精神障害がある当事者、家族、関係者、市民のネットワークを目指して


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ボランティア団体活動ネットワーク『さん・Sunねっと』設立趣旨

ボランティア団体活動ネットワーク『さん・Sunねっと』設立について

(2010年5月17日、釜石地区合同庁舎 設立の集い及び記念講演 盛岡ハートネット加盟)

経過・設立趣旨

 今、岩手県内では、年間500人前後の方が自殺で亡くなっています。
 死にたい気持ちを抱えて暮らしている方はその10倍から100倍以上いるといわれていますが、悩みや問題をなかなか相談できず、うつ病などの心の病気に気づかず、もし、気づいても精神疾患に対する偏見から治療を受けずにいるかもしれません。自殺を防ぐには、住民一人一人がこころの健康の重要性を意識し、困った時に身近なところで身近な人に話ができるような地域づくりが必要とされています。
 このような背景から、県内各地で、傾聴ボランティアや見守りサポーターの養成が始まり、講座をきっかけとして、気持ちを聴き受け止め、見守る活動や、こころの健康についての知識や情報発信などの活動に取り組むボランティアグループが地域に誕生してきました。   
 そのような中、大船渡・釜石・宮古・遠野地域の傾聴ボランティアグループ(「こもれびの会」「はなみずき」 「支え愛」「ひなたぼっこ」)は、2009年2月から5回、連絡会をもち、県精神保健福祉センター、地域の保健所の協力のもと、お互いの活動に関する情報交換を重ねてまいりましたが、自殺に追い込まれる方を一人でも少なするだけでなく、生き心地のいい地域にしていくことが重要であり、そのためには様々な地域活動をしているグループや団体がしっかりとつながり、交流し、高めあいながら生きることを支える住民活動を盛り上げていくことが必要だと強く感じました。
 そこで、この度、自殺対策に関わる団体・ボランティアグループにも参加を呼び掛け、、「生きることを支えあい、自殺を防ぐ」ことを目的に、住民ボランティアの視点で情報交換や研修、情報発信などを主な活動とする本ネットワークを設立することとしました。
 「一人一人(○○“さん”)を大切に、暖かい陽(太陽“Sun”)をそそげるような活動」ができるよう、つながり(ネットワーク)を作り、広げていく、これが一番の願いです。

※事業計画としては、自殺予防や心の健康にかかるボランティア活動の情報交換及び交流(年3~4回)、研修、情報発信などをするそうです。今後、随時ご案内しますので、ハートネットのみなさんも参加ください。(事務局・黒田)
by open-to-love | 2010-05-27 19:39 | さん・Sunねっと | Trackback | Comments(0)