第6回例会案 シンポジウム「こころとお金の悩み解決」
2008年 07月 05日
※盛岡ハートネット第6回例会の構想が固まりました。8月26日、今度は、なんとシンポジウムです。下記は事務局・黒田の事業計画案で、だいたいこんな感じで決まりだと思います。それにしても、いかにも硬い文章です。これから、分かりやすいビラとかを作りますので、しばしお待ち下さい。みなさま、ふるってご参加ください。
なお、講師のお二人にこんなことしゃべってほしいとか、要望がありましたら、早めに連絡下さいね。(黒)
シンポジウム「こころとお金の悩み解決」
-「多重債務-うつ病-自殺」解決モデル標準化に向けて-
(盛岡ハートネット第6回例会)
【主旨】全国的に自殺が社会問題化する中、本県では精神科医療・保健・福祉関係機関が主体となり、うつ病の早期発見・治療による自殺予防対策の取り組みが進められている。一方で、全国的に多重債務問題が深刻化する中、消費生活センターを主体に関係機関連携の下、多重債務者の借金整理や生活再建などの支援策が取り組まれている。
自殺予防に欠かせない、うつ病の治療と多重債務の解消。だが、自殺者中の精神疾患罹患率、自殺原因に占める「金銭問題」の割合については統計が存在するが、「自殺者中の多重債務者の精神疾患罹患率」は統計が存在しないことからも明らかなように、双方の連携、知見やノウハウの共有による自殺防止の取り組みは、これからだ。
本シンポは、盛岡ハートネット(盛岡精神障害者家族会連合会)の第6回例会として、盛岡市との共催で開催。精神医学サイドと消費生活サイドから自殺防止に取り組むお二人に登場いただき、具体的な事例を交えた現状と課題についての講演とシンポを通じ、精神障害当事者、家族、関係者が知識を共有し、「多重債務-うつ病-自殺」解決に向けた連携推進への一歩とする。
【主催】盛岡ハートネット、盛岡市
【日時】2008年8月26日(火曜日)午後1時~4時30分(開場30分前)
【場所】盛岡市中の橋通1丁目1の10、プラザおでって おでってホール
【講師】
智田文徳さん(精神科医、岩手医大、岩手晴和病院、「盛岡いのちの電話」理事)
吉田直美さん(盛岡市消費生活センター主査)
【特別出演】
演劇同好会「虹」のみなさん
【資料代】無料
【問い合わせ先】
盛岡ハートネット事務局 090・2883・9043
盛岡市消費生活センター 019・604・3301
【タイムスケジュール】
12:30~ 開場
1:00~1:10 趣旨説明
1:10~2:00
講演① 岩手医大・智田文徳医師
テーマ:「うつ-自殺」解決モデル
◎全国、本県の自殺の現状と対策
◎精神疾患と自殺
1.気分障害(うつ病、躁うつ病)と自殺
2.統合失調症と自殺
3.パーソナリティ障害と自殺
4.依存症と自殺
◎早期発見・治療が大切-うつ病に気づくチェックリスト
◎休息、環境調整、薬物療法によるうつ病治療の実際
◎傾聴-周囲の心掛けも大切
◎課題=うつ病発症の引き金となった要因の解決
2:00~2:10 休憩
2:10~2:30 演劇上演
多重債務を考える劇「吾輩は猫である。負債はまだない」
(出演:演劇同好会「虹」)
2:30~3:20
講演② 盛岡市消費生活センター・吉田直美主査
テーマ:「多重債務-自殺」解決モデル
◎全国、本県の多重債務の現状
◎消費者金融、闇金、金利グレーゾーン、格差社会-多重債務問題のあらまし
◎多重債務と自殺
◎多重債務は必ず解決できる-解決・自立支援モデルの実際
◎自殺企図者への対応の実際
◎課題=多重債務者が精神疾患に罹患していると思われる場合の対応
3:20~3:30 休憩
3:30~4:30
シンポジウム:「多重債務-うつ-自殺」解決モデル標準化に向けて
講師のお二人の意見交換、会場からの感想や意見を交えながら、「縦割り」を超え、精神科医療と消費生活行政の連携による自殺防止モデル標準化の方途を探る。
→消費生活センターが「原因」解決に力を尽くし、精神医学がうつ病の早期発見、治療に力を尽くすことで、当事者を真の解決に導く。
4:30 まとめと閉会
5:00 撤収
付記:「うつ病以外の精神疾患-多重債務-自殺」解決モデルへの期待
本シンポは、うつ病と多重債務対策の連携がメインテーマではあるが、それだけに収斂しない諸課題についても、関係機関相互が交流し連携する契機ともしたい。
例えば、精神疾患と自殺の問題は、うつ病がクローズアップされているが、他の疾患の自殺率も高い。そのうち統合失調症患者の自殺率も高いが、それは急性期の幻聴・幻覚による突発的な自殺のみならず、陽性症状が治まった後の長い回復期において、一般就労ができず障害年金と生活保護で暮らす当事者が多い上に、金銭管理が苦手な人も多く、生活苦で多重債務に陥り自殺に追い込まれるという流れが少なからずあるからと思われる。精神疾患の当事者の金銭管理能力の向上、多重債務時の解決窓口として、「福祉」の枠を超えた選択肢の一つとして、さまざまなノウハウを持つ消費生活センターの役割が周知され、利用されることは、当事者や家族にとって大きな力となるだろう。
当日配付資料案
◎講演レジュメ
◎いのちの電話リーフレット
◎いのちの電話公開講座のビラ
◎演劇同好会「虹」紹介ビラ
◎SSCMリーフレット
◎晴和病院リーフレット
◎県精神保健福祉センターの自殺予防関係ビラ(りんどうの会等)
◎盛岡市保健所リーフレット
◎盛岡市消費生活センターのビラ各種
◎盛岡ハートネットニュース、リーフレット
◎岩家連リーフレット
なお、講師のお二人にこんなことしゃべってほしいとか、要望がありましたら、早めに連絡下さいね。(黒)
シンポジウム「こころとお金の悩み解決」
-「多重債務-うつ病-自殺」解決モデル標準化に向けて-
(盛岡ハートネット第6回例会)
【主旨】全国的に自殺が社会問題化する中、本県では精神科医療・保健・福祉関係機関が主体となり、うつ病の早期発見・治療による自殺予防対策の取り組みが進められている。一方で、全国的に多重債務問題が深刻化する中、消費生活センターを主体に関係機関連携の下、多重債務者の借金整理や生活再建などの支援策が取り組まれている。
自殺予防に欠かせない、うつ病の治療と多重債務の解消。だが、自殺者中の精神疾患罹患率、自殺原因に占める「金銭問題」の割合については統計が存在するが、「自殺者中の多重債務者の精神疾患罹患率」は統計が存在しないことからも明らかなように、双方の連携、知見やノウハウの共有による自殺防止の取り組みは、これからだ。
本シンポは、盛岡ハートネット(盛岡精神障害者家族会連合会)の第6回例会として、盛岡市との共催で開催。精神医学サイドと消費生活サイドから自殺防止に取り組むお二人に登場いただき、具体的な事例を交えた現状と課題についての講演とシンポを通じ、精神障害当事者、家族、関係者が知識を共有し、「多重債務-うつ病-自殺」解決に向けた連携推進への一歩とする。
【主催】盛岡ハートネット、盛岡市
【日時】2008年8月26日(火曜日)午後1時~4時30分(開場30分前)
【場所】盛岡市中の橋通1丁目1の10、プラザおでって おでってホール
【講師】
智田文徳さん(精神科医、岩手医大、岩手晴和病院、「盛岡いのちの電話」理事)
吉田直美さん(盛岡市消費生活センター主査)
【特別出演】
演劇同好会「虹」のみなさん
【資料代】無料
【問い合わせ先】
盛岡ハートネット事務局 090・2883・9043
盛岡市消費生活センター 019・604・3301
【タイムスケジュール】
12:30~ 開場
1:00~1:10 趣旨説明
1:10~2:00
講演① 岩手医大・智田文徳医師
テーマ:「うつ-自殺」解決モデル
◎全国、本県の自殺の現状と対策
◎精神疾患と自殺
1.気分障害(うつ病、躁うつ病)と自殺
2.統合失調症と自殺
3.パーソナリティ障害と自殺
4.依存症と自殺
◎早期発見・治療が大切-うつ病に気づくチェックリスト
◎休息、環境調整、薬物療法によるうつ病治療の実際
◎傾聴-周囲の心掛けも大切
◎課題=うつ病発症の引き金となった要因の解決
2:00~2:10 休憩
2:10~2:30 演劇上演
多重債務を考える劇「吾輩は猫である。負債はまだない」
(出演:演劇同好会「虹」)
2:30~3:20
講演② 盛岡市消費生活センター・吉田直美主査
テーマ:「多重債務-自殺」解決モデル
◎全国、本県の多重債務の現状
◎消費者金融、闇金、金利グレーゾーン、格差社会-多重債務問題のあらまし
◎多重債務と自殺
◎多重債務は必ず解決できる-解決・自立支援モデルの実際
◎自殺企図者への対応の実際
◎課題=多重債務者が精神疾患に罹患していると思われる場合の対応
3:20~3:30 休憩
3:30~4:30
シンポジウム:「多重債務-うつ-自殺」解決モデル標準化に向けて
講師のお二人の意見交換、会場からの感想や意見を交えながら、「縦割り」を超え、精神科医療と消費生活行政の連携による自殺防止モデル標準化の方途を探る。
→消費生活センターが「原因」解決に力を尽くし、精神医学がうつ病の早期発見、治療に力を尽くすことで、当事者を真の解決に導く。
4:30 まとめと閉会
5:00 撤収
付記:「うつ病以外の精神疾患-多重債務-自殺」解決モデルへの期待
本シンポは、うつ病と多重債務対策の連携がメインテーマではあるが、それだけに収斂しない諸課題についても、関係機関相互が交流し連携する契機ともしたい。
例えば、精神疾患と自殺の問題は、うつ病がクローズアップされているが、他の疾患の自殺率も高い。そのうち統合失調症患者の自殺率も高いが、それは急性期の幻聴・幻覚による突発的な自殺のみならず、陽性症状が治まった後の長い回復期において、一般就労ができず障害年金と生活保護で暮らす当事者が多い上に、金銭管理が苦手な人も多く、生活苦で多重債務に陥り自殺に追い込まれるという流れが少なからずあるからと思われる。精神疾患の当事者の金銭管理能力の向上、多重債務時の解決窓口として、「福祉」の枠を超えた選択肢の一つとして、さまざまなノウハウを持つ消費生活センターの役割が周知され、利用されることは、当事者や家族にとって大きな力となるだろう。
当日配付資料案
◎講演レジュメ
◎いのちの電話リーフレット
◎いのちの電話公開講座のビラ
◎演劇同好会「虹」紹介ビラ
◎SSCMリーフレット
◎晴和病院リーフレット
◎県精神保健福祉センターの自殺予防関係ビラ(りんどうの会等)
◎盛岡市保健所リーフレット
◎盛岡市消費生活センターのビラ各種
◎盛岡ハートネットニュース、リーフレット
◎岩家連リーフレット
by open-to-love
| 2008-07-05 11:32
| 第6回例会:心とお金シンポ
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