精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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斉藤道雄「悩む力 べてるの家の人びと」

「悩む力 べてるの家の人びと」
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 北海道、浦河ー襟裳岬に近い海辺の町に共同住居「べてるの家」がある。病気や生きづらさを抱え呻吟の日々を送っていた人びとがここで出会い、集いはじめて20年余り、メンバーはみずから会社をつくって、日高昆布の加工販売をはじめとする多彩でユニークな活動を展開している。そのモットーは「安心してさぼれる」会社だ。管理を排し、おたがいの弱さを認めあって暮らす毎日のなかから、彼らは自分たちの生き方を見つけ、不思議なやすらぎの「場」を生み出してきた。
 べてるのいのちは話し合いである。ぶつかりあい、みんなで悩み、苦労を重ねながら「ことば」を取りもどした人びとは、「そのままでいい」という彼らのメッセージを届けに、きょうも町へ出かけている。そんなべてるの力にふれるとき、人は自分自身への問いかけに揺さぶられ、やがて深く納得するのである。それぞれの人生を生きていくための、回復のキーワード。(裏表紙)

土を食む
 マサルの幻聴
 共同住居
 管理ではなく
 べてるの顔
 悩む教会
 そのままでいい
 ケンちゃんの電話
 商売しよう
 べてるのいのち
場をつくる
 町へ
 べてるの家の本
 いまのしあわせ
 SST
 落ちてみるか
 苦労が詰まっている
 楽しい分裂病
灯をともす
 魔性の女
 病気のセンス
 人と話すこと
 孤高の戦士
 分裂病の真実
 絶望から
あとがき

(斉藤道雄著、2002年4月16日第1刷発行、みすず書房)
by open-to-love | 2008-02-24 20:55 | 所蔵書籍一覧 | Trackback | Comments(0)