精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:映画『精神』盛岡上映会( 24 )

映画「精神」DVD発売(アステアからご案内)

ドキュメンタリー映画『精神』へお問い合わせを下さった、また上映をして下さった皆様方へ

 お世話になっております。
 以前、映画『精神』についてお問い合わせを下さった、もしくは上映をして下さった皆さまへご連絡させていただいております。
 本作への問い合わせ、または上映、まことにありがとうございました。
 劇場での公開から1年以上経ち、皆さまの支援の元、このたびDVDが発売となりましたのでご案内させていただいております。

 つい先日、7/24(土)にDVDが発売となりました。
 こちらもひとえに皆さまのご協力のおかげです。
 医療・福祉・薬学・心理学などの各種専門学校、大学、福祉作業所、区・市役所の障害福祉課、など多くの方々からのお問い合わせ・ご支援を受けました。心より感謝申し上げます。
 おかげさまで、以前はお貸出のみでしたが、今後は一度ご購入いただけましたら所有している限り、ご自由に使用していただける”DVD”の発売が可能となりました。

 授業などの場所で大勢で観ることができるよう著作権処理が施されている”団体向けDVD”と有料での上映も可能である”上映権付DVD”の販売もしておりますので、ご参考までにぜひ添付資料をご覧下さいませ。
※団体向けは紀伊國屋書店が、上映権付は幣社が販売元とそれぞれ分かれております※

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*ドキュメンタリー映画『精神』*

1:団体向けDVD:価格 21,000円(税込)

著作権処理済・授業、講習での上映可・複数回使用可
公共の図書館での個人貸出可

2:上映権付DVD:価格 52,500円(税込)

著作権処理済・観衆の前での上映可・複数回使用可
有料、入場料ありの上映可

(注)仕様は同じです

■発売元:アステア

■本編135分本編 + 特典映像 約84分/片面2層/
COLOR/2008年アメリカ・日本/オリジナル日本語/ステレオ
字幕:英語(本編)、日本語(本編)/16:9 LB ビスタサイズ

■特典:
①山本昌知医師との対話(「こらーる岡山」診療所代表)
②私達が映画に出た理由(出演者による座談会)
③地元・岡山市 初日舞台挨拶 
④東京 初日舞台挨拶(川田龍平議員、山本医師、監督) 
⑤山本昌知医師による青空生き方相談室
⑥予告編

■封入特典:解説リーフレット(想田監督と森達也氏の対談他)

■監督・撮影・録音・編集・製作:想田和弘
 出演:「こらーる岡山」のみなさん、他
 © 2008 Laboratory X, Inc.

※仕様は予告なく変更になる場合がございます。ご了承ください。

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 『精神』に出てくる人々は、皆精神障害を抱えながらもいろいろと考え、行動し、懸命に生きていることがわかります。
 なかなかこういった、素の状態での彼らに触れられる機会は少ないかと存じますので、ぜひケースのひとつとして参考にして頂き、症状の理解を深めるためのひとつのツールとしてご使用頂けましたら幸いです。
 引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。

 突然のご案内失礼致しました。
 ご無礼をお許し下さいませ。
 それでは失礼致します。

*************************************
株式会社アステア
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町42-3 T&Kビル4F
TEL:03-5459-1173
FAX:03-5459-1174
E-mail:ohshio@astaire.co.jp
HP:www.astaire.co.jp  
*************************************
by open-to-love | 2010-08-18 22:29 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画「精神」DVD発売!
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想田和弘監督
(紀伊國屋書店、 135 分)

 こころの傷に特効薬、ありますか?
 世界の映画祭で次々と受賞し、日本公開時には異例のロングランを記録した話題作。
 『選挙』で世界を沸かせた想田和弘監督が、再びタブーに挑戦。カメラがじっと目を凝らす。固く閉ざされていた精神科の扉が開く!「こころの病」と向き合う人々がおりなす悲喜こもごもをモザイクなしで鮮烈に描いたドキュメンタリー。

 「正気」とは?「狂気」とは?
 外来の精神科診療所「こらーる岡山」に集う様々な患者たち。病気に苦しみ自殺未遂を繰り返す人もいれば、病気とつき合いながら、哲学や信仰、芸術を深めていく人もいる。涙あり、笑いあり、母がいて、子がいて、孤独と出会いがある。そこには社会の縮図が見える。代表である山本昌知医師のモットーは、「病気ではなく人を看る」、「本人の話に耳を傾ける」、「人薬(ひとぐすり)」。『精神は』診療所の世界をつぶさに観察。「正気」と「狂気」の境界線を問い直すと同時に、心の傷はどうしたら癒されるのか、正面から問いかける。
 監督は、ニューヨーク在住の映画作家・想田和弘。前作『選挙』に続き、ナレーション・説明・音楽一切なしで、観客が自由に考え、解釈できる作品を完成。「被写体にモザイクをかけると、偏見やタブーをかえって助長する」と考え、素顔で映画に出てくれる患者のみにカメラを向け、人間として鮮烈に描き出すことに成功した。

※2010年5月の映画「精神」盛岡上映会(同実行委主催、盛岡ハートネットなど共催)に多くのご来場いただき、あらためてありがとうございました。見逃した方、もう一度観たいなって思ってる方、ついにDVDが発売されましたので、ぜひご覧くださいね。(黒田)
by open-to-love | 2010-08-16 22:22 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画「精神」上映会の感想&反省

 映画「精神」盛岡上映会(2010年5月30日、プラザおでって)の反省会(6月8日)を踏まえ、主催の上映会実行委員会の委員、共催団体はもとより、チケットを売るのに協力していただいたみなさんより、感想や反省点を寄せていただきました。(黒田)

◇◇◇

 関係者の方々はじめ、沢山の方々にご協力を頂きました。感謝申し上げます。最初の打ち合わせでも話題となりましたが手帳所持者、学生割引など、もう少し配慮が必要であったかとも考えます。チケット代の他に交通費の捻出があり、特に精神では交通費の助成、割引きがありませんので(当初、これほど多くの入場者があるとは…予想外でしたから)
 休日の上映会に参加の方々の思いを大切に今後の活動に生かしたいと思います。又、アイーナでの1月の「精神」上映会で村山さんに巡り会うことができました。丁度みたいと思っていた、とても素晴らしい「観察映画」の上映に関わることができ誇りに思います。関わっていただいた関係者、スタッフ、観客の皆様本当にありがとうございました。(盛岡ハートネット事務局 阿部)

◇◇◇

 5/30・プラザおでって映画『精神』。昼夜2回上映は、溢れんばかりの人、人、人。この映画が、これだけたくさんの方々の心が動かされるかの関心の深さに、現社会を映しだしているのではないかと、そんなようにも思えました。
 昼の部上映開始。スタッフとして画面前、客席に向かい座らせていただいたのですが、会場のお一人お一人が彼らの言葉やしぐさを見逃すまい、聞きもらすまいとする真摯な姿にこの映画上映の意味を見たように思いました。
 素晴らしい映画、本当に良かった。
 映画上映にあたり、また更にたくさんの方々と繋がれたこと、この繋がりがまた繋がりを生むこと。とても嬉しくありがたく思いました。
 人は人で繋がっている。人間に格差は当然ありません。相手の傷に包帯を巻ける、そんな自分、世の中であれば【カーテン】は取り払える。そのために少しずつでも、今できることから始めよう。『人』として生まれてきて良かったと思いたく。
 最後に反省として・・・(個人的に)本番前にやはり一度は会場を確認すべきだったといたく反省。(休憩室の確保や位置確認)そうすることで、当日のあたふた感はなかったわけで・・・
 実行委員として関わらせていただきまして、本当にありがとうございました。またお会いしましょう。(盛岡ハートネット事務局 山口)

◇◇◇

 このたび、この映画「精神」盛岡上映会の共催団体として参加させていただき、ほんとうに、ありがたく嬉しかったです。
 たくさんの方に来ていただき、嬉しかったです。
 冬にアイーナでこの映画を見ました。
 うまく言えませんが、映画に登場する方々、ストーリー、みんなどの人も同じだなあというか、障害名や病名がつくつかないがあっても、人は誰でも生きている限り、こころがあって、そのこころは揺れていて、その揺れが大きいか小さいか、障害名がつくかつかないか、手帳を持つか持たないか、の違いだけで、だれもがこころに不安や震えを抱えているんだということを感じました。
 どの人間社会の場面においても、対人関係があるわけで、うまくできるできないの巾の違いがあるだけだと。
 どこにいても、いろいろな人間関係の中で、ひとりひとりが繋がっていけたらいいなと思っています。
 今回、参加させていただき、こころからありがとうございました。
 今後ともよろしくお願い致します。(CILもりおか 川畑昌子)

◇◇◇

 映画「精神」の来場者の方々から寄せられたコメントを見て、悲しい場面や、辛い場面があって、見ている方も辛かったという言葉も書いてあったりしましたが、全体的に映画がとても素晴らしいという声が沢山あり、上映会を開いてよかったなあと思いました。
 運営上の反省点としては、当日券を求める方々が予想以上に多かったことで、受付があたふたしてしまったことです。受付スタッフをもう1人ほど、居たほうが良かったのかなと思いました。(CILもりおか 今川幸子)

◇◇◇

 知的や身体障がい者などに対するバリアフリーやユニバーサルデザインについては、公共施設などにおける施設整備や多くの人々の理解が進んできている。
 しかし、精神障がい者に対するバリアフリーやユニバーサルデザインについては、議論すらされていない。
 今後、このような映画をきっかけとして、精神障がい者にとって住みやすい社会になればと期待している。(ソーシャルサポートセンターもりおか 舟山所長)

◇◇◇

 すばらしい上映会だった。
 皆の思いが大きな形になった。
 今後、ピア活動の拠点として上映会で出来たソーシャルサポートネットワークを更に活用していただきたい。
 SSCMでは地域でのピア活動の支援を継続したいと考えています。
(ソーシャルサポートセンターもりおか 藤原隆之)

◇◇◇

今回は実行委員の一人として、又、当事者として、感想発表させて頂けたことにとても感謝しています。
有難うございます。
「あなたは、あなたのままでいい。」
と発した私のメッセージに多くの方から
「そのまんまの私でいいんだと聞いて、ホッとしました。」
「自分が受け入れられたようで、とても嬉しかったです。」
という内容の感想を多数頂きました。
実は、トークショーのギリギリまで、壇上に上がって発表しようか、どうしようか迷っていました。
自分の思いを、ああいう場で発表することは、とても勇気がいることです。
でも、メッセージを伝えたことによって、以前にも増して、あたたかい言葉をかけてもらえるようになり、今は、発表したことは間違いではなかったなあ、と思っています。
今回の上映会には多くの方々と知り合う良い機会にもなりました。
皆さま、お疲れさまでした。
又、私が壇上で発表することを許してくれた家族、発表に至るまで、いろいろとアドバイスして下さった某作業所の所長さま、そして映画を観に来てくれた、職員、メンバーの皆さま、本当に有難うございました。

又、機会がありましたら、メッセージを伝えていきたいと思います。

◇◇◇

・次から次へといらっしゃるお客さんの数に、驚きました。皆さん、この上映会に来るまでに、様々な思いを抱えておられるのだろうな…と思いました。休憩室で、その思いの一端をお話してくださった方もいて、縁あって同じ時間を過ごせたことが嬉しかったです。
・特に昼の部は満員で、椅子を出すのに時間がかかってしまいましたが、観客の皆さんからも「ここ空いてますよ!」と声をかけて頂いたり、場所を空けて頂いたり協力してもらいました。みんなでこの映画を見よう、という空気、一体感があったなと思います。
・トークでは、当事者の方達が丁寧に準備されてきたメッセージに、心打たれました。
・映画終了後、一生懸命アンケートを書いている方達の姿が、心に残りました。答えを見つけるための映画ではなく、それぞれがまた日常に戻って、自分の抱えている問題を考え続けなけれならないことを再確認。でも、これだけ多くの人が「心の病」に関心があるという現実を感じて、皆さんに力をもらったなと…そんなふうに思いました。ありがとうございました。

◇◇◇

 大学で映画の案内をしたが、あまり買ってもらえませんでした。4年生にチラシを配ったので就職などで忙しかったかもしれません。下の学年に配れば良かったと反省。反省会でソーシャル・サポート・センターの所長さんが「精神の障害を持つ人のバリアフリーが語られることがない」というお話がありました。精神の障害の場合、他人にはその苦しみが見えにくいこともあって、わからないことには目をそらすということがあるかもしれません。地域で暮らすためにも精神の障害のことをもっと知ってもらえるようにできればと思いました。たんたんとしたドキュメント映画でしたが、映画っていいですねと思いました。(夏谷)

◇◇◇

まず、昼の部のあのお客さんの数に驚きました。
これだけの市民の方が、関心を持ってこの会場に来ていただいていることに
本当に喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。

社会福祉士会とハートネットさんとの交流は、昨年末に企画した
「共生社会フォーラム」という催しで、黒田さんと当事者の方においでいただいて
ご自分の経験をお話いただいたことから始まりました。
今回の映画上映会でも、数名の社会福祉士も見に来ていただけました。

私自身、この映画を見るのは2回目でしたが
未だに考えさせられる場面がいくつかありました。
でも、人はひとりひとり「個性」「人格」を持っているがために
さまざまな「人」とかかわりを持てるんですよね。

当事者さん・ご家族の皆さんとかかわりを持つ機会をいただいたことで
さまざまな「人とのかかわり」の大事さ、ありがたさを実感しています。
その中で、「社会福祉士」として皆さんの心配事などの相談や
福祉領域の面でのサポートなどで、これからも皆さんのお役に立てるようになれればと
思っています。

企画していただいた村山さんはじめスタッフの皆さん、黒田さんはじめハートネットの皆さん、
いろいろな皆さんのご協力の賜物だと思います。
本当にいい上映会になったと思いました。

これからも機会がありましたらぜひお手伝いさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。

追伸
6月5日~6日と、秋田市で「日本社会福祉士会・全国大会」が行われ、参加してきました。
「自殺予防と遺族ケアを通して人権擁護と社会正義を考える」というテーマでシンポジウムがありました。
人口10万人あたりの自殺者数が「全国一」といわれる秋田県にあって
社会福祉士の視点から、今後どのようにアプローチしていけばよいかが検討課題となり、
今後、全国組織の社会福祉士会としても「自殺対策」に取り組んでいく必要性があるという
「大会宣言」が発表されています。
参考までに、「大会宣言」文を添付いたします。

本当にありがとうございました。
またお手伝いできることがありましたら、ぜひ連絡ください。
今後ともよろしくお願いいたします。(漆原)
by open-to-love | 2010-06-11 23:51 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画『精神』盛岡上映会反省会&益金贈呈式

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 映画『精神』盛岡上映会(2010年5月30日・プラザおでって・おでって市民企画・同実行委主催、盛岡ハートネットなど共催)の反省会と益金の贈呈式は6月8日、盛岡市のソーシャルサポートセンターもりおかで開かれ、実行委員ら20人が参加。上映会の益金25万881円について、盛岡いのちの電話に寄付しました。
 上映会はすでにブログで詳細を報告している通り、収入43万1400円、支出18万519円、差し引き25万881円です。
 贈呈式…ささやかではありますが…には、盛岡いのちの電話理事長の金澤弘幸さんに出席いただき、実行委員長の村山健さんが「自殺予防に役立ててほしい」とあいさつ。金澤さんに、千円札がぎっしり詰まったお金を渡しました。金澤さんは「みなさんの素晴らしい取り組みに感動しています。盛岡いのちの電話は、多くの方の命にかかわって20年になります。ボランティアが電話で悩みを聴く取り組みで、運営にあたっては多くの方々に趣旨を理解いただき、協力してもらっています。話せば分かる、ということを実感しています。今回は、とても重いお金をいただきました。大事に使わせてもらいます」と謝辞を述べました。
 ちなみに、益金を全額寄付することについては、実行委員会で早くから決めていました。もうけるのが目的じゃなく、映画を通じて多くの方々に心の病への理解を深めてもらうのが目的であり、もし黒字が出ても、その目的にかなったかたちで活用しよう、ついては、心の病がある方々が常日頃お世話になっている盛岡いのちの電話に寄付するのがいいんじゃないか、となりました。上映会当日は多くの方に来場いただき、おかげでまとまったお金を寄付することができました。みなさんどうもありがとうございました。
 なお参考まで、いのちの電話は、困難を抱えて誰にも話すことができず、孤独と絶望の中で精神的危機に直面し助けを求めている人と電話で対話し、よき隣人たらんとするボランティア活動。年間約1000万円の経費が必要で、その経費は、趣旨に賛同する個人・団体の年額1回の拠金と任意の寄付金で運営されているそうです。映画を通じて、あるいは、いのちの電話の取り組みによって、一人でも多くの方が死なないで済む社会になるといいですね。
 なお、反省会でのさまざまな感想や反省点については、追って紹介します。
(盛岡ハートネット事務局 黒田)
by open-to-love | 2010-06-08 22:20 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画「精神」盛岡上映会で忘れ物です!

 2010年5月30日、プラザおでって3階おでってホールで開かれました、おでって市民企画 映画「精神」盛岡上映会(同実行委主催、盛岡ハートネットなど共催)で、会場に忘れ物をされた方がいました。

 ○ハンカチ(花柄)
 ○ペンダントタイプのディズニーのかわいい時計

 …です。
 盛岡ハートネット事務局の黒田が預かっております。お心当たりの方は、黒田(ブログ右側に連絡先書いてます)までご連絡お待ちしてます。
by open-to-love | 2010-06-06 15:44 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画「精神」盛岡上映会 収支報告(確定)

おでって市民企画 
日時:2010年5月30日
場所:プラザおでって3階おでってホール
来場者数370人(昼の部・夜の部総計、トーク90人)

■収入総額:43万1400円

【前売り】24万4500円
おでってプレイガイド:6万3000円(63枚販売)
阿部稲子:5万6500円(57枚販売、1人は500円で販売)
ひだまり&ファーム仁王:2万5000円(25枚販売)
CIL:1万5000円(15枚販売)
SSCM:3万4000円(34枚販売)
ダンテ:1万3000円(13枚販売)
八重嶋幸子:1万8000円(18枚販売)
もりここ:2万0000円(21枚販売、2人は500円で販売)

※前売りチケットは1000円ですが、購入される方の経済状況によって、半額で販売した場合もありました。ご了承ください。

【昼の部】総計:13万6000円
昼の部チケット売り上げ:12万8000円
(前売り予約20人×1000円=2万0000円)
(当日券90人×1200円=10万8000円)
昼の部パンフレット売り上げ:7000円(14部×500円)
カンパ:1000円(ある女性)

【夜の部】総計:5万0900円
夜の部チケット売り上げ:4万3400円
(前売り予約3人×1000円=3000円)
(当日券32人×1200円=3万8400円)
(500円扱い4人=2000円)
夜の部パンフ売り上げ:7500円(15部×500円)

(パンフ40部のうち、計29部販売、11部はチケット販売協力者にプレゼント)

■支出総額:18万0519円

【支出(人・団体別)】
◎村山健:12万5000円
 内訳
 映画放映料:10万0000円(アステア)
 映画パンフ:1万5000円(1部375円×40部)
 チラシ代:1万0000円(ティッシュ入り)

◎阿部稲子(盛岡ハートネット):5890円
 内訳
 封筒代:1260円
 バス代:2000円
 電話代:1000円
 コピー代:1200円
 切手代:430円

◎山口みどり(盛岡ハートネット):1万7279円
 内訳
 コピー代:1600円
 軽食代:2346円(休憩室のパン・お茶・お菓子)
 軽食代:1308円(休憩室のお菓子代)
 紙コップ・紙皿代:525円(休憩室)
 御礼代:2000円(お菓子代)
 和菓子代:2000円(休憩室)
 お弁当代:6500円(スタッフ、昼用)
 ガソリン代:1000円

◎黒田大介(盛岡ハートネット):1万1750円
 内訳
 切手代:1万0690円(上映会案内郵送)
 切手代:400円(来れなかった人に資料郵送)
 写真代:660円(上映会写真プリント)

◎CILもりおか:3250円
 内訳
 印刷代:750円(チケットのタックシール)
 印刷費:2500円(チラシ、アンケート用紙)

◎SSCM:9300円
 内訳
 印刷費:9300円(チラシ1860枚×5円)

◎佐藤真由美さん(PSW):1800円
 内訳
 駐車場代:1800円

◎そのほか:6250円
 おでってプレイガイド・チケット販売委託料:3150円(チケット1枚5%)
 夜のお弁当代:3100円→(かまどや)

【支出(名目別)】
◎旅費交通費(バス・ガソリン・駐車場代):4800円
◎印刷製本費(チラシ等印刷費):1万5350円
◎通信運搬費(電話・切手代):1万2520円          
◎委託費(映画放映料・チケット販売委託料):10万3150円
◎消耗品費(ティッシュ・チラシ・写真プリント等):2万7445円   
◎会議費(休憩室茶菓、スタッフ弁当):1万7254円

■差し引き:25万0881円(全額、盛岡いのちの電話に寄付)
by open-to-love | 2010-06-06 01:12 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画「精神」盛岡上映会トーク…感想発表②
(2010年5月30日・プラザおでって)

主催:映画「精神」盛岡上映会実行委
共催:盛岡ハートネット・CILもりおか・SSCM

感想発表

 私は、(統合失調症という、精神障害者1級の)病気や様々な症状を抱えてもいますが、でも本当に、周囲の様々な人の助けあって、ここにこうして、立って、皆さんとご一緒にいられることができています。

 それは、私は、病気というご縁があったおかげでもあるかな、と、思うのです。なんだか不思議なことですが、心の病の縁というものも、私は感じられずにはいられないのです。
 病気で苦しんでいる筈なのに、「こうして生きていられるのが、病のおかげ」というのは、少しおかしいでしょうか?
 少なくとも病気と関わることで出会えた人たちとの交流や、共有した喜びを、私は決して忘れません。

 映画をみて、自分が精神病になったきっかけや、入院していた時の思いを振り返ることができました。そして、今まで症状を抱えながらも、精神病というものとつきあってきた時間を大事にしたい、同じような誰かや、社会に何かに活かしたいと願う自分に気付かせてくれたことを、これまで、今まで知り合った方たちにも、そして映画との出会いにも感謝したいなと思います。

 今回こうして皆さんと一緒に映画を観ることができたわけですが、こうやって病気を振り返ることのできる機会をもって、自らの障がい、そして周囲の人たち、様々な心の病と付き合いを持つようになって、もう何年も経つのだなあという事実に、あらためて驚かされました。

 そしてそれは病気があるからこそ培われたこと、病気があるのも、生きていることの証拠。なのだなと。そして自分や、全ての人たちがこうして生きているから、続いているのだな、途切れないのだな、未来へ続いていくのだなあと感じました。

 皆さんの中には、まだ心の病が身近でないという方や、精神病はよくわからない、何かこわいような恐ろしいようなものだと思ったり、もしくは、病気はあるけれども、生活や症状に耐えることにせいいっぱいで、病気のことまであまり理解を及ぶことができないという方もいらっしゃると思います。普通に生きていても、困ることってたくさんあります。
 でも、そこでは決して終わらないと思います。今回、様々な団体や行政の方もいらっしゃってますが、こうして皆さんのそばにいらっしゃる方たくさんいます。何か困ったことがあった時、救いの手を求めてみて下さい。

 病気だからといっても、病気があるからできること、痛みがわからなければできないことも、お医者さんだけではわからないことも、きっと、たくさんある筈です。

 人が何かを大切に思う気持ちを、大切にしていきたい。それは、皆さん同じなのではないでしょうか。そしてそれが、真の癒しになるのではないでしょうか。それはきっと、心のカーテンを取り払うことと繋がるのではないでしょうか。人と笑顔になること。同じ悩みを共有すること。
 人と話すことで自分を見つめ、人を見つめるゆとりが生まれること。専門用語では、ピアカウンセリング、と呼ぶそうですが、本当は、もっと、子どもの頃のような、遊んだり話したり、単純なことで、人は楽になるんじゃないかなぁ、病気もよくなるんじゃないかなぁと思います。
 大人になって、だんだんそういう余裕がもてなかったり、疲れたり傷ついたりして、少しずつどこか居心地が悪くなったり、苦しくなったりするんじゃないでしょうか。
 楽になる方法や手段が、もっと見つかって、そしてそれを活かして、広げてゆくことができればいいなあと、今は一人の患者としての立場からですが、強く思います。
 自分だけでなく、他の障がいや病気をもつ人の未来にきっと活かせるようなことをしたいとも、強く願っています。

 映画を見ての感想で、先ず思ったのは、病院にショートステイあるのはいいですね。すごい、うらやましいなと思いました。盛岡にもぜひ欲しいです。病院としての医療機関なのか、民間の施設なのか、気になるところなので、後で聞いてみたいなと思います。
 正直、私も調子が悪い時は、ぜひ行きたいと思いました(笑)。コンディションが悪くて、良くしたくてなおしたくて、でも一人では無理でという時、閉鎖に長期入院ではなくショートステイできるのはいいですよね。岩手にそういうところはありましたでしょうか?あまり、聞かないですよね。閉鎖病棟に入院ですと、どうしても長期になりますから……。1日だけのショートステイとか、まだほとんどないですよね。あっても高齢者用だけなので、ぜひ欲しいなと思いました。
 映画では民家を改造したような建物のようでしたが、個室でちゃんと鍵があって、いいですね。かわいいお部屋でしたね。それにしても野宿していたという、女性の方の出演でしたが、キャンプも数回くらいしかしたことのない雪国育ちにとっては、驚きでした。岡山は、温暖な気候、暖かいからとはいえ、すごいなと。ショートステイまでたどり着いてこられたのも、すごいなと思いました。ショートステイは費用は医療費になるのかとか、どのような扱いになるのかとか、切実なところなので、ぜひ知りたいですね。

 映画の中にも薬たくさん出てきましたけどメンタルヘルスの患者さんだと、どうしても薬に詳しくなってしまいがちな時がありますよね。副作用とかもあるし長く飲むし、相性もありますし……効き目が安定したり合う薬が見つかるまで薬ジプシーになるというか、さまよってしまうんですよね。でも、そこで患者さんを薬剤師さんでしょうか、調剤師さんでしょうか、薬を作る人になるのを勧めるというのは、すごいプラス思考だなと思いました。すごいところは、それを実際に通信教育でやって実際にやってしまう、なってしまうという患者さんがいらっしゃったということが、すごい衝撃です。ええー!すごいな、と。しかも精神科ですから、あんなにたくさんの種類の薬。観ながら内心、すごく尊敬しました。

 舞台となる病院のこらーる岡山。なんだか民家のような、離れに診察室があって、患者さんが外で待ってたりしましたね。なんて不思議、という感じで、昔を知らないのですが、なんだか昔ながらそのままの医院なんだなという印象がありました。
 私は、盛岡市は観山荘病院に、長年通っているのですが、そこも木々が多く、入院病棟には中庭があったりします。野性のリスが森にいたり、とても自然豊かな環境の病院なのですが、なんだか似たような雰囲気を感じ取って、とても親近感のある病院だなぁと感じました。
 そして、出てくる人たち。患者さんたち。患者さんを取り巻く、病院の人たちや施設の人にも、親近感を持ちました。
 それぞれに、等身大の姿が映し出されている、私たちと同じ、こんがらがったり、まっすぐだったりする思いを抱えながら生きている、ああ、同じだなぁ、と思いました。素直に、面白かったです。
 映画としてのエンターテイメント的な写し方の側面もあるかもしれませんが、これは、ドキュメンタリーです。同じ患者として共感があるのはもちろんですが、他の患者さんがどう感じてどんなふうに生きているかが、生のまま感じられました。こういった映画は、映像は、初めて見たなと思います。

 私にとって、この映画は、初心に還るような気持ちをもたせてくれる作品だと思います。
 初めて病気になった時のこと、病気のさなかにあった時の、数々のこと。家族の毎日のケアや、苦しい時、支えになってくれた人たちのこと。
 精神病というものを発端に、人間に元来備わったありのままの心、痛みも叫びも、喜びも含めて、そのままの形の人の心と向き合う気持ちの大切さを思い出させてくれる。映像作品という形ですが、私にとってこの映画、そして今回の上映も、大きな存在となりました。

 ここにいる、そして映画を見た多くの人たちにとって、生きた人の心というものを受け入れる、なんらかのきっかけとなって欲しい。優しい世界への入り口となって欲しい。

 今回の映画との出会いが、私にとっても大きな節目となったと思います。皆さんは、どうでしたでしょうか?

 7月下旬には、DVDも出るとのことで、ご家庭でも観られるようになります。静かにご自宅で、この「精神」の映画と向き合う時間がもてるようになります。ぜひ、皆さん、お友達やご家族などにも、よろしくお願いいたします。

 様々な患者の方を中心に、こらーる岡山に生きる人の生き様をみることができる映画でしたが、一人の人間が生きるのに、本当にいろいろなことがあるんだなって思いました。私もそうですし、皆さんもきっとそうだと思います。いろんな思いと共に日々を過ごしてらっしゃるんだと思います。
 そんな時、もし、病気だったり、頼る人がなく孤独だったりしたら、きっと、心細いこともありますよね。そんな時助けになる何かが、もっともっと増えたり身近になっていくことができれば、何もできなくても「知っている」「わかってくれている」人が増えればきっとその時はわからなくても、いつかきっと誰かの助けになって活きていくんじゃないかと思います。

 精神科医の香山リカさんが寄せられた映画へのメッセージに、「病気を見る映画ではない。 クリニックの内部を見る映画でもない。 人間を見る映画である」との言葉が寄せられていますが、本当にその通り。「そこに生きる人間を映した映画である」と。
 監督からのメッセージにもあるように、映画、つまりそこに映る「人間」をみて、「感じたこと」や「思ったこと」を、お互い話し合ったり気持ちをシェアすることによって、精神病や障がいに対する心のカーテンを取り除くことができるようになるのではないかということ。現代、今に生きるみんなの映画にして欲しいとの監督の思いですが、私も同じ思いでこの上映会に参加しました。
 当事者としての気持ちを語るぐらいのことしかできませんが、何かひとかけらでも、皆さんの心にこの映画のこと、そして人の心を覆う様々なもの、カーテンを取り払える小さなきっかけのようなものが残せれば、ああ、嬉しいな、と思います。それが誰かのためになる日がきっと来ると信じているからです。

 病だから、生きているから、感じられること、共有できること、すべての基礎。想いの糧、明日を生きる力を、この盛岡という土地の小さな一角から、未来につないでいくことができたらなと感じます。

 ありがとうございました。

 付け足しですが、精神病とか、普通の病もそうですが、予防医学や予防医療がもっと発達してくれればいいなと。保険も治療も助成などもみんな「なってから」のことですから。なってからでは遅い、という場合もあります。あるというか、ほとんどというか、なってからだと皆さん困るのが普通ではないでしょうか。
 予防に繋がることを支援する制度や、未然に防ぐ医療のあり方が、元来の医療に頼る形に限らず、先進医療ですとか、効果のあることですとか、仕組み作りなど、良いことがもっと知りたいですし、広まっていって欲しいですね。そういった良い情報、もあれば、ぜひシェアしていきたいですね。

 最後に、この映画との出会いを持たせてくださった実行委員会の村山さん、映画の制作スタッフの方々、上映の実現に向けて関わって下さった共催の方々、この場にいらっしゃる皆様に、深くお礼申し上げます。
 ご静聴、ありがとうございました。

※映画「精神」上映会には昼の部・夜の部合わせて370人の方に鑑賞いただきました。その間の夕方の1時間を「トーク」としましたが、そこには昼の部の鑑賞を終えた方・これから夜の部を鑑賞される方、合わせて90人にご参加いただきました。想田監督と出演されたこらーる岡山のみなさん、ありがとうございました。そして、勇気を出して壇上で発表してくれたり、代読してくれたみなさん。素晴らしかったですよ!アンケート回答を読んでくださいね(盛岡ハートネット事務局 黒田)
by open-to-love | 2010-06-01 20:17 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画「精神」盛岡上映会トーク…感想発表①
(2010年5月30日・プラザおでって)

主催:映画「精神」盛岡上映会実行委
共催:盛岡ハートネット・CILもりおか・SSCM

映画「精神」を観て。

 今日は、お忙しい中、上映会に、おいで頂きまして、ありがとうございます。
 今日、おいでの方々、一人一人が様々な思いを抱いてこの上映会に参加されていると思います。
 これから、お話しする、私の感想と思いは、私個人の考えなので、皆様の思いとは、かけ離れているかもしれません。
 でも、こういう人もいるのだと思って聴いて頂ければ幸いです。
 映画の中に「統合失調症」という病名が度々でてきます。
 私も同じ病気です。
 病気になって、今年で16年目になります。
 入院歴もあり、現在も通院中です。
 映画の中で、こんなことを話されている方がいらっしゃいました。
 「自分で自分のことを偏見の目で見ることをやめないと先へは進めない。」
 私は、その方の思いに共感いたしました。
 というのも、私も、自分のことを偏見の目で見ていた時期があったからです。
 「病気を抱えているから、私は普通の人と違って遠慮して生きていかなければいけないんだ。」
 そんな、みじめな思いを抱えながら、つい数年前まで毎日を過ごしていました。服薬で病状は安定しながらも、そんな毎日の過ごし方は、正直に言いますと、辛かったです。
 そんな私に、こんな言葉をかけて下さった人がいました。
 「いいんだよ。そのまんまでいいんだよ。ありのままのあなたでいい。あなたはあなたのままでいいんだよ。」と。
 私は、その言葉と、ありのままの自分を他の人から受け入れられたことで救われました。
 それから、私は、「前向きな私」に変わりはじめました。
 そして、現在では、寛解…お薬を飲んでいれば、幻覚や幻聴等の病気は再発しないという域まで達しています。
 だから、私も、今日、会場に、おいでになっている…特に現在、病気で辛い思いをしている人に同じ言葉を伝えます。
 「あなたは、あなたのままでいい。」
 「それだけでいいのです。」
 病気や障害を持っていても「私は私」です。
 一人の人間です。
 「今、居る自分」
 「ありのままの自分」を受け入れ、「自分を愛してあげること」
 どうか、もっと自分を大切にしてください。
 だから、自分を「偏見」の目で見ることもやめましょう。
 いいんです。
 「他の人から見て、多少、変わっている自分」でも、それは、その人なりの「立派な個性」だと思います。「ありのままの素直な自分の気持ち」がわかったならそれを人に「伝える」こと「表現する」ことも悪いことではありません。
 それが「淋しい」だったり「悲しい」だったり「憎い」だったり「うらやましい」「ねたましい」という気持ちでも、それが素直な気持ちで、相手にわかってほしい思いだったら、素直にそう伝えればいいことなんです。
 むずかしいことだと思われる方もいらっしゃると思います。
 私も、そう思えるようになるまで、時間がかかりました。
 心の病に苦しむ多くの人々は、私も含めてですが、そういう気持ちを素直に表現することが出来ない「悪いこと」と思っている人が多いような気がするのです。そして支援する側に居る方々に願うことは、そういう私達の「思い」をくんで、「声」を聴いてほしいと思うのです。
 ご家族の方々は、ご苦労やご心配も多いかと思いますが、どうか、私達「当事者」とは、つかず離れずの距離で見守っていてほしいと思いますし「家族は家族でイキイキしていてほしい」と思います。
 家族がイキイキしている方が私達も嬉しいのです。
 そして「前向きに生きよう」という励みにもなります。
 又、現在、通院にも相談にも行けず、「自分は心の病かもしれない」と苦しみを感じながら、今日の上映会に参加して頂いている方々には、「よく、おいで下さいました。ありがとうございます。」という思いで、いっぱいです。
 以上が、この映画を観ての私の感想と思いでした。
 映画をご覧になった方々はどのような思いをお持ちになったでしょうか?
 これからも、いろいろと、お考え頂ければと思います。
 又、これから映画をご覧になる方々においては、より一層の興味を持って観て頂きたいと思います。

ありがとうございました。
by open-to-love | 2010-06-01 20:16 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画「精神」盛岡上映会トーク…こらーる岡山メッセージ①
(2010年5月30日・プラザおでって)

主催:映画「精神」盛岡上映会実行委
共催:盛岡ハートネット・CILもりおか・SSCM

映画『精神』で考えたこと(吉沢毅さん)

 昨年11月10日、岡山県精神保健福祉大会(岡山県精神保健福祉協会主催)が開催されました。医療関係者、支援者ら約450人が参加。大会では精神障害者支援などに貢献した、まきび病院の一色隆夫先生など25人7団体に県知事表彰などが贈られました。
 そして式に続いて、こらーる岡山を舞台にした映画『精神』が上映。上映に先立って、映画に出演した吉沢毅さん(ゆーとぴあ岩田元代表)が映画出演に込めた思いなどをスピーチされました。以下、その全文です。(黒田注:その文章を、盛岡上映会に送っていただきました!)

 私は映画の登場人物として、精神障害者の多くは、日々平々凡々と暮らしているということを強調し、私の映画『精神』に関する、見たり、聞いたり、考えたりしたことを、お話したいと思います。
 こらーる岡山で映画に映ることを拒否した人のことについてお話したいと思います。監督がカメラを向けることに8~9割の人が拒んだということです。抗議した人もいました。

 なぜ拒否したかというと、会社などに自分が精神障害者と解かると困るからです。親戚兄弟は、自分たちの身内に精神障害者がいることを恥と思うからです。会社は精神障害のことが解からず、病気を理由に解雇になる恐れがあるからです。一つ会社を辞めさせられると、次の面接から負の連鎖が始まります。

 この映画『精神』は、初め『精神病』という題でした。想田監督が、『病』を削ったのは、単にこの映画は精神病者に限定しないで、これは健常者にとっても他人事ではなくて、自分たちも考える必要があると思ったからです。監督はポスターでは、「あなたは正気ですか?」というキャッチフレーズを使っています。私は、当事者・家族・医療関係者以外の人たちがたくさん、見て下さっていると聞いて、うれしく思います。

 マスコミは、少数派、精神障害者、在日の人、同和地区の人などは一緒くたにして、あたかもその全体が悪いかのように報じますし、一般の人もそのように理解しています。精神障害者は何をするか解からない、恐い存在と認識している人が、多いです。

 健常者の犯罪は、個人の責任になります。精神障害者の犯罪は、前は「精神障害者A」が犯罪を犯したと報道されていました。これでは精神障害者みんなが犯罪を犯すととられかねません。犯罪率は、健常者より精神障害者のほうが、低いという事実にも関わらず。健常者の責任が個人にきすのならば、精神障害者の犯罪も、通院・服薬などを報道で強調せず、個人に責任があるべきと報じるべきです。この映画は、マイナスイメージの報道の中にあって、健常者も環境さえ整えば、自分も映画の中の人のような行動をしかねない存在であることを、認識されるような気がします。

 この映画は、モザイクなしに、病者を映し出しています。ある意味で、画期的です。知ってる人がNHKの取材を受けたのですが、撮影前に部屋を片づけたり、撮らないでと言ったところにはカメラを向けなかったそうです。私の話をしますと、例えば「この場面はとらないで」と言った、部屋の荒れた場面も映されていました。NHK的ではないなと思いました。でも、認めた上で出ていますから、映画は見られていい面しか、とれていません。登場する人が容認する範囲からは、出ていないのです。そういう意味では、この映画は一面的であると云えましょう。

 日本の精神科医療は、精神科診療所だけでは語れません。精神科病院の中に、カメラが入らねば、本当の現実を見ることができません。しかし、日本の精神科病院の中に、カメラを入れる勇気のある病院が、あるでしょうか?

 5年前、厚生労働省は社会的入院の人7万2千人を退院させるという10年計画を発表しました。しかし、退院促進は遅遅として進まず、その対策はなされなかったと、私は思っています。

 5年たって厚生労働省は、客観性に欠くからとか、痴呆の人が増えたからとか、出発点に問題があったかの様に言いますが、客観性がないのは、医者からのアンケートを集約したものですから主観的ならざるを得なくなり、痴呆の人の件は、施設内退院や死亡退院も厚生労働省は視野に入れていたのですから、理由になりません。

 入院中心から地域へと精神医療が変わっていくとすれば、先ず、マンパワー・予算・箱物の充実を期待します。
 解かりやすく言うと、相談支援や休憩場所や医療を24時間提供してくれるコンビニや、医療・福祉の宅配便が必要だと思います。この二つを実現するためには、何度も言いますが、働き手・お金・施設が必要です。

 映画は2時間を越す作品なので、前説はこれ位にしておきます。
 ゆっくりご鑑賞ください。
by open-to-love | 2010-06-01 20:14 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)
映画「精神」盛岡上映会トーク…こらーる岡山メッセージ②
(2010年5月30日・プラザおでって)

主催:映画「精神」盛岡上映会実行委
共催:盛岡ハートネット・CILもりおか・SSCM

今中次郎さんのメッセージ

 はじめまして。私は、こらーる岡山に通院しています今中と申します。
 長時間、映画を観ていただいた後ですので、短く「精神病」についてこれから話します。

 心の病気は、誰もがかかる可能性を持ていること、私も病気になったこと、病気になったらどんなことに気を付ければよいか、ということなど、話します。

 以前、新潮カセット文庫から出ている手塚治虫の「未来人に託す私の夢」というテープを聴きました。 それによると、アポロに乗って月に行った宇宙飛行士のジム・アーウィンは、月の近くから見た地球の印象を今にも壊れそうな実に頼りないものに見えた、と言ったそうです。地球からはるか離れた宇宙の只中から見た地球は、ジム・アーウィンにとっては、ちょうど自分の姿を見るようなものだったろうと思います。

 その地球に象徴される自分が、弱く頼りないものであるという実感は、私たちが、子供から大人になるにつれて、親から離れて広い社会の中に生きるにつれて、感じる気持ちと似ているのではないでしょうか。子供のときは守られて、狭い世界しか見えなかったものが、だんだんとこの世のすべてが見え始めてくる。それにしたがって、私たちは自分に頼りなさを感じ、人生に不安を感じ始める。

 しかし、この宇宙飛行士は、不安を持ちながら月に降り立ったとき、誰もいないはずの自分の後方から、はっきりと一つの声を聞いたといいます。
その声は「私はここにいる。」彼はこの声を否定しようもないほど、はっきり聞いたと証言しています。その後ジム・アーウィンは伝道者となって、神の愛を世界中に伝えているそうです。
 私は、この話を聞いて考えました。もしジム・アーウィンに、あの地球の頼りなさを実感して、不安になるという経験がなかったら、はたして彼の耳に「私はここに居る」という声は聞こえただろうか、と。

 一つ言えることは、心の病(精神障害)に共通した要素である「不安」は、決して一方的に悪いものではなく、それは神の声を聞くための準備にもなり得る人間だけに与えられた贈り物かもしれません。

 「心の病」という言葉を使いましたが、厳密に言えば「心の病」はすべての人が、持っている。それが不幸にも強すぎて、生活に支障をきたした場合、「神経症」とか「精神障害」と云われるのです。もっと軽い程度の心の病は、すべての人間が持っているのです。
 私も20歳のとき病気になりましたが、その時は新聞やTVが自分のことを言ってるとか、会社の寮で誰かが監視しているとかの妄想があって、恐くてたまりませんでした。

 そこで、とうとう25歳までに3回、入退院を繰り返しました。この3回目の入院のとき自分が壊れていくような不安に襲われ、誤りなき神の言葉である聖書に耳を傾けるようになり、退院後、教会に通うようになりました。以後、60才の定年まで会社勤めをしてきました。

 病気になったとき、いろいろ気をつけなければなりませんが、一つは、薬はお医者さんがもう飲まなくてもいいというまで飲み続けること。できるだけ規則正しい生活をして、夜は十分に睡眠をとることが、大切だと思います。病気の人にあったら、とにかく話を聞いてあげること。友達や家族に話しにくかったら、診療所のスタッフか医者に話を聞いてもらって下さい。

 私の小学生の頃、近くに精神病院があったのですが、そこを通るたびに、この中には変な人たちばかり入ってると、偏見を持っていたのですが、先にも言ったように人は、だれでも病気を多かれ少なかれ持っている、自分はずい分、間違っていました。
by open-to-love | 2010-06-01 20:14 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)