精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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キラりん一座作品紹介

キラりん一座作品紹介

★第1作『心、天気になあれ!Part1』★

 「声が聞こえる」「みんなに見られている」、いつのまにか、周囲がこわくなり、ひきこもりの状態になってしまったリュウタ。精神科への入院。退院しても思うようにしゃべれず、動けない、つらい毎日。やっと仕事を見つけて働き始めたが、仕事の覚えが悪く能率が悪いと言われ、一週間でやめさせられてしまった。家には心配するあまり干渉しがちな母。時折、出現する幻聴、頭痛、不眠。皆に勧められてもデイケアや作業所などなかなか利用する気にはなれなれない・・・。
 薬だけでは治らない心の病と共に生きるということの現実、自立や回復には、福祉サービスの利用だけでなく安心できる人間関係が必要であることなど、心の病と共に生きる障害者の本音を劇と替え歌で伝える。
 歌は「浪花節だよ人生は」の替え歌『♪薬づけでも人生は!』
                              
★第2作『トンネル抜けたら!』★

 うつ病になった春樹と、なかなか退院にならず、精神科医療機関に長期入院中のヤスさん。
 春樹は病気になった自分を責め、退院に対する不安と強い焦りを感じている。また、ヤスさんは、単身で自宅への退院を希望しているが、生活経験の乏しさと身内が近くにいないことから退院の話が進まない。なかなか先のみえないトンネルの中にいることを実感している2人・・・。トンネルの先に光を見つけることはできるか・・・・。
 突然に訪れる心の不調や心の病。本人自身や社会の偏見が、受診や社会復帰を遅らせることは少なくない。現在、もっとも注目されるうつ病と社会的入院に焦点をあて、精神科や精神障がいについての偏見、当事者の思いをトンネルにたとえ、病気と自分との折り合いをどうやってつけ、進む道を見つけていったらよいのか、薬だけでは治らない心の病と共に生きるということの現実を劇と替え歌で伝える。
 歌は「明日があるさ」の替え歌『明日があるさ♪キララ編』

★第3作『心 天気になあれ!Part2』★
(2009年1月31日、盛岡ハートネット第8回例会で上演) 

 キラりん一座作品第3作目。第1作『心 天気になあれPart1』、第2作『トンネル抜けたら!』の続編でもある。
 高校生の時、学校に行けなくなり、卒業後、統合失調症で入院したリュウタは、何回か仕事に就くが長続きせず、とうとう調子を崩してしまった。一生このままなのでは・・・という不安がつきまとう中、通いだした当事者会でやっと自信と希望を取り戻し始めた。しかし、リュウタの母親は、当事者会に行き出してから調子がいいはずなのに以前のように仕事探しを焦らなくなったリュウタを見て、将来への不安を強める。主治医に相談しても「焦らないように」と言われるが、どうしたらいいのか先が見えない・・・。
 精神疾患の発病により生じる戸惑い、回復を強く願う気持ちや焦りを抱えながら生活している本人や家族が希望を見出し、また歩きだすために必要なことは何か・・・。
 心の不調があっても大丈夫! 自分なりの生き方、希望を見つけてやっていけるよ! というメッセージを障がい者の視点から劇や歌をとおして伝える。

※ちなみに、「心の病と共に生きる仲間達連合会キララ」と「いわてキララ・アートコレクション」は、「キララ」つながりではありますが、別組織。でも、せっかくですからどちらの会場にも足を運ぶこと、おすすめです。(黒)
by open-to-love | 2009-01-11 20:36 | 第8回例会:キララin盛岡 | Trackback | Comments(0)