精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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『こころの科学』139号 特別企画「数字で知るこころの問題」 

『こころの科学』139号(日本評論社、2008年5月)

[特別企画]
数字で知るこころの問題——何人いるの? どのくらい治るの?   
『こころの科学』139号 特別企画「数字で知るこころの問題」 _a0103650_22242053.jpg
こころの病気をかかえている人は何人ぐらいいるのだろうか。またどのぐらい治るのだろうか。数字を通して、こころの問題がわかる。

巻頭に──自由と責任 宮岡等

特別企画
数字で知るこころの問題──何人いるの? どのくらい治るの? 宮岡等=編

1 メンタルヘルスに関係する問題
不登校・家庭内暴力・非行 笠原麻里
ドメスティック・バイオレンス 加茂登志子
自殺 大塚耕太郎・酒井明夫・岩戸清香
いわゆるギャンブル依存 佐藤拓
職域の適応障害 廣尚典
増加する更年期障害の意味すること 中山和彦
不眠 田ヶ谷浩邦
もの忘れと認知症 磯野浩
精神疾患が関係する犯罪
  —精神医療と司法のクロストークに向けて 松本俊彦・今村扶美

2 こころの病気とその周辺
小児期の発達障害 井上勝夫
子どものうつ病 小倉正義・田中裕子・本城秀次
おとなのうつ病 大嶋明彦・服部 卓・福田正人
アルコール依存 松下幸生・尾崎米厚・樋口 進
境界性パーソナリティ障害 林直樹
統合失調症 片桐直之・水野雅文

3 数字をどうとらえるか
数字を正しく理解するために 吉村公雄
こころの問題と数字—社会でいかに役立てるか 竹島正・立森久照

論説
治安悪化」の真実とその対策—犯罪を「正しく」おそれる方法 浜井浩一

連載
英国児童精神医学如是我聞(3)子どもに問い、働きかける 森享子
心理療法で何がおこっているのか(2)きく(1)「聴く」 桑原知子
学び方の違う子どもたち(13・終)ADHDグループをはじめました 畠垣智恵
臨床を支える言葉(7)陽に向かう希望 遠藤裕乃
児童精神医学フロントライン(6)強迫性障害を科学する 根來秀樹
都市型臨床の時代(11)スポーツ心理学の可能性 井原裕

ほんとの対話
シュナイダー『新版 臨床精神病理学』 松本雅彦
杉山登志郎『発達障害の子どもたち』 山登敬之
ヴァレンスタイン『精神疾患は脳の病気か?』 加藤忠史
酒井明夫『逸脱の精神史濱田秀伯

こころの現場から
「ともに過ごす」ということ──(小学校) 大垣智紀

※いよいよ出ました!『こころの科学』は、問題意識がタイムリーで、本当にいい本です。家族はむろん、行政関係者のみなさんにもちゃんと読んでほしいところです。
by open-to-love | 2008-05-25 22:31 | 所蔵書籍一覧 | Trackback | Comments(0)