精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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映画「精神」DVD発売!

映画「精神」DVD発売!
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想田和弘監督
(紀伊國屋書店、 135 分)

 こころの傷に特効薬、ありますか?
 世界の映画祭で次々と受賞し、日本公開時には異例のロングランを記録した話題作。
 『選挙』で世界を沸かせた想田和弘監督が、再びタブーに挑戦。カメラがじっと目を凝らす。固く閉ざされていた精神科の扉が開く!「こころの病」と向き合う人々がおりなす悲喜こもごもをモザイクなしで鮮烈に描いたドキュメンタリー。

 「正気」とは?「狂気」とは?
 外来の精神科診療所「こらーる岡山」に集う様々な患者たち。病気に苦しみ自殺未遂を繰り返す人もいれば、病気とつき合いながら、哲学や信仰、芸術を深めていく人もいる。涙あり、笑いあり、母がいて、子がいて、孤独と出会いがある。そこには社会の縮図が見える。代表である山本昌知医師のモットーは、「病気ではなく人を看る」、「本人の話に耳を傾ける」、「人薬(ひとぐすり)」。『精神は』診療所の世界をつぶさに観察。「正気」と「狂気」の境界線を問い直すと同時に、心の傷はどうしたら癒されるのか、正面から問いかける。
 監督は、ニューヨーク在住の映画作家・想田和弘。前作『選挙』に続き、ナレーション・説明・音楽一切なしで、観客が自由に考え、解釈できる作品を完成。「被写体にモザイクをかけると、偏見やタブーをかえって助長する」と考え、素顔で映画に出てくれる患者のみにカメラを向け、人間として鮮烈に描き出すことに成功した。

※2010年5月の映画「精神」盛岡上映会(同実行委主催、盛岡ハートネットなど共催)に多くのご来場いただき、あらためてありがとうございました。見逃した方、もう一度観たいなって思ってる方、ついにDVDが発売されましたので、ぜひご覧くださいね。(黒田)
by open-to-love | 2010-08-16 22:22 | 映画『精神』盛岡上映会 | Trackback | Comments(0)