せると自分も許してもらえる」、気づかされた言葉でした。日々の生活でも大変、気づかされる言葉だと思った。
◎当事者の声を聞くことができ、支援者として再認識できたと思います。
◎自分の思いと重なる部分もあったり、新しいヒラメキがあったり、とても有意義でした。
◎こんな風な考え方があるのかということがわかった。
◎人それぞれの人生経験、考え抜いてきたことが反映されていました。思いが伝わりました。
最初の方、手も震えていたし、声も上ずってたけど、声も明るく、一所懸命なのが伝わってきたので印象が良かった。
by open-to-love | 2011-07-09 15:14 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第17回例会「働くために」関連

岩手障害者職業センターの場所について

 盛岡ハートネット第17回例会「働くために」(2011年3月5日、盛岡市・プラザおでって)に多くのご参加、ありがとうございました。当日、質問にもありましたが、岩手障害者職業センターの場所をご案内します。例会が、一人でも多くの方にとって、働く、とか、生きる、について、ご自身を見つめ直す機会となりましたことを!(黒田)

岩手障害者職業センター
〒020-0133 岩手県盛岡市青山4丁目12番30号
TEL 019-646-4117
FAX 019-646-6860

ちょっと分かりづらい場所かもです。県営運動公園の近く、と言いますか…。バスでの行き方は下記の通りです。

◆岩手県交通 盛岡バスセンター発 盛岡駅経由(9番のりば)をご利用の場合

1.「青山3丁目」下車徒歩10分
 ○盛岡北高線(滝沢営業所行)
 ○みたけ中央線(岩手牧場行)
 ○みたけ東線(岩手牧場行)
 ○みたけ西線(日本たばこ行)

2.「青山3丁目」下車徒歩15分
 ○青山町線(県営体育館経由滝沢営業所行)

3.「青山3丁目」下車徒歩20分
 ○青山町線(青山1丁目経由滝沢営業所行)

◆岩手県交通 巣子車庫発または岩手県北バスをご利用の場合
4.「上堂2丁目」下車徒歩10分

 なお、岩手障害者職業センターで提供しているサービスは、下記の通りです。

◆ジョブコーチによる支援
◆就職に向けた準備を整えるための職業準備支援
◆うつ病等の精神疾患で休職中の方の職場復帰支援(リワーク支援)

 相談、サービスは全て無料。予約制。利用受付時間は…

月~金曜日(年末年始、祝日を除く)9:00~17:00

(独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構のホームページを参考にしました)
by open-to-love | 2011-03-06 20:43 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第17回例会「働くために」堀野修さん講演…③
(2011年3月5日、盛岡市・プラザおでって大会議室)
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※分かりやすいお話、ありがとうございました!(黒田)
by open-to-love | 2011-03-05 21:24 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第17回例会「働くために」堀野修さん講演…②
(2011年3月5日、盛岡市・プラザおでって大会議室)
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by open-to-love | 2011-03-05 21:23 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第17回例会「働くために」堀野修さん講演…①
(2011年3月5日、盛岡市・プラザおでって大会議室)
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by open-to-love | 2011-03-05 21:22 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第17回例会「働くために」収支報告
(2011年3月5日、盛岡市プラザおでって)

【講師】堀野修さん(岩手障害者職業センター主任障害者職業カウンセラー)

【内容】第1部:当事者の声(3人が就労体験や思いを発表)
    第2部:堀野修さん講演
    グループワーク「就労・復職について語り合おう」

【参加者数】110人

【ひとこと】今回も、会場がぎっちりでした。ハートネットは、参加者のみなさんが椅子並べや後片付けなど手伝ってもらうことで、いつも成り立ってます。今回もどうもありがとうございました。参加費300円という料金設定について、もしかして、高いなと思う方もいるかもしれません。ですが、ハートネットの場合は、お金のない方は払わなくてもいい、また、例会当日いろんな事情があって会場に来れない方に、後日資料を郵送する分にも使わせてもらってます。自分のためだけじゃなく、みんなのためにも使っているということで、了承ください。

♡収支報告

【収入】28605円
内訳
参加費300円×110人=28605円?
(計算が合いませんが、お金ない人は払わなくてもいいということでやってますので、気にしない)

【支出】  20234円
内訳
郵便代:  14200円
封筒代:    594円(ホーマック)
資料コピー代:3690円(ローソン、サンクス)
駐車場代:   600円
講師記念品代 1150円(アネックスカワトク)

【差し引き】8371円

【第16回例会からの持ち越し】マイナス2万8650円

【さらに合計すると…ハートネットのトータル収支】マイナス2万 279円

【ひとこと】少し赤字が減りました。来年の今頃は、黒字になってるかもです。ちなみに、アンケート回答者数は64人でした。回答内容については、近々、ブログで紹介します。次回例会は5月ごろ? を予定してます。みなさん、またお会いしましょう!
by open-to-love | 2011-03-05 21:15 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)
盛岡ハートネット第17回例会「働くために」趣旨説明
(盛岡ハートネット事務局)
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by open-to-love | 2011-03-05 21:10 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)
特定非営利活動法人全国精神保健福祉会連合会編
『精神障がい者と家族に役立つ社会資源ハンドブック』(2010年)

03 日中活動の場、就労や復学の支援

「働きたい」ときの相談窓口・障害者職業センター

◆「働きたい気持ち」の整理

 障害者職業センターでは、障がいのある方に対する就労支援を専門に行っています。
 職業センターに働きたいという相談があった場合、私ども職業カウンセラーは、その理由、働くことでどんなよいことがあるのか、ご本人にとっての働くことの意味などを確認していきます。相談の中で、働きたいという気持ちになった理由が少しずつわかる理由もあります。
 たとえば、こんなことが背景にある場合があります。
・友達が働いていて家庭を持っていることを知り、このままではいけないと思った。
・両親が定年を迎えたことなどをきっかけに、将来に不安を感じた。
・近所の人に昼間家の周りで会うのがつらい。
・働けるようになれば発病前の自分に戻れる気がする。
 そのような気持ちが背景にあることがわかれば、必ずしも就職の方向ですぐ支援するのが最善とは限りません。
 不安や焦りが就職へかきたてる大きな要因であるのなら、その気持ちを少しでも少なくしてあげるほうが先という場合もあります。

◆「働く準備」は整っているか

 働きたいとは言っても、ご本人の思いと現状とがかみ合っていない場合もあります。そんなときは相談に加え、職業評価を受けていただいて、今の状態の振り返りをしていただくこともあります。評価の中で、これはほんの一例ですが次のようなことについて整理していきます。
①生活リズムが整っているか。
②最近、毎日一定の時間働いた経験はあるか。
③どんな仕事をしたいのか。1日何時間くらい働きたいのか。
④病気のことをオープンにして働くかどうか。
⑤職歴がある人なら、なぜ前の仕事を辞めたのか。仕事を探すパターンに無理がなかったか。
⑥作業を体験してみて、どんな仕事がどのくらいできるのか。
 あとは、ご本人の現状とかみ合うような仕事が見つかるかどうかということになりますが、ご本人の現状と企業の受け入れ状況との間に差があった場合、解決するためには大きく分けて2つの方法があります。
A)ご本人が企業が求める課題をクリアしていただけるように支援する。
B)企業に理解を求め、受け入れのハードルを下げてもらうようにお願いする。または現状で受け入れ可能なところを探す。
 精神障がいのある方が働く場合、もちろんAばかりをご本人に求めてもいけませんが、Bだけで進めていこうとしても、実際には壁に突き当たることもありそうです。
 たとえば、朝が苦手だから夜働けるところを探す、という考え方もあります。実際、夜働ける職場を見つけた方もおられます。しかし、その場合は主治医との相談が必要でしょう。夜働く場合は、服薬や睡眠のリズムをどう組み立てていくか、また、深夜通勤する場合の交通手段などを考える必要があります。また、求人誌等で交代制勤務の仕事を見つける方もおられますが、この場合も同じです。それに、どちらかというと求人は朝から始まる仕事のほうが多いようです。

◆就職へのステップ

 このように、評価結果を踏まえつつ、労働市場の状況や企業の論理、病気と付き合いながら働く場合に気をつけたほうがよいことなどについてお伝えし、ご本人と今後の方向性について考えていきます。その結果、働きたいという思いを叶えるために、職業センターの職業準備支援などを受けていただくのが合っているのであれば、情報提供し、受講するかどうか考えていただきます。
 ご本人が実際に体験してみたい、と考えられた場合には、職業センターの中の作業場面を活用し、数日間通勤して一定期間作業を続けることを体験していただくこともあります。その中で、1日働くことのしんどさを実感し、もう少し準備が必要だという考えになることもあります。働くための第一歩を踏み出す場としてデイケアや作業所のほうが適当であれば、そちらの利用をおすすめする場合もあります。
 職業センターでは、ご本人の働きたい思いの整理をする一方で、ご本人の思いとは少し食い違うことになってしまう場合もありますが、働く人を取り巻く環境などの現実をお伝えしていきます。最終的に働くことに向け、どんな方法を選択するのかはご本人ということになりますが、その過程で一緒に考えるお手伝いをすることができますので、一度相談してみてはどうでしょうか?

◇障害者職業センターのサービス内容

 独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構が運営する障害者職業センターは、各県に1カ所ずつあります。就職を目指す障がいのある方への相談、職業評価を実施し、ご本人の希望や職業評価の結果を踏まえてそれぞれに合った就職への道筋(職業リハビリテーション計画)を策定しています。
 精神障がいのある方が利用できるセンターのサービスには、センター内の模擬的就労場面で行われる「職業準備支援」がありますが、その中で「精神障害者自立支援カリキュラム」を実施しています。これは、場面に合ったコミュニケーションの取り方を練習する対人技能訓練や、グループミーティング、レクリエーション、簡易作業体験等を通じて就職や就職に向けた次の段階に移行することを目指すためのものです。
 また、実際の職場に出る準備が整っている場合は、「ジョブコーチ支援」により職場実習をしたり、就職した後に支援を得ながら働くこともあります。ジョブコーチは、必要があれば病気に関する配慮事項をご本人に代わって事業所に説明したり、ご本人は職場に慣れたり作業を覚えたりすることを支援します。
 その他、精神障がいのために職場を休職されている方のりワーク(職場復帰支援)や事業主に対する支援、関係機関に対する技術的援助なども行っています。
by open-to-love | 2011-02-27 23:24 | 第17回例会:働くために | Trackback | Comments(0)