精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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〖人間塾〗6月講座 「ひきこもり」からの出発     

〖人間塾〗6月講座 NO.66          

〖人間塾〗6月講座 「ひきこもり」からの出発     _a0103650_22492739.jpg


[日時] 平成26年6月14日(土)13:30~15:30
[会場] アピオあおもり Tel 017-732-1010 

「ひきこもり」からの出発~希望のひきこもり論~
講師 評論家 芹沢 俊介 氏

芹沢 俊介 氏[せりざわ・しゅんすけ]
 1942年東京生まれ。1965年上智大学経済学部卒業。文芸・教育・家族など幅広い分野の評論で活躍。現代の家族や学校の切実な課題である不登校、ひきこもりなど子どもたちの問題を独自の視点で捉えている。著書に『殺し殺されることの彼方―少年犯罪ダイアローグ』(雲母書房)、『子供たちの生と死』(筑摩書房)、『子供たちはなぜ暴力に走るのか』(岩波書店)、『いじめ時代の子どもたちへ』(共著、新潮社)、『現代<子ども>暴力論』(春秋社)、『引きこもるという情熱』(雲母書房)、『「いじめ」が終わるとき』(彩流社)、『親殺し』(NTT出版)、『若者はなぜ殺すのか』(小学館101新書)、『「存在論的ひきこもり」論』(雲母書房)、『「孤独」から考える秋葉原無差別殺傷事件』(共著、批評社)、『家族という意志』(岩波新書)、『子どものための親子論』(明石書店)、ほか多数。

「自己間関係― 聞きなれない言葉であろう。文字どおり自分と自分の関係のことだ。たとえばせっかく登校拒否して家にひきこもっても、ひきこもった本人が学校に行かずひきこもっている自分を許せない、だめな自分だと考えてしまう。そんな状態をイメージしてみよう。ひきこもっている自分を自分が肯定できない状態である。そのような場合、親がひきこもりを肯定し、子どもにいくら学校に行かなくてもあなたはあなたなのだといっても、子どもはやすらぐことはできない。なぜなら自分が自分を許せないからだ。ひきこもった自分を許せない自分とは、ひきこもりを悪とみなす価値観をもった自分である。こういう状態はひきこもりとしては正しくない状態である。正しくひきこもるためには、自分を責める自分、ひきこもる自分が許せない自分からも撤退しなくてはならない。そうしないかぎり、いつまでもひきこもっている本人が、ひきこもったことに罪悪感を覚え、それに囚われてしまう。果ては自傷行為に進んで、命を断ってしまうところまで突き進みかねない。これではひきこもった意味がない・・・」

 芹沢氏が、ひきこもることの肯定性へ向けての新しい道筋―希望のひきこもり論を提示する。

受講料 一般2,000円 学生500円(学生証の呈示必要)
    あおもり県民カレッジの単位認定講座です!

レジオン・ラポール:フランス語で、地域の信頼関係という意味です。

――――――――お申し込み・お問い合わせ――――――――
〖人間塾〗NPO法人レジオン・ラポール
〒030-0944 青森市筒井八ツ橋1225-4
Tel017-728-2068 Fax017-728-2085 E-mail:region@pure.ocn.ne.jp
http://ningenjyuku.blogspot.com

※ほほえみの会さんからの情報提供です。
by open-to-love | 2014-05-22 22:49 | ひきこもり | Trackback | Comments(0)