精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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カテゴリ:差別 偏見 スティグマ( 12 )

べてるの家:第19回日本精神保健・予防学会学術集会 私・伊藤がお話します!

 こんにちは。べてるの伊藤知之です。
 来る12月12日(土)・13日(日)に私・伊藤が第19回日本精神保健・予防学会学術集会でお話します。
 私は13日のシンポジウム9「アンチスティグマ活動 -当事者の声を発信する意義」(10:30~12:20)に参加します。

会場:仙台国際センター(仙台市青葉区青葉山無番地)
Tel:022-265-2211(代表)
URL:http://www.aobayama.jp/

参加費:
当日参加登録
会員医師:8,000円
非会員医師:10,000円
会員メディカルスタッフ:4,000円
非会員メディカルスタッフ:5,000円
一般・学生:1,000円

 懇親会を下記の通り開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

日 時:12月12日(土) 19:00 ~ 20:30
会 場:仙台国際センター会議棟1階 レストラン「リーフ」
         仙台市青葉区青葉山無番地
参加費:4,000円
申込み方法:当日、受付にて懇親会参加費と一緒にお申込下さい。

よろしくお願いします。

伊藤知之
by open-to-love | 2015-12-06 07:47 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
コンボお知らせメール便:「こころの元気+」10月号早読み~決めつけないでください

盛岡ハートネットのみなさま

 こんにちは。コンボ広報チームです。天高く馬肥ゆる秋。ここ市川市を含む北総地域でも今、梨が食べごろです。あの国民的大人気のゆるキャラも大忙し?本日は「こころの元気+」10月号の内容をご紹介します。皆さんのお手元に届くのは15日ごろです。お楽しみに!

★HEADLINES★
 (1) 「こころの元気+」10月号のご案内:テーマは「行動には理由があった」!
 (2) こんぼ亭DVD:糸川昌成先生登場のこんぼ亭!
 (3)  コンボイベント最新情報

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  「こころの元気+」10月号
     特集:決めつけないでください
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 周囲からみて「状態がおかしい」と思われるようないろいろな行動。変ですか? 変でしたか? でも、あの時のあんな行動には、理由があったんです。だから今月のテーマは、「決めつけないでください」としてみました。
 【特集1】漫画:ややこしや~ ややこしや~(zenko)
      だって揺れるんだもの!
 【特集2】あのときの行動には理由があったんです(体験談)
      大声で叫んだ時、自傷モード、爆発!
 【特集3】漫画:誠に遺憾であります(神戸いつほ)
      変な人=病んでいる、と決めつけないで!
 【特集4】母の行動には理由があった
      母のカルテをみて、今思うこと。(糸川昌成:精神科医)
 【特集5】後からわかったその理由(体験談)
      その時にはわからなった、夫の気持ち、自分の行動
 【特集6】どんなときどんな行動?(アンケート)
      みなさんにご協力いただいたアンケートの結果です。
       「理解できない」と指摘されたとき、アナタはどうしましたか?
 【特集7】叫びたい!こんな気持ち(投稿)
      イライラ感、怒り、不安な気持ちをぶつけてもらいました!
 【特集8】フィルターをはずして
      まわりの人はどうしたらよいのか。あるご家族からの相談にヒントがありました。
      (高森信子:SSTリーダー)
 【特集9】病気のせいだけじゃない!(体験談)
      薬で解決できないこともあるんです。
 【特集10】薬を増やせば解決するのでしょうか?
      感情の爆発や理解できない行動が、すなわち「症状の悪化」と言えるのでしょうか?
      (中山享:嬉野温泉病院精神科医)

  ★「こころの元気+」最新号の情報・お申込みはこちらから
  → http://www.comhbo.net/mental_energy/index.html
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  こんぼ亭DVDシリーズ
  『新しい治療法をめぐる冒険
    ~統合失調症の研究はドラマに満ちている~』
   出演:糸川昌成(精神科医)
   10/31まで特別割引価格で販売中!
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 糸川先生は、新しい統合失調症治療薬を開発しています。新しい薬のことは、全国各地で話題となっていて、講演会は全国各地で開催されています。なぜそれほど話題になるのか? それには、理由があります。この新しい薬は、これまでの薬とはまったく違う発想の薬だからです。
 糸川先生の講演会が話題となっている、もう一つ大きな理由があります。糸川先生のお母様は統合失調症で、先生は成人になるまで、そのことを知ることはできませんでした。そして、いま、糸川先生は、「母探しの旅」を始めました。こんぼ亭では、初めてその「母探しの旅」そして、お父様との奇跡のような物語を語ってくださいました。
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 特別割引価格で販売中
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 このDVDは、税込みで3780円(3500円+税)ですが、2014年10月31日までにお申し込みいただきますと、3240円(3000円+税)で、お求めになれます!
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 DVD (124分)
 『新しい治療法をめぐる冒険
  ~統合失調症の研究はドラマに満ちている~』
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 ●抗精神病薬は脳に作用するが、魂は治さない●
 【出演】
 ○糸川昌成(東京都医学総合研究所)
 ○島本禎子(杉並家族会)
 ○宇田川健(NPO法人コンボ)
 《ご案内》伊藤順一郎(国立精神・神経医療研究センター)
 【ご注文】
 コンボのHP(下記)からご注文いただけます。また、FAX、お電話でも承ります。
 https://x172.secure.ne.jp/~x172042/shop/main.cgi?mode=cart&sid=1&g1=DVD&g2=
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このビデオの内容
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●このDVDは、NPOコ法人ンボが2014年4月5日に開催した「こんぼ亭(わかりやすいメンタルヘルス講座)」の「新しい治療方法をめぐる冒険~統合失調症の研究はドラマに満ちている~」を収録したものです。
【第1部】
糸川昌成:臨床家がなぜ研究をするのか(97分)
【第2部】トークセッション(27分)
糸川昌成×島本禎子×宇田川健×伊藤順一郎
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 講演会に参加された方たちの感想
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●症状に意味があるということ、その人の文脈を理解し、腑に落ちる形で描けた時、人は回復できるという最後の方のお話ですごく共感しました。
●現在入院中の娘を持つ親として糸川先生のお話しは、涙なくしては聞けませんでした。娘との対応に何か光をみいだせそうなそんな気がしました。ありがとうございました。
●脳は薬で治せても、心は物語によってしか癒せない。それが一番インパクトが大きかった。息子や私、妻、娘、家族の物語でもあるのだろうか?

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 コンボ★イベント
 最 新 情 報
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  ◎学校MHL教員向けセミナー◎
  【日時】2014年10月11日(土)
  【会場】ウイリング横浜 5階501研修室(神奈川県横浜市港南区上大岡西1-6-1)
  ☆詳細はコンボのHPから
  → http://www.comhbo.net/event/report/report_20140807.html
  ◎こんぼ亭第23回月例会◎
  ~申込受付中!~
  『住まいをめぐる支援~一人で暮らす方法~』
  【日時】2014年10月18日(土)12:30開場 13:00~15:30
  【会場】グリーンパレス(東京都江戸川区松島1-38-1)
  【出演】阪井ひとみ(阪井土地開発株式会社;2013年度リリー賞受賞者)、
     高野公男(千葉県市川市家族会「松の木会」)、黒川常治(当事者)
  ☆詳細はコンボのHPから
  → http://www.comhbo.net/event/report/report_20140805.html
  ☆チラシはこちらから
  → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/20141018_23_remedy_flyer.pdf
  ◎こんぼ亭第24回月例会◎
  ~申込受付中!~
  『うつ病に効く食生活と運動』
  【日時】2014年11月22日(土)12:30開場 13:00~16:00
  【会場】なかのZERO 小ホール(東京都中野区中野 2-9-7)
  【出演】功刀浩(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所)、
      阿部裕二(国立精神・神経医療研究センター 栄養管理室)、ほか
  ☆詳細はコンボのHPから
  → http://www.comhbo.net/event/report/report_20140805.html
  ☆チラシはこちらから
  → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/20141122_24_remedy_flyer.pdf
  ◎PNPP in 札幌◎
  ~申込受付中!~
  『ピア・ネットワーク・プロモーション・プロジェクト in 札幌』
  【日時】2014年11月28日(金)13:00 ~ 16:00(12:30受付開始)
  【会場】かでる2・7(北海道立道民活動センター) 1060会議室(札幌市中央区北2条西7丁目)
  ☆詳細はコンボのHPから
  → http://www.comhbo.net/event/report/report_20141128.html
  ☆チラシ(申込用紙つき)のダウンロードはこちらから
  → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/pnpp_sapporo.pdf
○===============================○
  コンボの活動にご協力をお願いします
○===============================○
 さまざまなイベント・研修会や情報提供など、NPO法人コンボの活動は、皆さまからのご理解・ご協力に支えられています。コンボへの皆さまのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
 【賛助会員として】
   ☆会費は1年間5,000円です
   ☆賛助会員のお申込みはこちらから
    → https://x172.secure.ne.jp/~x172042/support_member_apply/main.cgi
 【書籍・DVD等の購入を通じて】
   ☆詳しくはこちらから
    → https://x172.secure.ne.jp/~x172042/shop/main.cgi?mode=cart&sid=1
 【寄付を通じて】
   ☆詳しくはこちらから
    → http://www.comhbo.net/main/content003.html
 ※賛助会員のお申込み、書籍・DVD等のご注文、ご寄付はお電話・ファックス・郵送でもお受けしております。
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  《競輪 RING!RING!プロジェクトの補助を受けています》
   「こころの元気+」の制作&PNPP(ピア・ネットワーク・プロモーション・プロジェクト)
  《日本財団の助成を受けています》
   ACTチームへの調査及びアウトリーチ支援に係わるスタッフ養成事業
○===============================○
●「こころの元気+」最新号の情報はこちらからご覧になれます。
http://www.comhbo.net/mental_energy/index.html
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特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)
Website: http://comhbo.net
Twitter: http://twitter.com/#!/comhbo/
  〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1 トノックスビル2F
  TEL: 047-320-3870 FAX: 047-320-3871
  EMAIL: info@comhbo.net (コンボ広報チーム)
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下記のサイトより過去のお知らせメール便がご覧になれます。
http://comhbo-mail.blogspot.com/
by open-to-love | 2014-10-06 20:48 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
コンボお知らせメール便:ピア活動アンケート&道交法改正の意見募集

盛岡ハートネットのみなさま

 こんにちは、コンボ広報チームです。本日はまたまたアンケートのお願いです。また、道路交通法改正について、警察庁が一般より意見を募集していますので、そちらのサイトについてもご案内いたします。

 ★今回ご紹介するのは★
   (1)  ピア活動についてのアンケートのお願い
   (2)  道路交通法改正についてパブリックコメント募集中
   (3)  コンボイベント最新情報
   (4)  コンボ出展スケジュール

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  ピア活動についてのアンケートにご協力ください
    ~2月いっぱい~
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 このたびNPO法人コンボでは、全国で当事者(ピア)活動をなさっている方たちを対象として、その活動状況を把握するためにアンケート調査を実施することとなりました。
 これまで十分に知られていなかった精神障がいを持つ人のピアサポートグループ(*)の運営状況や課題などをお聞きすることで、より効果的な情報共有のあり方や グループ運営の方法などを検討する基盤づくりを目的におこないます。
 この調査が最終的にめざすものは、日本のピアサポートグループ活動の活性化です。そのために私たちはこの調査資料を分析してこれからのピアサポート活動のあり方を検討するほかに、いただいた情報をデータベース化してウェブサイトに載せ ることで、ピアサポートグループ同士のさらなる交流の深まりをはかりたいと考えます。
 またそれによってこれまで情報が届かなかった障がいをもつ方々への情報アクセス をよくしたいと思います。どうぞこの調査の趣旨をご理解いただき、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 当事者活動の情報をより多く収集し、情報の共有化をはかるために、皆さま方には、このアンケートにご回答いただくとともに、ご存知のピアサポートグループにこの調査票をコピーして配布いただいたり、メールでの転送をお願いできると幸いです。
 なお調査結果については統計的な分析をした上で、ご回答いただいたすべての会にお知らせいたします。なお情報の開示・非開示につきましては、アンケート票上の 項目に記載いただくことで提供いただいた情報を管理させていただきます。
 ご多忙中のところ恐れ入りますが、本調査にご協力いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。

 *本調査で使用する「ピアサポートグループ」という言葉は、精神障がいを持つ人が主体的に企画・運営し、グループ名があり、代表者(共同代表・世話人などを含む)がいるグループのことを指します。

 ★当事者活動についてのアンケートのお願い(コンボHP内)
 http://www.comhbo.net/new/report/report_20130131.html

 ★アンケートは、こちらからご記入ください。
 http://www.comhbo.net/2012/ws/

【お問い合わせ】
NPO法人コンボ
〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1 トノックスビル2F
Tel 047-320-3870/Fax 047-320-3871
http://comhbo.net

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  ★ご存知ですか?★
  道路交通法改正についてパブリックコメント募集中(警察庁)
    ~2月いっぱい~
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 警察庁は2月14日、道路交通法改正試案を公表しました。開会中の通常国会に改正案を提出する予定ですが、その前に国民から意見を募集するとして、パブリック コメントを募集しています。募集期間は2月28日まで。

 ★パブリックコメントの詳細・問い合せ先(警察庁)などは、下記サイトをご覧ください。
 http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=120130004&OBJCD=&GROUP=
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【道路交通法改正試案について】
 「一定の病気に係る運転者対策」では、免許取得者に病状に関する質問制度を導入。統合失調症、てんかん、再発性の失神、無自覚性の低血糖症、躁病、うつ病を含む躁うつ病、重度の眠気を伴う睡眠障害などについて、該当する運転者の免許効力を一時的に停止する。虚偽の回答には罰則を科す。
 こうした情報を知る医師についても、守秘義務に特例を定め、公安委員会に対して情報を届け出る制度を整備する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 また、法務省でも、 危険運転致死傷罪と自動車運転過失致死傷罪の間に位置づける「準危険運転致死傷罪(仮称)※」の新設を盛り込んだ刑法改正を予定しており、特定の病気を対象にすることが検討されています。今国会中にも法案提出をめざすとしています(1月16日発表)。

 ※政令で定める病気の影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で自動車を運転する行為(「政令で定める病気」としては、具体的には統合失調症、てんかん、再発性の失神、躁うつ病(そう病及びうつ病を含む)などを想定)

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  コンボ★イベント
  最 新 情 報
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◎「元気+サークルズ@清瀬」2月の予定◎
 【日時】2月24日(日)15:00~17:00
 【会場】清瀬市けやきホール 2階 第3会議室
   ☆詳細はコンボのHPから
   → http://www.comhbo.net/event/report/report_20130215.html

◎アウトリーチセミナー◎  明日!※当日参加できます
 『被災地におけるアウトリーチ』
 【日時】2月22日(金) 13:00~16:00
 【会場】仙台市福祉プラザ ふれあいホール(宮城県仙台市青葉区)
   ☆詳細はコンボのHPから
   → http://www.comhbo.net/event/report/report_20130222.html
   ☆チラシのダウンロードはこちらから
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/20130222_outreach.pdf

◎こんぼ亭第14回月例会◎  明後日!※当日参加できます
 『不眠はみんなの悩み~眠れないあなたに捧げる~』
 【日時】2月23日(土)12:30開場 13:00~15:30
 【会場】北とぴあ つつじホール(東京都北区)
   ☆詳細はコンボのHPから
   → http://www.comhbo.net/event/report/report_20121217.html
   ☆チラシのダウンロードはこちらから
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/121217_14_sleep_trouble_flyer.pdf

◎『ピアサポートフォーラム』◎
 【日時】3月2日(土) 13:00~17:00
 【会場】中央大学駿河台記念会館(東京都千代田区)
   ☆詳細はコンボのHPから
   → http://www.comhbo.net/event/report/report_20130302.html
   ☆チラシのダウンロードはこちらから(裏面が申込用紙になっています)
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/201303_piasupport_flyer.pdf

◎第9回精神障害者自立支援活動賞(リリー賞):表彰式◎
 【日時】3月8日(金) 13:00~16:30
 【会場】ベルサール八重洲(東京都中央区)
   ☆詳細はコンボのHPから
   → http://www.comhbo.net/event/report/report_20130308.html
   ☆チラシのダウンロードはこちらから
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/201303_lilly_flyer.pdf

◎ピア・ネットワーク・プロモーション・プロジェクト(P.N.P.P.)◎
   ☆詳細はコンボのHPから
   → http://www.comhbo.net/event/report/report_20130202.html

 『PNPP@富山』
 【日時】3月10日(日)13:00 ~ 16:00
 【会場】富山県民共生センターサンフォルテ / 303&304研修室(富山県富山市)
   ☆チラシのダウンロードはこちらから
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/PNPP_toyama.pdf

 『PNPP@大阪』
 【日時】3月14日(木)13:00 ~ 16:00
 【会場】大阪市立総合生涯学習センター(大阪市北区)
   ☆チラシのダウンロードはこちらから
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/pnpp_osaka_201302.pdf

 『PNPP@名古屋』
 【日時】3月26日(火)13:00 ~ 16:00
 【会場】日本福祉大学名古屋キャンパス(名古屋市中区)
   ☆チラシのダウンロードはこちらから
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/pnpp_nagoya_201302.pdf

◎高森信子氏研修会◎ 事前申込締切:3/10
『相談支援のコミュニケーション技術
~コミュニケーションが難しいと感じるときの対応について~』
 【仙台会場】3月18日(月) エル・パーク仙台セミナーホール
 【福島会場】3月19日(火) 二本松市市民交流センター
   ☆詳細はコンボのHPから
   → http://www.comhbo.net/event/report/report_20130318.html
   ☆チラシのダウンロードはこちらから
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/20130318_takamori_chirashi.pdf
   ☆申込用紙のダウンロードはこちらから(両会場共通)
   → http://www.comhbo.net/event/pdf_data/20130318_takamori_moshikomi.pdf
    ※福島会場が「コラッセふくしま」から「二本松市市民交流センター」に
    変更となりました。

◎こんぼ亭INTERNATIONAL◎
 『むかしMattoの町があった』上映会&トークライブ!
 【日時】3月23日(土)
 【会場】かつしかシンフォニーヒルズ(東京都葛飾区)
   ☆詳細は近日中にコンボのHPにアップいたします

◎こんぼ亭第15回月例会◎ 事前申込締切:4/19
 『iPS細胞の研究は精神疾患の治療に何をもたらすのか』
 【日時】4月27日(土)
 【会場】葛西区民館(東京都江戸川区)
   ☆詳細は近日中にコンボのHPにアップいたします

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◎コンボ出展スケジュール◎
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★コンボのブースにぜひお立ち寄りください!お待ちしております。

◎NHKフォーラム◎
「統合失調症を生きる ~病とともに 自分らしく~」
【日程】3月17日(日)
【会場】新都市ホール(神奈川県横浜市西区)
【ウェブサイト】 http://www.forum-nep.com/tougou/
 ※応募多数のため、参加申込は締め切っているそうです
***********************************************************
以下のリンクから「こころの元気+」創刊号が無料でダウンロードできます。
http://comhbo.net/mental_energy/pdf_data/genkiplusno1_2.pdf

特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)
Webpage: http://comhbo.net
Twitter: http://twitter.com/#!/comhbo/
〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1 トノックスビル2F
TEL: 047-320-3870 FAX: 047-320-3871
EMAIL: info@comhbo.net (コンボ広報チーム)

下記のサイトより過去のお知らせメール便がご覧になれます。
http://comhbo-mail.blogspot.com/
by open-to-love | 2013-02-22 22:03 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
コンボお知らせメール便:「アンチスティグマ」をテーマにした国際会議が日本で開催

盛岡ハートネットのみなさま

 こんにちは。コンボ広報チームです。今日は来年2月に開催される国際学会のお知らせをお送りします。コンボも後援しています。
★今回ご紹介するのは★
  (1) 第6回世界精神医学会アンチスティグマ分科会国際会議
  (2) 『こころの元気+』編集部から引続きアンケートへのご協力のお願い
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  第6回 世界精神医学会 アンチスティグマ分科会 国際会議
   ~テーマ:こころの絆 わたしたちのリカバリー~
    2013年2月12日(火)~ 14日(木)
●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●
 アンチスティグマ(精神障害者に対する偏見是正活動)を真正面からとりあげる国際会議が日本で初めて開催されます。アンチスティグマにご関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
 その前に… 「アンチスティグマ」って何でしょう?
 以下は、大会会長である高橋清久さん(公益財団法人精神・神経科学振興財団理事長)のご挨拶文より抜粋したものです。高橋さんは、毎年夏の終わりに行われる リカバリー全国フォーラムの「アンチスティグマとリカバリー」という分科会の仕掛け人(?)であり企画担当者でもあります。

★高橋清久さんからのメッセージ★
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  第6回世界精神医学会アンチスティグマ分科会国際会議が
        日本で開催されるにあたって
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  「スティグマ」とはもともとはギリシャ語で、奴隷や犯罪者の身体に刻印された 徴(しるし)の意味です。日本語では恥辱、汚名、烙印などと訳されます。また「レッテル貼り」と訳す場合もあります。
 ある人が社会と交わろうとする時、その人が私たちとは違っている、という理由で交わることを拒否された時、「スティグマ化」されたと言います。
 スティグマ化はそれを知らないのに(無知)、先入観を持って受け入れてしまうことによります(ステレオタイプ=紋切型な考え方)。拒否的なステレオタイプはある集団に対して偏見を持ち、それを差別したり、排除したりすることに繋がります。
 精神障害を持った方々は「危険である人」、「何をするかわからない人」、といっ た、不当に不名誉なレッテルを貼られ、「スティグマ化」された典型的なものです。
 「アンチスティグマ」は無知な人々に対して正しい知識を提供し、ステレオタイプ化した考え方に働きかけて、適切な理解、そして態度・行動に変えていく努力をすることを意味します。
 すなわち、アンチスティグマ国際会議は、精神障害に対する偏見や誤解をただし、精神障害を持った方々の人権を確保し、リカバリー(回復)を促進することを、 目的とした会議です。
 アンチスティグマを真正面から取り組もうとする国際会議が日本で開かれるのは、今回が初めてです。当事者、家族、支援者、関係者、一般市民が集まって、アンチスティグマ活動をどのように進めていけばよいかを考えたいと思います。
 また、外国での進んだ活動についてのいろいろな情報を学び、今後の活動に生かしてゆきたいと思います。
 初日の開会式後の特別講演にはNHKテレビで拝見するハーブ研究家のベニシア・スタンレースミスさんの特別講演があります。ベニシアさんの娘さんが統合失調症を持っておられます。
 皆さん、ふるってご参加ください。
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
【日時】2013年2月12日(火)、13日(水)、14日(木)
【会場】砂防会館(東京都千代田区 地下鉄永田町駅徒歩1分)
  アクセス→http://www.congre.co.jp/anti-stigma2013/ja/access/index.html
【プログラム】(予定)
  基調講演・特別講演・シンポジウム・一般演題(口演・ポスター)・ランチョンセミナー
  詳しくはこちらから
  →http://www.congre.co.jp/anti-stigma2013/ja/greetings/index.html
【参加登録費】
 ○早期事前参加登録(2012/7/13~12/20):
   医師 15,000円、医師でない専門家 10,000円、
   非専門家(当事者、家族、学生、一般参加者など)3,000円
 ○事前参加登録(2012/12/21~2013/1/15)および
   当日登録(2013/1/16以降&当日):
    医師 17,000円、医師でない専門家 12,000円、
    非専門家(当事者、家族、学生、一般参加者など)3,000円
【申込方法】
会議ホームページ(http://www.congre.co.jp/anti-stigma2013/)の日本語サイト内 「参加登録」ページよりお申込みください。
【お問い合わせ先】
第6回世界精神医学会アンチスティグマ分科会国際会議運営事務局
株式会社コングレ内
〒102-8481 東京都千代田区麹町5-1 弘済会館ビル
TEL:03-5216-5318 FAX:03-5216-5552
e-mail: anti-stigma2013@congre.co.jp

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 『こころの元気+』編集部から
 ストレスに関するアンケートへのご協力のお願い(引続き)
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 10/23のメール便で皆様にご協力をお願いした、みなさまのストレス解消方法についてのアンケート、まだまだ募集しています。皆さまどんどんご回答ください。 よろしくお願いいたします!
【回答方法】
下記にアクセスしてください。アンケートのページが開きますので、どんどんご記入ください。 → http://enq-maker.com/cwfkM6Q
 ●どんな立場の方でもご回答いただけます。
 ●お一人様1回のご回答でお願いしております。デイケアや施設の場合で、複数人数の場合は、お一人ずつ、ご回答ください。
 ●回答者数が1000人に達した時点で、募集が自動的にストップいたします。

 結果は、『こころの元気+』2013年2月号で、ランキング発表をいたします!お楽しみに!
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以下のリンクから「こころの元気+」創刊号が無料でダウンロードできます。
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特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)
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by open-to-love | 2012-12-01 23:16 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
コンボ「こころの元気+」18号(2008年8月)特集「偏見をなくしたい」

特集1 危険な人? 仕事ができない? とんでもない病気になった?

■私たちが体験したいろいろな偏見■

■学校時代の偏見

□自分をさらけ出す勇気(茨城県・女性)

 私が通っていた大学は、保健センターに精神科が常設されているほど、うつ病などの患者の多い大学でした。
 ところが、心理学部や教育学部、医学部など、一部の学部を除いては、精神疾患についての知識や理解は、ゼロといってよいほどの大学でした。
 ですから、友人たちに、「病気でつらいから○○できない」と伝えても、「あら、そう」、「だから何よ」といった反応が多く、偏見というよりもむしろ関心すら得られませんでした。
 教官たちの中には、「そんなの理由にもならない」「気の持ちようだ」などと、まるて専門書の「精神病患者に言ってはいけないこと」を地でいくような教官もいました。
 精神疾患にかかると、喜怒哀楽のなかで「怒」の感情が真っ先に消えると聞いたことがありますが、当時の私は、まさにそんな状態でした。
 ですから、心ない言葉や反応を示されても、「自分が悪いんだ」とすべて自分で抱え込み、自己嫌悪に陥り、部屋で一人泣いてばかりでした。
 そこで、思い切って、ホームページ(現在はありません)で自分の病を打ち明けてみました。すると、意外にも、疎遠にしていた友人などが「どうしてもっと早く言ってくれなかったのか」と心配してくれたのです。
 自分をさらけ出す勇気。それが、地道な、草の根運動のようですが、自分のまわりにはびこる偏見をなくす、もっとも大切な、最初のステップではないでしょうか。

□一冊の本との出会い(千葉県)

 私は現在34歳なので、義務教育を「昭和」の時代に過ごしました。
 「昭和」の時代というのは、精神障害者は一生精神病院にいるのが常識のようになっていました。
 そうした社会環境の中にあって、私自身ある書物を読むまでは、精神病患者というのいは、「不気味、恐ろしい」といった、社会の「常識」にとらわれていました。
 でも、私はそんな偏見は持たずに精神科の門をたたきました。
 なぜ、偏見だらけの私がそうできたのでしょうか。「平成」に入り、私も高校生になり、いわゆる「自我の目覚め」とでもいうのでしょうか、哲学や心理学に興味がわいてきました。
 その中で、ある本に出会ったのです。相場均著「性格ー素質との闘い」中公新書(残念ながら今は絶版のようです)。
 この1冊で、私の精神病への偏見は(完全ではありませんが)なくなりました。精神分裂病(当時)とはどういう病気か、40年以上前に書かれたとは思えない、非常に高い倫理観で書かれていたのです。
 その後、精神医学の本なども読み進め、病気への理解も深まりました。
 さて、今になって思うのは、学生時代に、精神病について正しいことを教えてくれた教師というのはいなかったな、ということです。
 むしろ病気の人を差別し、嘲笑する教師が多かったな、と感じます。
 「誰もが不審者」などという、管理社会になりそうなご時勢ですが、精神病への理解がどうすれば深まるか、まずは教育から考えなければいけないと思います。

□「君だけのベッドじゃないねん」(奈良県 男性)

 私は高校生のときに病気になりました。まったく勉強ができなくて、世間の冷たい風だけが身にしみる20年前のことです。
 1年365日ありますが、180日休みました。毎日、保健室で6時間寝ていましたが、保健室の先生も精神障害にはまったく理解に乏しく、その頃に言われた言葉があります。「○○君、君だけのベッドじゃないねん。寝るんだったら家の人に迎えに来てもらって寝てくれる?」と冷たくあしらわれました。
 保健室に行くたびに思い出すのは、担任の先生に「がんばれよ」と言われたことです。
 その頃は、自分で薬をのむことができなかったので、友だちが僕をからかってきました。奈良医大に通院しながら、朝、昼、夕方、夜間診療に受診に行き、点滴や注射を2回打ってもらいながら意識のないまま受験勉強をしていたのを覚えています。
 友だちにノートを借りたことをきっかけに、陰口で「何で俺よりも成績がいいんだ! みんなあいつにノートを貸すなよ」などと言われていましたが、自分に言われていたことも覚えていないぐらい薬を飲んでいました。
 ある日、担任の先生が胃潰瘍で手術するときに見舞いに行きました。
 「よく来たね。私も君と同じぐらいの痛みを背負っているんだよ。だから君もがんばれよ」
 と言われました。
 絶対に卒業式に出られるようにと、死ぬ思いをしながら病気と戦っていたのを今も覚えています。そして卒業式に出ることができました。お世話になった先生へのお礼の思いで涙が止まりませんでした。

■社会に出てからの偏見

□病気を言い出せないことは詐欺?(千葉県)

 私が本格的に心の病になったのは就職してすぐでした。
 かれこれもう20年前なので今よりも、ずっと「心の病い」への認識度が低く、しかも偏見も多かったのです。
 第一、当時かかっていた精神科医さえ、付き添いの母に「がんばらせてください」と言ったのですから! 本人はがんばって、がんばって、もうがんばれない限界を越したからこうなったのに。
 やっとのことで就職して、がんばっても仕事や人間関係がうまくいかず、そのうち一人の同僚に自分の病気のことを話したらそれが広まり、皆がよそよそしくなりました。仕事のミスも私のせいとして上司に報告され、ついにある日上司に呼ばれて、「君がいると皆が仕事しずらい。ミスの後始末など迷惑がかかるから辞めてくれ」と解雇されてしまいました。
 私は確かに仕事は遅かったけど、そう言われるほど多くのミスはしていません。でもいくら訴えても病気のクセに、と信じてはもらえませんでした。
 上司に、私の病気のことや仕事で迷惑していると訴えた人が、私が職場で一番先に仲よくなった人だと知ったのは後のことでした。
 私の場合は軽度で、普通に生活はできるので支援も受けておらず、少量の薬とカウンセリングに通っていて、先生からも「軽い仕事ならできる」と言われたので、面接のときに特に言わなかったのですが、「面接のときに言わなかったのは詐欺だ」とまで言われました。
 では言っていたら採用したのでしょうか。いえ、真っ先に落とされていたはずです。私を首にしたときのあの上司の蔑むような目が忘れられません。
 内心では私に同情してくれていたらしい人たちにも、同様に見られるのが怖いらしくて何も言ってくれませんでした。今はだいぶ世間的認知度も高まりましたが、まだまだ「引け目」を感じるような雰囲気が社会にはあり、肩身が狭いです。
 理想は、病気のことをきちんと話して理解してもらったうえで、できる範囲の仕事から始めることですが、それはむずかしく、今も3年のブランクのわけを聞かれてごまかしている状態です。
 早く心の病の人も、偏見なく社会に共存できる世の中になればいいなと願ってやみません。

□病気を理解してくれる会社に出会う(大阪府・男性)

 私はうつ病の45歳の男性です。
 私の偏見の体験は、私の再就職活動のときです。「うつ病」は精神疾患で他の障害(知的障害・身体障害)に比べて、世間からみると障害者雇用としてもいやがられているのが、いろいろな体験でわかりました。
 一つは、インターネットの情報の中に、同じようにうつ病になって求職活動して、履歴書を90社ほど出したが、いい返事がもらえないという体験を見つけたこと、もう一つは実際にあるハローワークの障害者担当者に私がうつ病を開示して就職したいと伝えたところ、「うつ病の人はむずかしいですね」と言われてショックを受けたこと、などです。
 結局、別のハローワークで比較的うつ病についても理解がある障害者担当者に出会え、「うつ病を理解してくれる、または同じ病気で採用経験がある会社に出会うとうまくいきますよ」と言ってもらえて少し自信がもてました。
 このような情報・偏見の中で、私は再就職活動をするのに慎重になり、6カ月はかかるのかもしれない、それでも就職できないときには、「精神疾患を持つ人の就職活動を支援してくれる作業所」に通おうとまでも考えました。
 でも、運がよかったのか、就職活動して1カ月後にうつ病を理解して、配慮してもらえる会社に就職できました。
 皆さんのなかで就職活動をされている方は、「うつ病を理解してくれる、または同じ病気で採用経験がある会社に出会うとうまくいきますよ」の言葉を信じて活動してください。

□偏見のある会社、ない会社(奈良県・男性)

 以前、働いていた会社での出来事です。
 私は、会社の面接の時、障害をクローズにして入社しました。しかし、仕事量に限界があったため、思い切って社長に、精神疾患であることを打ち明けました。
 社長は、「私は、あなたを障害者としてみず、普通の人と同じように接します」と言われました。内心ほっとしました。
 しかし、それから1カ月後、態度が急変して、「障害を持っていたら結婚できないで、私やったら障害者と結婚するのはいやや。精神障害者はたたくから、女性のヘルパーは連れて行かれへんねん」と、平気な顔をして言ってのけたのです。
 唖然として、返す言葉がありませんでした。回答を求められた私は、反論もできず、「あっ、はい…」とだけしか言えませんでした。
 今思えば、そこで反論したらよかったのですが、病気になってからの初めての正社員で、働けるチャンスをつぶしたくないという思いから、言えませんでした。その後、自分自身の精神状態が悪化し、仕事を辞めてしまいました。
 介護職という立場の人間が、このような発言をしていることには、本当に悲しく思います。すべての介護職の人がそうではないと思いますが、現実にこのような人もいるのです。
 今現在は、会社をかえて、理解のある介護の現場で働いています。今の職場の社長に話すと、憤慨されていました。偏見のある会社と、ない会社とでは、雰囲気からして違います。人を助ける人間が、はたしてこれでよいのでしょうか?

□前向きに生きる姿を見せる(広島県)

 わが国では、日本国憲法により、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、個人の尊重、生命、自由、幸福追求の権利が、尊重されています。
 社会福祉法においても、その流れから、私たち、精神疾患者についても、いろいろと、優遇されている記述もあります。
 と、えらそうなことを、冒頭に書きましたが、みなさんのなかで、どれだけの人が、この国や地方自治体等の優遇措置を、ご存知でしょうか?
 そういう私も、まだまだ、知らないことが一杯あるのですけれど。
 「偏見」という言葉は、単に精神障害者に限ったことではないと思いますが、私が、自分が健常者であったとする記憶の限りでは、私自身も他者に対して、少なからず偏見の目を持っていたのも事実です。
 それだけに、自分が、精神疾患から、初めて精神科へ緊急入院させられたときは、恥ずかしい話ですが本当に屈辱に近いものを感じたぐらいでした。一般社会から、隔離された特殊な世界。「なぜ、私はここにいるのだろう」と嘆く日々。意識が、正常に戻れば戻るほど、その思いは、強かったです。これは、自分自身に対する精神疾患への偏見そのものだったと思います。
 そして、現在。自分の病気を素直に受け入れ、家庭、病院、福祉クラブ、友人、知人等周囲の方々との協力、連携、温かい眼差しを感謝する日々をおくっています。
 「前向きに生きる姿」を見せることは、必ずや精神疾患に対する誤った認識を持つ方々への理解を得るときが来るのではと思い、毎日を懸命に生きてみようと考えるようになりました。
 そして、思います。金子みすずの詩ではありませんが、「みんなちがって、みんないい」。
 こんな私でも、がんばって生きてるよ、と胸を張って生きていたいです。
by open-to-love | 2008-08-18 21:26 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
社会不安障害を「社交不安障害」に…精神神経学会が用語改定

 日本精神神経学会は、社会不安障害を「社交不安障害」に、行為障害を「素行障害」に変えるなど、誤解や偏見を招きやすい用語の改定を決めた。人格障害は「パーソナリティ障害」、外傷後ストレス障害(PTSD)は「心的外傷後ストレス障害」とする。約20年ぶりに改定した「精神科用語集第6版」を近く発行する。

「こころの元気+」18号(2008年8月)「ココプラ」コーナー
by open-to-love | 2008-08-18 20:40 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
※社会学における「精神病」について、アンソニー・ギデンス『社会学 改定新版』から紹介します。「精神病の社会学的研究は、精神科医が用いる診断の範疇の精確さについて疑問を提起し、精神病を治療するはずの措置そのものによって、精神病になることを『学習する』人たちがいることを指摘してきた。おそらくレッテル貼りが、この点で重要な役割を果たしている」と要約されています。
 まずは、目次から。

アンソニー・ギデンス著、松尾精文ら共訳『社会学 改定新版』
(1992年第1版、1993年改定新版、而立書房)

第1部 社会学序説

第2部 文化・個人・社会的相互行為
 文化と社会
 社会化とライフ・サイクル
 社会的相互行為と日常生活
 同調と逸脱
  逸脱とは何か?
  規範と賞罰
  法律、犯罪、懲罰
  逸脱をどう説明するか?
  犯罪と犯罪統計
  監獄と懲罰
  ジェンダーと犯罪
  富者と権力者の犯罪
  組織犯罪
  被害者なき犯罪
  精神病の概念→ここです!
  施設収容と脱施設化
  逸脱と社会秩序

 ジェンダーとセクシュアリティ

第3部 権力の構造

第4部 社会制度

第5部 現代世界の社会変動

第6部 社会学の方法と理論


以下、当該部分です。


■精神病の概念■

 国家が基本的に関係し、また収容施設型組織の使用もともなう、2つ目の主要な逸脱行動の領域は、精神病である。精神異常が精神の「病」であるとする観念は、すでに言及したように2世紀ほど前に始まった。それ以前の時代には、今日であれば精神に障害を負うと見なされるような人が、病人というより、「ものに取りつかれた人」とか「手に負えない人」、「ふさぎ込んでいる人」と判断されていたのである。

□精神病と神経症

 精神異常が次第に病気と見なされるようになるにつれて、その身体的原因を理解しようとする試みが始まった。現代の精神科医の大多数は、少なくとも精神病のいくつかの形態には身体的原因があると考えている。また、いろいろな種類の精神障害を特定するために、標準化された診断基準マニュアルも用いている。精神科医は、精神障害を主に2つの範疇、精神病と神経症に分類する。精神病は、現実感覚の障害を伴う、最も重い精神障害と見なされている。精神分裂病は、精神病のなかでも最も一般的に認められる形態で、精神分裂病と診断された人は、精神病院の入院患者のかなりな割合を占めているのである。精神分裂病を特徴づける症状には、一見筋の通らなかったりまとまりのなkかたちで話をするとか、幻視や幻聴がある、誇大妄想や被害妄想をいだく、周囲の状況や出来事に対する感応が遅い、といった点があげられる。
 神経症という障害は、ほとんどの場合その人が日常生活を営むのを妨げるものではない。神経症に分類される行動の主な特徴は他人にはごく些細に見えるようなことがらに対する徹底した不安である。たとえば、知らない人と初めて会う時や、バスや自動車、飛行機で旅行することを考えた時に、極度の不安を感じる人がいる。神経症の症状には、その活動をしないと気持ちがおさまらなくなる≪強迫的≫活動を伴う場合もある。たとえば、毎朝ベッドの整頓を30回も40回も繰り返してからでないと、満足してほかの家事に移れない人もいるのである。

□身体治療

 過去1世紀の間に、精神病に対し多種多様の身体治療が試みられてきた。主要な精神障害(特に精神分裂病)の生理学的基盤が発見されたという主張も、繰り返しなされてきた。しかし、精神病の身体治療にしても、精神病には特定可能な生物学的基盤があるという主張にしても、ともに問題があることが明らかにされてきた。精神分裂病に用いられる身体療法には、後に電気けいれん療法(ECT)に代わったインシュリン・ショック療法と、前頭部頭葉白質切断術(脳の特定部分間を結ぶ神経線維の外科的切断)がある。インシュリンショック療法では、患者は、短時間ではあるが強烈なけいれんを起こし、その後記憶喪失状態が数週間から数カ月間続く。それが終われば理論上は常態が回復される。多くの人が、この処置法を野蛮な懲罰形式とほとんど変わらないと考えるようになってきたとはいえ、この処置法は-今日では分裂病よりもうつ病に適用されるのが一般的であるが-いまだに用いられている。
 白質切断術は、1935年に、ポルトガルの神経科医アントーニオ・イガス・モニスが導入し、一時期多くの国で幅広く利用されてきた。この方法の有効性を支持する主張は数多くみられたが、多くの患者が顕著な知能的能力の低下を示し、無感動なパーソナリティを発達させることが明らかになった。そのため、この方法は1950年までに-ひとつには、精神安定作用をもつ新しい薬の発見もあって-ほとんど使われなくなったのである。これらの薬は、今日精神分裂病等の精神障害に非常に広く用いられている。そうした薬は-たとえ、なぜ効くのかは誰にも明確にはわからないとしても-患者がより広い社会のなかでうまく生きていくのを困難にする症状を鎮静させるという意味で、ある程度「効く」ことは疑いない。しかしまた、この限定された点に関しても、これらの薬がどの程度有効かをめぐって論争が続いているのである(Scull,1984)。

□精神病の診断

 かりに薬が精神病にはっきりした効果を生むとしたら、それは驚くべきことであろう。なぜなら、精神医学で用いられる診断の範疇は、まったく信頼できないからである。その点に関する最も説得力のある指摘のひとつを。、D・L・ローゼンハンがおこなった精神病院への入院許可に関する研究に見出すことができる(Rosenhan,1973)。この調査では、精神的に健康な人間8名が、米国の東海岸と西海岸にあるそれぞれ別の精神病院の入院受付窓口を訪れた。8人とも自分の職業上の経歴を偽り、自分達が心理学の専門訓練を受けていたことを隠した。しかし、その他の点では個人的履歴を変えたりはしなかった。8人は何か声が聞こえると言い張った。
 全員が精神分裂病と診断され、入院した。8人は、入院するとすぐに正常な行動に戻った。入院患者たちは、この人たちが偽の患者であることにちゃんと気づいたが、この8人の研究の協力者たちは、全員自分の体験を常時かつ公然と書き記していたが、病院職員はこの筆記行動を病理的行動のたんなる様相と見なした。8人の入院期間は7日から52日に及んだが、結局それぞれ精神分裂病が「寛解した」という診断を受けて退院した。ローゼンハンが指摘するように、「寛解した」という言い回しは、偽患者の正常性が認められたという意味ではなかった。なぜなら、8人の入院の正当性について疑問が出されたことは一度もなかったからである。
 この研究には批判があり、またこの研究結果は時として主張されてきたほど劇的なものであったかどうかは明確ではない。研究協力者たちに関する看護報告は、この人たちが「異常な徴候を少しも示していない」と指摘していた(Rosenhan,1973)。入院期間は、おそらくほとんど何も示唆していない。なぜなら、当時米国の精神病院では、すぐに退院することは困難でぁあったからである。
 精神科医が精神分裂病の診断に用いる諸特徴は、たしかに明確に見られるものである。たとえば、少数の人々は、人がいないのに絶えず声を聞いたり、幻覚を経験したり、一見まったくちぐはぐで筋のとおらない振る舞いをしたりする。これに対して、ローゼンハンの実験が実証したのは、精神医学的診断のあいまいな性格、および(この章ですでに述べた)レッテル貼りの及ぼす影響力である。かりに偽患者が、調査研究の協力者ではなく、何か別の理由で精神病院に自分が入院していることに気づいたとしたなら、「精神分裂病の寛解」という診断のレッテルにほぼ疑いなく囚われてしまったであろう。

※精神医学、あるいは精神保健福祉とは、随分立脚点が異なることに、みなさんお気づきかと思います。もう15年も前の本ですし、一言で言って、中身は古いわけですが、社会学という観点と、私たちが実感としている立脚点の開きそのものは、当時も今もさほど変わらないんじゃないかなあと思います。いろんなジャンルにおける「精神病」の見方についても、その見方が妥当かどうかはとりあえず置いといて、随時収録していきたいと思います。(黒)
by open-to-love | 2008-08-02 12:29 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
「精神障害者は果たして危険なのであろうか?
 警察庁の統計によると2000年に検挙された一般刑法犯約31万人の内、精神障害者は疑いのある者を含めて2072人。これは検挙された一般刑法犯全体の0.67%でしかなく、15歳以上の人口に占める精神障害者の比率1.84%よりもかなり低い。
 重大犯罪に限れば殺人で9%、放火で16%と人口比で考えれば検挙者は多いが、この中には一時的な精神障害や事件後に初めて精神障害が判明したケースが含まれる。また未検挙者の被疑者の大部分は精神障害者以外と考えられる事も考慮する必要がある。
 精神障害者は全国に200万人いる。しかしその中で検挙された一般刑法犯は2072人と0.1%に過ぎない。精神障害者の殺人や殺人未遂に至っては132人と0.01%にも満たない。法務省によると、精神障害者による殺人の被害者の約7割は親族である。再犯率も低く精神障害者は放っておくと通り魔的に犯罪を犯すというイメージは誤りだ。
そもそも精神障害者が危険であるかどうかという問いかけ自体、意味のない事なのかもしれない。糖尿病患者は危険であるか?高血圧患者は危険であるか?肉体労働者は危険であるか?サラリーマンは危険であるか?日本人は危険であるか?」
佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」精神科編⑤

 平成13年6月に大阪教育大学附属池田小学校で起きた児童殺傷事件は死者8名、負傷者15名を出す悲惨なものであった。この事件では、容疑者の精神科への入・通院歴や診断名がマスコミに大きく取り上げられ、精神医療の現場では、患者への影響を危惧する声が数多く聞かれた。以下のデータは、事件報道が精神科に通院する精神障害者やその家族にどのような影響を及ぼしたのかを明かにするため、全国精神障害者家族会連合会が行った調査結果の一部を抜粋したものである。
(回答・92病院、精神科医229人)

事件後、受け持ち患者の様子に変化はみられましたか?
「症状が不安定になった」57・6%
「症状が再発した」13%
「入院・再入院した」16・3%
「自殺した」1・1%

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」精神科編④
(いずれも2005年、講談社モーニングKC)
by open-to-love | 2007-06-11 01:39 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
 マンガ「ブラックジャックによろしく」を紹介します。裏表紙の言葉を収録しました。中身は読んでみて下さい。分かりやすくリアルな、精神障害に対する社会の認識が描かれています。
 そして、考えてみて下さい。マンガそのものの内容について。それから、じゃあ今、わたしたちの住むこの岩手ではどうか? 例えば、先日、岩手日報に「自立支援の名の下に」という連載が掲載され、精神障害者やその家族、そして家族組織の苦境が報じられていました。もし、宅間守事件当時だったら、あるいは、岩手県で「精神障害」を装った男が児童をメッタ刺しして殺した事件が起きている渦中だったら、このような連載は新聞に掲載されていたでしょうか? 「精神障害者への理解」「地域との共生」「差別はいけない」…そうした言葉が、いかに脆くも崩れるものであるか? ならば、わたしたちは今、何をなすべきか?

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」9巻:精神科編①
「新聞が事実を伝えていると思いますか?」
「ああいう人を野放しにしておくから世の中物騒になるんです」
精神科…そこで何が行われているか、私たちは何も知らない。
「精神障害者」のイメージとは? 怖い、気味が悪い、何を考えてるか分らない、近寄ると危ない、野放しにしておくと犯罪を犯す…全部ウソです。永大精神科に研修をうつした斉藤は、入院患者・門脇の担当医となる。しかし門脇は患者ではなく、取材のために精神科に「体験入院」するベテラン新聞記者だった。門脇と彼の取材を許した、指導医・伊勢谷には一つの計画があった! 精神科編開幕! この国で初めて「統合失調症」のすべてが描かれる! 

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」10巻:精神科編②
「名前は伏せます。男は精神病だ」
「しかしこうして現実に事件が起きているでしょうが!」
 容疑者は都内の精神病院へ入退院を繰り返していました。
 斉藤のもとで順調に回復を続ける統合失調症患者・小沢は、院内で出会った女性患者に恋をした。その時、病院の外で凶行が起きてしまう。児童大量殺人…犯行は小学校の教室で行われた。小沢、伊勢谷、門脇、そして斉藤…彼らは一つの大きな濁流に巻き込まれていく。濁流の名は「精神病弾圧報道」。日本中をうならせ続けるリアル医療ドラマが渾身の力で描く、精神障害とマスコミ報道の真実! 「ニュース」は何のためにある?

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」11巻:精神科編③
「これは毒です…飲む飲まないはあなたにお任せします」
「一人にしないでって言ってるじゃない…」
 精神障害者を装えば無罪になると思ったんでしょうね…
 連日のマスコミ報道が、精神科の病棟に波紋を広げていく。伊勢谷は報道に含まれた嘘に気づき、ある推論を門脇に伝えた。「男が殺人を犯したのは病が原因ではない可能性があります…」詐病疑惑…。その可能性を追い、門脇は取材を開始する。しかし精神病弾圧の流れは、一人の記者に止められるものではなかった。そんな中、事件報道を見て混乱した小百合は、自責の念にかられてしまう。精神障害者に容赦のない冷徹な視線が浴びせられる!

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」12巻:精神科編④
「狂ってるのはお前だ!」
「僕には居場所がないみたいです…」
我々は世間に間違ったイメージを与えてしまったんだぞ…!
マスコミの過熱報道によって、精神障害者を危険視する流れは加速していた。その渦中に小沢は退院する日を迎える。無防備な心は傷つき、追い詰められ、そして…悲劇は起きた!「知りたい」「それに応えなければならない」。大衆とメディアの間で交された密約は、暴力となって精神障害者を陥れる。〝精神科編〟も佳境、精緻な描写をもってリアル医療ドラマが「報道被害」の実態を抉り出す!

佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」13巻:精神科編⑤
「僕は伊勢谷先生のやり方には同意できません」
「だけど僕は伊勢谷先生のような医者になりたいです」
この先どこへ行っても自分が変わらなければそれでいい
組織の論理に手足をしばられた新聞記者。変わらないことに疲れた精神科医。偏見に屈し生きることに絶望した1組の恋人。それでも彼らは再び歩き出す。自分の信じるものを追って。人生が試す剛さと誰もが宿す弱さを渾身の力で描いた精神科編、堂々の完結!
(モーニングKC、講談社、2004年〜06年、週刊「モーニング」連載。編集:常磐陽、城戸雄介 取材協力:村上忠、西脇健三郎、原昌平、安東義隆、武田牧子、滝川一広、全家連ほかの方々)
by open-to-love | 2007-05-26 23:22 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)
大谷藤郎著「現代のスティグマ ハンセン病・精神病・エイズ・難病の艱難」(勁草書房、医療・福祉シリーズ51、1993年)より引用です。14年前の本ですが、その問題意識はなお古びない。あるいは、当時も今も本質的になんら変わっていないというべきか。あと、全家連結成当時の息吹も感じられますね。(黒)

Ⅳ 精神障害とスティグマ

5 立ち上がるべきとき

(1)弱者、障害者の人権を尊重する社会へ
 精神障害の問題はつきつめていけば、枝葉末節の精神衛生技術論ではなく人権観に帰する。個人の一人ひとり、その地域の一人ひとり、その国の一人ひとりが障害者の人権を自分のそれと同等であり、それを守るつよい姿勢を持っているかどうかが問われているということである。前節4に述べた難しい問題はあるが、これを乗り越えなければならない。
 「精神障害者をどのように処遇しているかの水準こそが、その地域、その国の真の意味での文化のバロメーター」と言われているのもまさにそのことである。
 (1)したがって国レベルでいえば、精神保健法をはじめ他の精神障害にかかわるもろもろの法律が、「精神障害者の権利を本当に守るために立法されているかどうか」ということに絶えず思いをいたしているべきだ。その現行法に対しては不満を述べている人が多いし、私も改めてもらいたいと思っている点があるとすれば今はまさにそれを表明すべきときだ。昭和62年精神保健法改正においてすでに5年後の法見直しが約束された。そしてその時期は刻々と近づいている。
 私たちは現行法上の不備な点、改善すべき点について陰で言っているだけでなく、研究を進めて国会や政府に向けて今こそいそぎ意見を提出すべきときである。この作業を怠るときは実践家も学者も評論家も、ジャーナリストも、また私自身も含めて、悔を千載に残し、今後精神保健を語る資格がないということを認識すべきである。
 (2)私は昭和37年から精神障害の問題にかかわってきたが、この30年間にもっとも大きい推進力となったのは、間違いなく全国精神障害者家族会連合会(全家連)、またそれにかかわってこられた草の根運動家たちである。
 昭和61年に「全家連」が中心になって日本社会事業大学を会場にして第1回の「精神障害者の社会復帰と社会参加を推進する全国会議」を行うことになったとき、私もよろこんで参加し、委員長にされた。といっても、私は何のお役にも立たず、滝沢さん、荒井さんを初め全家連事務局の方々が大変な努力をされてきた。
 その甲斐あって、当初の四百人の参加者も年々増加し、内容も患者会、家族会、作業所、労働、住居、職親、所得保障、施設づくりなどの社会復帰のためのさまざまな面について活発に討議が行われてきた。そして全国活動家の大きい拠り所となってきたと信じている。
 昨年は千葉県幕張で11月30日、12月1日の2日間にわたって、精神障害者の地域社会への社会復帰と社会参加を願うすべての人々が、それぞれの立場からこの全国集会に参加して意気大いにあがった。
 (3)わが国は欧米諸国にくらべて一方では経済大国として持てる国として羨望の目で見られていながら、一方では障害者の人権を守るうえで進んでいる国とは見られていない。むしろNGOなどから後進的な人権小国として批判の対象とされているのは、その当否は別としても恥ずかしい限りである。わが国家を真に世界から尊敬されるものとするためには、新聞紙上言われている国際貢献も当然のことながら、一方で国内的に弱者、障害者の人権を尊重する国として、システムとしてもフィロソフィーとしても世界から認められるようになることが第一と考える。私たち専門家は、上すべりだけの議論に終るのではなく、そのためのチャレンジに起ち上がるべきときである。
(「リハ研究」70号、平成3年1月「精神衛生特集」巻頭言)

(2)急がれる人権確立のための精神保健法改正
 ある疾病や障害に対するステレオタイプ、スティグマ、偏見は、個人のレベルに止まっているだけではなく、やがて地域社会から国全体の風潮となっていき、それが差別的な法制度にまであらわれて決定的となる。わが国のハンセン病、精神障害にかかわる法律制度の変遷には、その影をはっきりと読み取ることができる。そしていったん法律制度に差別的な傾向がみられると、それはまた国民の一人ひとりに反映してはね返り、ステレオタイプ、スティグマ、偏見は一層抜き難いものとなってくる。
 ハンセン病に関していえば、大正時代のらい予防法に関する件から現在のらい予防法に至るまで19頁以下に述べたとおりで、現行らい予防法も今なお多くの問題点をかかえて未解決のままである。
 同じように精神障害に関していえば、
 戦前においては、
 明治33年、精神病者監護法は、精神病者に対する社会救済の制度がなく、相馬事件など当時行われていた私人の座敷牢を法律として認めたものであるが、明治開国当時の治外法権を撤廃するための一環の措置であったと言われている。今日からみれば人権侵害の法律にみえるが、それでも当時としては一歩前進の法律であった。
 大正8年、精神病院法は第一次大戦当時のヨーロッパの人権と民主主義高揚の影響を受けたものである。
 戦後においては、
 昭和25年、精神衛生法はGHQアメリカ占領軍の日本民主化政策の一環として行われたもの、
 昭和40年、精神衛生法改正は昭和39年ライシャワー事件によるもの、
 昭和62年、精神保健法は昭和59年宇都宮事件にかかわる内外からの人権批判によるもの、
 平成4〜5年現在、政府により精神保健法見直し作業中であり、これらすべてが諸外国の影響によって改善がはかられてきた事実に注目してほしい。わが国が外圧がなければわが国人である心を病んでいる人に対して医療や福祉サービスを改善し、地域社会で自立し共存していけるように、積極的に「自らの意志」で法律・制度をうちたてていく努力を行うことができないのはなぜか。反省を要することだ。
 現行精神保健法は明治時代の精神病者監護法にくらべれば異質にみえるくらい進歩したものではあるが、例えば社会復帰施設の現行条文だけでは、精神障害者とくに回復者の地域での共生と自立には不十分なものがあり、もっと種類を増やすべきであること、また民法規定以上の義務を負わせている保護義務者制度は原則として改正せらるべきであることなどの基本的問題点が残されている。これらを改正しなければ、精神障害者本人と家族は、わが国社会においてこれからも差別的な状態に置かれ、人権が十分に保証されていないままとなることを心配する。
 厚生省でも公衆衛生審議会ですでに審議が始められており、一日も早い改正が望まれるが、同時にまた時代の激変や社会の変動を考えるならば日常的な見直し作業を続ける努力が必要である。

 筆者の大谷藤郎(おおたに・ふじお)は、大正13年、滋賀県生まれ。昭和27年京都大医学部卒業後、滋賀県の保健所、京都府庁に勤務。昭和34年、厚生省入り。厚生省各課技官、各課長を経て、昭和52年厚生大臣官房審議官、昭和54年公衆衛生局長、昭和56年医療局長となる。その間、ハンセン病、精神障害、インターン紛争、コメディカル制度、血液問題、筋ジストロフィー、重症心身障害、難病、老人医療、プライマリヘルスケア、保健所問題、国立医療機関運営など医療行政の多方面にわたり法律・制作の立案、運営に携わる。昭和40年スウェーデン・デンマークにWHOフェローとして、また、WHO、二国間協力等国際医療行政に従事。とくにハンセン病、精神障害者等の人権回復運動に尽力し、昭和58年退官後の現在もハンセン病資料館建設募金運動や精神障害者の地域社会復帰など疾病障害差別の人権運動にかかわっている。
 平成5年社会医学・公衆衛生分野におけるノーベル賞といわれるレオン・ベルナール賞を受賞。
 著書に「地域精神衛生活動指針」〝One Hundred Years of Health Progress in Japan〟、〝Leprosy Control in Japan〟、「21世紀健康への展望―医療、健康づくり、プライマリヘルスケアを考える」「一樹の陰」「叫び出づる者なし 続・一樹の陰」その他共著として「公衆衛生の軌跡とベクトル」「わが国における精神衛生実態調査報告」「病院管理体系」「公衆衛生学」「国立療養所史」「生命・保健・医療―21世紀への提言」等の他、論文多数。
by open-to-love | 2007-05-05 21:22 | 差別 偏見 スティグマ | Trackback | Comments(0)