精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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高橋祥友著『自殺未遂—「死にたい」と「生きたい」の心理学』

高橋祥友著『自殺未遂—「死にたい」と「生きたい」の心理学 (こころライブラリー)』
(講談社、2004年10月)

高橋祥友著『自殺未遂—「死にたい」と「生きたい」の心理学』_a0103650_2214645.jpg
 私を助けてください!…年間3万人を超える自殺者。その10〜20倍は未遂者がいる。自殺心理の第一人者が25年あまりにわたって取り組んできた衝撃的な未遂の実態を明かし、立ち直るための精神療法を紹介する。
 父親からひどい虐待を受け続け、「生きていても無駄」「自分の居場所がない」という強い感情が常につきまとっていた。
 あるとき、インターネットで手首を切る人々のホームページを見て、自分と同じような境遇の人がいることに驚いた。そして、カッターナイフを手首に当てた。うっすらと切り傷ができたが、皮膚を浅く傷つけただけで血も出なければ、痛みもなかった。今度はもう少し深く切りつけた。血が滲んできたが、痛みを感ずるどころか、かえって、それまでの不安や緊張が一挙に薄れる思いさえした。<14歳、A子さんのケース>

●私が出会った未遂者たち
●自殺未遂の実数・男女差・方法
●家族の病理が浮き彫りになる
●自殺者の9割が「こころの病」を抱えている
●「死にたい」が「生きたい」に変わるとき
●精神科医はいつも傍らにいる

 高橋祥友:1953年、東京都生まれ。金沢大学医学部卒業。精神科医。医学博士。東京医科歯科大学、山梨医科大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、東京都精神医学総合研究所を経て防衛医科大学校防衛医学研究センター行動科学研究部門教授。

※こうした本を最近読みあさっています。となると、次回盛岡ハートネット例会は?…しばしお待ちを!(黒田)
by open-to-love | 2009-10-06 22:15 | 自殺未遂/自殺 | Trackback | Comments(0)