精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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ゆいっこ便 第90号

ゆいっこ便 第90号(2010.7.15)
You-Me ゆいっこ
〒020-0851 岩手県盛岡市向中野字八日市場45 番9号
TEL/FAX 019-635-3828
E-mail mail@yuikko.org
代表 上中 雅文/編集責任者 吉田 央

リンゴ畑にて(その2)
託 卵
ほととぎすの声はなぜこんなにおおきいの・・?
そして、近くでウグイスがなくのはなぜ・・・・?
リンゴ畑でふとこんなことを疑問に思ってしまうほど、静かな大自然の中での作業は、私みたいな何の取り柄もないでくのぼうにも、こんなさわやかな自然との対話を提供してくれるのです。
ほととぎすは、ウグイスの巣に産卵して育ててもらうという、いわゆる託卵という性格をもつちゃっかり鳥であることが判明しました。 従って、ウグイスの声のするところがホトトギスの縄張りと言うことになります。 しかも、子孫をしっかり残すためにはウグイス10 羽くらいの巣を縄張りにしていないと可能性が低くなる・・・・。と言うことでホトトギスの縄張りは広いのであり、その宣言の為の鳴き声はしかるべく大きくなくては雌に認めてもらえないわけであるのだと思います。
何という鳥だ・・・・!!
ウグイスも大変だ。しかしこんな関係が大自然の中では当たり前に存在しまた機能して、それこそが大自然として存在しているのだと・・・つくづく感心しながら摘花作業は今日も続く。立場が違えば同じベルでも(母親には勉強の終わりのベルが、子どもには遊びの時間の始まり。勉強の始まりのベルは、遊びの時間の終わり・・・・)
時にそんな相手の立場に立って発送を変えてみることも人生を楽しむこつ・・と川村先生。

(その3)
大自然の中でウグイスやカッコーはひたすら自が為に鳴くのです。それが大自然そのものになっています。
そうです、そこにいることが自然のひとつなのです。
自分もここに目を向けて子どもや孫や、そして作業所の人たちと一緒にそこにいるだけで大自然の一つになれるような大きな心を持てたらと思います。
昨日に反省し、新たなる今日の出発を試みたいと思います。
自然はそこにある全てに優しいのです。
そして、それを含めて同化しあって大自然の一つになっているのです。
素直に この心に沿ってゆっくり、じっくり 生きて行けたらと思います。
今日も ただただウグイスやカッコウが鳴いています・・・・・。
こうして約1ヵ月間の摘花作業は無事に6月の末に終わったのです。 佐々木果樹園の皆さんに、私たちYou-Me ゆいっこのみんなは、新たなる可能性を頂けたことを心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

実習終了
盛岡峰南高等支援学校3年の佐藤世奈さんは6月7日から3週間You-Me ゆいっこで実習をして25日で終了しました。
とても挨拶が立派で仕事もすぐに他の先輩達同様に出来るくらい頑張りました。この後またどこかで実習されることでしょうが、この調子で頑張って就職に向けて頑張って下さい。You-Me ゆいっこのみんなで応援しています。

イオン黄色いレシートキャンペーン
イオンで毎月11 日に黄色いレシートキャンペーンをおこなって下さり、私たち施設に寄付をして頂いております。今回は You-Me ゆいっこはみんなが座るいすも全て皆さんのご好意で頂いた中古品で型もまちまちでしたが、今回この黄色いレシートにより、写真のような丸イスを人数分そろえることが出来ました。ありがとうございます。きっと市民の皆様のご好意を無にしないように頑張ります。

つぶやき(N0.84)
コンプライアンス(法令順守)?
「健常者でも障がい者でも育てられないならSEX する資格はない」・・・??!!
あの福祉大国スエーデンにも悲しい歴史がある。
知的障がい者への強制的な不妊治療がなされたのだという。
今、障がい者の犯罪が問題になっています。
インターネットで「知的障がい者とSEX」:この種のブログを見ると数限りなく性の問題(差別)が出てきます。そしてその大半は「他人の人権を侵す人の人権を守る必要があるのか・・・・性的常習犯から人を守る為??」等の障がい者否定・それこそ「障害者」として社会の害という概念でとらえる人達のなんと多いことでしょう。
去勢すべき・・・・(去勢しても性欲はなくならないのだ!!)また、脳の特定部位に有効な薬剤の欠陥注射・・・・により性欲を押さえるべき(人間の本質的部分の破壊行為であり人権上認められない!!)
「罪は罪」として、たとえ障がいがあろうがなかろうが法令は順守しなくてはならない。
障がい者の犯罪がある意味仕方のないこととして野放しにされてきた事実は確かにあろう。しかしそれは逆に差別の心が積み重なる結果となって蓄積したのではないのか・・・。
今 刑務所に収監されているひとの80%が何らかの障がいを持つと言われ、社会に出てからの支援が社会的問題となっています。
法令を順守すると言うことは、人格や生きていく権利を奪うと言うことなのだろうか。
障がい者の犯罪に対する我が国の法のありようと、それを取り巻く社会状況はあまりにも、現実離れしているのではないのか・・・
特に、健常者であれば許せることが障がい者が同じ罪を犯したとき、人格からその存在意義まで全否定してしまうような、そんなブログの書き込みがあふれています。
どうしてでしょうか、同じ人間として生まれ 片方は単に何かの障がいを持っていたと言うだけなのに、全く違う生き物のような取り扱い・・・・・ため息の出る思いで、ブログを閉じた・・

「キーワード」
・Google・・「セックスボランティア」
・障がい者の性を認める・・・どのようなフォローが必要か
・妊娠した場合の事を・・・・・・・・!?!

八日市場コーナー
①向中野町内会夏祭り
7月25 日(日)15 寺30 分~
町内大太郎公園にて子どもたちがたくさん参加するお祭りです。
どん菓子の販売を致します。
②夏休みのお知らせ 8 月13 日(金)~16 日(月)
土日を挟みますが4日間とします。
③恒例 夏のガーデン焼き肉大会 7 月24 日(土)11 時頃より始めます 雨天決行
作業所庭にて 恒例の焼き肉大会を開催します。ご近所の皆さん、子供たちの参加も期待します。 ご父兄の皆さんも是非ご参加下再ませ。
とれたてのアスパラを魚にわいわいがやがややりましょう。
③夏のボーナス 7 月30 日(金)に支給したいと思います。

==ちょっと一服== (No.73)
見上げてごらん 夜の星を 小さな星の 小さな光が ささやかな幸せを歌っている
見上げてごらん 夜の星を 僕らのように名もない星が ささやかな幸せを祈ってる
手をつなごう 僕と 追いかけよう 夢を 二人なら苦しくなんかないさ
見上げてごらん 夜の星を 小さな星の 小さな光が ささやかな幸せを歌っている
見上げてごらん 夜の星を 僕らのように名もない星が ささやかな幸せを祈ってる
誰かにこの歌を歌ったことがありました。今あなたは何を見上げていますか?

むっちゃん便り (No.75)
『夏バテ今昔物語?』の巻
盛岡は梅雨だというのに晴天の日が続き、6月下旬から夏日・真夏日が続いています。
暑くなると良く耳にするのが「夏バテ」です。暑い日が続くと「食欲がない」「疲れやすい」「だるい」「眠れない」「胃腸の調子が悪い」等の症状がみられ、これを称して「夏バテ」といいます。昔は夏バテといえば、高温多湿による「暑さ負け」でしたが、現代型の「夏バテ」はこれに加え、過剰な冷房による自立神経の乱れが大きな原因となっています。 汗をかくことは不快ですが、汗をかくことによって体温を調正するということは、健康を維持するためにとても大切なことです。低温の室内に長時間閉じこもっていないで、時々外気に触れ、意識的に汗をかいて下さい。また、運動をしたり入浴により汗を流すこともおすすめ致します。エアコンに頼らず、時には窓を開け放って、自然の風を感じながら涼んでは如何でしょうか?

私の代表作は次回作だ・・・・(司馬遼太郎)

普通のことが普通に、自然に出来るということって・・・・
「何でもなく過ごせる」ことがこんなにも貴重で嬉しいことと感ずることが出来たと言うことに謙虚に感謝したい。お陰様です。
そんな心の平穏を今日一日たもてますように・・・・。
by open-to-love | 2010-07-16 16:58 | You-Meゆいっこ | Trackback | Comments(0)