精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


by open-to-love
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ:医療保険制度( 1 )

質問コーナー おこまりですか? では他の人に聞いてみましょう! vol.32

Q.自分が入れる医療保険が見つかりません

 皆さんに教えてほしいことがあります。それは、医療保険についてです。
 私は統合失調症を発病して7年になる30歳男性です。この病気のために、医療保険に入れずに悩んでいます。
 幸いがん保険には加入できたのですが、その他の病気をしたときの医療保険には、精神疾患を理由に加入できません。
 以前、30歳になったら持病(精神疾患)があっても加入できる保険があったのに、先日、30歳になったので問い合わせてみるとそれはなくなっていました。
 そこで説明されたのは、次は40歳になったときは入れる保険があるとのことでしたが、治療費とかは出ず、死亡補償のみの保険だそうです。
 他社でも同じことをいわれました。皆さんは、医療保険はどうされていますか?どのようにしたら、加入できるのでしょうか?
 精神疾患だからという理由で、医療保険に入れない、これはおかしいと思いませんか?
 皆さんの意見や情報を教えてください。

A.県民共済に加入しています(埼玉県 ひまわりさん)

 私は、うつ病の当事者です。医療保険のことで、精神疾患以外でも加入できない場合もあるようです。大学時代に、小児がんの患者さんを対象に研究をしていたのですが、病気が寛解しても、やはり成人して医療保険に入ることができず、苦労されていました。
 ご相談された方と同様に、問題なのは、持病があり、かつ再発する可能性がある疾患がある場合、医療保険に加入dけいないことだと思います。
 私も、うつ病を発症した後、この先何が起こるかわからないので、保険に加入しようと思いました。経済的に高い保険料を払うことはできないので、新聞の広告に入っていた県民共済ならと思い、問い合わせました。
 確かに、すでにかかっている、うつ病の治療は保険がきかないのですが、関連しない他の病気での入院や、死亡・障害補償などがあり、加入しています。
 ただ、県民共済がすべてではないので、納得されたうえで、どうするか決めるのがよいと思います。私の住む埼玉県と他の都道府県で契約内容が違う場合もあるかもしれません。持病での治療に保険がかけられないのは、私も理不尽なことだと思いますが、社会的認知度も低いのが現状だと思います。
 健康保険組合や高額医療の税還付など、申請すれば、いくらかお金がもどってくる制度もあるので、地方自治体の障害福祉課の担当の職員の方に相談されることもおすすめします。

A.精神の病いも他の病いと同じでは(宮崎県 Eさん)

 私は統合失調症を発病して10年になる30代の者です。私が発病したのは大学生の頃でした。
 あまりお金もなく、まさか自分が病気を患うとは思ってもいなかったので、自分・両親ともに保険の大切さなどあまり考えてはいませんでした。後からどれだけ悔やんだことでしょうか。
 「精神の病い」で多くの保険に入れないこと、私もとても残念に思っています。なぜなら、統合失調症などの精神疾患も一般的な病と同じで、何ら特別ではない「慢性疾患」だと私はとらえているからです。
 長期間、薬をのみ続けなければならないリスクや、精神疾患者がするかもしれない自傷行為を、保険会社がどれだけ気にしているのかははっきりわかりませんが、社会的立場の弱い人間にこそ、障がいの区別なく安心して医療を受けられるよう、保険に加入させてほしいと私は思います。
 それでも一般の保険会社にとって利益が少ないならば、何らかの公的機関の支援ももっと充実してほしいとも考えています。
 今、私は、co-op共済の医療コースたすけあいV1000円コースに入っています。このコースでは「告知ゆるやか」なコースということで、告知欄に病名を書く欄もないので、告知する必要はないと思い、告知せずに入りました。また、掛け金も安くすみ、以前入院したときには、折り鶴を送っていただきました。
 心が温かくなる、ほっとする保険がもっと増えていくことを願います。

A.家計を支えている人に入ってもらう(大阪府 オーちゃん)

 私はうつ病の46歳の会社員です。
 確かに、精神疾患にかかわらず、他の病気で通院を続けている人にとって保険は入りにくいものです。
 私は病気になる前に、終身の生命保険と医療保険に入っていたのでなんとかそれでやっています。それとあなたの言われているがん保険ですが、私は以前に入っていたがん保険に追加して、がん以外の病気のことは問うていなかったので、病気の後で高度医療保険に入りました。
 でも最近、病気をしていても、その病気以外の保険はあるようですよ。たとえばアリコの医療保険など、一度相談なさってはどうですか?
 でも最後は、その家の家計を支えている人に万一のことがあったときに、保証してもらえるものが一番優先されると思います。
 あなたのところでは、家計を支えている人はどなたでしょうか?その人に、保険にまず入ってもらうのが重要だと思います。
 私のところでは、今は家計は主に家内が支えていますので、私より家内の保険を充実して家内に万一なことがあっても、大丈夫なように保険に入ってもらっています。

A.限定告知型医療保険があります(愛知県 女性)

 私は発病前に医療保険に入っていたので、問題はありませんでした。でもこのような質問をいただき、改めて自分で調べてみようと思いました。
 ざっと調べただけですが、持病があっても入れる保険は2つありました。
 片方は年齢が50歳からなので、省かせていただきますが、もう一方は40歳から入れる「限定告知型医療保険」というものでした。
 4つの告知内容に含まれていなければ、誰でも入れるということでした。
 心配でしたので、資料を取り寄せてライフプランナーの方に直接電話して確かめました。ライフプランナーの方によりますと、精神疾患があっても入れるとのことでした。最初の1年だけは補償金額の半額だけ請求でき、後は満額請求できるそうです。通常の保険よりも、若干保険料が高めに設定されているそうです。
 私は、精神疾患がすぐに自殺に結びつけられてしまうため、保険に加入できないのだと思います。保険会社も利益を出さないといけないので、リスクの高い人は避けるのでしょう。
 10年先にはどう変わっているかわかりませんが、今はこれしか見つかりませんでした。参考にしていただければ幸いです。

A.co-op共済の医療コースがおすすめ(神奈川県 男性)

 私は、48歳の躁鬱病の患者です。
 私もまったく同じような経験があります。どこの保険会社に相談しても、通院服薬中であることを告げると、入れる保険はないと断られました。
 以前勤めていた会社が保険代理店をしていたこともあり、担当者に聞いてみたところ、保険会社もリスクの高い(入院も長い)疾患んい罹患しているような保険をつくらないだろうとのことでした。
 しかしいろいろ探した結果、地域限定ではありますが告知がゆるやかな保険があったことをお知らせします。それは、コープかながわ・コープしずおか・市民生協やまなしが取り組んでいる「co-op共済」の医療コースという商品です。
 現在通院服薬中でも、入院中もしくは入院予定がなければ入れます。月額1000円で病気入院2000円と低保証ですが、ないよりはましと思った方がいいと思います。
 最後に、こうした保険商品のあり方は、国で扱う問題でなければならないと思います。何でも民営化ではなく、長期入院に至る精神疾患の保険は、国が関与して指導・助成が必要だと思います。

A.家族で契約しました(東京都 男性)

 家族そろって保険契約で入れました。
 私の息子の場合、発症して5年目、寛解したばかりの28歳頃に、終身の生命・医療保険に入れました。日本の大手保険会社で、担当者が家人の知り合いでもありました。
 まだ仕事などには就けず、家でブラブラしていた頃で、病気のことは正直に告げました。そうしたら、「契約時に会いたい、そしていくつか質問させてほしい」ということと、「加入して2年間は、この病気で入院しても、保険は使わないでほしい。それ以降は、どんな病気でも精神病でも入院費などの保険金は払います」と言われました。会って顔を見てもらって、幸い大丈夫だろうと判断されたのでしょう、契約できました。
 それから5年、入院することもなく、まだ一度も使っていませんし、保険料は毎月ばかにならない金額ですが、終身保険なので何かあっても安心していられることは大きいと思います。当時は親が保険料を支払っていましたが、幸いクローズで就職できたため、今年から自分で支払っています。
 担当者が知人であったことと、当事者の息子だけが入るのではなく、両親、きょうだいも同時にその保険会社の終身・医療保険を契約しましたから、それが何より大きかったのではないかと思います。
(コンボ「こころの元気+」32号 2009年10月)

※実にいい質問&回答の数々ですね〜。みなさん、「こころの元気+」は充実してますよ。ぜひ購読しましょう(黒田)
by open-to-love | 2009-10-19 21:43 | 医療保険制度 | Trackback(1) | Comments(0)