精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:DSM-Ⅳ-TR( 8 )

『精神疾患診断のエッセンス―DSM-5の上手な使い方』

アレン・フランセス著、大野裕・中川 敦夫・柳沢 圭子翻訳
(250ページ、金剛出版、2014年3月6日刊行)

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 DSM-5に定義された診断基準は臨床において非常に役立つものであるが、バイブルのように使うのではなく、患者の役に立つように柔軟に活用していくことが必要になる。
 本書は、各精神疾患のスクリーニングのための質問例と診断典型例の簡潔な記述から始まる。各疾患の本質を捉えやすくするために診断典型例を挙げ、より記憶に留められるような工夫がなされている。典型症例の記述に続いて、筆者が長年にわたり行ってきた診療、若手医師への指導内容、そしてDSM-III、DSM-III-R、DSM-IVの作成にかかわってきた経験を踏まえ、包括的な鑑別診断を示し、除外すべき状態や「各診断のコツ」も明示している。また各精神疾患に対応するICD-9-CM分類コードも示している。
 過剰診断を減らすための注意と、流行の診断による影響・その対策、DSM-5を読み解く上での注意点も書かれているので、是非診断基準と合わせサブテキストとして活用していただきたい。

目次
 日本版への序
 訳者の序
 第1章 本書の使い方
 第2章 一般に小児期または青年期に最初に診断される疾患
 第3章 抑うつ障害群
 第4章 双極性障害群
 第5章 不安症[不安障害]群
 第6章 強迫症[強迫性障害]および関連症[関連障害]群
 第7章 心的外傷およびストレス因関連障害群
 第8章 統合失調症スペクトラムおよび他の精神病性障害群
 第9章 物質関連障害と行動嗜癖群
 第10章 神経認知障害群
 第11章 パーソナリティ障害群
 第12章 衝動制御症群
 第13章 摂食障害群
 第14章 睡眠・覚醒障害群
 第15章 性と性別に関する問題
 第16章 身体症状と関連のある障害群
 第17章 解離症[解離性障害]群
 第18章 臨床的関与の対象となることのある他の状態(ただし精神疾患ではないもの)
 訳者あとがき
 索引
by open-to-love | 2014-03-25 22:10 | DSM-Ⅳ-TR | Trackback | Comments(0)
アレン・フランセス著、大野裕監修、青木創翻訳『〈正常〉を救え 精神医学を混乱させるDSM-5への警告』
(講談社、450ページ、2013年10月2日刊)
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 2013年5月、世界の精神科医が診断・治療の基準にするマニュアル「DSM(精神疾患の診断と統計マニュアル)」が大改訂され、本来は投薬の必要がない患者にまで薬漬けになる危険性が生じた。精神の「異常」「正常」はどう線引きできるのか。今回の改訂はなぜ失敗なのか。最悪の事態を避けるために今、われわれはどうすればいいのか──アメリカ精神医学界を牽引してきた著者が、警告を発する。

目次
 第1部 傷だらけの正常
  何が正常で何が正常でないのか
  呪術師から精神科医へ
  診断のインフレ
第2部 健康をむしばむ精神科の流行
 過去の流行
 現在の流行
 未来の流行
第3部 正常への回帰
 診断のインフレを抑制する
 賢い消費者
 精神医学の最悪と最良

アレン・フランセス
 1942年、米ニューヨーク生まれ。デューク大学医学部名誉教授。DSM-4作成委員長。邦訳されている共著書に『DSM-4-TRケーススタディー』(医学書院)、『PTSD(こころのライブラリー)』(星和書店)、『精神分裂病の治療』(ライフ・サイエンス)など。
大野 裕
 1950年、愛媛県生まれ。1978年、慶応義塾大学医学部卒。85年から88年まで、コーネル大学、ペンシルベニア大学に留学。慶応大学医学部教授などを経て、現在は国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。日本認知療法学会理事長。著書に『はじめての認知療法』(講談社現代新書)、『「うつ」を治す』(PHP新書)など。
 青木 創
1973年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家。訳書に、『偶然の科学』(ダンカン・ワッツ著、早川書房)、『嘘発見器よ永遠なれ』(ケン・オールダー著、早川書房)など。
by open-to-love | 2013-12-24 23:50 | DSM-Ⅳ-TR | Trackback | Comments(0)

相変わらずの仕事

 …大学と病院の精神医学は、クレペリン以来の精神疾患の記述と分類の仕事に関わり続けている。アメリカ精神医学協会の「精神疾患の診断と統計の手引」(DSM)-精神科医の診断用ハンドブック-が最初に刊行されたのは1952年である。1980年の改訂版であるDSM-Ⅲは、以下のように広範な精神障害の分類を示した。小児期・幼児期の障害(過剰行動、無食欲症、発達遅滞、自閉症)、器質因と見なされる障害(老年期精神疾患、薬物誘因生の障害)、統合失調症(解体型、緊張型、妄想型、鑑別不能型)、妄想性障害(統合失調症の兆候を示さない)、情動障害(双極性障害、大鬱病性障害)、不安障害(恐怖症、強迫性障害)、身体表現性障害(転換性障害、心気症)、解離性障害(遁走、健忘、多重人格)、パーソナリティ障害である。1994年のDSM-Ⅳの出版によって、一世代前のアメリカ精神医学を支配していた心因論から脱却して器質論を重視する流れが確かなものとなった。そのために新たな障害の名前の一群が発生した。実際、数年ごとに精密な改訂がほどこされるDSMの各版を一瞥すれば、矛盾重複も少なくない多様な専門用語が、版によって現れたり消えたりしていることが分かる。アメリカ精神医学協会が1957年に実施した悪評ふんぷんたる郵送投票の結果、同性愛がいまさらながら疾患一覧表から削除された。政治観、人種、ジェンダーにかかわる偏見が、客観的と主張されている症候群の診断を形成しているという主張は単にうがった見方ではない。事態をもっと雄弁に物語るのは、この仕事の規模のまぎれもない拡大である。第一版は100ページほどだったが、DSM-Ⅱは134ページになり、DSM-Ⅲは500ページに達し、最新版のDSM-Ⅳ-TR(2000年)は仰天の943ページである。以前より多い人々が、より多くの精神障害に苦しんでいると診断されているのだ。これは進歩だろうか。
(ロイ・ポーター、田中裕介・鈴木瑞実・内藤あかね訳「一冊でわかる 狂気」(2006年、岩波書店)より、第8章「精神分析の世紀?」)

 ある人のある状態が障害であるかいなかを判断するとき、現在、その最も客観的な基準となっているのが、このDSM-Ⅳ-TRであり、ICD-10です。

 増殖するDSM。私はボルヘスの短編小説「バベルの図書室」を思い出しました。古今東西あらゆる書物、資料を集めた「図書室」をつくろうとした人たちが、結局止めちゃう話です。なぜなら「それはこの世界にほかならないから」。

 この調子で精神疾患分類項目が増えていったら、そのうち、みんながみんな精神障害者になり、健常者がいなくなってしまうのではないか、ちょっと心配です。でも、大丈夫でしょう。このDSMは、シニカルに言えば、なにが精神疾患であるかを定義する裏返しの論理として、健常者の世界とはどんな世界かを定義している本でもあるからです。健常者が自らを健常者であるとアイデンティファイするため、障害者を必要とする限りにおいて、DSMの増殖は、一定の縛りがかかることでしょう。つまり、当該の時代におけるスタンダードとは何かを考えるとき、そこに入らない、つまり、その時代におけるヘンな人を考え、そういうヘンな人じゃない人はみんな精神障害だ、だから何らかの疾患名を付けなくちゃ、というのが、DSM増殖の歴史なんじゃないの、とポーターは言ってます。そして、もしそうであるならば、まさにスタンダードな社会はその自己同一性を保つために精神障害者を必要としているということであり、われわれが立ち向かわなければならぬ偏見は、かなり根深いということです。

 それにつけても、精神障害者にかかわる者として、DSMがポーターの指摘の通り「政治観、人種、ジェンダーにかかわる偏見が、客観的と主張されている症候群の診断を形成しているという主張は単にうがった見方ではない」とするなら、わたしたちは何を信じればいいのでしょうか。困ってしまいます。
 でも、信じるべきは自分です。
 大切なのは、DSM-Ⅳ-TRも、ICD-10も、そしてこのポーターの指摘も、あるいはぜんかれんの心理教育プログラムや、本屋にあまたあふれる精神保健福祉関係の本も、それぞれがすべてじゃないということ。問題は、この子、この弟、この妹、この妻、この夫をどうするか、ということです。家族だからこそ、当事者に出来ることがある。わが子に対し,その母だからこそ出来ることがある。どんな偉い医者であれ、学者であれ、精神疾患とは個別具体的である、という点において、異論はないでしょう。(黒)
by open-to-love | 2007-07-08 16:32 | DSM-Ⅳ-TR | Trackback | Comments(0)
DSM−Ⅳ−TRの分類(目次)

◆NOS=Not Otherwise Specified.特定不能
◆診断コード番号の中のxは、コードに特定の数字を入れる必要があることを示す。
◆点線(…)は、病名を記録するとき、疾患名の中に特定の精神疾患名、または一般身体疾患名を入れなければならないことを示す(例:293.0甲状腺機能低下症によるせん妄)
◆括弧内数字は記載頁を示す。
◆現在、基準を満たしている場合、診断の後に、以下の重症度の特定用語のどれか1つを記してもよい。
 ●軽症
 ●中等症
 ●重症
◆もはや基準を満たさなくなった場合、以下の特定用語のどれか1つを記してもよい。
 ●部分寛解
 ●完全寛解
 ●既往歴

通常、幼児期、小児期、または青年期に初めて診断される障害
 精神遅滞
  317  軽度精神遅滞
  318.0 中等度精神遅滞
  318.1 重度精神遅滞
  318.2 最重度精神遅滞
  319  精神遅滞、重症度特定不能
 学習障害
  315.00 読字障害
  315.1  算数障害
  315.2  書字表出障害
  315.9  特定不能の学習障害
 運動能力障害
  315.4 発達性協調運動障害
 コミュニケーション障害
  315.31 表出性言語障害
  315.32 受容ー表出混合性言語障害
  315.39 音韻障害
  307.0  吃音症
  307.9  特定不能のコミュニケーション障害
 広汎性発達障害
  299.00 自閉性障害
  299.80 レット障害
  299.10 小児期崩壊性障害
  299.80 アスペルガー障害
  299.80 特定不能の広汎性発達障害
 注意欠陥および破壊的行動障害
  314.xx 注意欠陥/多動性障害
  .01  混合型
  .00  不注意優勢型
  .01  多動性−衝動性優勢型
  314.9  特定不能の注意欠陥/多動性障害
  312.xx 行為障害
  .81  小児期発症型
  .82  青年期発症型
  .89  発症挑戦性障害
  313.81 反抗挑戦性障害
  312.9  特定不能の破壊的行動障害
 幼児期または小児期早期の哺育、摂食障害
 チック障害
 排泄障害
 幼児期、小児期、または青年期の他の障害

せん妄、認知症、健忘性障害、および他の認知障害
 せん妄
 認知症
 健忘性障害
 他の認知障害

一般身体疾患による他のどこにも分類されない精神疾患

物質関連障害
 アルコール関連障害
 アンフェタミン(またはアンフェタミン様)関連障害
 アンフェタミン誘発性障害
 カフェイン関連障害
 大麻関連障害
 コカイン関連障害
 幻覚剤関連障害
 吸入剤関連障害
 ニコチン関連障害
 アヘン類関連障害
 フェンシクリジン(またはフェンシクリジン様)関連障害
 鎮静剤、催眠剤、または抗不安薬関連障害
 多物質関連障害

統合失調症および他の精神病性障害
  295.xx 統合失調症
    .30妄想型
.10解体型
.20緊張型
.90鑑別不能型
.60残遺型
295.40 統合失調症様障害
295.70 失調感情障害
297.1  妄想性障害
298.8  短期精神病性障害
297.3  共有精神病性障害
293.xx …[一般身体疾患]…による精神病性障害
.81 妄想を伴うもの
.82 幻覚を伴うもの
298.9  特定不能の精神病性障害

気分障害
 第5位数字に大うつ病性障害または双極Ⅰ型障害の現在の状態をコードせよ:
  1=軽症
  2=中等症
  3=重症、精神病性の特徴を伴わないもの
  4=重症、精神病性の特徴を伴うもの
  5=部分寛解
  6=完全寛解
  0=特定不能
 次の特定用語は以下のように(現在または最も新しいエピソードについて)気分障害に適用される。
  a 重症度/精神病性/寛解の特定用語
  b 慢性
  c 緊張病性の特徴を伴うもの
  d メランコリー型の特徴を伴うもの
  e 非定型の特徴を伴うもの
  f 産後の発症
 次の特定用語は以下のように気分障害に適用される。
  g エピソードの間欠期に完全回復を伴う、または伴わないもの
  h 季節型
  i 急速交代型

 うつ病性障害
  296.xx 大うつ病性障害
  .2x  単一エピソードa.b.c.d.e.f
  .3x  反復性a.b.c.d.e.f.g.h
  300.4  気分変調性障害
  311  特定不能のうつ病性障害
 双極性障害
  296.xx 双極Ⅰ型障害
   .0x  単一躁病エピソードa.c.f
  .40  最も新しいエピソードが軽躁病g.h.i
  .4x  最も新しいエピソードが躁病a.c.f.g.h.i
  .6x  最も新しいエピソードが混合性a.c.f.g.h.i
  .5x  最も新しいエピソードがうつ病a.b.c.d.e.f.g.h.i
   .7   最も新しいエピソードが特定不能g.h.i
  296.89 双極Ⅱ型障害a.b.c.d.e.f.g.h.i
  301.13 気分循環性障害
  296.80 特定不能の双極性障害
  293.83 …[一般身体疾患を示すこと]…による気分障害
  -----.--- 物質誘発性気分障害
  296.90 特定不能の気分障害

不安障害
  300.01 広場恐怖を伴わないパニック障害
  300.21 広場恐怖を伴うパニック障害
  300.22 パニック障害の既往歴のない広場恐怖
  300.29 特定の恐怖症
  300.23 社会恐怖
  300.3  強迫性障害
  309.81 外傷後ストレス障害
  308.3  急性ストレス障害
  300.02 全般性不安障害
  293.84 …[一般身体疾患を示すこと]…による不安障害
  -----.--- 物質誘発性不安障害
  300.00 特定不能の不安障害

身体表現性障害

虚偽性障害

解離性障害
  300.12 解離性健忘
  300.13 解離性とん走
  300.14 解離性同一性障害
  300.6  離人症性障害
  300.15 特定不能の解離性障害

性障害および性同一性障害
 性機能不全
 性的欲求の障害
 性的興奮の障害
 オルガズム障害
 性交疼痛障害
 一般身体疾患による性機能不全
 性嗜好異常
  302.4  露出症
  302.81 フェティシズム
  302.89 窃触症
  302.2  小児性愛
  302.83 性的マゾヒズム
  302.84 性的サディズム
  302.3  服装倒錯的フェティシズム
  302.82 窃視症
  302.9  特定不能の性嗜好異常
 性同一性障害
  302.xx 性同一性障害
  .6   小児の性同一性障害
  .85  青年または成人の性同一性障害
       ▼該当すれば特定せよ:
         男性に性的魅力を感じる
         女性に性的魅力を感じる
         両性ともに性的魅力を感じる
         両性ともに性的魅力を感じない
  302.6 特定不能の性同一性障害
  302.9 特定不能の性障害

摂食障害
  307.1  神経性無食欲症
  307.51 神経性大食症
  307.50 特定不能の摂食障害

睡眠障害
 原発性睡眠障害
  睡眠異常
   307.42 原発性不眠症
   307.44 原発性過眠症
   347   ナルコレプシー
   780.57 呼吸関連睡眠障害
   327.3x 概日リズム睡眠障害
     .31  睡眠相後退型
     .35  時差型
     .36  交代勤務型
     .30  特定不能型
   307.47 特定不能の睡眠異常
 睡眠時随伴症
   307.47 悪夢障害
   307.46 睡眠驚愕障害
   307.46 睡眠時遊行症
   307.47 特定不能の睡眠時随伴症
 他の精神疾患に関連した睡眠障害
 他の睡眠障害

他のどこにも分類されない衝動制御の障害

適応障害

パーソナリティ障害
 注:これらはⅡ軸にコードされる。
 301.0  妄想性パーソナリティ障害
 301.20 シゾイドパーソナリティ障害
 301.22 失調型パーソナリティ障害
 301.7  反社会性パーソナリティ障害
 301.83 境界性パーソナリティ障害
 301.50 演技性パーソナリティ障害
 301.81 自己愛性パーソナリティ障害
 301.82 回避性パーソナリティ障害
 301.6  依存性パーソナリティ障害
 301.4  強迫性パーソナリティ障害
 301.9  特定不能のパーソナリティ障害

臨床的関与の対象となることのある他の状態
 身体疾患に影響を与えている心理的要因
 投薬誘発性運動障害
  332.1  神経遮断薬誘発性パーキンソニズム
  333.92 神経遮断薬誘発性悪性症候群
  333.7  神経遮断薬誘発性急性ジストニア
  333.99 神経遮断薬誘発性急性アカシジア
  333.82 神経遮断薬誘発性遅発性ジスキネジア
  333.1  投薬誘発性姿勢振戦
  333.90 特定不能の投薬誘発性運動障害

 他の投薬誘発性障害
 対人関係の問題
  V61.9  精神疾患または一般身体疾患に関連した対人関係の問題
  V61.20 親子関係の問題
  V61.10 配偶者との関係の問題
  V61.8  同胞との関係の問題
  V62.81 特定不能の対人関係の問題
 虐待または無視に関連した問題
  V61.21 小児への身体的虐待
  V61.21 小児への性的虐待
  V61.21 小児への無視
  -----.--- 成人への身体的虐待
  V61.12 (配偶者による場合)
  V62.83 (配偶者以外の者による場合)
  -----.--- 成人への性的虐待
  V61.12 (配偶者による場合)
  V62.83 (配偶者以外の者による場合) 
 臨床的関与の対象となることのある状態、追加
  V15.81 治療遵守不良
  V65.2  詐病
  V71.01 成人の反社会的行動
  V71.02 小児または青年の反社会的行動
  V62.89 境界知能
    注:これはⅡ軸にコードされる
  780.9  年齢に関連した認知能力の低下
  V62.82 死別反応
  V62.3  学習上の問題
  V62.2  職業上の問題
  313.82 同一性の問題
  V62.89 宗教または神の問題
  V62.4  異文化受容に関する問題
  V62.89 人生の局面の問題

追加コード

多軸システム
Ⅰ軸 臨床疾患
   臨床的関与の対象となることのある他の状態
Ⅱ軸 パーソナリティ障害
   精神遅滞
Ⅲ軸 一般身体疾患
Ⅳ軸 心理社会的および環境的問題
Ⅴ軸 機能の全体的評定
by open-to-love | 2007-06-24 00:40 | DSM-Ⅳ-TR | Trackback | Comments(0)

DSM-IV-TRとは

精神障害の診断と統計の手引き

『精神障害の診断と統計の手引き』(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders )とは、アメリカ精神医学会の定めた、精神科医が患者の精神医学的問題を診断する際の指針を示したもので、アメリカ合衆国だけでなく日本や他の国においてもしばしば引き合いに出されるものである。
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経過
1952年に初版 (DSM-I) が出されて以降、随時改定され、現在は第四版用修正版(DSM-IV-TR) となっている。2010年以降に(DSM-V)の発表が予定されている。アメリカ合衆国を主に、世界で50万部以上が普及している。

1952年、初版 (DSM-I)
1968年、DSM-II
1980年、DSM-III 
1986年、DSM-III-R : DSM-III の改訂
1994年、DSM-IV
2000年、DSM-IV-TR('Text Revision' of the DSM-IV)
2011年、DSM-V 出版予定

特徴
DSMは、精神医学の方面で革命的なアプローチをもたらしたものとして知られている。普及した理由は、病因論などに余り踏み込まずに精神症状のみを論理的推察と統計学的要素を取り入れ分類した事で、診断基準が明確になり、今まで医師の主観的な傾向にあった精神疾患の判断に対して、客観的な判断を下せる様になり、医療スタッフ側の意見や伎倆の差異による診断の違いが最小限となった事にある。ただし、診断基準の内容や疾患分類の妥当性については疑問視する声も少なくなく、政治的・経済的な圧力に左右された経緯のある事から純医学的概念ではないとも指摘されている。

内容
DSMにおいては、各疾患においてA・B・Cの診断基準が示され、「A~C全てが当てはまる場合」その精神疾患であると診断される。
A・Bは具体的な病像が列挙されるが、C基準は「その症状が原因で職業・学業・家庭生活に支障を来している」となっている。
C基準が無ければ、世間の誰もがDSMに挙げられたいずれかの精神疾患の基準を満たしてしまうからである。特に人格障害においてはその傾向が強い。
本書には、「DSM-IVは、臨床的、教育的、研究的状況で使用されるよう作成された精神疾患の分類である。診断カテゴリー、基準、解説の記述は、診断に関する適切な臨床研修と経験を持つ人によって使用されることを想定している。重要な事は、研修を受けていない人にDSM-IVが機械的に用いられてはならない事である。DSM-IVに取り入れられた各診断基準は指針として用いられるが、それは臨床的判断によって生かされるものであり、料理の本のように使われるものではない。」と書かれており、非専門家による使用を禁じている。
なお、診断基準にDSMではなく、ICD-10を採用している病院もある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
by open-to-love | 2007-05-01 18:21 | DSM-Ⅳ-TR | Trackback | Comments(0)

不安障害

7 不安障害 Anxiety Disorders
パニック発作及び広場恐怖は、この章のいくつかの障害と関連して起こることから、パニック発作および広場恐怖の診断基準をはじめに独立して取り上げてある。しかし、それらは独自の診断コードをもっておらず、独立した単位として診断することはできない。

パニック発作
Panic Attack

注:パニック発作は、コード番号のつく障害ではない。パニック発作が起こる特定の診断にコード番号をつけること。
 強い恐怖または不快を感じるはっきり他と区別できる期間で、そのとき、以下の症状のうち4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、10分以内にその頂点に達する。
(1)動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
(2)発汗
(3)身震いまたは震え
(4)息切れ感または息苦しさ
(5)窒息感
(6)胸痛または胸部の不快感
(7)嘔気または腹部の不快感
(8)めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
(9)現実感消失(現実でない感じ)または離人症状(自分自身から離れている)
(10)コントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
(11)死ぬことに対する恐怖
(12)異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
(13)冷感または熱感

広場恐怖
Agoraphobia

注:広場恐怖は、コード番号のつく障害ではない。広場恐怖が起こる特定の診断にコード番号をつけること
A.逃げるに逃げられない(または逃げたら恥をかく)ような場所や状況、またはパニック発作やパニック様症状が予期しないで、または状況に誘発されて起きたときに、助けが得られない場所や状況にいることについての不安、広場恐怖が生じやすい典型的な状況には、家の外に1人でいること、混雑の中にいることまたは列に並んでいること、橋の上にいること、バス、列車、または自動車で移動していることなどがある
B.その状況が回避されている(例:旅行が制限されている)か、またはそうしなくても、パニック発作またはパニック様症状が起こることを非常に強い苦痛または不安を伴いながら耐え忍んでいるか、または同伴者を伴う必要がある。
C.その不安または恐怖症性の回避は、以下のような他の精神疾患ではうまく説明されない。例えば、社会恐怖(例:恥ずかしい思いをすることに対する恐怖のために社会的状況のみを避ける)。特定の恐怖症(例:エレベーターのような単一の状況だけを避ける)、強迫性障害(例:汚染に対する強迫観念のある人が、ごみや汚物を避ける)、外傷後ストレス障害(例:強いストレス因子と関連した刺激をさける)、または分離不安障害(例:家を避けることまたは家族からは慣れることを醒める)
D.

300.01 広場恐怖を伴わないパニック障害
Panic Disorder Without Agoraphobia

300.21 広場恐怖を伴うパニック障害
Panic Disorder With Agoraphobia

300.22 パニック障害の既往歴のない広場恐怖
With Agoraphobia Without History of Panic Disorder

300.29 特定の恐怖症(以前は単一恐怖)
Special Phobia (formerly Simple Phobia)


300.23 社会恐怖(社会不安障害)
Social Phobia(Social Anxiety Disorder)


300.3 強迫性障害
Obsessive-Compulsive Disorder

309.81 外傷後ストレス障害
Posttraumatic Stress Disorder

308.3 急性ストレス障害
Acute Stress Disorder

300.02 全般性不安障害(小児の過剰不安障害を含む)
Generalized Anxiety Disorder(Includes Overanxious Disorder of Childhood)


293.84 …[一般身体疾患を示すこと]…による不安障害
Anxiety Disorder Due to …[Indicate the General Medical Condition]

物資誘発性不安障害
Substance-Induced Anxiety Disorder

300.00 特定不能の不安障害
Anxiety Disorder Not Otherwise Specified
by open-to-love | 2007-04-28 02:14 | DSM-Ⅳ-TR | Trackback | Comments(0)
「DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の分類と診断の手引新訂版」(医学書院、2006年)より引用します。

第6章 気分障害 Mood Disorders

気分エピソード Mood Episodes

大うつ病エピソード Major Depressive Episode
躁病エピソード Manic Episode
混合性エピソード Mixed Episode
軽躁病エピソード Hypomanic Episode

うつ病性障害 Depressive Episode
296.2x 大うつ病性障害、単一エピソード
    Major Depressive Disorder,Single Episode
296.3x 大うつ病性障害、反復性
    Major Depressive Disorder,Recurrent
300.4 気分変調性障害
    Dysthymic Disorder
311  特定不能のうつ病性障害
    Depressive Disorder Not Otherwise Specified
  
双極性障害 Bipolar Disorders

双極1型障害 Bipolar 1 Disorder

双極1型障害には別々の6組の基準がある。すなわち、単一躁病エピソード、最も新しいエピソードが軽躁病、最も新しいエピソードが躁病、最も新しいエピソードが混合性、最も新しいエピソードがうつ病、および最も新しいエピソードが特定不能、である。「双極1型障害、単一躁病エピソード」は、躁病の初回のエピソードだけをもっている者を記述するのに用いられる。残りの基準は、反復性の気分エピソードをもつ者の現在の(または最も新しい)エピソードの性質を特定するのに用いられる。

296.0x 双極1型障害、単一躁病エピソード
     Bipolar 1 Disorder,Single Manic Episode
A.1回のみの躁病エピソードが存在し、以前に大うつ病エピソードが存在しないこと
注:反復とは、抑うつからの極性の変化か、または少なくとも2カ月間、躁病の症状がない間欠期として定義される。

B.躁病エピソードは失調性感情障害ではうまく説明されないし、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または特定不能の精神病性障害に重畳していない。

296.40 双極1型障害、最も新しいエピソードが軽躁病
     Bipolar 1 Disorder,Most Recent Episode Hypomatic
A.現在(またはもっとも最近は)軽躁病エピソードにある
B.以前に少なくとも1回、躁病エピソードまたは混合性エピソードが存在した
C.気分の症状が、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている
D.基準AとBの気分のエピソードは失調感情障害ではうまく説明されないし、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または特定不能の精神病性障害に重畳していない

296.4x 双極1型障害、最も新しいエピソードが躁病
     Bipolar 1 Disorder,Most Recent Episode Manic
A.現在(または最も最近は)躁病エピソードにある
B.以前に少なくとも1回、大うつ病エピソード、躁病エピソード、または混合性エピソードが存在した
C.基準AとBの気分のエピソードは失調感情障害ではうまく説明されないし、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または特定不能の精神病性障害に重畳していない

296.6x 双極1型障害、最も新しいエピソードが混合性
     Bipolar 1 Disorder,Most Recent Episode Mixed
A.現在(または最も最近は)混合性エピソードにある
B.以前に少なくとも1回、大うつ病エピソード、躁病エピソード、または混合性エピソードが存在した
C.基準AとBの気分のエピソードは失調感情障害ではうまく説明されないし、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または特定不能の精神病性障害に重畳していない

296.5x 双極1型障害、最も新しいエピソードがうつ病
     Bipolar 1 Disorder,Most Recent Episode Depressed
A.現在(または最も最近は)大うつ病エピソードにある
B.以前に少なくとも1回、躁病エピソードまたは混合性エピソードが存在した
C.基準AとBの気分のエピソードは失調感情障害ではうまく説明されないし、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または特定不能の精神病性障害に重畳していない

296.7 双極1型障害、最も新しいエピソードが特定不能
     Bipolar 1 Disorder,Most Recent Episode Unspecified
A.期間を除けば、現在(または最も最近)、躁病、軽躁病、混合性、または大うつ病エピソードの基準を満たす
B.以前に少なくとも1回躁病エピソードまたは混合性エピソードが存在した
C.気分の症状が、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている
D.基準AとBの気分の症状は失調感情障害ではうまく説明されないし、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または特定不能の精神病性障害に重畳していない
E.基準AとBの気分の症状は、物質(例:乱用薬物、投薬、または他の治療)や、一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)の直接的な生理学的作用によるものではない

296.89 双極Ⅱ型障害(軽躁病エピソードを伴う反復性大うつ病エピソード)
     Bipolar Ⅱ Disorder
(Recurrent Major Depressive Episodes with Hypomanic Episodes)
A.1回またはそれ以上の大うつ病エピソードの存在(または既往歴)
B.少なくとも1回の軽い躁病エピソードの存在(または既往歴)
C.躁病エピソードまたは混合性エピソードが存在したことがない
D.基準AとBの気分症状は失調感情障害ではうまく説明されないし、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または特定不能の精神病性障害に重畳するものではない
E.その症状は、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている

301.13 気分循環性障害 
     Cyclothymic Disorder
A.少なくとも2年間にわたり、軽躁病症状を伴う多数の期間と、抑うつ症状を伴うが大うつ病エピソードの基準は満たさない多数の期間の存在
注:小児期および青年期においては、期間は少なくとも1年間はなければならない
B.上記2年の期間中(小児や青年の場合は1年)、一度に2カ月を超える期間、基準Aの症状がなかったことがない
C.この障害の最初の2年間に、大うつ病エピソードや躁病エピソード、または混合性エピソードが存在したことはない
注:気分循環性障害の最初の2年(小児または青年の場合は1年)の後で、躁病または混合性エピソードが重畳すること(この場合、双極1型障害と気分循環性障害の両方の診断が下される)がある
D.基準Aの症状は失調感情障害ではうまく説明されないし、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または特定不能の精神病性障害には重畳していない
E.症状は、物質(例:乱用薬物、投薬)の直接的な生理学的作用、または一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)によるものではない
F.症状は、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている

296.80 特定不能の双極性障害
     Bipolar Disorder Not Otherwise Specified
 特定不能の双極性障害のカテゴリーには、双極性の特徴をもつ疾患で、どの特定の双極性障害の基準も満たさないものが含まれる。例をあげると
1.躁病症状とうつ病症状との間の、非常に急速な交代(数日)で、躁病、軽躁病、または大うつ病エピソードの症状閾値の基準は満たすが最小持続期間の基準を満たさないもの
2.軽躁病エピソードの反復で、エピソード間にうつ病症状を伴わないもの
3.妄想性障害、残遺型の統合失調症、または特定不能の精神病性障害に重畳する躁病または混合性エピソード
4.慢性のうつ病症状とともに軽躁病エピソードがあるが、それぞれの出現がきわめてまれで、気分循環性障害の診断に至らないもの
5.双極性障害は存在するが、それが原発性か、一般身体疾患によるものか、物質に起因するものか、臨床家が決めることができなかった場合

293.83 …[一般身体疾患を示すこと]…による気分障害
     Mood Disorder Due to … [Indicate the General Medical Condition]

     物質誘発性気分障害
     Substance-Induced Mood Disorder

296.90 特定不能の気分障害
     Mood Disorder Not Otherwise Specified
by open-to-love | 2007-04-24 00:02 | DSM-Ⅳ-TR | Trackback | Comments(0)
「DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の分類と診断の手引新訂版」(医学書院、2006年)より引用します。

第5章 統合失調症および他の精神病性障害
Schizophrenia and Other Psychotic Disorders

統合失調症

A:特徴的症状 以下のうち2つ(またはそれ以上)、おのおのは、1カ月の期間(治療が成功した場合はより短い)ほとんどいつも存在:
(1)妄想
(2)幻覚
(3)まとまりのない会話(例:頻繁な脱線または滅裂)
(4)ひどくまとまりのないまたは緊張病性の行動
(5)陰性症状、すなわち感情の平板化、思考の貧困、または意欲の欠如

注:妄想が奇異なものであったり、幻聴がその者の行動や思考を逐一説明するか、または2つ以上の声が互いに会話しているものであるときには、基準Aの症状を1つ満たすだけでよい。

B:社会的または職業的機能の低下:障害の始まり以降の期間の大部分で、仕事、対人関係、自己管理などの面で1つ以上の機能が病前に獲得していた水準より著しく低下している(または、小児期や青年期の発症の場合、期待される対人的、学業的、職業的水準にまで達しない)

C:期間:障害の持続的な徴候が少なくとも6カ月間存在する。この6カ月の期間には、基準Aを満たす各症状(すなわち、活動期の症状)は少なくとも1カ月(または、治療が成功した場合はより短い)存在しなければならないが、前駆期または残遺期の症状の存在する期間を含んでもよい。これらの前駆期または残遺期の期間では、障害の徴候は陰性症状のみか、もしくは基準Aにあげられた症状の2つまたはそれ以上が弱められた形(例:風変わりな信念、異常な知覚体験)で表されることがある。

D:失調感情障害と気分障害の除外:失調感情障害と「気分障害、精神病性の特徴を伴うもの」が以下の理由で除外されていること
(1)活動期の症状と同時に、大うつ病、躁病、または混合性のエピソードが発症していない
(2)活動期の症状中に気分のエピソードが発症していた場合、その持続期間の合計は、活動期および残遺期の持続期間の合計に比べて短い

E:物質や一般身体疾患の除外:障害は、物質(例:乱用薬物、投薬)または一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものではない

F:公汎性発達障害との関係:自閉性障害や他の公汎性発達障害の既往歴があれば、統合失調症の追加診断は、顕著な幻覚や妄想が少なくとも1カ月(または、治療が成功した場合は、より短い)存在する場合にのみ与えられる

統合失調症の病型 Schizophrenia Subtypes

統合失調症の病型は、評価時点での優勢な症状によって定義される。

295.30 妄想型 Paranoid Type
以下の各基準を満たす統合失調症の一病型
A:1つ、またはそれ以上の妄想、または頻繁に起こる幻聴にとらわれていること
B:以下のどれでも顕著ではない:まとまりのない会話、まとまりのないまたは緊張病性の行動、平板化したまたは不適切な表情

295.10 解体型 Disorganized Type
以下の各基準を満たす統合失調症の一病型
A:以下のすべてが顕著にみられる
(1)まとまりのない会話
(2)まとまりのない行動
(3)平板化したまたは不適切な感情
B:緊張型の基準を満たさない

295.20 緊張型 Catatonic Type
以下の少なくとも2つが優勢である臨床像をもつ統合失調症の一病型
(1)カタレプシー(蠟屈症を含む)または昏迷として示される無動症
(2)過度の運動活動性(明かに無目的で外的刺激に影響されないもの)
(3)極度の拒絶症(あらゆる指示に対する明かに動機のない抵抗、あるいは動かそうとする試みに対する硬直した姿勢の保持)あるいは無言症
(4)姿勢(意図的に不適切なまたは奇異な姿勢をとること)、常同運動、顕著な衒奇症、顕著なしかめ面などとして示される自発運動の奇妙さ
(5)反響言語または反響動作

295.90 鑑別不能型 Undifferentiated Type
基準Aを満たす症状が存在するが、妄想型、解体型、緊張型の基準は満たさない統合失調症の一病型

 ちなみに、「295.30 妄想型 Paranoid Type」は、WHOの分類(ICD)だとF20.0に相当します。
 ともあれ、医者の言語には愛がないですね。
by open-to-love | 2007-04-19 23:56 | DSM-Ⅳ-TR | Trackback | Comments(0)