精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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第3回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル

 ※LGBT(レズ、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)についての話題を、本ブログで取り上げることに異論ある方があるかもしれません。あと、「性同一性障害」と訳されることがある「トランスジェンダー」を、精神疾患のカテゴリーに加えていいものかについても、論議が分かれるところです。私としては、映画祭実行委員長の成田さんがとっても一生懸命な方だということと、この映画祭がとってもいい試みだというのと、精神だってLGBTだって同じマイノリティ同士、それぞれの立場を理解し合わなくちゃだめじゃん、ということで、紹介させていただきます。(黒)

『第3回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル』のお知らせ

The Third Aomori international LGBT Film Festival
- 多様な性を考える映画祭 -
日程:2008年7月27日(日)13:00~(18:00終了予定)
会場:青森駅前 アウガ5F カダール AV多機能ホール
主催:青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル実行委員会
ウェブサイト: http://aomori-lgbtff.org/
チケットは通し券のみです。(前売り券\2,000、当日券\2,500)

上映プログラム:
《13:00-13:55 プログラム1》
nakedyouth
■ 監督:宍戸幸次郎 ■製作国:日本 ■製作年:2006年 ■上映時間:10分 ※セリフがない作品です。
 真夏の高校生たちを、完成度の高いリアルな3DCGを背景に、アニメで匂い立つ程に描き切った作品。第12回学生CGコンテスト最優秀賞・第10回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品・トリノ国際GLBT映画祭(2008.4.17~25)でも上映。

虹の心/Rainbow Heart
■監督: 安藤佳寿哉 ■製作国:日本 ■製作年:2006年 ■上映時間:8分 ※英語字幕あり
 いまだ性同一性への理解は混沌としている。団体、教育者、国会議員、札幌市長らのスペクトルなコメントを通して、境界線上で苦しみ揺れ動く者へ越境する希望の虹は何処にあるのか問いかける。レインボーマーチ札幌のある北海道からの鋭い社会派ドキュメント。高校生による作品です。

A Tulip of Violet
■ 監督:安藤優美 ■製作国:日本 ■製作年:2007年 ■上映時間:26分 ※英語字幕あり
 一組の男女(?)の片思いと、高校生の九年間のふたつの物語を、相対性理論まで飛び出させて描くときめきラブストーリー。

《14:10-15:15 プログラム2》
デンジャラス・リビング/Dangerous Living : Coming Out in the Developing
World
■ 監督:ジョン・スカリオッティ ■製作国:USA ■製作年:2005年 ■上映時間:60分 ※日本語字幕あり
 2001年、エジプトのカイロで、パーティーに出席していた52人のゲイが、突如警察に逮捕され、懲役刑を受けたことをきっかけに制作された。なぜ彼らは刑を受けなければならなかったのか? この事件を核に、先進国以外の地域でのLGBTの暮らしぶりについて、様々な角度から描いた珠玉のドキュメンタリーである。

《15:30-16:15 プログラム3》
五色/Itsuiro
■ 監督:山沖亜矢 ■製作国:日本 ■製作年:2004年 ■上映時間:19分  ※英語字幕あり
 気になっていた男性がゲイだと知ってしまった女子大生がヒロイン。自身も学生である監督によって若々しく映し出された、主人公たちの等身大の学生生活に注目。

仲直り/Reconciliation
■監督: 小田 学 ■製作国:日本  ■製作年:2004年 ■上映時間:9分 ※英語字幕あり
 大好きな幼なじみに会うために孤軍奮闘する主人公が可笑しくてかわいい作品。

セレブ寿司/More Celebrity Sushi
■ 監督:小林でび  ■製作国:日本 ■製作年:2007年 ■上映時間:17分※英語字幕あり
 寿司を握ることで愛の告白をしようとした、男の物語。

《16:30-18:00 プログラム4》
ハーヴェイ・ミルク/The Times of Harvey Milk
■ 監督:ロバート・エプスタイン ■製作国:USA ■製作年:1984年 ■上映時間:87分 ※日本語字幕あり
 米国で初めて自らゲイであることを公表し市政執行委員に当選後、凶弾に倒れたハーヴェイ・ミルク。彼の活動と暗殺事件、その裁判を通して米国社会の本質をとらえたドキュメンタリー映画史上不朽の名作。アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞。現在アメリカではハーヴェイの人生を描いた映画「ミルク」が、ガス・ヴァン・サント監督、ショーン・ペン主演で製作されている。

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『スペシャルイベント 1』
特別上映会「Silk(シルク)」
■監督/下倉功 ■製作国/日本 ■製作年/2006年 ■上映時間/112分
 30歳を目前にして不倫がバレ、会社を辞めることになった由衣は、ふとしたきっかけでゲイの直也と出会う。自分らしく生きるために家族を捨てた直也だったが、もう一度息子に会いたいと願う。由衣、由衣を慕う新入社員・一心(いっしん)を巻き込んで、直也の息子探しの旅が始まった。旅を通じて3人の心に少しずつ変化が現れていく。
日程:2008年6月21日(土)16:00~(18:00終了予定)
会場:Heart Beat(ハートビート) 
    青森市本町5-3-40 Tel: 017-721-4129
主催:青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル実行委員会
ウエブサイト: http://www.aomori-lgbtff.org/special-events.html#special1
料金:\1,200(ワンドリンク付き)、先着40名様

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『スペシャルイベント 2』
伊奈久喜 x 土井香苗トークショー 
~世界中の人びとの人権を守るには~
日程:2008年7月26日(土)18:30~(20:00終了予定)
会場:青森市民ホール 1F会議室(旧ぱるるプラザ青森、青森駅隣り)
青森市柳川1-2-14 Tel: 017-722-3770
主催:青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル実行委員会
ウェブサイト: http://www.aomori-lgbtff.org/special-events.html#special2
入場無料

内容:
「世界の紛争と人権侵害:日本外交はどうすべきか
~難民、クラスター爆弾など」

 紛争・独裁下の国を中心に80ヵ国の人権状況を監視する国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ。映像をまじなえつつ、紛争下で苦しむ市民たち~なかでも難民やクラスター爆弾などの非人道的兵器の被害者~の現状をお知らせします。世界中の人びとのかけがえのない人権を守るため、日本外交は何をすべきか?
 外交担当の日本経済新聞社論説副委員長 伊奈久喜氏と新進気鋭ヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗弁護士のトークショー!世界のために、私たちができることを考えよう。
by open-to-love | 2008-05-29 11:36 | セクシュアリティー | Trackback | Comments(0)