精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:作ろう『こころの病入門』( 1 )

パンフレット『こころの病入門』作製へのご協力お願い

盛岡ハートネット事務局 黒田大介

 精神障害がある当事者・家族・関係者(専門家)・市民のネットワーク「盛岡ハートネット」は、当事者や家族や一般の人にも分かりやすく「こころの病」について理解してもらうため、ちょっとしたパンフレット「こころの病入門」を作りたいと思っています。
 なぜ作るのか? 「こころの病」「精神疾患」「精神障害」に関する本は数あれど、あんまりピッタリくるのがないのです。なんでかな?と考えるに、それは書き手の立場と大いに関係しますが▽専門家(精神科医等)の文章は個別性より一般性に重きを置いている(「かもしれない」「とされる」という表現が多用される文章になる)▽当事者や家族の文章は体験に根ざし心に響くが、それだけに、やや一般性に欠ける(ほかの人はどうであれ、私はこうだ!という文章になる)▽当事者・家族・専門家の感覚と、一般の人の感覚との間にはまだまだ深い溝がある(当事者・家族・専門家の世界では常識とされる用語や概念をついつい説明なしに使ってしまうため、一般市民にはなかなか分かりにくい文章と受け止められる)-といった傾向があるように思うのです。なお、行政の作った入門的なパンフレットはありますが、これについては、いまいち文章が固いという根本的な問題があります。
 では、こうした現状を踏まえた上で、みんなにピッタリ、しっくりくる本を作るためには、どうすればいいか? まずは、精神疾患を本当に知っているのは専門家ではなく、精神疾患がある本人ですから、なんたって当事者の方に書いていただかなければなりません。病気の本当の大変さ、病気を抱えつつ生きるとはどういうことかについては、言うまでもなく、当事者だからこそ語れるのです。家族もしかり。そして、その文章が当事者や家族の体験談に終始するのではなく、専門家のみなさんの協力も得て記述内容に客観的な妥当性を備え、一般の人が読むことを意識した分かりやすい表現であれば、広く社会に精神医療保健福祉への理解を深めてもらう入門書になることでしょう。加えて、これは岩手の人に向けたパンフレットですから、岩手の当事者や家族が書いてこそ、ビンビン心に響くことでしょう。
 つまり、岩手の当事者だけ、家族だけ、専門家だけで書くのではなく、相互がおしゃべりしながら(対話を重ねながら)、みんなで一緒にパンフレットをつくるのが一番いいですよね。
 というわけで、ハートネットに参加されている当事者や家族や専門家のみなさんのご協力、よろしく御願いします。作成手順ですが、下記、ハートネット事務局(黒田)のメアド、あるいは携帯電話に、各項目についての体験談や自分なりの考え方を寄せてください。それを各項目に当てはめ、体裁を整えていくうちに、だんだんパンフレットになっていく、という流れです。
 一応、年度内を目途に刊行予定としますが、急いで作るより、楽しんでつくる。よって、急ぎません。ハートネット例会の際など、いろんな機会に販売したいと思います。価格は実費ですが、おそらく300円から500円ぐらいに収まるでしょう。
 というわけで、よろしくお願いします。

【作製上のポイント】
☆楽しいパンフレットにしたいので、楽しくつくる。
☆1項目につき1人だけの記述は避け、異なる見地・立場から2人、3人が分担執筆する。例えば「ケアマネジメント」については、当事者の体験談と専門家の一般論のコラボレーション、「統合失調症」については当事者と家族と精神科医という3つの見方をクロスさせる、みたいな感じ。
☆1項目につき1ページ。文章はコンパクトに。イラストを多用する。
☆話すのは得意だが書くのは苦手な人は、黒田がインタビューして書くというのでもOK。

【パンフレット「こころの病入門」イメージ】
(思い付くままです。これはあくまでたたき台。多くのみなさんの意見を参考にしながら、精査していきたいと思います。章立ては、とりあえず発症→受診→入院・通院→社会復帰という流れで書いてみましたが、あいうえお順でもいいかもしれない)

第1章=「こころの病」を身近に
▽自殺問題
▽精神疾患と精神障害どう違う
▽入院から地域へ
▽映画と「こころの病」
▽アート・演劇・音楽活動

第2章=こころの病について
▽精神疾患あれこれ
▽統合失調症
▽うつ病
▽パーソナリティ障害
▽リストカット
▽依存症

第3章=もし病気になったら?
▽発病前は大変だ!
▽相談機関あれこれ
▽精神科病院とクリニック
▽いろんな入院形態
▽入院期間なぜ3カ月?
▽抗精神病薬▽
多剤大量処方
▽薬の副作用
▽社会的入院と退院促進
▽高額医療費と自立支援医療
▽カウンセリングで治る?

第4章=社会復帰へ
▽障害者自立支援法
▽リハビリテーション
▽ケアマネジメント
▽SST
▽当事者会
▽家族会
▽親子の葛藤と心理教育
▽ホームヘルプ
▽グループホーム
▽精神障害者手帳
▽障害年金と生活保護
▽結婚と離婚
▽作業所と就労
▽親亡き後

第5章=トピック
▽精神障害者の歴史
▽岩家連と全家連と全福連とコンボ
▽ACTとSOAR
▽ひきこもり、多重債務、DV…精神障害と関連する問題
▽障害者権利条約
▽ボランティア
▽地域との連携-キララとハートネット

巻末=参考文献案内、さくいん、関係機関連絡先、奥付

問い合わせ 盛岡ハートネット事務局 黒田大介
携帯番号:090・2883・9043
メールアドレス:
パソコン:yukapyon@estate.ocn.ne.jp
携  帯:opentolove@ezweb.ne.jp
by open-to-love | 2009-04-14 18:09 | 作ろう『こころの病入門』 | Trackback | Comments(0)